概 要 |
須留岐山は豊岡市と養父市の境に聳える標高450mほどの山です。
山頂の北側と南西側が開けていて、山並みを見渡せる素晴らしい眺めが広がります。
今回は「須留岐の森」として設定されている散策路の「須留岐のみち(直登コース)」から須留岐山へ登り、
「須留岐のみち(尾根筋コース)」を降るルートを歩きます。
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起 点 |
養父市八鹿町 浅間バス停
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終 点 |
養父市八鹿町 浅間バス停
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浅間バス停…浅間神社…六地蔵…浅間寺…白山比盗_社…浅間寺城跡…須留岐山…小ピーク…小ピーク…四叉路…あずまや…浅間バス停
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所要時間 |
2時間40分
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歩いて... |
白山比盗_社を過ぎていくと、須留岐山の山頂までは激坂の直登が続きます。
脹脛が痛くなって息が切れてくるので、何度も立ち止まりながら登っていきました。
途中からは鉄鎖が設置されていて大いに助かりました。
息を切らせながら登り着いた山頂からは、但馬の山並みなどの素晴らしい景色を見渡すことができました。
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関連メモ |
須留岐山,
須留岐山
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浅間バス停
浅間バス停のすぐ傍にがあります。
その前にある数台分の駐車スペースの脇に「」があります。
今回歩くルートが載っているので参考になります。
建物の左脇の路地を入っていっても良いのですが、今回は右側から浅間神社を経ていきます。
案内図には浅間多目的集会所に「駐車場」の印があるし、「無断駐車禁止」などの標識も見かけなかったので、
自由に車を止めても良さそうに思えました。
養父市八鹿町浅間 須留岐の森 案内図
この須留岐の森には、大きなカシの木が生える浅間神社の林があり、大昔の森の姿を残しています。
山の上にカシの森、山の下から里までは、アカマツやコナラの林や竹林、スギやヒノキの林が広がり、
いろんな顔を見せています。
春の林の中では、タムシバ・コバノミツバツツジや、トキワイカリソウの花が咲き、
ニホンアカガエルが産卵しに動き出します。
夏の夕暮れの谷間ではコシボソヤンマが飛び、コナラの林では樹液を吸いにクワガタが集まってきます。
秋には、アケビやナツハゼが実をつけ、冬眠を前にしたリスがマツボックリをかじっています。
冬は、明るくなった林の中で、エナガやメジロが枝から枝へと渡っていく姿が見られます。
【「新ひょうごの森づくり」に基づく里山林再生事業】
須留岐の森では、地域のみなさまのご協力のもと、森林整備や遊歩道の整備を行いました。
山の幸採りや自然観察、ハイキングなど、みなさまの好きなスタイルで、この山とのかかわりを深めていってください。
須留岐山 | 標高450mから但馬が一望 |
水神さま | 山からの水に感謝しおまつりしている |
浅間寺 | 県指定文化財の薬師如来座像が薬師堂の祀られている |
浅間神社 | 浅間にあり、木花之開邪姫を祭るという |
■タバコの吸殻の投げ捨てはやめましょう。
■ゴミは持ち帰りましょう。
■樹木や草花を大切にしましょう。
(平成18年3月 兵庫県、養父市、(社)兵庫みどり公社)
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右側へ20mほど進んでいくと「浅間神社」の扁額が掛かるがあります。
脇には「式内 浅間神社」と刻まれた石柱も立っています。
鳥居をくぐって、などが建ち並ぶ路地を進んでいきます。
突き当たりまで来ると、が右へ続いています。
浅間寺へは右の道を行くのですが、浅間神社へは正面の石段を登っていきます。
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浅間神社
石段を登っていくと、再び「浅間神社」の扁額が掛かるがあります。
鳥居をくぐって参道を進み、数段の石段を登った所に拝殿と本殿から成る浅間神社がありました。
の屋根には5本の鰹木が乗り外削ぎの千木が聳えていましたが、
