江笠山
概 要 江笠山は豊岡市と与謝野町と福知山市の境にある標高727.5mの山です。 西側を通る県道251号から明瞭な登山道が山頂まで続いていて、それほど苦労することもなく登ることが出来ます。 山頂は東側が少し開けていて、山並みを眺められます。 今回は西側にある登山口から山頂までを往復するルートを歩きます。
起 点 豊岡市但東町 薬王寺地区
終 点 豊岡市但東町 薬王寺地区
薬王寺地区…江笠山登山口…小滝…展望地…江笠山…展望地…小滝…江笠山登山口…薬王寺地区
所要時間 1時間30分
歩いて... 登山口から山頂までは、明瞭な登山道が続いています。 大半は展望の利かない植林地を歩きますが、所々で雑木林にもなります。 特に迷いそうな所はありませんが、途中から山頂までは赤テープが点々と取り付けられています。 山頂からの眺めはあまり良くありませんが、途中の展望地からは山並みを眺めることが出来ました。
関連メモ 江笠山
コース紹介
薬王寺地区
豊岡市出石町から国道426号を東進し、出合交差点を曲がって小谷交差点を直進していきます。 天谷佐田線山東大江線を右に分けた先から薬王寺川沿いの山東大江線に入っていきます。 薬王寺バス停の所から北側に分かれていく赤花薬王寺線を登っていくと、 「」の標識の脇から山道が続いています。 そこが江笠山への入口になりますが、傍には駐車出来そうな所がなかったので、もう少し先まで進んでいきました。 左へ曲がった先の切通を抜けて右から左へ曲がっていくと、 路肩が広がって車を2・3台は止められそうな駐車スペースがあったので、ここに車を止めました。
江笠山登山口
駐車スペースから引き返して切通を過ぎて降っていくと、 先ほど見かけたに戻ってきます。 カーブミラーの傍には「」の標識が立っていて、 「標高727.8m 全長1,573.4m」となっています。 道程を10cm単位までどうやって測ったのだろうと思いながら、谷筋の植林地に続く山道へ入っていくと、 すぐの所の道端の両側に四本柱のが設置されていました。 左側の箱の中にはが入れられていて、 表紙には「江笠山登り 芳名録 H23 ご自由にお書きください」となっていましたが、 感想も添えて下山時に記入することにして、この時はやり過ごしていきました。 右側の箱の傍には木の杖が何本も置いてありました。
お越しいただきありがとう御座います。 恐れ入りますが、芳名録にご記入ください。
植林地になった谷筋に続く山道を進んでいきます。 登山道になっているようで、普通の山道よりも道幅がありそうでした。 小沢に架かるを渡っていきます。 を渡り返して谷筋を緩やかに登っていきます。 太めのを渡って、谷筋の植林地を更に進んでいくと、谷筋が二股に分かれています。 左側のには明瞭な道がないので、見送っていきます。
小滝
突き出した尾根の先端を右から回り込むようにして続く道を登っていくと、 右側の谷にがありました。 江笠山登山口から11分ほどの所になります。 水量は少なめでしたが、岩壁を流れ落ちる水が心地よい音を響かせていました。 小滝のすぐ先に架かるを渡り、 傾斜が増してきたを右へ戻るようにして登っていきます。
植林地の斜面を折れ曲がりながら登っていくと、程なくして雑木林になってきます。 道のが削られたようにして続いているところを見ると、 この道は小型重機のようなもので造ったのでしょうか。 左側の尾根が次第に低くなってくる道を登っていくと、東西に延びる尾根に出ました。 小滝から5分ほど登った所になります。 右にも踏み跡が降っているようでしたが、ここは左へ続く道を登っていきます。 この辺りから、樹木に取り付けられたを見かけるようになりました。
尾根の背を少し登っていくと、右傾斜の斜面を進むようになります。 引き続き、それほど傾斜の急ではないが続いていて、歩き易くなっていました。 尾根の背に出ると、再びになります。 僅かなを越えて浅い鞍部を過ぎて、植林地を更に登っていきます。
展望地
時折取り付けられている赤テープを確認しながら登っていくと、右傾斜のを横切るように進んでいきます。 やがて正面が明るくなってくると、南南西に延びる尾根に出ました。 小滝から16分ほど登った所になります。 右側が開けていて、を眺められる展望地になっていました。 脇に生える樹木には「」の標識が立て掛けられていました。 これまで見晴らしの得られない道を休まずに登ってきたので、眺めを楽しみながらひと休みしていきました。
ひと息入れたら、左へ鋭角に曲がって、雑木林から植林地へ変わるに続く道を登っていきます。 程なくして尾根のを登るようになります。 鋭角に右へ曲がって登っていくと尾根の背に出ました。 展望地から4分ほどの所になります。 道端には「」の標識が置かれていました。 道はここで鋭角に左へ曲がっていきます。
