青垣344m峰
概 要 丹波市と福知山市の境にある344.0m峰(点名:榎坂)へ登ります。 丹波市青垣町の中佐治地区を起終点とし、420m峰と374m峰を経て、府県境尾根を山頂へ向かいます。 山頂からは国道429号が通る榎峠へ降り、谷筋に残る古道を通って中佐治地区へ戻っていきます。
起 点 丹波市青垣町 中佐治地区
終 点 丹波市青垣町 中佐治地区
中佐治地区…登山口…尾根の肩…尾根の肩…420m峰…374m峰…府県境尾根…かや峠…344.0m峰…榎峠…佐治地区
所要時間 2時間40分
歩いて... 明瞭な登山道はなくて標識類もありませんが、 倒木が散乱する所や急坂の所があるものの、藪漕ぎする所はありません。 山頂からの眺めは良くありませんが、所々から少し山並みが見えます。 420m峰までは急坂があって喘ぎながらの登りが続きますが、その先は比較的楽な尾根歩きになります。
関連メモ 青垣420m峰
コース紹介
中佐治地区
北近畿豊岡自動車道を遠阪ICで降りて国道427号を南下し、 小倉交差点の1kmほど北側にある交差点を左折して国道429号を東進していきます。 遠阪川に架かる大橋を渡った所の十字路を直進して北近畿豊岡自動車道の手前まで来ると、 は左へ曲がっていきます。 国道429号と分かれて中佐治地区の奥へ続く正面の道を進んでいくと、 石灯籠が立つ所の前に路肩の広がった所があるので、ここに車を止めさせて頂きました。
登山口
駐車地の先へ進み始めると、すぐにがあります。 右へ曲がった所にあるを直進していきます。 小川に架かる小橋を渡った所にがあります。 鎖が巻かれて針金で止められているだけなので、を開けて通過していきます。 すぐに小尾根の先端を回り込む林道に出て正面の道を進み始めると、小尾根に登っていく踏み跡があります。 ここが今回の登山口になります。 駐車地から4分ほどの所になります。
右へ回り込むように登っていくとに出ます。 段差がある急な尾根ですが、脇の樹木に掴まりながら登っていきます。 が目立つ尾根を登っていきます。 アセビが見られる尾根を登っていくとがありますが、文字は確認出来ませんでした。 標石を過ぎると、伐採木が散乱する緩やかな尾根になります。
尾根の肩
程なくして見えてくるへ向かって登っていきます。 尾根にはが点々と続きますが、境界杭の場所を示すテープのようです。 尾根を更に登っていくと、「地籍調査」のを見掛けるようになります。 次第に傾斜が緩やかになると、標高250mほどの尾根の肩のような所に着きます。 登山口から15分ほどの所になります。
軽いになる尾根を進んでいきます。 緩やかな尾根になると、右から登ってくる窪んだ道してきます。 は何処から登ってくるのか興味がありますが、登山口の先へ続く林道の途中からでしょうか。 軽く登るようになると、尾根の背を外れてに続く踏み跡が現れます。 は斜面を横切るように緩やかに続いていて、 これから向かう420m峰へ登っていけそうには思えないので、切り株の所から戻るようにして続く踏み跡を登っていきます。 登山口から19分ほどの所になります。
踏み跡を少し登っていくとに出ます。 次第に登り傾斜が増してきます。 写真ではよく分かりませんがかなりなので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。 近づいてくるへ向かって、息を弾ませながら登っていきます。 何度か立ち止まって呼吸を整えながら登っていくと、標高330mほどの緩やかな尾根になります。 登山口から32分ほどの所になります。
尾根の肩
少し進んでいくとまたが増してくるので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。 振り返って、樹間にを眺めながら休み休み登っていきます。 近づいてくるへ向かって登っていきます。 引き続き設置されている「地籍調査」のを辿りながら登っていきます。 次第に傾斜が緩やかになると、420m峰の西100m辺りにある標高410mほどの尾根の肩(*)に着きます。 登山口から48分ほどの所になります。 ここから先には息切れするような急登はありません。
*後日に、この尾根の肩から右へ延びる尾根を歩きました。 (「青垣420m峰」を参照)
420m峰 (高砂峰)
左へ曲がって、僅かにを進んでいきます。 軽く降っていくとになります。 軽く登るようになると小規模なに出ますが、眺めは広がりません。 伐採地を過ぎていくと高みに着きます。 登山口から52分ほどの所になります。 標石類は見掛けませんが、ここが地形図に載っている420m峰になるようです。 情報によると高砂峰と呼ぶようですが、その旨の標識類は見かけません。 周囲には樹木が茂っていて眺めは良くありません。 今回は登り始める時刻が遅くて丁度昼時になったので、 中ほどの切り株に腰掛けて、急登での疲れを癒しながら昼食タイムにしました。
お腹が満ちたところで、少し左へ曲がっていくを降っていきます。 尾根が広がって降り傾斜が増し始めると尾根が二手に分かれますが、を降っていきます。 少し左へ曲がりながら降っていくと、次第に傾斜がになってきます。 少し進んで倒木が目立つようになると、またになります。 尾根が狭まってくると、僅かな起伏で続く標高350mほどの緩やかな尾根になります。
374m峰
倒木を避けながら進んでいくとになります。 傾斜が緩んでくると、少し曲がっていきます。 軽いになる尾根を進んでいきます。 傾斜が緩やかになると高みに着きます。 標石類は見掛けませんが、地形図に載っている374m峰になるようです。 420m峰から19分ほどの所になります。 周囲には樹木が茂っていて眺めは良くありません。
