概 要 |
牛ヶ峰山は新温泉町と岩美町の境にある標高712.8m(点名:牛ヶ峰)の山です。
今回は越坂地区の奥から始まる登山道を牛ヶ峰神社まで登り、そこから山頂まで尾根を登るルートを往復します。
登山口から牛ヶ峰神社まではしっかりとした道が続いています。
途中にある展望地や牛ヶ峰神社からは山並みを眺められます。
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起 点 |
新温泉町 越坂地区
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終 点 |
新温泉町 越坂地区
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越坂地区…登山口…展望地…牛ヶ峰神社…牛ヶ峰山…牛ヶ峰神社…展望地…登山口…越坂地区
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所要時間 |
1時間50分
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歩いて... |
かつては牛も登ったという道はしっかりと続いています。
疲労困憊するような急坂が長く続くことはありませんが、雨後の蒸し暑い日で止め処もなく汗が噴き出してくるので、
何度も立ち止まって汗を拭い呼吸を整えながらの遅い登りとなりました。
牛ヶ峰神社の東側の樹木が伐採されて山並みを眺められるようになっています。
以前に山頂付近に生えていた笹竹は枯れてしまったようで、今回は全く見かけませんでした。
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関連メモ |
牛ヶ峰山
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越坂地区
山陰近畿自動車道を新温泉浜坂ICで降りて、県道47号を南下していきます。
出合橋交差点から国道9号に入って西進していくと、蒲生トンネルの手前にが架かっています。
千谷大橋を渡った所から県道262号に入って南下していくとがあります。
先にある「内山→越坂→」の標識が指す右前方の狭い道に入って、曲がりながら登っていきます。
内山集落と越坂集落を過ぎて竹林になると道幅の広がった所があるので、端に寄せて車を止めさせて頂きます。
駐車地は傾斜が急なので、念のためにタイヤの後に石を挟んで車止めにしておきます。
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登山口
先へ続くを軽く登っていきます。
程なくして、左へ戻るように分れていく広めの道があります。
駐車地から1分ほどの所になります。
入口にはが立っていて、
左の道は「牛ヶ峰山・牛ヶ峰神社 1,000m 温泉町」となっています。
ここが今回の登山口になります。
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標識が指すを登っていきます。
竹林に続くを登っていきます。
程なくしてが見えてきます。
鳥居の手前からへ入っていく道があって気になりますが、見送っていきます。
正面の道を進んで右へ曲がって短い石段を登ると、
「牛ヶ峯神社」の扁額が掲げられた木製の四脚鳥居が立っています。
登山口から1分ほどの所になります。
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鳥居をくぐっていくとU字形にになりますが、それほど歩き難くはありません。
程なくしてが左へ分れていきますが、右側の窪んだ道を登っていきます。
窪みがなくなった道を登ってのようになると、左へ曲がっていきます。
すぐに右へ曲がって、斜面のを回り込むように登っていきます。
しばらく登っていくと道が左へ分岐していますが、右前方の道を進んでいきます。
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少し左へ曲がりながら続くを登っていきます。
尾根のを少し右へ曲がりながら進んでいきます。
尾根の背に出ると、少しになります。
傾斜が増す所には「」が入れてあって、滑り難くなっています。
広がった尾根の右斜面を登るようになると、樹木の袂に「社700米」の小さな標識があります。
登山口から11分ほどの所になります。
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標識を過ぎると大きく左へ曲がって、尾根のを登るようになります。
所々に「切れ込み」が見られるを登っていきます。
次第に低くなってくる右の尾根に沿ってを進んでいきます。
左右に傾いて幅も狭くなる道を登っていくと尾根の背に出ます。
登山口から22分ほどの所になります。
登ってきた狭くては、こちら側からは有るのが分り難いので、
下山時に誤って尾根を真っ直ぐ進んでしまわないよう、
