柴山199m峰
概 要 柴山港の東側にある199m峰へ登ります。 山頂までは広めの道が続いていて歩き易くなっています。 NHK香住柴山テレビ中継放送所がある山頂は樹木に囲まれていて眺めは良くありませんが、 少し手前からは嶋山(223.2m峰)や貝殻島などを眺められます。 山頂へ向かう途中には、柴山港や沖浦地区などを眺められる所もあります。
起 点 香美町香住区 柴山駅
終 点 香美町香住区 柴山駅
柴山駅…切通…鞍部…切通…展望地…広場…199m峰…展望地…切通…鞍部…切通…柴山駅
所要時間 1時間30分
歩いて... 畑地を過ぎていくと枯れ枝が散乱したり崩落気味の所もありましたが、 山頂まで明瞭で広い道が続いていて、苦労することもなく登っていけました。 山頂の少し手前にある広場にはブランコやゴミ焼却炉が設置されていて、子供達の野外活動場所だったように思えました。
関連メモ 柴山199m峰, 神ノ浦山
コース紹介
柴山駅
柴山駅(JR山陰本線)から歩いていきます。
駅舎を出て左側すぐの所に近畿自然歩道」の案内板がありますが、 今回登る199m峰は描かれていません。 案内板の先で道が分岐していますが、左のを緩やかに降っていきます。
後日に来てみると、駅舎が建て替えられてトイレも設置されていました。 (「神ノ浦山」を参照)
近畿自然歩道 但馬今子浦ユウスゲのみち
柴山駅〜今子浦トンネルバス停 6.0km
近畿自然歩道は、私達の生活が近代化する中で、自然の残っている地域や名所・旧跡を帯状に結び、 身近に歴史や自然とふれあえるよう整備したものです。 コースには道しるべがありますのでそれにしたがってお歩きください。
【黄金の松】  葉の色が黄色味を帯びて黄金色に見えるため、このように呼ばれています。 また、近くにはかつて金の鉱山があって、金の積み出しに使用した桟橋が今も残っています。
【日本海の眺望】  コース上からは、青い海と緑の島影、日本海の激しい荒波によって形成された断崖絶壁の景観を楽しむことができます。
【ケーソン防波堤】  柴山港を静穏な港とするため、港の入口の大島の隣に円筒型の二重ケーソンが設置されています。 コース上から見ることができます。
【ユウスゲ】  この花は夕方咲き始め、真夜中に満開となり、翌朝にはしぼんでしまいます。 レモンイエローでユリに似た花で、大引の鼻一帯で6月下旬から7月下旬まで楽しむことができます。
【カエル島(カエル岩)】  今子浦にあるこの島は、カエルの形に見えることからこのように呼ばれています。 また、この島は祈願島として知られており、 その昔、北前船で航海に出かけた男たちが無事に帰ってくることを祈願したことが始まりとされています。
【今子の千畳敷】  今子浦海水浴場の隣の磯は平床で、文字どおり広大な石畳が広がっています。 岩場では磯の動植物の観察や魚釣りを楽しむことができます。 また、近くにはキャンプ場や宿泊施設が整備されています。
【大放神社(三番叟)】  大放神社には、沖浦地区の氏神が祀られており、毎年10月7日の秋祭りには三番叟が奉納されます。 三番叟は地区の平和と五穀豊穣を祈って行われる舞で、江戸時代末期より始まったとされ、香住町の文化財に指定されています。
 (環境省、兵庫県)
「柴山地区中学生自転車置場」を過ぎて降っていくと分岐があります。 角には近畿自然歩道が立っていて、今降ってきた道は「柴山駅0.2km」となっています。 左へ曲がっていく舗装路にはJR山陰本線の下池川橋りょうが架かっていますが、 正面に続く広めの未舗装路を進んでいきます。
自転車盗多発
自転車に愛錠をかけましょう!