神社の由緒などを記したものは見かけませんでした。
社殿のとには小振りの社がありました。
名前は分かりませんでしたが、合祀されている神社なのでしょうか。
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六地蔵
右側にある建物の裏手には祠があります。
突き当たりにあった石段を登らずに、右の狭い道を来た所になります。
中には綺麗な前掛けをしたが祀られていました。
ほとんど消えかかっていましたが「但馬六十六地蔵尊第五十番札所」の板が掲げられていました。
脇にはが立っていて、祠の左側に続く道は「須留岐の森」、手前に戻っていく道は「浅間集会所」となっています。
ここは祠の左側から浅間神社の右側に続くを登っていきます。
御詠歌
あさましや やすきおしえの あるものを
めぐらぬ人は 何をおもうて
あさましき 心も身をも いとうまじ
地蔵ぼさつの すくいたまへば
但馬六十六地蔵尊
但馬地方を巡る総延長約175kmの道に祀られているお地蔵さんです。
新羅の王子の 天日槍(あめのひぼこ)が 但馬に渡来し、当時は泥海だった土地を開拓した際に、
泥が早く乾いて地面が固まるようにと祈願して祀られたようです。
1 香美町香住区七日市
2 新温泉町福富
3 新温泉町三谷
4 新温泉町井土
5 新温泉町金屋
6 新温泉町久斗山
7 香美町香住区大野
8 香美町香住区下岡
9 香美町香住区奥安木
10 香美町香住区相谷
11 豊岡市竹野町奥須井
12 豊岡市竹野町松本
13 豊岡市竹野町羽入
14 豊岡市竹野町林
15 豊岡市竹野町御又
16 豊岡市竹野町床瀬
17 豊岡市日高町太田
18 豊岡市日高町山宮
19 豊岡市日高町羽尻
20 豊岡市日高町田口
21 豊岡市日高町名色
22 豊岡市日高町稲葉
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23 豊岡市日高町山田
24 香美町村岡区長瀬
25 香美町村岡区味取
26 香美町村岡区和田
27 香美町村岡区村岡
28 香美町村岡区福岡
29 養父市関宮町福定
30 養父市関宮町関宮
31 養父市八鹿町高柳
32 養父市八鹿町馬瀬
33 養父市八鹿町天子
34 養父市稲津
35 養父市伊豆
36 養父市大屋町山路
37 養父市内山
38 朝来市桑市
39 朝来市生野町円山
40 朝来市柴
41 朝来市和田山町筒江
42 朝来市和田山町殿
43 朝来市和田山町枚田
44 朝来市和田山町玉置
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45 朝来市和田山町岡田
46 朝来市和田山町林垣
47 朝来市和田山町高田
48 養父市上薮崎
49 養父市八鹿町伊佐
50 養父市八鹿町浅間
51 豊岡市日高町浅倉
52 豊岡市日高町藤井
53 豊岡市佐野
54 豊岡市滝
55 豊岡市城崎町来日
56 豊岡市城崎町湯島
57 豊岡市津居山
58 豊岡市城崎町楽々浦
59 豊岡市城崎町結
60 豊岡市金剛寺
61 豊岡市下宮
62 豊岡市出石町奥小野
63 豊岡市但東町木村
64 豊岡市出石町寺坂
65 豊岡市出石町出石
66 豊岡市出石町奥山
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森に続くコンクリート舗装された小径を登っていきます。
畑からの道を合わせて軽く登って墓地まで来るとがあります。
角にはが立っていて、左から来る道は「浅間集会所」、
正面の道は「須留岐山・須留岐の森」、今来た道は「浅間神社」となっています。
左の道は、浅間多目的集会所の左脇の路地を登ってきた道になります。
途中には「シイとカシのいろいろ」と題した解説板があります。
正面のの間を過ぎていくと分岐があります。
角にはが立っていて、正面の道は「アベマキの大木」、
左の道は「須留岐山・浅間寺」、今来た道は「浅間神社」となっています。
須留岐山へは正面の道からでも登れますが、今回は浅間寺を経ていくべく、左に続く道を進んでいきます。
シイとカシのいろいろ
ここには直径1m近いアラカシ、ウラジロガシなどからなるカシ林があります。
カシやシイなどの常緑広葉樹は、西日本の原生林の主役です。
須留岐山の上のほうにはアカガシの大きな林があり、この地域だけで5種類ものシイ、カシが見られます。
これは、瀬戸内海方面の植物と日本海方面の植物が、このあたりで入り混じっているためです。
ウラジロガシ アラカシ アカガシ シラカシ スダジイ
