宝来山
概 要 宝来山は丹波市春日町にある標高551mの山です。 北東側の尾根や山頂からは山並みを見渡せる眺めが広がります。 今回は北東にある野村運動公園を起終点とし、 谷筋から急な岩尾根を宝来山へ登り、蛭子峰から野村峠へ降って、 谷筋を通って野村運動公園へ降るルートを周回します。
起 点 丹波市春日町 野村地区
終 点 丹波市春日町 野村地区
野村地区…登山口…山の神…男女岩…展望台1…展望台2…宝来山…蛭子峰…野村峠…作業道出合…水道施設…野村地区…(萬松寺)
所要時間 4時間40分
歩いて... 登りルートには桃テープが点々と取り付けられ、標識も設置されていて分かり易いものの、 ロープが垂らされた急な岩尾根がかなりあります。 岩壁をよじ登るような所もあって、初級者の私にはタフなコースでした。 野村峠から作業道に出るまでの谷筋に明瞭な道はありませんが、何とか降ることが出来ました。 作業道に出てからは、明瞭な道になります。
関連メモ 向山
コース紹介
野村地区
北近畿豊岡自動車道を春日ICで降りて、国道175号の下野村交差点から県道69号を南下していきます。 春日中学校前交差点を直進していくと、「あなたの田舎暮らし応援します」の看板が出るがあります。 右折して、茶臼山城跡を目指して進んでいきます。 山際まで来て右へ続く道を進んでいくと、「亀命山萬松寺・野村運動公園」の看板が出るがあります。 看板に従って、を進んでいきます。 地道になる手前を右へ曲がっていくと、萬松寺の手前に野村運動公園の広い駐車場があるので、ここに車を止めさせて頂きました。
野村運動公園遵守事項
グラウンドは其々の目的に応じて使用するが、 公衆道徳を重んじ、ゴミの投棄や付近の迷惑になるような行為は行わないこと。
一、 使用申込みは一週間前とする。 ※同時に申込みがあった場合は区民を優先する。
一、 使用後は、必ずグラウンド整備を行うこと。
一、 不用となった物、ゴミ等は必ず持ち帰ること。
一、 付近の器物を損傷しないこと。
運動公園内の自己は一切責任を負いません。
管理者 野村区自治会
登山口
萬松寺に続く道を進んでいきます。 萬松寺の角まで来て、曲がっていきます。 T字路に突き当たって左折していくとがあります。 左折していくと登山口があります。 駐車場から5分ほどの所になります。 脇には「宝来山(仮)登山口」のが立っています。
情報によると、「宝来山」は551m峰の正式名称ではないようですが、 551蓬莱の豚まん(肉まん)に因んで呼ばれている通称のようです。
正面のへ入っていきます。 入口には「まきんこの森」のがあります。 に続く広い地道を進んでいきます。 真っ直ぐ進んでいくと、程なくして防護扉があります。 登山口から2分ほどの所になります。 扉には「」があって、今回登る宝来山までの道が載っています。 扉はTバーを横にずらせば開けられますが、扉かバーが少し曲がっているのか、開け閉めに少々手こずりました。
まきんこの森は自己責任の森。
この遊び場での事故ケガ等の責任は負いかねます。
よろしく!! 地主。
登山者の皆様へのお願い
・必ず、柵を閉めてください。
・火気の使用をご遠慮ください。
・動植物の採取禁止です。
マナーを守って登山しましょう!
