達磨ヶ峰
概 要 達磨ヶ峰は朝来市生野町の栃原地区と円山地区の境にある標高912.7m(点名:勝負沢)の山です。 生野高原カントリークラブの傍にある登山口から段ヶ峰へ続く稜線にあります。 今回は生野高原カントリークラブの傍の登山口から達磨ヶ峰へ登り、915m峰を過ぎた所から市道栃原宍粟線へ降るルートを周回します。
起 点 朝来市生野町 栃原地区
終 点 朝来市生野町 栃原地区
栃原地区…登山口…達磨の肩…達磨ヶ峰…小峰A…小峰B…915m峰…下山口…下山地…栃原地区
所要時間 3時間20分
歩いて... 達磨の肩までは急坂が続きますが、樹木に掴まりながら登るほどではありません。 達磨の肩から先は、多少起伏があるものの歩き易い尾根になります。 この時には稜線に出る手前から雪が見られましたが、多くても2cmほどだったので助かりました。 下山の尾根には赤銀テープが取り付けられています。 分岐もあるので、テープを確認しながら降ります。
関連メモ フトウガ峰
コース紹介
栃原地区
朝来市生野町を通る国道312号の生野交差点から県道39号に入って西進していきます。 播但連絡道の下を過ぎて栃原トンネルを抜けて栃原地区に入ると、 栃原橋を渡った所にがあります。 分岐の先には「」があって、段ヶ峰縦走コースの標高図が載っています。 右へ分れていく道に入ると、すぐの所にがあります。 脇には「生野高原カントリークラブ←左に曲がり2キロ」のと「狗鷲桜←ここから約3km」の標識があります。 左へ戻るようにして分れていく道に入り、道なりに曲がりながら登っていくと、 「管理棟」や「段ヶ峰登山口」の標識が立つがあります。 右へ戻るように分れていく道を登っていくと、すぐに路肩の広がった所があるので、ここに車を止めさせて頂きます。
傍にはバイアニクストイレが設置されていて、解錠されていて利用可能になっています。
登山口
駐車地の道路向かいに登山口があります。 入口には「」(*)と題した案内板があって、千町峠までの縦走コースが載っています。 傍には「生野高原登山口」のが落ちています。
*この案内図に描かれている「915m」の山は、地形図に描かれている「915m」の山とは異なり、 本散策メモでいう「小峰A」と称する所と思われます。
段ヶ峰トレッキングガイドマップ
段ヶ峰の登山コースが、関西の登山愛好家に広く紹介されたのは、昭和30年代の中頃。 以来、山登りが楽しめる身近な山となりました。 山頂までのコースは、見はらしのいい尾根道や滝登りなど、醍醐味も満点。 自然の営みや四季の彩りも満喫できるコースです。
初心者コース 段ヶ峰縦走コース 【歩行時間】登り:3時間、下り:2時間55分
達磨ヶ峰とフトウガ峰を尾根伝いに歩いて、段ヶ峰山頂をめざす往復約6時間のトレッキングコース。 初心者も安心して楽しめるので、季節毎に訪れるファンも多いです。
上級者コース 滝登りコース 【歩行時間】登り:3時間
倉谷川の本流沿いに3つの滝を登って、段ヶ峰の山頂を目指す上級者向けのコースです。 木の枝についている黄色のプレートや赤いテープを目印に、チャレンジしてみてください。
初心者コース 杉谷コース 【歩行時間】登り:1時間30分、下り:40分
フトウガ峰の山頂と町道を結ぶ最短のコース。 急勾配の杉林を通るため、足元注意。 目印は、木の枝に巻き付けたプレートと赤いテープ。 下山に利用する人も多いです。
案内板の右側から続く山道に入っていくと、 すぐに右へ曲がってを斜めに登っていきます。 少し左から右へ曲がりながらを登っていきます。 両側には笹が茂っていますが、歩く部分は刈られていて手入れされている様子が覗えます。 に出て左へ曲がり、かなり傾斜の急な尾根を登っていきます。 右の樹間にを眺めながら登っていきます。 息を弾ませながら登っていくと、が幾つか剥き出しています。 登山口から8分ほどの所になります。
岩群の左側を過ぎて、少しが見られる急な尾根を登っていきます。 少し登っていくと、またが幾つか剥き出しているので、岩の間を抜けていきます。 「国土調査」のが見られる急な尾根を登っていくと、次第に傾斜が弛んできます。 やがて樹木が減ってススキが茂るに出ます。 正面の松の木へ向かって登っていくと、道端に「地籍図根三角点」と書かれた白い標柱が立っています。 登山口から22分ほどの所になります。 標石はないかと探しますが、ススキに隠れているのか見つけられませんでした。 振り返って、広がる山並みを眺めながらひと息入れていきます。
地籍図根三角点
地籍調査
大切にしましょう三角点
朝来市
達磨の肩
次第に傾斜が増してくるを登っていきます。 少し雪が見られるようになるを息を弾ませながら登っていきます。 尾根の左肩を回り込むように登っていくと、「達磨の肩」の標識が立っています。 登山口から38分ほどの所になります。 標識の右側にある踏み跡へ入っていくと、岩が剥き出すがあります。 岩の上に出てみると、これから向かうと思われる山が西北西の方角に見えます。 急な尾根を登ってきて疲れたので、南側にも広がるを眺めながら休憩していきます。
