江笠山
概 要 江笠山は豊岡市と与謝野町と福知山市の境にある標高727.5mの山です。 西側を通る県道251号から明瞭な登山道が山頂まで続いていて、それほど苦労することもなく登ることが出来ます。 山頂や東北東にある高みなどからは、山並みを少し眺められます。 今回は西側の登山口から山頂へ登り、ひとつ北側の尾根を降るルートを周回します。
起 点 豊岡市但東町 薬王寺地区
終 点 豊岡市但東町 薬王寺地区
薬王寺地区…登山口…V字谷…小滝…展望地…江笠山…小峰…下山地…薬王寺地区
所要時間 2時間10分
歩いて... 登山口から山頂までは、疲労困憊するような急坂はありませんが、気温が高くて噴き出す汗を拭きながらの遅い登りとなりました。 途中から山頂までは桃テープが点々と取り付けられてルートを示しています。 降りルートは一般的な登山ルートではないようですが、急坂が少しあるものの、下草は生えておらず藪漕ぎするような所はありません。
関連メモ 江笠山
コース紹介
薬王寺地区
豊岡市但東町の出合交差点から国道426号を南東へ進んでいきます。 県道252号・県道558号・県道63号を右に分けて花番地まで来ると、高橋の手前に道路標識が出るがあります。 左へ分かれていく県道63号に入って北上していくと、 道路標識を過ぎた所にenacarのがあります。 左へ分かれていく県道251号に入って北上していくと、を過ぎていきます。 ヘアピンカーブを過ぎて登っていくとがありますが、駐車できそうな所がないので、もう少し先まで進んでいきます。 切通を過ぎて右から左へ曲がっていくと、路肩の広がった所があるので、ここに車を止めさせて頂きました。
登山口
駐車地から引き返して、を過ぎていきます。 右への曲がり角まで来ると、カーブミラーの脇に登山口があります。 駐車地から3分ほどの所になります。 傍には半壊したがあって、「標高727.8m」「全長1,573.4m」となっています。 以前にあった「江笠山登山口」の板は壊れていました。 側溝を跨いで谷筋の植林地に続く道に入っていくと、すぐの所に四本柱のが設置されています。 「ご記入ください」と書かれた紙がありますが、中には筆記具があるばかりで、以前に入っていた「芳名録」は見かけません。
お越しいただきありがとう御座います。恐れ入りますが、芳名録にご記入ください。
植林地になった谷筋に続く登山道を進み始めると、沢に架かる破損したを渡っていきます。 倒木を乗り越えたりしながら登っていくと、少し水が流れるを渡り返していきます。 沢から少し離れた所を登っていくと、再び近づいてくるを横切っていきます。 この辺りから樹木に巻かれたを見かけるようになりますが、 「地籍調査」などの文字は見られないので登山ルートを示しているように思えます。 沢沿いに登っていくと、太めの丸太橋を渡っていきます。 登山口から6分ほどの所になります。
V字谷
所々に巻かれているを確認しながら、沢が流れる谷筋を登っていきます。 剥き出すの脇を過ぎていきます。 が茂り始めた所を過ぎていきます。 程なくして、谷筋が三方に分かれる所に出ます。 登山口から11分ほどの所になります。 中ほどのには明瞭な道は見かけません。 ここは僅かに水が流れる浅い沢を渡って、へ向う道を進んでいきます。
小滝
登山道は尾根の先端を回り込むように左へ曲がっていきますが、小滝を訪ねていくべくを降っていきます。 沢の傍まで降りて、大きなをくぐっていきます。 剥き出す岩へ向っていくとが見えてきます。 岩まで行くと、黒い岩壁を流れ落ちる小滝の前に出ます。 水量はあまり多くありませんが、心地良い水音を響かせています。
往復9分ほどでまで引き返してきます。 右へ曲がって、を回り込むように登っていきます。 右下にある先ほどのを覗き込んでいきます。 すぐに僅かに水が流れる沢があるになります。 沢に丸太橋が架かっているのですが、倒木に覆われて破損しています。