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石垣とコンクリート塀で囲まれたを過ぎていくと、
右側にある小さなの所でコンクリート舗装された道は終わります。
草が少し茂っていて不安になりますが、正面に続くに入っていきます。
太い竹の混じる植林地を進んでいくとが現れます。
上下にあるレバーを回して扉を開け、柵に沿うように2分ほど進んでいくとがあります。
脇にはが立っていて、
正面の道は「須留岐山・浅間寺」、左の金網柵の扉の先に続く道は「竹林を経て水神さまへ」、
今来た道は「浅間集会所」となっています。
左の道を見送って金網柵沿いに更に進んでいくと、金網柵から離れて右へ曲がった所に分岐があります。
脇にはが立っていて、正面の道は「浅間寺」、
右の道は「須留岐山」、今来た道は「浅間集会所」となっています。
ここは浅間寺へ向かって正面の道を進んでいきます。
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尾根の左斜面を横切るように進んでいくとがあります。
角にはが立っていて、左前方へ降っていく道は「浅間寺」、
今来た道は「須留岐山・須留岐の森」となっています。
正面の道は鎖で閉ざされていて「通行不可」の標識が取り付けられていました。
道標に従って左前方へ降っていくとがあります。
上下にあるレバーを回して扉を開けて降っていくと、小さな沢に木橋が架かっています。
手前にはが立っていて、橋の先の道は「浅間寺」、
今来た道は「須留岐の森」となっています。
右側には大きながありました。
この先にある案内板によると西川砂防堰堤というようです。
木橋を渡った先の金網柵の向こう側にあるによると、
この沢は「西川」というようでした。
開放厳禁
お願い
通行される方は、必ず施錠していただきますよう、ご協力をお願いいたします。
(浅間区長)
砂防指定地
西川 西川砂防堰堤
砂防ダムに立入ったり、貯水池で遊んではいけません。
危 あぶない 険
(兵庫県)
砂防指定地 西川
この土地の区域内において宅地造成、家屋の新築、土採取等の行為をする場合は
兵庫県知事の許可が必要ですから八鹿土木事務所にご相談下さい。
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浅間寺
木橋を渡って左へ降っていくとが見えてきます。
舗装路になった脇に駐車場があって、10台ほど止められそうな広さがありました。
駐車場への道を分けていくと分岐の角に「」がありましたが、
浅間多目的集会所にあったのとほぼ同じ内容でした。
桃色の前掛けをしたの脇にある石段を登っていくと、
浅間寺の瑠璃殿がありました。
浅間バス停から18分ほどで着きました。
お寺の謂れなどを記したものは見かけませんでした。
左側には庫裡や寺務所と思われる建物がありました。
お堂の左側を進んでいくとが始まります。
登り口にはが立っていて、斜めに続く山道は「須留岐山・須留岐の森」となっています。
傍の山際には「」の標識もありました。
『標識にある「白山」とは進美寺山にある白山権現のことだとすると随分長い参道になるが』
と思いながら、道標の指す山道を登っていきました。
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白山比盗_社
曲がりながら山道を登っていくと、少し広くなった場所を見送った先にがありました。
ここでも上下にあるレバーを回して扉を開けて進んでいきます。
雑木林の尾根に出て左斜面を進んでいきます。
僅かなに着くと横木の階段が現れます。
かなり抉れているので、横木の上に足を乗せながら登っていきました。
階段が終わって右・左と曲がりながら登っていくとに出ます。
左へ曲がって広い尾根を1分ほど登っていくと小祠がありました。
浅間寺から5分ほど登った所になります。
小さいながらもが吊るされていました。
中を覗ってみると、くりぬかれた四角い石に「」の木簡が納められていました。
どうやら、登り口にあった標識の「白山」とは、この白山比盗_社のことのようでした。
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神社を過ぎて、雑木林のを3分ほど登っていくと分岐があります。
脇には丸太を縦半分に切ったベンチが設置されていました。
角にはが立っていて、左へ曲がっていく道は「水神さま」、
正面の尾根に続く道は「須留岐山(直登ルート)」、今来た道は「浅間寺」となっています。
は「水神さま」を経て浅間寺の少し下の辺りへ降りて行かれるようですが、
ここは須留岐山を目指して正面の尾根を登っていきます。
