別宮の棚田
概 要 別宮の棚田は鉢伏高原の南側に広がっていて、約130枚の田んぼが美しい四季を彩ります。 氷ノ山などの山並みも見渡せる景勝地になっています。 今回は車道の傍にある駐車場を起終点とし、別宮の大カツラを訪ねてから別宮の棚田が広がる斜面を降って東屋まで行き、 742m峰を経て駐車場に戻るミニルートを周回します。
起 点 養父市 別宮地区
終 点 養父市 別宮地区
別宮地区…トイレ・休憩棟…別宮の大カツラ…駐車場…別宮の棚田…東屋…742m峰…小峠…トイレ・休憩棟…別宮地区
所要時間 0時間50分
歩いて... 別宮の大カツラは車道の北側すぐの所にあります。 別宮の棚田は車道の南側の斜面に広がっています。 青々とした稲が育っている棚田に混じって休耕田も見られますが、これもご時世でしょうか。 742m峰の前後に明瞭な道はありませんが、藪漕ぎは必要なくて歩くのに支障はありません。 午前中の早めの時間帯に歩きましたが、気温が高くて汗を掻きました。
関連メモ 高坪山
コース紹介
別宮地区
養父市八鹿町を通る国道9号を西進し、関神社前交差点から県道87号に入っていきます。 しばらく進んでいくと、一方通行になっている県道269号とのがありますが、左の道を進んでいきます。 「鵜縄2km・安井1.5km」の標識が立つまで来て、左の道は見送っていきます。 八木川に架かる小路頃大橋の手前まで来るとがあります。 角には「ハチ高原」の大きな看板が出ていて、 橋を渡っていく道は「氷ノ山国際」、右前方の坂道は「ハイパーボウル東鉢」となっています。 右前方の坂道を登り、峠で左からの道を合わせて右へ降って鹿倉口橋を渡るとに出ます。 左折して葛畑地区を過ぎていくと、 荒倉川に架かる神田橋を渡った所にがあります。 「別宮の大カツラ」「ハチ高原」「ハイパーボウル東鉢」などの看板が指す左へ分かれていく坂道を登っていきます。 別宮地区に入って小峠を越えて軽く降っていくと、トイレ・休憩棟の先に駐車場があるので、ここに車を止めさせて頂きます。
トイレ・休憩棟
車道を引き返した所にトイレ・休憩棟があります。 建物の中には「」と題した案内板があって、 これから訪ねる別宮の大カツラ別宮の棚田にある東屋の地図が載っています。 脇には山からパイプで引いてきた水が勢いよく流れ出るがあります。 飲用のようで、ポリタンクを幾つか持参して水を汲みに来ている人も見かけます。
ふるさと水と土ふれあい事業 別宮地区
本地区は、地域集落の活性化・都市との交流拠点整備を目的に、 県指定天然記念物「別宮の大カツラ」や自然豊かな「別宮の棚田」の原風景を生かした施設の整備をこなっています。
事業名 ふるさと水と土ふれあい事業
地区名 別宮地区
実施年度 平成14年度〜17年度
事業費 8千8百万円
実施主体 兵庫県但馬県民局地域振興部、和田山土地改良事務所
別宮の大カツラ
トイレ・休憩棟の手前に立つ「別宮の大カツラ」の解説板を過ぎて、 小さな沢沿いに続く舗装されたを登っていきます。 森の入口まで来ると、何本も幹が集まるように生える大木があります。 標識類は見かけませんが、これがになるようです。 森の奥へと(*)が続いていて、ハイパーボウル東鉢スキー場を経て高坪山へ登れますが、 今回は見送っていきます。
高坪山へ続く道は「高坪山」を参照。
県指定文化財 別宮の大カツラ
指定年月日 昭和40年3月16日
所有者・管理者 別宮地区
樹高 27.32メートル
幹周り 14.50メートル
枝張り 東西約24メートル、南北約26メートル
この大カツラは雌株で、主幹を中心に大小100本近くの幹が叢生し、支幹はゆるく左巻きにねじれた巨大老木である。 根元からは多量の清水がわき出している。 葉は対生で円心形をしており、長さ幅はともに3〜7センチぐらい。 果実は円柱形で、種子は小型で扁平な形をしている。
平成2年11月 兵庫県教育委員会
駐車場
のようなものが見られる沢を横切って、 大カツラを左へ回り込むように進んでいきます。 すぐに夏草が茂るに出ます。 左下にはがあります。 小広場の右前方へ続くを降っていきます。 夏草が茂る階段を降っていくと、すぐにに出ます。 少し分かり難いですが、左側にがあります。 少し生える樹木の間に続く階段を降っていくと駐車場の端に出ます。 駐車場を出発してから6分ほどで戻って来られました。
駐車場の右側の道路向かいのガードレールが途切れる所からを眺めていきます。 青々とした稲が育っている棚田に混じって休耕田も見られますが、これもご時世でしょうか。
トイレ・休憩棟の方へ進んでいくと、ガードレールが途切れる所からコンクリート道が分かれていきます。 入口には電気柵が施されているので、スプリングフックを幾つか外し、線に触れないよう注意しながら通過していきます。
あぶない!