沢を渡って右へ曲がり、谷筋を離れてを登っていきます。 程なくして左へ曲がっていくと、根刮ぎ倒れたがあります。 倒木の先を右へ曲がって登っていくとになります。 斜面を曲がりながら登っていくと、の群落を横切っていきます。 左の尾根が次第に低くなってくると、東西に延びる尾根に出ます。 登山口から28分ほど登った所になります。
左へ曲がって、を登っていきます。 標高580mほどの高みが迫ってくると、桃テープが巻かれた樹木の所から尾根の背を外れてを進むようになります。 高みを巻くように、左へ曲がりながらを登っていきます。 高みを巻き終えてに復帰すると、緩やかな植林地になります。 僅かな起伏で続く緩やかな尾根を進んでいくと、少し左へ曲がりながら続くになります。 傾斜が緩やかになると、標高590mほどの高みに着きます。 登山口から37分ほどの所になります。
展望地
高みの先へ降っていくと、浅いを過ぎていきます。 登り坂になる尾根を進んでいくと、桃テープが巻かれた樹木の所から尾根の背を外れてを進むようになります。 が萌え始めた斜面を横切っていきます。 登り傾斜が増してくる斜面を登っていくと、南南西に延びる尾根に出ます。 登山口から43分ほどの所になります。 以前に来た時には「頂上まで496mですよ」の標識があったのですが、この時には見かけませんでした。 右側にはが広がる展望地になっているので、 景色を眺めながらひと息入れていきます。
落ち着いたところで、左へ鋭角に曲がって、雑木林から植林地へ変わるに続く道を登っていきます。 アセビが見られる所を過ぎて、尾根のを登っていきます。 左へ曲がりながら登っていくと、が道を塞いでいます。 倒木の脇を右へ曲がって、植林地のを登っていきます。 程なくして尾根の背に出ます。 展望地から6分ほどの所になります。 脇には破損した「頂上まであと337mですよ」のが倒れています。
鋭角に左へ曲がって、植林地のを登っていきます。 しばらく登っていくとに出ます。 傾斜が増してくる尾根を登っていくと、桃テープが巻かれた樹木の所からを進むようになります。 が萌え始めた斜面を横切るように登っていきます。 少し曲がりながら登っていくと、南北に延びる尾根に出ます。 展望地から14分ほどの所になります。 道端には破損した「頂上まであと105mですよ」のが倒れています。
江笠山 (標高727.5m)
鋭角に左へ曲がって、広くなったを登っていきます。 を真っ直ぐ登っていくと、正面が明るくなってきます。 桃テープを辿りながら植林地を登っていくと、樹木が伐採されて明るくなった江笠山に着きます。 展望地から18分ほど、登山口から1時間2分ほどで登って来られました。 中ほどには「江笠山 727m」の標識が倒れていて、脇には「江笠山」もあるので、地形図に載っている727.5m峰になるようです。 山頂は樹木に囲まれていて眺めは良くありませんが、 東側の樹木が少し伐採されていてを眺められます。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
以前に来た時に気になっていたを少し歩いてみます。 軽く降っていくとに出ます。 少し右へ曲がりながら降っていくとになります。 程なくして軽い登り坂になると、丸い岩が幾つかある標高720mほどの高みに着きます。 江笠山から2分ほどの所になります。 北側が明るくなっているので少し降りていくと、が広がります。 少し右側には、伊根町のが見えます。 少し左側には、斜台形をしたが見えます。
江笠山 (標高727.5m)
が東側へ降っていますが、ここで引き返すことにします。 軽く降っていくとになります。 僅かな登り坂になる尾根を進んでいくと、山頂の一段低い所にあるに出ます。 軽く登っていくと、往復6分ほどで江笠山の山頂に戻ってきます。 お昼にはまだ早い時刻だったので、脇のに腰を下ろして水分補給をしながら休憩していきます。
落ち着いたところで、江笠山から下山していきます。 登ってきた道を引き返しても良いのですが、少しでも違う道を歩くべく、登ってきた尾根のひとつ北側の尾根を降ることにします。 北西にあるが巻かれた樹木へ向っていきます。 桃テープを過ぎて、植林地のを降っていきます。 右へ曲がりながら降ってが明確になってくると、シダ類が萌え始めた尾根になります。 緩やかな所を過ぎていくと、曲がりながら登るようになります。 少し登っていくと、標高680mほどの僅かな高みに着きます。