後日に 水神さまへの道を歩きました。(「 須留岐山」を参照)
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浅間寺城跡
かなり傾斜のある尾根の背を登っていきます。
明瞭な道は付いていませんが、下草などが茂っている訳でもなく、迷うことはありませんでした。
脹脛を痛くしながら7分ほど登った所にはが立っていて、
正面の尾根は「須留岐山山頂」、今来た道は「浅間寺」となっています。
道標を過ぎて1分ほど登っていくとがありました。
正面の尾根を1分ほど登った所も少しになっていて、
更に1分ほど登った所も平らになっていました。
情報によると、かつてこの辺りに浅間寺城があったようですが、遺構などは見かけませんでした。
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登るにつれて次第に傾斜が増してきます。
こんな急斜面には右・左と折れ曲がるようにして道が付けられていても良さそうなものですが、
ここには明瞭な道は付けられていません。
階段状の切れ込みなどもなくて、まさに「直登ルート」なのです。
通常は避けたい横木の階段でも設置されていれば歩き易いのにと思いながら登っていきました。
息が切れて汗も噴き出してくるので、何度も立ち止まって呼吸を整え汗を拭いながら、ゆっくりと登っていきました。
道標やベンチがあった分岐から16分ほど登っていくとが設置されていました。
少し途切れながらも山頂まで続いていて、大いに助かります。
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時折咲いているを愛でながら激坂を登っていきます。
脹脛だけではなくて腰まで痛くなってくるので、何度も立ち止まりながら登っていきました。
登り道からの眺めは樹木に遮られて良くありませんが、
時折梢越しにを眺めることもできました。
鎖が途切れた所では木の根や切株などに掴まりながら慎重に登っていきました。
かなりの傾斜があるので、降る時には滑り落ちてしまいそうです。
息が切れはするものの、このルートを歩くなら登りを選んだ方が良さそうに思えました。
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やがて正面に山頂らしきものが見えてくると、激坂も終わりになります。
登り着いた所は須留岐山の山頂部の南端になります。
道標やベンチがあった分岐から44分ほど、浅間寺から53分ほどで登って来られました。
脇にはが立っていて、正面の道は「須留岐山山頂」、今登ってきた激坂は「浅間寺」となっています。
振り返るとなどを眺められる素晴らし眺めが広がっていました。
眼下には円山川が流れ、その奥には幾重にも山並みが広がっていました。
山の名前は同定できませんでしたが、左から右にかけての眺めを載せておきます。
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須留岐山 (標高449.6m)
二段になった山頂部を進んでいくと、すぐに須留岐山の山頂になります。
山頂にはもあるので、地形図に載っている449.6m峰になるようです。
奥の方には「」と書かれた標柱が立っていましたが、
文字は消えかかっていて読み難くなっていました。
情報によると、かつて須留岐山城があった所のようですが、遺構などは見かけませんでした。
北側にもいい眺めが広がっていたので、激坂を登ってきた疲れを癒しながら、景色を楽しんでいきました。
山の名前は同定できませんでしたが、左から右にかけての眺めを載せておきます。
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疲れが癒えて眺めも楽しんだら、須留岐山から下山していきます。
西側の尾根からは進美寺山へ降っていけるようですが、
今回は東側の尾根に続く「須留岐のみち(尾根筋コース)」を降っていくことにしました。
山頂部を東へ進んでいくと、鉄鎖が設置されたがあります。
降り口には先ほどと同様のが立っていて、
鎖付きの急坂は「浅間寺」、今来た道は「須留岐山山頂」となっています。
登ってきた時と同様に鎖場が長く続くのかと思っていると、1分ほど降ると緩やかな尾根になりました。
すぐの所にはが立っていて、
この先の道は「八鹿町浅間(須留岐の森)」、今来た道は「須留岐山山頂」となっていました。
後日に 進美寺山へ続く尾根を歩きました。(「 須留岐山」を参照)
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小ピーク
広くて緩やかな尾根を進んでいきます。
