陸上325m峰
概 要 新温泉町と岩美町の県境尾根にある325.1m峰(点名:大鷺)へ登ります。 山頂の周囲には樹木が茂っていますが、途中の尾根には山並みや海を眺められる所があります。 今回は岩美町にある東浜展望所を起終点とし、県境尾根を経て山頂に至るルートを往復します。
起 点 岩美町 陸上地区
終 点 岩美町 陸上地区
陸上地区…登山口…古峠…図根三角点…小峰A…小峰B…尾根の肩…325.1m峰…尾根の肩…小峰B…小峰A…図根三角点…古峠…下山地…陸上地区
所要時間 2時間50分
歩いて... 駐車地のすぐ先から防護柵をくぐって斜面を登りましたが、樹木が茂り気味で煩わしくなっています。 下山地から古峠に出る七坂八峠古道を歩くルートを推奨します。 古峠から山頂までは比較的歩き易い尾根が続きますが、思いのほか傾斜が急な所もあって、かなり汗を掻きました。
関連メモ 七坂八峠古道
コース紹介
陸上地区
山陰近畿自動車道を東浜ICで降りて、県道256号を東進していきます。 東浜橋や新陸上橋を渡って町道七坂八峠線(旧国道178号)を県境近くまで来ると、 路肩の広がった駐車場が設けられた東浜展望所があるので、ここに車を止めさせて頂きます。
少し突き出たからは、東浜海岸などを見渡せる眺めが広がります。
鳥取県童謡・唱歌百景選定」のが設置されています。 「」もありますが、 今回登る325.1m峰は載っていません。
鳥取県童謡・唱歌百景選定
臨海学校で賑わう東浜海岸
文部省唱歌 われは海の子
我は海の子白浪の さわぐいそべの松原に 煙たなびくとまやこそ 我がなつかしき住家なれ
登山口
駐車場の先へ続くを進んでいきます。 陸上七坂展望駐車場が見えてくると、右に続く防護壁と防護柵にがあります。 今回はここから尾根に取り付きますが、ワイヤーの下をくぐっても明瞭な道はありません。 正面の斜面は急過ぎて登れないので、 防護柵に並行するようにを横切っていきます。
しばらく進んでいくと、県境にあるの傍まで来ます。 には 陸上七坂展望駐車場陸上岬遊歩道の入口が見えます。 ここで右へ曲がって、を登っていきます。 右・左と曲がりながら続く僅かな踏み跡を辿って登っていくと、緩やかな尾根の背に出ます。
古峠
高さ1m弱のが幾つかある尾根を進んでいきます。 樹木が茂り気味のは県境になっていて、 「地籍多角」の青頭短杭や「市町村界」「地籍調査」の白頭短杭が点々と続いています。 少し左へ曲がりながら軽く登っていくと、ピーク感のない標高100mほどの僅かなに着きます。 緩やかな高みを過ぎて降り坂になると、七坂八峠古道が尾根を越えていく古峠に着きます。 登山口から13分ほどの所になります。 は明瞭で、車道まで近くて歩き易くなっています。 (*)は最初は明瞭ですが、車道に出る手前で踏み跡程度の分り難い道になります。
今回の登山口からここまでは樹木が茂り気味で歩き難いので、下山地からのルートを推奨します。
*右の道は「七坂八峠古道」を参照。
正面の尾根を少し左へ曲がりながら登っていくとになります。 古峠までよりも樹木が減って歩き易くなったを登っていきます。 傾斜が緩やかになると、標高140mほどのに着きます。 浅いへ向かって軽く降っていきます。 鞍部から少し登り返していくと、標高150mほどの高みに着きます。 登山口から23分ほどの所になります。
曲がって、軽く降っていきます。 緩やかになった所を過ぎると、軽いになります。 左の樹間に僅かに山並みを眺めながら登っていくとになります。 境界杭が点々と続くを軽く登っていきます。 少し登っていくと、傾斜が弛んできます。
右の樹間に方面の海岸線を眺めながら登っていきます。 傾斜が増してくると、が剥き出す尾根になります。 傾斜が弛んだのような所を過ぎていきます。 また傾斜が増してくる尾根を登っていくと、の脇を過ぎていきます。 明るい所まで来ると、中ほどから折れた枯れ木があります。 登山口から36分ほどの所になります。 右側にはが広がります。
図根三角点
