青垣420m峰
概 要 丹波市青垣町の沢野・中佐治・奥塩久地区の境にある420m峰へ登ります。 高砂峰とも呼ばれているようです。 南側の神楽神社の傍を起終点とし、北へ延びる尾根を通って山頂へ登り、 少し引き返して南へ延びる尾根にある百万岩を経て谷筋へ降り、 砂防ダムを過ぎて神楽神社の傍へ戻るルートを周回します。
起 点 丹波市青垣町 沢野地区
終 点 丹波市青垣町 沢野地区
沢野地区…神楽神社…小峰A…小峰B…小峰C…尾根の肩…420m峰…尾根の肩…百万岩…谷筋…砂防ダム…地蔵堂…沢野地区
所要時間 2時間30分
歩いて... 登りルートの尾根には傾斜が急な所があって、噴き出す汗を拭き息を弾ませながらの登りとなりました。 山頂の周囲には樹木が茂っていて眺めは広がりませんが、 下山時に立ち寄った百万岩からは眺めが広がります。 最後の谷筋はV字谷ではなく、明瞭な道はないものの歩くのに問題はありませんでした。
関連メモ 青垣344m峰
コース紹介
沢野地区
北近畿豊岡自動車道を青垣ICで降り、県道7号を150mほど北上した所から北東へ分れていく道に入っていきます。 北近畿豊岡自動車道の下をくぐって、遠阪川に架かるを渡っていきます。 少し左へ曲がりながら進んだ所にあるの左の道を登っていきます。 正面にがある左右に通る道に出て、左折していきます。 右へ曲がりながら進んでいくと、路肩の広がった所があるので、ここに車を止めさせて頂きます。
神楽神社
駐車地の先へ進んでいくと、すぐにがあります。 右側には「神楽神社」の扁額が掲げられたがあります。 鳥居をくぐると道が左右に分れていますが、夏草が茂る右の道を登っていきます。 鉄パイプ製の手摺りが続く坂を登っていくとまたがあります。 正面からも夏草が茂る地道が登ってきています。 傍には大きな石仏を納めた祠があります。 鳥居をくぐって石段を登っていくと、「神楽神社」の扁額が掲げられた神社があります。 駐車地から3分ほどの所になります。 由緒などを記したものは見かけません。 左側にある小祠の奥に見えるに向かって、明瞭な道のない植林地の斜面を登っていきます。
小峰A
植林地の斜面を登っていくと、すぐにがあります。 上下に設置された小さなレバーを回せば容易に開けられます。 防護扉を過ぎて、伐採木や打ち枝などが散乱する斜面をに沿って登っていくと、程なくして防護柵は右へ曲がっていきます。 振り返ると、先ほどのが見えます。 明瞭な道はありませんが、所々に桃テープが巻かれた樹木や刺し枝があるの斜面を登っていきます。 思いのほか傾斜が急なので息を弾ませながら登っていくと、次第に傾斜がきます。 斜面の左右にも桃テープを見かけるので、登るためのマーキングではなさそうです。 程なくして植林地になると、標高200mほどの小峰Aに着きます。 神楽神社から9分ほどの所になります。
小峰B
になると、少し左へ曲がっていきます。 軽く降ってになると、 脇に「界」の赤プラ杭と苔生した石杭があります。 剥き出すの先へ登り返していきます。 倒木が少し見られるに変わる尾根を登っていきます。 次第に緩やかになる尾根を登っていくと、あまりピーク感のない標高200mほどの小峰Bに着きます。 神楽神社から14分ほどの所になります。
またになる尾根を降っていきます。 しばらく降っていくと、歩き易いになります。 登り坂になると、またになります。 少し窪んだ道のようなものも見かけます。 が少し煩わしい斜面を登っていきます。 小岩が剥き出す所まで来ると、標高240mほどの緩斜地になります。 神楽神社から25分ほどの所になります。 右側の樹間に僅かにが見えます。
小峰C
軽く降っていくとになります。 程なくしてになると、尾根が広がってきます。 またが煩わしくなる尾根を登っていきます。 頑張って登っていくと、次第に樹木が減って傾斜もになります。 剥き出すの脇を過ぎていきます。 また植林地になると、あまりピーク感のない標高260mほどの小峰Cに着きます。 神楽神社から33分ほどの所になります。
少し右へ曲がって軽く降っていくとになります。 程なくしてになります。 アセビが見られる所を過ぎていくと、が幾つか剥き出しています。 もある尾根を登っていきます。 程なくして、「S-72」と書かれた桃テープが巻かれた樹木を過ぎていきます。