登ってきた激坂とは比べようもない快適な極楽尾根であります。
1分ほど進んでいくと右側が開けた所があって、を見渡すことが出来ました。
時折咲いているを愛でながら広い尾根道を進んでいくと、
僅かに降ってから少しになってきます。
坂道を登っていくと、須留岐山から6分ほどで、緩やかな高みが続く小ピークに着きました。
地形図では、須留岐山の東北東300m辺りにある標高430mほどの高みの少し手前になるようです。
高みを進んでいくと右側が開けてきて、を見渡すことが出来ました。
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少し降るようになって鞍部に着くと、道は尾根の右側へ降っていきます。
須留岐山から7分ほどの所になります。
降り口にはが立っていて、
右前方へ降っていく道は「八鹿町浅間(須留岐の森)」、今来た道は「須留岐山山頂」となっています。
正面のすぐ先に僅かな高みがありますが、道標に何も示されてはいません。
ここは道標に従って、尾根の背から外れていくを降っていきます。
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尾根のを横切るようにして降っていきます。
道は広めですが落ち葉がかなり積もり、角張った石も目だつようになりました。
降り傾斜も少し増してくるので、石車などに乗らないよう、足元に注意しながら降っていきました。
右側の樹木が途切れてを見渡せる所が何箇所かありました。
少しずつ見える角度が変わってくる山並みを眺めながら降っていきました。
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右傾斜の斜面を6分ほど降っていくとに乗りますが、
すぐにを降るようになります。
引き続き角張った石が散乱する広めの道を4分ほど降っていくと、再びに出ますが、
またすぐにを降るようになります。
樹間からは少し角度が変わってきたが得られる所を過ぎていくと、
道は鋭角に右へ曲がっていきます。
道標のあった尾根から12分ほど降った所になります。
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少し降っていくと左へ折れ曲がり、再び尾根の右斜面を降るようになります。
に出て歩き易くなった道を緩やかに降っていくと分岐があります。
道標のあった尾根から16分ほど降った所になります。
角にはが立っていて、この先の尾根道は「須留岐の森」、
今降ってきた道は「須留岐山」となっています。
の入口は鎖で閉ざされていて「通行不可」の標識が取り付けられていました。
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小ピーク
緩やかな尾根道を進んで少し登り坂になってくると小ピークに着きました。
先ほどの分岐から1分ほど、須留岐山から24分ほどの所になります。
脇には丸太を輪切りにした形のが三つ設置されていて、
腰かけてひと休みしていくのに良さそうでした。
傍には道標も立っていて、この先の尾根道は「須留岐の森」、今降ってきた道は「須留岐山」となっています。
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高みを越えて、僅かにに続く広い尾根道を降っていきます。
2分ほど降っていくと横木の階段が現れますが、段差は低く土も流れ出していなくて歩き易くなっていました。
階段はすぐに終わりますが、この先にかけて短い階段が何回か現れます。
に出て、快適な尾根を淡々と降っていきます。
小ピークから5分ほど降った所に、丸太を縦半分に切ったベンチが設置されていました。
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程なくしてが生える尾根を降っていきます。
少し傾斜が増してくる所にはも設置されています。
周囲には樹木が茂っていて山並みなどは見えませんが、快適な尾根道を淡々と降っていきます。
小ピークから12分ほど降っていくと分岐があります。
角にはが立っていて、正面の尾根道は「浅間寺」、
左の道は「あずまや」、今降ってきた道は「須留岐山」となっています。
正面の道(*)は、浅間神社から浅間寺へ向かう途中にあった分岐へ降りて行かれますが、
今回はあずまやを訪ねていくべく、を降っていきました。
*後日に正面の道を歩きました。(「 須留岐山」を参照)
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四叉路