気を取り直して、先へ続くを進んでいきます。 これまでの急坂から開放されて、多少起伏はあるものの歩き易い尾根になります。 左に広がるを眺めながら進んでいきます。 少し登り坂になるとまたが見られますが、量は僅かなので問題はありません。 登るに連れてが増えてきますが、歩く部分には積もっていないので大丈夫です。 何度も振り返って山並みを眺めながら登っていくと緩やかな尾根になります。
達磨ヶ峰 (標高912.7m)
広がってくるを登っていきます。 次第に傾斜が弛んでくると、が近づいてきます。 振り返って、広がる山並みを眺めながら登っていきます。
尾根のを回り込むように登っていきます。 傾斜が緩やかになると達磨ヶ峰に着きます。 達磨の肩から14分ほど、登山口から58分ほどで登って来られました。 中ほどには「達磨ヶ峰 912.7m」のが立ち、 傍には三等三角点「勝負沢」があるので、地形図に載っている912.7m峰になるようです。 手前の樹木が少し邪魔をしていますが、北北東側にはが見えます。 南側にも広がるを眺めながらひと息入れていきます。
を進んでいきます。 軽く登るようになると、僅かなを過ぎていきます。 軽く降った先を登り返していくとになります。 左に広がるを眺めながら進んでいきます。 尾根のに続くようになる小径を進んでいきます。 軽い登り坂になる小径を進んでいくと、右を指すが立っていて、 「フトウガ峰山頂・段ヶ峰山頂→」となっています。 達磨ヶ峰から4分ほどの所になります。 右側には岩が剥き出す高みがあります。
高みを過ぎて、に続くようになる道を降っていきます。 正面には冠雪した山並みが広がってきますが、フトウガ峰から段ヶ峰にかけての稜線でしょうか。
軽いで続く尾根を進んでいくと雪が増えてきますが、多くても2cmほどなので助かります。 少し傾斜が増してくるを滑らないよう注意しながら降っていきます。 まで来ると雪が減ってきます。 また雪が増えてくる尾根を降っていくと、次第に緩やかになります。
小峰A
になると、次第に雪が少なくなってきます。 が少し茂る所を登っていきます。 登り傾斜が増してくると、尾根にに続く踏み跡が現れます。 近づいてくるへ向かって登っていきます。 傾斜が緩やかになると、標高920mほどの小峰Aに着きます。 達磨ヶ峰から21分ほどの所になります。 道端には「地籍図根三角点」の白い標柱があります。 ここでも標石を探してみますが見つけられませんでした。 右側にはが広がります。 左側にもが広がります。
地籍図根三角点
地籍調査
大切にしましょう三角点
朝来市
小峰B
正面に山並みを眺めながらを降っていきます。 次第に雪を見かけなくなるを降っていきます。 少し降っていくとになります。 程なくして軽いになる尾根を進んでいきます。 傾斜が緩やかになると、標高920mほどの小峰Bに着きます。 達磨ヶ峰から24分ほどの所になります。 中ほどにはと「国土調査」の赤頭短杭があります。
少し降っていくと、またが見られるようになります。 雪が減ってくる尾根を軽く登っていくと、僅かなに着きます。 高みの右肩に続く踏み跡を辿って降って緩やかになると、またが見られるようになります。 少し右へ曲がりながら降っていくと、広くてを過ぎていきます。 軽く登っていくと、僅かなに着きます。 高みを過ぎて降り始めると、また「地籍図根三角点」の白い標柱が立っていますが、 文字はほとんど消えていて判読出来なくなっています。 達磨ヶ峰から34分ほどの所になります。
地籍図根三角点
地籍調査
大切にしましょう三角点
朝来市
915m峰
になった尾根を進んでいきます。 左右にアセビが茂るようになる尾根を進んでいくと、僅かなを越えていきます。 しばらく進んで雪が減ってくると、軽いになります。 次第にが弛んでくる尾根を進んでいきます。 程なくして一番高そうな所に着きます。 中ほどには「国土調査」の赤頭短杭があるばかりですが、この辺りが地形図に載っている915m峰になるようです。 達磨ヶ峰から39分ほどの所になります。 左の樹間に僅かにが見えます。
下山口
まだ両側にが茂る尾根を降っていきます。 少し右へ曲がりながら降っていくと、が広くなってきます。 緩やかな所を過ぎると、次第にになります。 右側の樹木越しに少しが見えます。 雪を見かけなくなったを登っていきます。 傾斜が緩やかになるとが現れます。 達磨ヶ峰から46分ほどの所になります。 正面の尾根(*)はフトウガ峰段ヶ峰へ続いていますが、 今回はここから植林地と雑木林を分ける左側の斜面を降っていきます。 茂るシダ類の傍には「界」の黄プラ杭があります。