傾斜が増してくるを登っていきます。 左を振り返ると、の入口の辺りが見えます。 次第にが増してくるので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。 少し左へ曲がりながら急な尾根を登っていくと、樹木が減って明るい所に出ます。 中ほどには「図根三角点」の石標があります。 登山口から45分ほどの所になります。 右側には、先ほどよりも広い範囲の眺めが広がります。
小峰A
地面を這うが見られる尾根を進んでいくと、すぐに登り坂になります。 少し登って緩やかになると、標高260mほどの小峰Aに着きます。 登山口から49分ほどの所になります。 中ほどにはがあります。 ここで尾根が二手に分れていますが、を軽く降っていきます。
すぐにになります。 剥き出すが見られる尾根を軽く降っていきます。 を過ぎて、更に降っていきます。 次第にになる尾根を降っていきます。 軽く登って、僅かな高みを越えていきます。
小峰B
僅かにを過ぎて登っていきます。 次第にが広がってきて何処を歩けば良いのか迷いますが、中ほどを真っ直ぐ登っていきます。 思いのほかが急なので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。 汗を拭き拭き登って傾斜が緩やかになると、標高270mほどの小峰Bに着きます。 登山口から1時間1分ほどの所になります。 中ほどの樹木には黄テープが巻かれていて、袂には「市町村界」の白頭短杭があります。 ここで尾根が二手に分れています。 軽い降り坂のも歩き易そうで気になりますが、方角が違うので見送っていきます。 ここは、緩やかなを進んでいきます。
僅かに降っていくとになります。 引き続き「地籍多角」の青頭短杭や「市町村界」「地籍調査」の白頭短杭が見られます。 右の樹間にを眺めながら進んでいきます。 もある尾根を登っていきます。 次第にが増してくる尾根を登っていきます。 右の樹間に山並みを眺めながら登っていきます。
尾根の肩
程なくしてになります。 すぐに登り傾斜が増してくるとになります。 は歩き易くなっていて、危険な様子はありません。 岩尾根を過ぎると、僅かにを過ぎていきます。 広くなってくるを登っていきます。 頑張って登っていくと、標高300mほどの緩やかな尾根の肩のような所に着きます。 登山口から1時間14分ほどの所になります。 中ほどには、折れた枯れ木があります。
325.1m峰
尾根が左右に延びていますが、を進んでいきます。 軽く降っていくとになります。 少し左へ曲がりながら登るようになるとが見えてきます。 気を取り直して登っていくと、樹木が伐採された明るい山頂に着きます。 中ほどには「大鷺」があるので、地形図に載っている325.1m峰になるようです。 登山口から1時間18分ほどで登って来られました。 傍には「神谷山頂上325.1m」と書かれたが倒れていますが、 この山は「神谷山」という名前なのでしょうか。
情報によると、東浜駅の少し南西にある甘露神社は、以前は1kmほど西にある山に鎮座していたようで、 その山の名前は通称「神谷山」というようです。 この325.1m峰にある「神谷山頂上」の標柱との関連は良く分かりません。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
山頂の周囲には樹木が茂っていて眺めは広がりませんが、リュックを降ろして水分補給しながら休憩していきます。 落ち着いたところで、眺めが広がる所を求めて周囲を少し歩いてみます。 東へ延びる僅かな起伏で続く尾根を50mほど進んでいくと、南の方角にが少し見えます。 更に進んでいくと、居組港の入口にあるが北の方角の樹間に見えます。 更に東へ進んでみますが、眺めは広がらないままになるので、引き返してきました。 山頂まで引き返して北へ延びる尾根を少し降ってみると、樹間からが見えます。
尾根の肩