S-71」や「S-70」と書かれた桃テープが巻かれた樹木を過ぎて標高270m辺りまで来ると、 傾斜が弛んだのような所があります。 神楽神社から40分ほどの所になります。 尾根の右斜面に(*)のようなものが現れますが、見送っていきます。 に変わった尾根を登っていきます。 白頭短杭が点々と続いていて、その場所を示すかのような桃テープも見られます。 次第にが増してくるので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。 少し窪んだ道のようなものも見られますが、すぐに不明瞭になります。
*踏み跡を降って谷筋を経て登っていくと百万岩へ出られそうですが、確かめた訳ではありません。
が増してきますが、掴まる樹木が適度に生えているだけ救いです。 左を振り返ると電波塔の立つ山が見えますが、方角からするとでしょうか。 「H'H'-F125-10」と書かれた小札が添えられた「細部図根」のを過ぎていきます。 岩が剥き出した樹木が茂り気味のを、汗を拭き拭き登っていきます。 「地籍調査」と書かれた桃テープも見かける尾根を、息を弾ませながら登っていきます。
尾根の肩
小岩が剥き出す所もあるを、脇の樹木に手を掛けながら更に登っていきます。 幾つもあるを過ぎていくと、次第に傾斜が弛んできます。 樹木に手を掛けなくても良くなった尾根を登っていくと、標高410mほどののような所に出ます。 には急な尾根が降っていきますが、下山時に歩くことにします。 左へ曲がったすぐの所に「H'H'-F125-12」と書かれた小札が添えられた「細部図根」の黄頭短杭があります。 神楽神社から1時間8分ほどの所になります。
気を取り直して、になった尾根を軽く登っていきます。 すぐに分岐になった僅かな高みに着きます。 尾根の肩から1分ほどの所になります。 (*)は中佐治地区からのルートになります。 ここは僅かな降り坂になるを進んでいきます。
*左の尾根は「青垣344m峰」を参照。
420m峰 (高砂峰)
僅かに撓んだ尾根を進んでいくと、すぐにになります。 軽い登り坂になると、樹木が伐採されたに出ます。 に眺めが広がるかと期待しますが、残念ながら樹木が邪魔をしています。 明るい所を過ぎて、が見られる尾根を軽く登っていきます。 程なくして420m峰と思われる高みに着きます。 尾根の肩から4分ほどの所になります。 中ほどには「H'H'-F124-21」と書かれた小札が添えられた「細部図根」の黄頭短杭があります。 情報によると高砂峰と呼ぶようですが、その旨の標識類は見かけません。 周囲には樹木が茂っていて眺めは広がりませんが、リュックを降ろして水分補給をしながら休憩していきます。
420m峰の左正面に続く尾根は、かや峠榎峠へ続いています。 (「青垣344m峰」を参照)
尾根の肩
落ち着いた所で、を引き返していきます。 軽く降っていくと、樹木が伐採されたに出ます。 緩やかになった所から軽く登っていくと、分岐になった僅かなに着きます。 中佐治地区へ降る右の尾根は見送って、続く元来た尾根を降っていきます。 少し降っていくと、「H'H'-F125-12」と書かれた小札が添えられた「細部図根」の黄頭短杭がある尾根の肩に戻ってきます。 420m峰から4分ほどの所になります。
登ってきた右の尾根は見送って、南へ続くを降っていきます。 脇の樹木に手を掛けながら、を降っていきます。 しばらく降っていくとになります。 右側にはが少し見えます。 少し降り坂になって標高360m辺りまで来ると、尾根が広がってきて何処を歩けば良いのか分り難くなります。 尾根の肩から9分ほどの所になります。
少し右へ曲がって、延びる尾根を降っていきます。 思いのほか傾斜がを少し右へ曲がりながら降っていきます。 益々傾斜が増してくると、右側にがあります。 大岩を過ぎていくと、次第に傾斜が緩やかになってきます。
百万岩
緩やかな尾根を進んでいくと、樹木が少し伐採されたに出ます。 眺めが広がりそうな所がにあるので進んでいきます。 程なくして、切り立った岩壁の上に出ます。 尾根の肩から20分ほどの所になります。 標識類は見かけませんが、情報によると百万岩というようです。 落ちないよう注意しながら岩の上に出てみると、山並みなどを見渡せる展望地になっています。