尾根を1分半ほど降っていくと、樹木越しにが見える所がありました。
そこを過ぎて、途切れながら続く横木の階段を降っていきます。
右・左と曲がりながら降って緩やかになってくると、
丸太を縦半分に切ったが設置されていました。
そこを過ぎて階段を更に降っていくと、下の方に道標が見えてきました。
その手前を右へ曲がっていくと、金網柵の手前にあるに降り立ちました。
先ほどの分岐から5分半ほどの所になります。
左へ戻るようにして続く道のすぐの所にはがあって、
全体として少しずれた四叉路のようになっていました。
T字路の脇にはが立っていて、
逆Y字路の先の道は「浅間集会所・アベマキの大木」、T字路の右の道は「あずまや」、
T字路の左の道は「旧出石街道」、今降ってきた道は「須留岐山」となっています。
逆Y字路の金網柵の先へ進んでいくと、浅間神社から浅間寺へ向かう途中にあった分岐へ降りて行かれますが、
今回はあずまやを訪ねていくことにしました。
逆Y字路の金網柵の扉を開けて2分半ほど進んでいくと「アベマキの大木」があります。
アベマキの大木
この大きな木は「アベマキ」です。
アベマキはブナ科の落葉高木で、里山を代表する木の一種です。
材は炭や薪などにも使われていました。
また、皮のコルク層が厚く、コルクの代用としても利用されていました。
日本全体では山陽地方に多い樹木です。
この木もよく見ると、幹の下の方に皮をはいだあとがあるかもしれません。
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あずまや
すぐの所にがあります。
上下にあるレバーを回して扉を開けて、その先に続くを進んでいきます。
これまでの道とは雰囲気が変わって、道の周囲には草や熊笹などが茂るようになり、少し道を覆っている所もありました。
そんな道を1分ほど進んでいくと、左の僅かな高みにあずまやが見えてきましたが、
そこへ登っていく道が分かれていきません。
何処から登るのだろうと思いながらも通り過ぎていくとがありました。
左へ戻るようにして分かれていく道を軽く登っていくとあずまやが建っていました。
四叉路から3分ほどで着きました。
周囲には草などが茂っていましたが、テーブル・ベンチも幾つか設置されていて、
ひと休みしていくのには良さそうな所でした。
脇には「アカマツときのこ」と題した解説板もありました。
手前の樹木に邪魔されながらもを眺めることが出来ました。
アカマツときのこ
松茸はたいへん有名ですが、アカマツの林には他にもいろいろなきのこが育ちます。
これは、これらのきのこの菌糸が、アカマツの根から養分をもらったり、逆にあげたりするからです。
このように、もちつもたれつの関係を「共生」といい、このような「きのこ」を菌根類といいます。
手入れの悪いアカマツ林では、このようなきのこは育ちません。
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あずまやを後にして、その先へ続く道を進んでいきます。
1分もしない所にが立っていて、
少し右側へ続く道は「浅間集落」、今来た道は「須留岐の森」となっていました。
道標に従って草などが茂る道を緩やかに降っていくと、程なくしてになってきます。
少し傾斜が増した植林地を曲がりながら降っていくと、下の方にが見えてきます。
右へ曲がっていく所まで来ると、細い竹製のが設置されていました。
体重をかけるには頼りなさそうな様子でしたが、特に手摺に掴まることもなく降っていけました。
そんな小径を降っていくと、小さな谷筋に降り立ちました。
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左へ続くを進んでいくと、すぐに民家の脇に出ます。
舗装路になった道を緩やかに降っていくと、左右に通る車道に出ました。
これで山道は終わりになります。
あずまやから9分ほど、須留岐山から56分ほどで降りて来られました。
辺りに道標類は見かけませんでしたが、
脇にはのような建物や赤いホース格納箱や消火栓などがありました。
ここは浅間地区になるようでした。
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浅間バス停
畑地が続く車道沿いの歩道を進んでいくとがありました。
立てられた看板によると、道路の拡幅工事に伴って道路側の樹木やフェンスが撤去されたようですが、また新しいフェンスを設置するとのことでした。
浅間神社の鳥居を過ぎていくと、
浅間多目的集会所の傍にあるに戻ってきました。
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