植林地のを登っていくと、 右へ曲がりながらを横切るように登るようになります。 やがて正面が明るくなってくると、南北に延びる尾根に出ました。 展望地から11分ほどの所になります。 道はここで鋭角に左へ曲がっていきます。 道端に設置された「」の標識に励まされて、 左へ続く広がってきたを登っていきます。
江笠山 (標高727.5m)
広くなったを真っ直ぐ登っていくと、正面が明るくなってきます。 そろそろ頂上に着きそうだと思うと、気持ちにも余裕が出てきました。 赤テープが取り付けられたを登っていくと、 樹木が伐採されて明るくなった江笠山に着きました。 展望地から14分ほど、江笠山登山口から42分ほどで登って来られました。 山頂には「」の標識がありました。 その脇にはもあるので、地形図に載っている727.5m峰になるようです。
江笠山登山口にあった標識では「標高727.8m」となっていたので、三角点よりも30cmほど高い所があるようです。 地形図によると江笠山登山口は標高450mほどの所になるようなので、標高差280mほどの山登りでした。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
 (国土地理院)
の山頂は概ね樹木に囲まれていて展望は良くありませんが、 東側が少し開けていて、山並みを眺めることができました。 お昼にはまだまだ早かったので、手頃なに腰かけて、景色を眺めながら休憩していきました。
展望地
落ち着いたところで、江笠山から下山(*1)していきます。 山頂から東北東へ緩やかな尾根(*2)が続いていて興味を惹かれましたが、元来た道を引き返していきます。 登ってきた道を2分ほど降っていくと、「頂上まであと105mですよ」のが立っています。 そこを鋭角に右へ折れ曲がって、斜面を横切るように降っていきます。 程なくしてを降るようになると、 「頂上まであと337mですよ」のが置かれています。 そこを再び鋭角に右へ折れ曲がっていきます。 その先を左へ曲がって右傾斜のを降っていきます。 尾根の背に出て真っ直ぐ降っていくと、正面が開けた展望地に着きました。 山頂から9分ほど降った所になります。
*1 後日に北西へ続く尾根を歩きました。(「江笠山」を参照)
*2 後日に東北東へ続く尾根を歩きました。(「江笠山」を参照)
展望地からの眺めを確認してから、 立て掛けられた「頂上まで496mですよ」のの所を右折して、 を横切るように降っていきます。 尾根の背に出て浅いの先の僅かなを越えていきます。 植林地と雑木林を分ける尾根になってくると、僅かな高みを過ぎていきます。 雑木林になった尾根を降っていくと、道は鋭角に曲がっていきます。 展望地から8分ほど降った所になります。 正面にも尾根が続いているので、ここにも案内標識が欲しいところではあります。 うっかりしていると尾根を真っ直ぐ降ってしまうことになるので、右側を注意しながら歩く必要があります。 今回歩いたルートの中で、注意を要する只一つの所でした。
小滝
雑木林のを横切るようにして降っていきます。 やがて植林地になった斜面を折れ曲がりながら降っていくと、下の方から水音が聞こえてきます。 登ってくる時にあったの上に出て右へ折れ曲がっていくとに降り立ちます。 を渡って左へ進んでいくと小滝の頭に出ました。 展望地から12分ほど降った所になります。 手を伸ばしてに写してみましたが、何だかよく分からない写真になったので、 少し先から振り返ってもう一度を写しておきました。
への分岐を過ぎて、植林地になったを降っていきます。 谷筋を流れるに降りていける所を選んで、手でちょいと水をすくって涼んでいきました。 小滝から4分ほど降っていくと、小沢に架かる太めの丸太橋を渡っていきます。
江笠山登山口
を渡って行くと、道の右側すぐの所に小沢が流れるようになります。 小沢に架かるを渡り返していくと、 道端の両側に四本柱のが設置されているので、 扉を開けて、ノートに簡単な感想などを書いていきました。 小箱の先へ僅かに進むと、赤花薬王寺線にあるに出ます。 展望地から22分分ほど、江笠山の山頂から31分ほどで降りて来られました。
薬王寺地区
右方向へ赤花薬王寺線を緩やかに登っていきますが、車はほとんど通っていきません。 尾根を切り開いてが剥き出しになったを過ぎて、右へ曲がっていきます。 僅かに左から右へ曲がりながら坂道を登っていくと、愛車を止めておいた駐車スペースに戻ってきました。 靴を替えたり汗を拭いたりして落ち着いたら、この先にある薬王寺峠を経て家路につきました。