眺めを楽しみながら、しばらく休憩していきます。 眼下にはが見えます。
谷筋
百万岩からを引き返してきます。 大岩の手前まで来ると、左斜面に僅かながあります。 踏み跡を辿って斜面を横切るように降っていくとに出ます。 少し左へ曲がって降っていくと、浅い谷筋に出ます。 百万岩から4分ほどの所になります。 正面には登ってきたがすぐそこに見えていて、 斜面を斜めに登っていけば容易に尾根に出られそうな様子です。 明瞭な道は見かけませんが、今回は左へ続くを降っていくことにします。
には僅かに水が流れているもののV字谷にはなっておらず、歩くのに問題はありません。 が少し見られる浅い谷筋を降っていきます。 『地形図に描かれている破線の道が現れないか』と探しながら降っていきますが、それらしい道は見かけません。 幾つかあるを跨いでいきます。 前方が明るくなってくると、砂防ダムが見えてきます。
砂防ダム
塞ぐ倒木を高巻いていくと、のようなものが現れます。 近づいてくる砂防ダムへ向かって、次第に深くなってくるを進んでいきます。 程なくして砂防ダムの上流側に出ます。 百万岩から21分ほどの所になります。 百万岩から見えていたダムで、取り付けられている銘板によると奥塩久谷川堰堤というようです。 は狭い急坂になっています。 の方が広くて登り易そうに思えます。 僅かに水が流れるに降りていきます。
通常砂防工事
奥塩久谷川堰堤
兵庫県
竣工 2021年1月
形状 H=13.5m L=66.7m V=4,452立方m
計画捕捉量 V=3,102立方m
水が流れる所を渡って、堰堤沿いにを登っていきます。 崩れた所をよじ登って、曲がっていきます。 少し先を左へ折れ曲がっていくとがあります。 階段を登っていくと、の右側に出ます。 砂防ダムを越えて、下流側に設置されている擬木の階段を降っていきます。
擬木の階段を降り終えると、の傍に出ます。 に降っていきます。 対岸にはがありますが、今回は立ち寄るのを省略します。 神社へ渡っていくを見送っていきます。 コンクリート道を軽く降っていくと鳥居が立っています。 百万岩から30分ほどの所になります。 振り返ると「大神宮」の扁額が掲げられているので、先ほどの神社の名前のようです。
砂防指定地 奥塩久谷川
この土地の区域内において宅地造成、家屋の新築、土石採取等の行為をする場合は兵庫県知事の許可が必要ですから、 丹波土木寺務所にご相談ください。
鳥居の先に続くを軽く降っていきます。 振り返るとが見えます。 少し進んだ所からをズームアップしてみると、垂直に切り立った大きな岩なのが良く分かります。 「大乗 妙詮 千部供養塔」と刻まれた台座に乗ったお地蔵さんが納められたを過ぎていきます。 少し左へ曲がって地道になると防護柵があります。 百万岩から34分ほどの所になります。 があるので、右側の人用の扉を通過していきます。 上下に設置された小さなレバーを回せば容易に開けられます。
地蔵堂
防護扉を過ぎるとの曲がり角に出ます。 出口にはが立っていて、 右の道は「皇大神社まで200m」、左の道は「川東ウォーキングコース Bコース」となっています。 右折して、小規模な墓地が見られるを進んでいきます。 少し進んでいくと左右に通るに出ます。 右へ曲がった所に「皇大神」と刻まれたが立っています。 傍には石碑もありますが、達筆過ぎて無学の私には読めません。 手前には道標と思われる石があって、「右 ふくち山 左 むら ゑ」と刻まれています。 隣には地蔵堂があって、「念佛連中」と刻まれた台座の上にお地蔵さんが鎮座しています。 傍には「南無阿弥陀佛」と刻まれた石碑や六&一地蔵が並んでいます。
道標には
 右 ふくち山
 左 むら ゑ
と刻まれています。 昔は矢の内村が佐治から郡境の塩久峠を通り福知山へ行く道路沿いにあり、 ここが村の入り口になっていたことを示しています。
川東地区元気な地域づくり委員会 2014年
沢野地区
白いフェンスで囲まれた処分場まで来るとがあります。 車で来た左の道は見送って、を進んでいきます。 右へ曲がりながら進んでいくと、車を止めておいた駐車地があります。 百万岩から42分ほどで降りて来られました。
駐車地の手前から右前方へ分れていく夏草の茂る地道は、神楽神社の石段へ続いています。