 (香住防犯協会、香住警察署)
小川に沿って続く広めの道を緩やかに登っていくと、右から道が合流してきます。 その道を併せて、小川に架かるを渡っていきます。 に出て、右を流れるようになった小川沿いに登っていきます。 JR山陰本線のを左下に眺めながら登っていくと、 左から右へと曲がりながら、二つのを過ぎていきます。 土が流出するのを防ぐためなのか、曲がり角はコンクリート舗装されていました。 植林地を過ぎていくと、道は大きく左へ曲がっていきます。 正面の畑地に続く小径も分かれていますが、広めの道を左へ曲がっていきます。
畑地を巻くように左から右へ曲がりながら登っていきます。 小広くなった所の先に続くの縁を登っていきます。 植林地を抜けると、右側が開けてきて山並みを眺められました。 奥に聳えている山は、方角からすると、地形図に載っている神ノ浦山(365.2m)でしょうか。
切通
道なりに左・右と曲がりながら登っていくと、広いに出ます。 尾根の背のに続くようになった道を登っていくと、道端に少しシダ類が茂るようになります。 僅かな切通のような所を過ぎて、尾根の背のを進んでいきます。
鞍部
引き続き広めの道を登っていくと、切通のようなに出ました。 柴山駅から21分ほどで着きました。 鞍部のすぐ先からは、柴山港や「但馬今子浦ユウスゲのみち」が通る半島などを見渡せる眺めが広がっていました。 半島の先にあるも良く見えました。 正面にはこれから向かうが聳えていましたが、距離はまだ結構ありそうに見えました。
鞍部を過ぎていくと、道がしていました。 これまでは軽四駆なら通れそうな道幅がありましたが、ここは通過できないようでした。 崩落地を過ぎると、また元の道幅になりました。 正面に聳えるへ向かって、尾根の背の左肩に続く道を進んでいきます。 左側には先ほどとは少し違った角度のが眺められ、 奥の方には残雪のある山が頭を覗かせていました。
軽四駆で来られるのは畑地の辺りまでで、 その先は路面が少し荒れているので、強行突破するには腹を打ち付けるなどの覚悟が要りそうでした。
切通
が剥き出した所を過ぎていくと、岩尾根を割ったような切通(*)があります。 鞍部から5分ほどの所になります。 岩壁の間を過ぎて、尾根の背のに続く道を進んでいきます。
切通の手前から神ノ浦山へ登っていけます。 (「神ノ浦山」を参照)
展望地
切通から1分ほど進んでいくと、電柱の立つ開けた展望地に出ました。 脇にはの看板がありました。 右側には、県道11号が通る谷を挟んだ向かい側にが続いていました。 地形図によると、196m峰から神ノ浦山へ続く尾根のようでした。 も見えていましたが、207m峰にある電波塔でしょうか。 広い道は左へ曲がっていきますが、が伐採されていて歩けそうな様子になっていました。 また右へ戻るようにして降っていく(*)もありました。 行く末を確かめるのは省略しましたが、柴山トンネルの東側の出入口の辺りへ降りていけるのでしょうか。
保健保安林
城崎郡香住町大字浦上字カツラほか
保安林内では、許可なく立木竹を損傷し、土石、樹木を採掘し、土地形質を変更する等の行為をしてはなりません。
=山火事注意= 兵庫県
*後日に、右へ戻るようにして降っていく山道を歩きました。 (「柴山199m峰」を参照)
道なりに左へ曲がって、少しになってきた広い道を進んでいきます。 電線に沿って進んでいくと、所々には「スイガラ入」と書かれたが設置されていました。 「保安林」の標識の立つ所まで来ると、正面にが現れます。 電線は尾根の背を真っ直ぐ登っていきますが、広めの道は左から巻くようにして続いています。 尾根の背の左肩を進んで右へ折れ曲がって登っていくと、尾根を直登してきた電線と合流します。 右側にはが聳えていました。 眺める方角によるのかも知れませんが、かなり急峻な山のように見えます。
道なりに左へ曲がって、尾根の背の右肩に続くを更に登っていきます。 尾根の背を跨いで左肩を進んでいくと、左右に通る緩やかで広い道に出ました。 鞍部から14分ほどの所になります。 正面には古びたがありました。 山頂へは左へ進んでいくのですが、右側すぐの所に広場が見えていたので立ち寄っていきました。
広場
少し草が生えてはいるものの、広めの場所になっていました。 こんな山の上に何故なのかと思いますが、しっかりとしたが設置されていました。 奥にはレンガ造りのもあったので、子供達の野外活動場所なのでしょうか。 少し樹木に邪魔されますが、眺めの広がる所になっていました。 東側には山陰海岸が広がっていましたが、 地形図によると、佐津の海に突き出す嶋山(223.2m峰)や、浜安木の沖合に浮かぶ貝殻島のようでした。 南側には残雪のあるも見えました。