手持ちのテープを目印として樹木に括り付けたりしながらひと息入れていきます。
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展望地
落ち着いたところで、左へ続く歩き易くなったを進んでいきます。
軽く登っていくと、程なくして樹木が減って明るい所に出ます。
登山口から27分ほどの所になります。
に山並みが見える展望地になっています。
にも少し山並みが見えますが、湧き出す雲に隠れています。
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が増してくる尾根を登っていきます。
程なくして尾根のを登るようになります。
左へ曲がって、少し岩が剥き出すようになるを登っていきます。
何度か曲がりながら続く道を辿りながら、を登っていきます。
疲労困憊するほどの傾斜ではありませんが、雨後で蒸し暑くて止め処もなく汗が噴き出してくるので、何度も立ち止まって汗を拭きながら登っていきます。
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尾根の右斜面を登るようになると、の傍を過ぎていきます。
次第にが広がってきます。
右斜面を登って傾斜が増してくるとが現れます。
苔生している所もあるので滑らないよう注意しながら登っていくと、標高670mほどの広い平坦地に出ます。
登山口から44分ほどの所になります。
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先の方へ進んでいくと、左側に六角柱を円筒状に刳り抜いたがあります。
「昭和十年三月 八田村越坂…」と刻まれているので、それほど古いものではないようです。
周囲には少し水が溜まって泥濘んでいます。
先へ進んでいくと高床式の建物があります。
二部屋に分れているようですが、用途はよく分かりません。
左脇にはのようなものが並んでいますが、その内の一基は倒れています。
建物の手前から左へ登っていくがあります。
登り口には、石を刳り抜いたがあって、
傍には石仏が何体か佇んでいます。
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牛ヶ峰神社
一旦途切れて再び続くを登っていきます。
に着くと、大きな石灯籠が立っています。
右へ曲がって、先に見える神社へ向かって、更にを登っていきます。
石段を登り切ると社殿があります。
扁額や由緒を記したものは見かけませんが、これが牛ヶ峰神社になるようです。
平坦地から石段を登り始めて3分ほど、登山口から52分ほどで登って来られました。
中の壁には牛の絵が描かれた「牛ヶ峯神社」の大きながあります。
以前に来た時には眺めが広がらなかったように思いますが、
神社の左側の樹木が伐採されてを眺められるようになっています。
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景色を楽しんで落ち着いたところで、社殿の右側の奥に続くを登っていきます。
入口の樹木の袂には五輪塔があります。
少し登っていくと、程なくしてに出ます。
以前に来た時には山頂にかけて背丈の低い笹竹が茂っていましたが、枯れてしまったようで全く見かけません。
右へ曲がってを登っていきます。
少し登っていくと、作業道のような広い道の終点が左側にあります。
何処から続いているのか気になりますが、今回は探るのを止めておきます。
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牛ヶ峰山(標高712.8m)
山頂へ向かってを登っていきます。
次第に傾斜が緩やかになると、脇に「界」のがあります。
程なくして緩やかで小広いの山頂に着きます。
牛ヶ峰神社から3分ほどの所になります。
僅かに降るようになる所に二等三角点「牛ヶ峰」があるので、地形図に載っている712.8m峰になるようです。
傍には「牛ヶ峰山」と書かれた平たい石があります。
周囲には樹木が茂っていて眺めは広がりませんが、僅かにが開けていて山並みが見えます。
しかしこの時には湧き出す雲に隠れていました。
二等三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
建設省国土地理院
過日に海上地区で牛ヶ峰山に関する解説文を見かけたので、参考までに載せておきます。
牛ヶ峰山 標高712.8m
役の行者(全国を修行して回っておられる偉いお坊様)が牛ヶ峰山に登られ、但馬と因幡の国が一望に見渡せ、
朝日を一番に拝める最高の山であることに驚き、
牛ヶ峰山として一宇を建て蔵王権現を安置し修験道の本尊として信仰を集めた。
この蔵王大権現は、香美町香住区の三川山・鳥取県三朝町の三徳山のものと同体で、
当時『山陰の三大権現』と称えられ信仰されたようである。
観音堂も本社の下に建てられて源信僧都の彫刻による十一面観世音を祀る。
平城天皇の大同年間の建立で、普門院を建ててこれを本坊とした。