プロジェクト0.551実行委員会
たき火たばこに注意
兵庫県
山の神
防護扉を過ぎると、防護柵沿いに左へ道が続いていますが、を進んでいきます。 少しを軽く登っていきます。 しばらく登っていくとがあります。 標識類は見かけませんが、右側の道を登っていきます。 樹木が減って明るい所に出ると、道に覆い被さる樹木があります。 登山口から11分ほどの所になります。 手前には「山の神」の標識があります。 「プロジェクト0.551キロ登山道マップ」によると、この木が山の神になるようです。
左にはが流れていて、心地良い水音を響かせています。 谷筋に続く少しを登っていきます。 が少し見られるようになる道を登っていきます。 やがて桃テープが巻かれた樹木があります。 登山口から15分ほどの所になります。 広めの道は正面へ続いていますが、左の涸れ沢を指す矢印の標識があります。 正面の道が地形図に破線で載っている道のように思えますが、標識に従って左のを進んでいきます。
涸れ沢を渡って倒木が見られる植林地を登っていくと、を見かけるようになります。 少し登っていくと、岩の傍に小規模ながあります。 傍には「石垣」の標識が立っています。 が幾つか見られる所を登っていきます。 少し右へ曲がりながら登っていくと広い道に出ます。 登山口から22分ほどの所になります。 手前には「まきんこの森」の標識が取り付けられていて、今登ってきた道を指しています。 正面には矢印の標識があって左を指しています。 右から登ってくる広い道は手前の分岐から分かれてきた道のようです。 何故ルートが付け替えられているのか分かりませんが、「石垣」を経由して欲しいという思いからでしょうか。
男女岩
左へ続くを軽く登っていきます。 次第にが目立つようになります。 程なくして、道端に「男女岩」の標識が立っています。 登山口から25分ほどの所になります。 「プロジェクト0.551キロ登山道マップ」に載っている写真と似た岩が左右にあります。 右の斜面にあるが「男岩」、 左の沢向かいの斜面にあるが「女岩」ということでしょうか。
谷筋を奥へ進んでの前まで来ると、矢印の標識が左を指しています。 標識に従って、左にある石がゴロゴロするを横切っていきます。 沢の左側に出て、石がゴロゴロするを登っていきます。 矢印のが見られる道を登っていきます。 やがて苔生した岩の脇を過ぎていきます。
程なくして、矢印の標識や桃テープに従って少し曲がって降っていきます。 僅かな沢を横切って、植林地のを登っていきます。 剥き出すを過ぎていきます。 が幾つも剥き出す谷筋を登っていきます。 やがて、右下に「ブランコ」の標識が取り付けられた樹木が見えてきます。 登山口から39分ほどの所になります。
展望台1
剥き出す大岩の左側を登り始めると、樹木にが取り付けられていて、 この先の道は「551山頂」、今来た道は「まきんこの森」となっています。 矢印のに従って、右・左と曲がりながら斜面を登っていきます。 岩が剥き出す所もあるの斜面を横切るように登っていきます。 程なくして、「展望台」の標識が取り付けられた尾根に出ます。 登山口から45分ほどの所になります。 手前の樹木が育ったのか、左の樹間に少し見えるは「展望台」というほどの眺めではありませんが、ひと休みしていきます。
右へ曲がってを登り始めると、すぐに矢印の標識と桃テープを過ぎていきます。 矢印の標識に従って、の左脇を過ぎていきます。 矢印の標識まで来るとが垂らされています。 ここからは断続的にロープ場が続くようになります。 右・左と曲がりながら、が剥き出す斜面を登っていきます。 右へ曲がってロープ場を登っていくと、「ヒカゲツツジ」の標識があります。
右へ曲がりながら登っていくと、岩が剥き出すを横切っていきます。 右側にはが見えます。 しばらく続くの袂を進んでいきます。 次第に右側のが広がってきます。 登り傾斜が増してくると、切り立った岩壁にロープが垂らされていて、「レッツ岩登り」の標識があります。 登山口から58分ほどの所になります。
展望台2