*正面の尾根は「フトウガ峰」を参照。
「界」の黄プラ杭に加えて「国土調査」の赤頭短杭も見られるを降っていきます。 が茂るもありますが、脇を過ぎていきます。 左側に少しを眺めながら降っていきます。 程なくして「国土調査」のも見られるようになります。 が次第にハッキリしてくると、傾斜が緩やかになります。 尾根の肩のような所まで来ると、アセビが尾根を塞いでいます。 下山口から4分ほどの所になります。
右へ曲がって植林地の斜面を降っていくと、を見かけるようになります。 このテープは間隔は長めながら市道栃原宍粟線へ降りるルートを示しているようなので、確認しながら降っていきます。 少し曲がりながら続く植林地のを降っていきます。 傾斜が増してくる尾根を降っていくとになります。 軽く登っていくと僅かな高みに着きます。 下山口から12分ほどの所になります。 尾根が二手に分れていますが、を降っていきます。
少し降っていくと、のような形の石があります。 石を過ぎたすぐの所で、尾根が二手にしています。 中ほどには「国土調査」の青頭短杭と「地籍調査」の黄頭短杭があります。 ここは赤銀テープが見られるを降っていきます。 次第にになる尾根を降っていきます。 程なくして、細い樹木が茂り気味の緩斜地に出ます。 下山口から21分ほどの所になります。
になる尾根を進んでいきます。 少し曲がりながら降っていくと、尾根がしています。 ここも赤銀テープが見られるを降っていきます。 傾斜が増してくる尾根を降っていくと、次第にアセビが見られるになります。 軽く降って登り返していくと、僅かな高みに着きます。 下山口から31分ほどの所になります。
下山地
樹木が茂り気味のになる尾根を進んでいきます。 「国土調査」の青頭短杭が点々と続く尾根を降っていくと、少し樹木が減ってに出ます。 少し先から右へ曲がっていくを降っていきます。 すぐに左へ曲がって、崖のような所を樹木の幹や根などに掴まりながら降っていくと、市道栃原宍粟線の曲がり角に降り立ちます。 下山口から37分ほどで降りて来られました。 振り返って、降ってきたを眺めていきます。
車を止めてきた駐車地へ向かって、左へ続くをひたすら歩いていきます。 少し進んで地道から舗装路に変わると、小沢が流れるを回り込んでいきます。 植林地になってきた道を進んでいくと、また小沢が流れるを回り込んでいきます。 またある小沢が流れるを回り込んでいきます。 程なくして、左側に大岩があります。 下山地から12分ほどの所になります。 手前には「生野ボルダー 大岩エリア」の標識があります。
右側の樹間に谷向かいのを眺めながら進んでいきます。 道幅が少し広がってくるとがあります。 標識類は見かけませんが、「山火事注意」の看板が並ぶ左の道を登っていきます。 車でも通れる道を登っていくと、「生野山荘 真誠永創」の看板が出るを直進していきます。 垣根に沿って左から右へ曲がりながら登っていくとになります。 少し降ってまた緩やかになる道を進んでいくと、分岐になったK字路があります。 下山地から31分ほどの所になります。 角には向こう側を向いたがあります。
山火事注意
ひろげよう 森への感謝と 防火の輪
タバコの投げ捨てはやめましょう
兵庫県生野町
程なくして、右側にが広がってきます。 のような所を左へ回り込んでいきます。 降り坂になってくる道を進んでいくとがあります。 看板が出ていますが、この辺りにある山荘の利用者用でしょうか。 駐車場を過ぎていくと、右側に生野高原カントリークラブのクラブハウスがあります。 下山地から43分ほどの所になります。 通り過ぎる所から振り返ると、「生野高原カントリークラブ」のが出ています。
焼却炉
取扱い上の注意
前日の灰をかき出す。(炉内、ダストボックス)
電源が入っているか確認する。
水位の確認をしてから着火する。
清缶剤の有無を確認する。
炉内容積の30%以下で焼却する。
乾電池・塩ビ・スプレー缶等は投入しない。
焚口の正面に立たない。
エアーノズルの清掃は毎月する。
缶水のブローは毎月する。
栃原地区
車道を更に降っていくと、左の斜面にがあります。 程なくして、左に分れていく地道の入口に、 向こう側を向いた「段ヶ峰 第二(臨時)駐車場」のが出ています。 左の道のすぐ先に広い所がありますが、そこが第二駐車場のようです。 第二駐車場を過ぎていくと、程なくして左へ登っていくがあります。 入口には 「管理棟」や「段ヶ峰登山口」のが立ち、 「段ヶ峰 第二(臨時)駐車場あり」の看板が今来た道を指しています。 左の坂道を登っていくと、すぐに車を止めておいた駐車地があります。 下山地から52分ほどで到着しました。
登り始めの時刻が早めだったこともあって、戻ってきたのはまだ昼前でした。 帰路の途中にある飯店で食事をしてから家路につきました。