電気柵使用中。
電気が流れています。 ふれるとキケンです。
別宮の棚田
が広がる斜面に続くコンクリート道を降っていきます。 の山頂にある避難小屋も頭を出しています。 もかなり見かけます。 曲がりながら続くコンクリート道を降っていくと、短い夏草が茂るになります。 小川沿いに降っていくと、左右に通るコンクリート道に出ます。
東屋
右へ続くを軽く登っていきます。 少し曲がりながら登って僅かな高みを過ぎて軽く降っていくとがあります。 も歩き易そうですが見送っていきます。 ここはを降っていきます。 少し進んだ所から右側の草地に入っていくと、すぐの所に東屋が建っています。 車道の電気柵から10分ほどの所になります。 左側からを眺めたりしながらひと息入れていきます。
に戻って引き返していきます。 軽く登っていくと、すぐにがあります。 右へ曲がっていくと、樹木が茂る僅かなに出ます。 高みを過ぎて軽く降っていくと、車道から降ってきた地道がする所に戻ってきます。 正面に続くコンクリート道を登り始めると防護扉があります。 溶接された金具を掛けるように止められているだけなので、容易に開けることが出来ます。
植林地の手前まで来るとがありますが、正面の道を進んでいきます。 植林地に入って左へ曲がっていくと、少し先のから左前方へ地道が分かれていきますが見送っていきます。 左側にはが広がっています。 右へ曲がって登っていくと、樹木が減ったに出ます。 コンクリート道を更に登って森の手前まで来ると、ヘアピン状(A地点)に左へ曲がっていきます。 東屋から13分ほどの所になります。 地形図によると、このままコンクリート道を進んでいくと車道に出られそうですが、 742m峰に立ち寄るべくへ入っていきます。
742m峰
僅かな高さの法面を登っていくと植林地のに出ます。 広くて緩やかな斜面のようなに明瞭な道はありませんが、 下草や雑木は茂っていなくて歩くのに支障はありません。 植林地の左側には、夏草が伸びているがあります。 少し左へ曲がりながら進んでいくとがあります。 ロープ柵を跨いでいくと緩やかな所に出ます。 標識類は見かけませんが、この辺りが地形図に載っている742m峰になるようです。 A地点から3分ほどの所になります。 周囲には樹木が茂っていて、残念ながら眺めは広がりません。
先へ進み始めるとまたがありますが、こちらはロープが途切れて開いています。 左右を眺めてみると、このロープ柵は742m峰と思われる周囲を囲っているようですが、目的はよく分かりません。 ロープ柵を過ぎて、を更に進んでいきます。 少し左へ曲がりながら進んでいくと、左前方にが見えてきます。 程なくしてコンクリート道(B地点)に出ます。 A地点から6分ほどの所になります。 左から来るA地点から続いているようです。
小峠
右前方へ続くを進んでいきます。 少し進んでいくと曲がっていきます。 程なくして、車で来た車道にある小峠に出ます。 A地点から10分ほどの所になります。 道路向かいにはがあります。
別宮地区
道路を渡って左折し、道路沿いに続くを軽く降っていきます。 道なりに少し右へ曲がり始めると、先の方にが見えてきます。 左に広がってくるを眺めながら進んでいきます。 少し左へ曲がり始めるとに戻ってきます。 トイレ・休憩棟を過ぎていくと、車を止めておいた駐車場があります。 小峠から8分ほどで到着しました。