ロープに掴まりながら急なを登っていきます。 写真では良く分かりませんが、かなりなので、 脇の岩にも手を掛けながら、転落しないよう必死の思いでよじ登っていきます。 時間を掛けて慎重に登ってロープが終ると、緩やかなに出ます。 ホッとしながら左へ曲がっていくと、すぐの所に「展望台」の標識があります。 登山口から1時間2分ほどの所になります。 左に広がる景色を眺めながら、急な岩壁をよじ登ってきた疲れを癒やしていきます。
眼下には茶臼山城跡188m峰を見下ろせます。 ズームアップすると、駐車場に止めてきたが樹木に隠れ気味ながらも見えます。
落ち着いたところで、更に続くを登っていきます。 途切れながら続くに掴まりながら、しばらく続く岩尾根を登っていきます。 小さく曲がりながら、矢印のを確認しながら登っていきます。 が少し見える所を右へ曲がっていきます。 展望台2から12分ほどの所になります。 のような岩の脇を登っていきます。 程なくして、少し傾斜が弛んで歩き易くなります。
を通ったりしながら、尾根を曲がりながら登っていきます。 右へ曲がりながら登っていくと、砕石を積んだがあります。 展望台2から20分ほどの所になります。 程なくしてになります。 傾斜が増してくると、が尾根を塞いでいます。 右側に現れるロープに掴まりながら、岩の袂を登っていきます。
左へ曲がって、ロープに掴まりながらを登っていきます。 剥き出すに出ると眺めが広がります。 展望台2から31分ほどの所になります。
右へ曲がって、ロープが垂らされたを更に登っていきます。 樹木が減った明るい所まで登ると、右側にが広がります。 更に続く岩尾根を登っていきます。
ロープに掴まりながら、の脇を登っていきます。 右側に広がるを眺めながら登っていきます。 少し右へ曲がって、尾根のを登っていきます。 矢印の標識がある所を左へ曲がって、ロープが垂らされたを登っていきます。 ロープが終ると、眺めが広がる所に出ます。 展望台2から45分ほどの所になります。
右へ曲がって、アセビが少し茂る所を過ぎるとになります。 緩やかになった尾根を進んでいくと、矢印のを過ぎていきます。 僅かなになると「山頂まで100m」の標識が立っています。 もうすぐ山頂に着くと分かって、俄然力が湧いてきます。 緩やかな所を過ぎるとになります。 左から回り込むように登っていくと、「木の穴くぐり」の標識が立つ緩やかな尾根の背に出ます。 展望台2から52分ほどの所になります。 左にある樹木の根元にが空いています。 リュックを降ろせば何とか通り抜けられそうに思えますが、くぐるのは止めておきます。
宝来山 (標高551m)
左へ曲がっていくとになりますが、脇の樹木に掴まるほどの傾斜ではありません。 が目立つ脇を登っていきます。 の左側を登っていきます。 右へ曲がりながら登っていくと、が近づいてきます。 程なくして、樹木が伐採されたに着きます。 展望台2から57分ほど、登山口から2時間2分ほどで登って来られました。 なだらかになった尾根を少し進んだ所に、 「山頂551m」の標識が立っていて、脇の樹木には「宝来山551m」の標識が取り付けられています。 三角点はありませんが、ここが地形図に載っている551m峰になるようです。 手前の樹木が少し邪魔をしていますが、山頂の北東側が開けていて眺めが広がります。
お昼には少し早い時刻でしたが、脇の小岩に腰掛けて昼食タイムにしました。
お腹が満ちたところで、西へ続く尾根を進み始めると、 すぐの所にある「551山頂・向山」のを過ぎていきます。 傾斜が増してくる尾根を降り始めると、「宝来山」のがあります。 左側にあるの辺りが明るくなっているので、ちょいと立ち寄っていきます。 小岩まで出ていくと、を眺められます。 元に戻って上面が平らな岩を過ぎていくと、緩やかな尾根になります。
程なくして、左に見えている矢印の標識に向って、戻るようにを降っていきます。 標識まで来て右へ曲がり、が剥き出す尾根を降っていきます。 左側にが見える所を過ぎていきます。 正面には、これから向うが見えます。 尾根の背から左斜面を降るようになるとロープが垂らされています。 宝来山から7分ほどの所になります。
