小倉富士
概 要 小倉富士は福知山市と朝来市の府県境尾根にある標高495mの山で、南北に分かれた二つの頂きがあります。 やくの玄武岩公園から小倉地区の集落を進んで西南西へ延びる林道に入り、 途中で分れる林道の終点から作業道に入って山頂へ登り、東にある349m峰を経てやくの玄武岩公園へ降るルートを周回します。
起 点 福知山市夜久野町 小倉地区
終 点 福知山市夜久野町 小倉地区
小倉地区…林道分岐…林道終点…作業道終点…小倉富士(南峰)…小倉富士(北峰)…小倉富士(南峰)…小峰…349m峰…下山地…小倉地区
所要時間 3時間00分
歩いて... 一般的な登山ルートではないので標識類は見かけません。 林道終点までは軽トラなら走行できそうな道ですが、一般車両は通行禁止になっています。 山道に藪漕ぎするような所はありませんが、山頂の近くは急傾斜になっています。 山頂や尾根からの眺めは総じて良くありませんが、所々の樹間からは山並みが見えます。
関連メモ 小倉富士
コース紹介
小倉地区
朝来市から国道9号を東進して夜久野峠を過ぎ、福知山市に入って降り始めると小倉交差点があります。 交差点を右折して小倉地区を南下していくとやくの玄武岩公園があります。 道路脇にがあるので、ここに車を止めさせて頂きます。
切通のような所を過ぎていくとがあります。 白壁の民家を過ぎていくとがあります。 隣には八地蔵が安置されたがあります。 公民館の先の小川に架かるを渡っていきます。 小橋の先にある白壁の蔵の所から、右へ分れていく道に入っていきます。
すぐに地道になると、が続くようになります。 右側に広がる谷筋や山並みを眺めながら進んでいくと、は所々で途切れています。 しばらく進んで防護柵が終ると、が増えてきます。 休耕田も終ると、狭まったを進むようになります。 の上を通過する所まで来ると、手前と向こう側から地道が左へ分れていきます。 駐車場から25分ほどの所になります。
林道分岐
左の地道は見送って、を進んでいきます。 少し傾斜が増してきた道を登っていくと、程なくしてがあります。 以前に来た時にはまだ建物の形が残っていましたが、この時にはすっかり壊れていました。 再び田んぼが続くようになるを登っていきます。 杉の木が少し生える所を過ぎていくと分岐があります。 駐車場から30分ほどの所になります。 地形図に実線で載っている道が分岐している所になります。 両方の道には鎖が張られていて、「一般車通行禁止」の看板が出ています。 人も通行禁止のようですが、自己責任で歩かせて頂きます。 前回は正面の道(*)から小倉富士へ登りましたが、今回は戻るように続く道から登ることにします。
*正面の道は「小倉富士」を参照。
一般車通行禁止
これから先は、許可なく車両や歩行者の通行を禁止します。 無断で通行して事故等が発生しても一切の責任は負いません。
管理者 福知山地方森林組合
林道終点
は荒れておらず、軽トラなら走行出来そうな様子です。 埋設された土管を流れるがあるを回り込んでいきます。 大きく左へ曲がっていくとに出ます。 谷筋を回り込む所では僅かな降り坂になりますが、林道は全体としてで続いています。 少しが茂る所を過ぎていきます。 小尾根を回り込む所で、地形図に実線で載っている林道終点になります。 林道分岐から13分ほどの所になります。 道はこの先にも続いていて、ここではこの先の道は作業道としておきます。
小尾根を回り込んだ少し先を曲がって登っていきます。 には樹木が生えていて、軽トラでの走行は不可能になります。 傾斜が急な所もあるを登ってきます。 斜面を斜めに登っていくと、左右に通る作業道に出ます。 林道終点から6分ほどの所になります。 ここは折れ曲がって、傾斜が増してくる道を登っていきます。
谷向かいのを左に眺めながら登っていきます。 に斜めに続く傾いて歩き難い道を登っていきます。 程なくしてに出ます。 右へ曲がって小尾根を登り始めると、作業道が不明瞭になります。
作業道終点
松の木が生える尾根を登っていくと、曲がっていきます。 すぐにが現れて、作業道が明確になります。 が次第に低くなってきます。 程なくして、作業道終点になります。 林道終点から17分ほどの所になります。
ひと息入れてから、左へ続く雑木林のを登っていきます。 痩せ細ったを過ぎていきます。 程なくして、役目を終えて地面を這っているが現れます。 この防護網は山頂まで続きます。 防護網に沿って登っていくと、左の斜面が大きくしています。 次第に傾斜が増してくるので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。
は概ね地面を這っていますが、立ち上がっている所も見られます。 前夜の雨で滑り易くなっているので、掴まる樹木がない所ではに掴まりながら登っていきます。 所々に浅くが見られる尾根を登っていきます。 この時は雨後で湿度が高く、気温は低めながら止め処もなく汗が噴き出してくるので、 何度も立ち止まって汗を拭きながら登っていきます。
小倉富士(南峰) (標高495m)
頑張って急斜面を登っていくと次第にが弛んできて、樹木に手を掛けなくても登れるようになります。 やがて、右から来る合流するので、跨いで防護網の右側に出ます。 尾根の中ほどにある大きなを過ぎていきます。 程なくして、小広くなった小倉富士の山頂に着きます。 作業道終点から29分ほど、駐車場から1時間30分ほどで登って来られました。 中ほどには「国土調査 K-056 地籍調査」の白頭短杭と「国土調査」のがあります。 三角点はありませんが、ここが地形図に載っている495m峰になるようです。 小倉富士の頂きは南北二つに分かれていて、ここはその南側の頂きになります。 ここではこの高みを「南峰」としておきます。 冬枯れの季節では樹間から少し山並みが見えるのですが、青葉が茂るこの時には見えませんでした。