広場から引き返して、電柱が立ち並ぶ緩やかでを進んでいきます。 広場から2分ほど進んでいくと、正面に尾根の背が現れます。 電線は正面の尾根へ真っ直ぐ登っていき、僅かな踏み跡も見受けられますが、左肩に続く広めの道を進んでいきます。
山頂からの戻り時は、正面の尾根を降ってきました。
199m峰
岩が剥き出してのようになった所を登っていきます。 がゴロゴロしている所を過ぎて少し右へ曲がりながら登っていくと、 緩やかになった山頂に着きました。 ここが地形図に載っている199m峰になるようです。 広場から5分半ほどで登って来られました。 正面には「NHK」と刻まれたがあり、その奥にが立っていました。 支柱には「」と書かれた箱が取り付けられていました。 先ほどから続いていた電線は、この設備へ電気を送っているようでした。 周囲は樹木が茂っていて展望はよくありませんが、 樹間から僅かに(223.2m峰)方面が見えました。
(後日に来てみると、山頂の電波塔や箱は無くなっていました)
山頂からは登ってきた道を引き返してもいいのですが、 緩やかで広いが南へ続いていたので、歩いてみることにしました。 二つ目の電柱が立つ所まで来ると、正面には神ノ浦山が聳えていました。 先ほどの電波塔から2分ほどの所になります。 この先は急なになりますが、 尾根の樹木が少し伐採されていて踏み跡もあったので、降りていくことにしました。
後日に、山頂から北へ続く尾根を歩きました。 (「柴山199m峰」を参照)
かなり傾斜のあるを降っていきます。 正面には神ノ浦山から北へ延びる稜線が見えていました。 207m峰に立つもよく見えていました。 その奥に頭を見せているのは、豊岡市香美町の境界に連なる山々でしょうか。
が剥き出した所を過ぎていくと、広めの道に降り立ちました。 登ってくる時にあった尾根と広めの道がしている所になります。 山頂から6分半ほどで降りて来られました。 ここからは、元来た道を降っていきます。
展望地
広めの道を1分半ほど緩やかに降っていくと、広場の手前のがあります。 そこから右前方へ続く道を緩やかに降っていきます。 正面にを眺めながら広めの道を降っていくと、 山頂から13分ほどで、「保健保安林」の看板がある展望地に着きました。
鞍部
展望地を後にして、岩尾根を割ったようなを過ぎ、 残雪のあるなどを眺めがら降っていきます。 半分ほど崩落した所を過ぎていくと鞍部に着きます。 山頂から19分ほどで着きました。 などの眺めを確認してから、鞍部の先へと降っていきます。
尾根の背のに続く広めの道を降っていきます。 僅かなのような所を過ぎて、 道端に少しシダ類が茂る尾根の背のを降っていきます。 左・右と曲がっての見える開けた所を過ぎて、植林地の縁を降っていきます。
植林地を過ぎて左へ曲がっていくと、傾斜地にがあります。 その先を右へ曲がって降って作業小屋のあるまで来ると、植林地の脇から谷筋が見えます。 写真を撮ろうとしていると、丁度列車が通っていきました。
左・右と曲がりながらを二つ過ぎて、 小川と線路の間に続くを降っていきます。 小川のには石が敷き詰められていて、 その上を水が心地よい音を立てながら勢い良く流れていました。 線路との高低差がなくなってくると、小川に架かる幅広い小橋を渡っていきます。
柴山駅
左へ分かれていくを見送って線路沿いに降っていくと、 近畿自然歩道の道標の立つがあります。 右から来て正面へ続く舗装路を登っていきます。 「柴山地区中学生自転車置場」を過ぎていくと、柴山駅(JR山陰本線)に着きます。 鞍部から19分ほどで降りて来られました。
駅舎ではの模型が出迎えてくれ、 ホームではが地元の言葉で見送ってくれました。
柴山へよう来んさった!!
待っとるでぇ また来んせぇなぁ
かにカニ日帰りエクスプレス
 (JR西日本、柴山駅)
出会い!感動!YUME TAJIMA 2014
はばたく但馬 確かな未来へ
平成6年度に開催された「但馬・理想の都の祭典」から20年目となる平成26年度(2014年度)を、 但馬地域が抱える様々な課題の解決と地域の夢を実現していく契機とし、 公民協働による地域創生のプロジェクトとして取り組みます。
期間/平成26年4月1日〜平成27年3月31日
エリア/兵庫県但馬地域全域
 (夢但馬2014推進協議会事務局)