少し右へ曲がって軽く降っていくとになります。 左・右と小さく曲がりながら、の尾根を降っていきます。 少し傾斜が増してくるを降っていきます。 標高650m辺りの緩斜地まで来ると、左側に尾根が現れます。 江笠山から9分ほどの所になります。 中ほどには「市町村界」の白頭短杭があります。 北へ延びる664m峰へ続いているようですが、方角が違うので見送っていきます。 ここは県道251号へ降るべく、西へ続くを降っていきます。
小峰
少し降っていくとになります。 程なくして少し右へ曲がって、「山村境界」の青頭短杭が見られるの尾根を進んでいきます。 軽く登っていくと、標高650mほどの小峰に着きます。 江笠山から13分ほどの所になります。 中ほどには「薬」のと「地籍調査」の青頭短杭があります。
少し右へ曲がって、を降っていきます。 脇の樹木に手を掛けながら降っていくとになります。 程なくしてになりますが、傾斜は急ではありません。 傾斜が弛んで左側が雑木林になってくると、尾根が分岐しています。 江笠山から20分ほどの所になります。 中ほどには「地籍調査」の青頭短杭があります。 は歩き易そうですが、方角が違うので見送っていきます。 ここは雑木林になったを進んでいきます。
アセビの脇を過ぎて軽く登っていくと、標高610mほどの僅かなに着きます。 少し右へ曲がって、僅かなの尾根を進んでいきます。 下草は生えておらず、藪漕ぎの必要もない尾根が続きます。 軽く降っていくと、緩やかでになります。 しばらく進んでいくと、尾根が分岐しています。 江笠山から24分ほどの所になります。 は歩き易そうで県道251号へ降りていけそうですが、今回は見送っていきます。 ここは南南西へ向うを降っていきます。
が茂る尾根を降っていきます。 程なくして、「薬」のを過ぎていきます。 またが茂る所を過ぎていきます。 尾根が広がってくると、中ほどに浅い窪みが現れます。 江笠山から27分ほどの所になります。 は登ってきた谷筋に降りていきそうなので見送っていきます。 ここは標高550mほどの緩やかな細長い尾根に向って、を降っていきます。
を快調に降っていきます。 少し降っていくとになります。 少し左へ曲がりながら降っていくと、が盛り上がってきます。 少し左へ曲がりながら登っていくと、尾根が分岐している標高550mほどの高みに着きます。 江笠山から33分ほどの所になります。 中ほどには「山村境界」の赤頭短杭があります。 は県道251号の手前に急な崖があって降りられないように思えるので見送っていきます。 ここは県道251号の曲がり角にある谷筋へ向って、を降っていきます。
の尾根を進んでいきます。 次第にになる尾根を進んでいきます。 程なくして、崖のような急斜面になる所に出ます。 江笠山から36分ほどの所になります。 写真では良く分かりませんが、降りていけそうにない傾斜です。 は県道251の曲がり角の辺りへ降りられそうな気がしますが、今回は見送っていきます。 ここは少しでも駐車地に近くなるを降っていきます。
下山地
脇の樹木に手を掛けながらの尾根を降っていきます。 しばらく降っていくと、右下にの曲がり角が見えてきます。 左側に現れるへ向って降っていきます。 樹木に掴まりながら急な尾根を降っていくと、僅かな踏み跡が見られるに降り立ちます。 右へ曲がって側溝を跨ぐと県道251号に出ます。 江笠山から45分ほどで降りて来られました。 振り返って、を眺めていきます。
薬王寺地区
左へ続くを軽く降っていきます。 左側にはが続いていて、降りて来られそうにありません。 標高550mほどの高みで右の尾根を降ってきたのは正解でした。 白いガードレールが続くようになると、先の方にが見えてきます。 ガードレールが途切れて「アカバナ165」の小札が取り付けられた電柱まで来ると、車を止めておいた駐車地に着きます。 下山地から3分ほどで到着しました。