小倉富士(北峰)
北へ続く尾根を降っていくと、程なくしてに着きます。 鞍部から登り返していくと、樹木が茂り気味の高みに着きます。 南峰から2分ほどの所になります。 中ほどの樹木の袂には「国土調査 K-054 地籍調査」の白頭短杭があります。 少し左側にある樹木には「小倉富士」のが取り付けられています。 ここが小倉富士北峰になります。 地形図によると標高は490mはあるようで、南峰とほぼ同じ標高のようです。 ここも周囲は樹木に囲まれていて、眺めは広がりません。
小倉富士(南峰) (標高495m)
様子を確認したら、を引き返してきます。 少し降っていくとに着きます。 鞍部からを登り返していきます。 程なくして、小倉富士南峰に戻ってきます。 往復5分ほどで戻って来られました。 山頂から(*)は、478m峰を経てに出られます。 今回は東へ延びる尾根を降るべく、登ってきた南の尾根にある大きなの脇を引き返していきます。
*西の尾根は「小倉富士」を参照。
合流する所まで戻ってきます。 登り時とは別の方のに沿って降っていきます。 最初のうちはになっていて尾根の背が明確ではありませんが、 防護網に沿って左へ曲がりながら降っていきます。 かなり傾斜が急で滑り易くなっているので樹木や防護網に掴まりながら滑り落ちるように降っていくと、 剥き出すの脇を過ぎていきます。 滑って転ばないよう気を付けながら降っていくと、次第に傾斜が弛んできて、樹木などに掴まらなくても降れる標高410mほどの緩斜地に出ます。
僅かな起伏で続くを進んでいきます。 少し右へ曲がりながら進んでいくとに出ます。 鞍部を過ぎて軽く登り返していくと、標高390mほどの僅かなに着きます。 少し左へ曲がりながら軽く降っていくとに出ます。 鞍部から登り返していくと、また標高390mほどの僅かな高みに着きます。
小峰
になる尾根を進んでいきます。 しばらく降っていくとに出ます。 鞍部からを登り返していきます。 少し右へ曲がりながら登っていくと、のような緩やかな所に出ます。 松の木の間を抜けていくと、標高370mほどの小峰に着きます。 南峰から29分ほどの所になります。
山頂から続いてきた防護網と分れて、を降っていきます。 少し降っていくと、が左の樹間に見えてきます。 しばらく降っていくとになります。 軽く登るようになると、標高340mほどの僅かな高みに着きます。
349m峰
少し降っていくと、標高330mほどのに着きます。 少し左へ曲がりながら登っていくとになります。 すぐに登り坂になるを進んでいきます。 少し右へ曲がりながら登っていくと、中ほどに「界」の赤プラ杭(*)がある高みに着きます。 場所を示す標識類は見かけませんが、この辺りが地形図に載っている349m峰になるようです。 南峰から41分ほどの所になります。 ここで尾根が二手に分れていますが、北へ延びるを降っていきます。
*同様の「界」の赤プラ杭は、この先にかけて幾つも見かけるようになります。
「界」の赤プラ杭が点々と続くを少し左へ曲がりながら降っていきます。 しばらく降っていくと、左の樹間にが見えてきます。 少し場所を変えながらを眺めていきます。 緩やかな所から更に降っていくとに着きます。 鞍部から軽く登り返していくと、「界」の赤プラ杭がある標高300mほどの高みに着きます。 南峰から49分ほどの所になります。
高みを過ぎて、になる尾根を進んでいきます。 になる所もある尾根を降っていきます。 左の樹間にを眺めながら降っていきます。 少し右へ曲がりながら降っていくと、右側にもが見えてきます。 少し右へ曲がりながら進んでいくと、桃テープが巻かれた樹木が幾つかあります。 南峰から1時間ほどの所になります。
桃テープが巻かれた樹木の所を右へ曲がって、の斜面を降っていきます。 思いのほかが急なので、樹木に手を掛けながら降っていきます。 しばらく降っていくとになります。 少し左へ曲がりながら進んで降り坂になると、僅かなを過ぎていきます。 登り坂になると、右から防護網が近づいてきます。 南峰から1時間6分ほどの所になります。
プラスチック網や鉄柵やトタン板もあるしっかりした防護柵に沿って軽く登っていくと、 標高200mほどの僅かなに着きます。 高みの先へ少し降って緩やかになると、は右へ遠退いていきます。 降り傾斜が増し始めると、が散乱して歩き難くなります。 歩き易い所を選びながら降って正面の樹間に民家が見えてくると、 桃テープや黄テープが巻かれた樹木を幾つか見かけます。
下山地
が歩けそうになるので、右へ曲がって降っていきます。 が散乱して歩き難い斜面を斜めに降っていきます。 伐採木が終ると、背丈の低いが茂るようになります。 少し左へ曲がりながら降っていくとに出ます。 民家を掠めて曲がっていきます。 草が茂る所に出て左へ曲がりながら降っていくと車道に降り立ちます。 南峰から1時間19分ほどで降りて来られました。
小倉地区
道路向かいにはがあります。 振り返って、を眺めていきます。 左へ続く車道を軽く登っていくと、右へ登っていくがあります。 やくの玄武岩公園の一部になっている159m峰へ続いていますが見送っていきます。 すぐの所にある「集団農区総合整備事業 竣工記念碑」や「町道改良工事竣工記念之碑」のを過ぎていきます。 小橋を渡った先の分岐の角に、車を止めておいたやくの玄武岩公園の駐車場があります。 下山地から2分ほどの所になります。