次第に拡充され、一時は42ヶ寺を数えた時期もあったが大蛇の大事件の後、牛ヶ峰寺の修行者が激減して行った。
その頃、修行僧であった坊さん(後に比叡山に登り天台宗座主となられた慈覚大師さん)がワラ人形にもぐさを包み大蛇を退治して、
再度、1寺12坊を建てて天祥、永久、国豊、民安を祈る霊場として多くのお坊様と夜通し火をともし、
沢山の修行僧と共に修行に励んだことも確かなことの様である。
時代の変わりも激しく、羽柴秀吉の命による寺領奉還にそむき敵対したため戦場となり焼き討ちされる。
その後、末類寺の寺院を興して明治の時代に至った。
その後、越坂村・内山村を経て寛文12年(1672)海上村に、小柄ながら良質の材を使って、田舎であるが壮麗見事なお寺を建て3集落の信仰も集め栄えていた。
宝物什器もそれなりの物があったが、162年目の明治43年、殿村の火事で類焼し貴重な宝物什器類等を焼失してしまった。
当時の檀家皆様の悲しみも大きかったが寺の元屋敷に南無阿弥陀仏の石碑を建て、
明治44年現在の屋敷にその規模を小さくして牛峰寺を寄進建立した。
時代の急速な流れと風雪に耐え、現在、90数年を迎えています。
中でも、蔵王権現像は戦国時代の宝物とされていて平成17年に町指定有形文化財となりました。
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牛ヶ峰神社
山頂の様子を確認したら、を引き返していきます。
少し降っていくと、傾斜がになります。
左へ曲がって降っていくとが見えてきます。
程なくして、牛ヶ峰神社の裏手に出ます。
牛ヶ峰山から3分ほどの所になります。
右側に出て、を再度眺めながら休憩していきます。
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正面に続くを降っていきます。
踊り場に出て左へ曲がり、苔生したを降っていきます。
建物が見えてくると、標高670mほどのに出ます。
右へ曲がって、少し泥濘んだ所もあるを進んでいきます。
平坦地の端まで来ると、石段を降るようになります。
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展望地
石段が終わって、尾根のに続く道を降っていきます。
少し右へ曲がりながら降っていくと、降り時には気付き難いを過ぎていきます。
少し岩が剥き出すを右・左と何度か曲がりながら降っていきます。
汗を拭きながら休み休み登ってきた尾根ですが、降る時は快調であります。
足元に注意しながら降っていくと、の袂を過ぎていきます。
尾根の背に出て降っていくと、樹木が減って明るくなった展望地に着きます。
牛ヶ峰神社から15分ほどの所になります。
に広がる山並みを再度眺めたりしながら、ひと息入れていきます。
は登り時よりも雲が増えていて、山並みはほとんど見えません。
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展望地の先へ降ってになると、登り時にテープを取り付けておいた木があります。
テープを回収して、右斜面に続く少し左右に傾いた狭い道を降っていきます。
少し降っていくとになります。
所々に「切れ込み」が見られるを降っていきます。
曲がって降っていきます。
程なくして、樹木の袂にある「社700米」の標識を過ぎていきます。
牛ヶ峰神社から27分ほどの所になります。
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尾根のに続く道を少し右へ曲がりながら降っていきます。
しばらく降っていくと、道が右へしていますが、前方の道を降っていきます。
少し右へ曲がりながら続くを降っていきます。
次第に広がってくるを降っていきます。
右へ分れていく踏み跡を見送っていくと、木製の四脚鳥居が立っています。
牛ヶ峰神社から36分ほどの所になります。
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登山口
鳥居をくぐった先のを降っていきます。
左へ曲がって、竹林に続くを降っていきます。
真っ直ぐ降っていくと、左右に通る車道に出ます。
牛ヶ峰神社から37分ほどで降りて来られました。
脇に立つには裏側にも「牛ヶ峰山・牛ヶ峰神社 1,000m 温泉町」の板が取り付けられています。
今では山に面していて見る人もなさそうですが、当初は逆方向から来る人にも見えるように設置されていたのでしょうか。
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越坂地区
右へ続くを引き返していきます。
すぐの所に車を止めておいた駐車地があります。
タイヤに挟んでおいた石を除き、切り返して方向転換して家路につきます。
丁度昼時になったので、途中にある道の駅「山陰海岸ジオパーク浜坂の郷」で食事をしていきました。
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