右前方に少しを眺めながら降っていきます。 しばらく降っていくと、植林地の広いに出ます。 のように盛り上がった所が見られる尾根を登り返していきます。 程なくして標高360mほどの小峰に着きます。 374m峰から5分ほどの所になります。
府県境尾根
の尾根を軽く降っていきます。 少し左へ曲がりながら降っていくと、になります。 軽く登るようになると、兵庫県と京都府の境になっている標高350mほどの高みに着きます。 374m峰から9分ほどの所になります。 ここで尾根が二手に分かれています。 も歩けそうですが、見送っていきます。 ここはを降っていきます。
かや峠
かなり傾斜がを、脇の樹木に手を掛けながら降っていきます。 幅が広がって何処を歩けば良いのか分かり難い尾根を降っていくと、左右に通るに出ます。 左へ曲がって、斜面を横切るように続くを進んでいきます。 歩き易い道を進んでいくと、鞍部になった峠に着きます。 374m峰から17分ほどの所になります。 地形図で破線の道(*)が尾根を越えていく所のようです。 この場所を示す標識類は見かけませんが、情報によるとかや峠というようです。 右の尾根を登り始める所に「本芦田」と刻まれたがあって、 傍に「地籍調査」の短杭もあります。 周囲の様子を確認しながら、ひと息入れていきます。
*後日に、西へ続く破線の道を歩きました。 植林地の谷筋に踏み跡程度の道が続いています。 沢を跨いだりしながら降っていくと広めの道になります。 少し右・左と曲がっていくと砂防ダムがあります。 廃車の脇を過ぎていくと、ここから24分ほどで今回の古道出合に出ます。 (ルート図に緑色で表示)
石標を過ぎていくとのようになります。 程なくして道が消滅するので、右のを登っていきます。 「地籍調査」や「細部図根」のが点々と設置されている尾根を登っていきます。 から3分ほど登っていくと、標高310mほどの緩やかな尾根になります。
左へ曲がって、を進んでいきます。 軽い登り坂になると、僅かなを越えていきます。 軽く降っていくとになります。 少し登って緩やかになる尾根を進んでいくと、が目立つようになります。 左の樹間に山並みを眺めながら進んでいきます。
僅かにを進んでいきます。 程なくしてになります。 次第に傾斜が増して広がってくるを登っていきます。 やがて、左右に延びる緩やかな尾根に出ます。 から13分ほどの所になります。 右の尾根も歩けそうで気になりますが、軽い降り坂のを進んでいきます。
344.0m峰
少し降っていくと、程なくしてになります。 僅かなに着いて、少し右へ曲がって軽く降っていきます。 少し降っていくと浅いに出ます。 鞍部から登り返していくと高みに着きます。 中ほどの樹木には「榎峠」の標識が取り付けられています。 脇には「榎坂」があるので、地形図に載っている344.0m峰になるようです。 から19分ほどの所になります。 周囲は樹木に囲まれていて展望は良くありませんが、西の方角に少しが見えます。
の尾根を降っていきます。 次第に傾斜が増してくる尾根を少し右へ曲がりながら降っていくと、下の方にが見えてきます。 所々に見られるを歩いたりしながら降っていきますが、 水平に続くだけですぐに不明瞭になります。 が散乱する斜面を降っていきます。 歩き易そうな所を探しながら降っていくと、榎峠を越えていく国道429号に降り立ちます。 344.0m峰から9分ほどで降りて来られました。
榎峠
振り返って、を確認していきます。 国道429号を軽く登っていくと、兵庫県と京都府の境になっているに出ます。 降り始める所まで来ると、「丹波市」と「福知山市」のが立っています。 左へ曲がり始める所まで来ると、歩けそうな谷筋が左に現れます。 このまま国道429号を降るのは遠回りになるので、地形図に破線で載っている古道を辿るべく、ここから左の谷筋を降っていきます。
最初は落葉や枯れ枝などが積もっていて道が分かり難くなっていますが、 少し降っていくと谷筋の左側に広めのが現れます。 谷筋の右側には境界杭の場所を示していると思われる桃テープが続いているので、紛らわしくなっています。 次第に明瞭になってくる古道にはなども見られますが、概ね歩き易くなっています。 石がゴロゴロする所を降って傾斜が緩やかになると、を横切っていきます。 谷筋には小沢が流れています。 古道入口から6分ほどの所になります。 埋設されたの上を過ぎていきます。
谷筋の右側に続くようになるを軽く降っていきます。 小さくに曲がりながら進んでいきます。 道を塞ぐを避けながら進んでいきます。 道幅が狭まって傾斜が増す所を降っていくと、左から来る古道に合流します。 古道入口から11分ほどの所になります。 左から来る(*)は、地形図に破線で載っている道のように思えます。
*後日に左の古道を歩きました。(ルート図に緑色で表示)
中佐治地区
古道を進んでいくと、正面が明るくなってが見えてきます。 古道は正面へ続いているようですが、笹が茂って歩けないので、右側の植林地へ迂回していきます。 左へ回り込むように進んでに復帰すると、左側に防護柵が続くようになります。 防護柵に沿って進んでいくと、して道が狭まった所を過ぎていきます。 再び広くなった古道を進んでいくとがあります。 三ヵ所を紐で括られているだけなので、容易に開けることができます。 防護扉を過ぎると、最初に曲がっていったに出ます。 舗装路になった道を真っ直ぐ進んでいくと、車を止めておいた駐車地に着きます。 古道入口から20分ほどで降りて来られました。