まで引き返してきて、元来た尾根を降っていきます。 降り始めると、が見えてきます。 左側にはが広がってきます。 軽い降り坂になる尾根を進んでいくとになります。 軽い登り坂になる尾根を進んでいくと、標高300mほどの緩やかな尾根の肩のような所に出ます。 325.1m峰から5分ほどの所になります。
見覚えのあるの所を右へ曲がって降っていきます。 左側にを眺めながら降っていきます。 軽い登り坂になるとになります。 岩尾根を降っていくとになります。 程なくして降り坂になります。
小峰B
左に広がるを眺めながら降っていきます。 緩やかな所もあるを降っていきます。 しばらく降っていくと、少し左へ曲がりながら続くになります。 少し登っていくと、標高270mほどの小峰Bに着きます。 325.1m峰から14分ほどの所になります。 中ほどの樹木には黄テープが巻かれていて、袂には「市町村界」の白頭短杭があります。
の所を右へ曲がって、尾根を降っていきます。 少し右へ曲がりながら降っていくとになります。 軽い登り坂になると、僅かなを過ぎていきます。 僅かに撓んだ所を過ぎると登り坂になります。
小峰A
緩やかな所を過ぎて更に登っていくと、が幾つも剥き出すようになります。 緩やかな所を過ぎて、更にを登っていきます。 傾斜が緩やかになると、テレビアンテナがある標高260mほどの小峰Aに着きます。 325.1m峰から25分ほどの所になります。
図根三角点
尾根が二手に分れていますが、右の尾根は見送って、 登ってきたを降っていきます。 正面のへ向かって、ケーブルが這う尾根を降っていきます。 程なくして、中ほどに「図根三角点」がある明るい所に出ます。 325.1m峰から28分ほどの所になります。 歩みを止めて、左に広がるを再度眺めていきます。 東浜海水浴場から羽尾海水浴場にかけてのやその奥にある松島などが良く見えます。 左を振り返ると、奥の方にが見えます。
石がゴロゴロして崩れ易いを降っていきます。 脇の樹木に手を掛けながら降っていくと、右側にの入口の辺りが見えてきます。 次第に傾斜が緩やかになってくると、左側が開けてが広がる所に出ます。 見覚えのある中ほどから折れたを過ぎていきます。 次第に緩やかになる尾根を進んでいくと、踊り場のような所を過ぎていきます。
傾斜が増して小岩が剥き出す尾根を降っていくとになります。 左の樹間に東浜方面を眺めながら、軽い降り坂で続くを進んでいきます。 少し右へ曲がりながら続く僅かなになる尾根を進んでいきます。 僅かな起伏で続く尾根を進んでいくと、右の樹間にが見えてきます。 軽い登り坂になる尾根を進んでいくと、標高150mほどの高みに着きます。 325.1m峰から49分ほどの所になります。
古峠
左へ曲がって軽く降っていくとになります。 僅かな鞍部を過ぎて登っていくと、標高140mほどのに着きます。 少し曲がりながら続くを淡々と降っていきます。 次第にが増してくるので、脇の樹木に手を掛けながら降っていきます。 しばらく降っていくと、七坂八峠古道が尾根を越えていく古峠に着きます。 325.1m峰から1時間1分ほどの所になります。
下山地
元来たのは正面の尾根になりますが、右へ続く広めのを降っていきます。 少し降っていくと、折れ曲がっていきます。 すぐにが見えてくると、道が少し狭くなります。 道なりに右へ折れ曲がっていくと、町道七坂八峠線(旧国道178号)に降り立ちます。 325.1m峰から1時間4分ほどで降りて来られました。 振り返って、降ってきたを眺めていきます。
陸上地区
軽い登り坂で続くを左へ進んでいきます。 程なくして、兵庫県と鳥取県の県境になっているに着きます。 振り返ると、尾根から見えていたなどが見えます。 峠から右へ登っていく(*)があります。 入口には「陸上岬遊歩道入口」の標柱が立っていて、 最初の東浜展望所で見かけたのと同様の「」があります。 展望地にもなっているを過ぎて軽く降っていきます。 最初に入った防護壁と防護柵にある登山口を過ぎていくと、車を止めておいた東浜展望所に着きます。 下山地から7分ほどで到着しました。
陸上岬遊歩道は「七坂八峠古道」を参照。