日本風景街道 但馬漁火ライン -御待岬からの展望-
ここ御待岬(おまちみさき)からは、日和山海岸(豊岡市)から丹後半島(京丹後市)先端の経ヶ岬までが一望できます。
山陰海岸(網野海岸から鳥取砂丘までの約75km)は国立公園に指定されており、海岸線は変化に富んだ景観を見せます。
日和山海岸は、波の浸食作用によって形成された海食台が発達しており、
山陰海岸ジオパークのジオサイトとしての指定を受けています。
また、御待岬の地先は、柱状節理のある溶岩によって形成された海食崖が海中まで発達しており、豊岡海中公園に指定されています。
この地域は、対馬海流(暖流)の影響を受けて平均水温は18度以上あり、透明度は陸水の影響が少ないため15~25mにも達しており、
海中の景観は、海底の起伏に富む地形の上に、アナアオサ、オオシオグサスガモなどの海藻が大群落をなして草原のようになっています。
(但馬山陰海岸魅力あふれる道づくり豊岡市推進協議会)
港かるた
気比の浜を含む豊岡市の港地区では、地域の歴史や文化遺産、伝統行事などを題材にした「港かるた」を、住民自ら約2年の歳月をかけて作成しました。
ふるさとの魅力を再認識するとともに、後世に継承しようとする取り組みです。
但馬漁火ラインである県道香美久美浜線も「但馬海岸道路」と呼ばれていた頃のことが、かるたに取り上げられています。
御待岬海中公園
海中公園は見事な海中景観を形づくっている所を指定し保護しています。
これらの美しい海の資源を、みんなで大切にしましょう。
この区域で魚や海藻などを取ると罰せられます。