岩が剥き出すを、ロープに掴まりながら降っていきます。 右へ曲がっていくロープに沿って降っての脇を過ぎていくと、 矢印の標識が樹木に取り付けられています。 左斜面を登るようになると、矢印のを過ぎていきます。 少し右へ曲がりながら登っていくと、すぐの所に「向山・551山頂」のがあります。 すぐ先にある矢印のを過ぎていきます。 緩やかな尾根の背に出ると、「向山・宝来山」の標識があります。 宝来山から12分ほどの所になります。
左へ曲がって登り始めると、が剥き出す尾根になります。 桃テープや黄テープを辿って、尾根のを進んでいきます。 矢印の標識を過ぎると、に復帰します。 またが剥き出す尾根になります。 標識や桃テープを辿りながら岩尾根を登っていきます。
蛭子峰 (標高562m)
左・右と曲がりながら登っていくと、「宝来山」のを過ぎていきます。 矢印の標識を過ぎて登っていくと、が剥き出しています。 左へ曲がって、広がってくるを登っていきます。 「宝来山」の標識を過ぎると蛭子峰に着きます。 宝来山から21分ほどの所になります。 中ほどには「蛙子峰562m」のが立っていて、 右前方の道は「五の山」、左の道は「珪石山」となっています。 右前方の道(*)は五の山を経て向山へ続いています。 傍の木には「宝来山 まきんこの森」「険しさを楽しむ道」のがあって、今登ってきた道を指しています。 「」もありますが、 登山口の近くの防護扉にあったのと同様の内容です。
*右前方の道は「向山」を参照。
周囲の様子を確認したら、「珪石山」の標識が指すを降っていきます。 少し曲がりながら、の尾根を降っていきます。 歩き易い尾根を快調に降っていくと、次第に傾斜がになってきます。 程なくして分岐があります。 蛭子峰から3分ほどの所になります。 左脇にはが立っていて、 左の道は「譲葉山」、右の道は「清水山/珪石山」、今来た道は「蛭子峰」となっています。 左の道には「分水界の径」、右の道には「向山連山登山道」のが立っています。 中ほどの樹木には山の名前などを書き加えたが取り付けられていますが、 丸まっていて全体を上手く写せないので、今回の登山に関連のある範囲を載せておきます。 右の道(*)は珪石山清水山へ続いていますが、 今回は野村峠へ向って、「分水界の径」の標識が立つを進んでいきます。
*右の道は「向山」を参照。
程なくしてになります。 緩やかな所から軽く登っていくと、僅かなを過ぎていきます。 軽く降っていくと狭いに着きます。 尾根には「走る栄養研究所」の白テープが見られるようになります。 軽く登って、を進んでいきます。 尾根の左肩や右肩を通ったりしながら、桃テープも続く尾根を軽く降っていきます。
野村峠 (標高480m)
軽いの尾根を小さく曲がりながら進んでいきます。 曲がりながら続く尾根を淡々と降っていくと、が少し狭くなります。 長い倒木を過ぎていくと、緩やかな尾根にある少しズレた野村峠に着きます。 蛭子峰から18分ほどの所になります。 中ほどには「野村峠(藤ノ目坂)480m」のが立っていて、 正面の道は「梅堺」、右前方の道は「東奥」、左後方の道は「野村」、今来た道は「蛙子峰」となっています。 標識のすぐ先からへ降っていく道には 「」と題した案内図が取り付けられています。 「野村峠・藤の目林道」や注意書きのも見かけます。 正面の道は譲葉山へ至る縦走コース、右前方の道は林道へ降る藤の目コースになるようですが、 今回は封鎖するように桃テープが張られたを降っていきます。
地形図には野村峠の少し先から北東へ続く破線の道が描かれているので、 ちょいと探ってみましたが、それらしい道は見かけませんでした。 (所要時間に含めず)
少し降り始めると、程なくして曲がっていきます。 少し先を曲がって降っていきます。 程なくして道は不明瞭になりますが、右下の谷筋へ向ってを降りていきます。 浅いに出ると倒木が見られますが、跨いだりしながら進んでいきます。 谷底には僅かに水が流れる沢があるので、谷の(*)を歩きながら降っていきます。 谷底の近くが歩き難い所では、左斜面の少し高い所を歩いたりしながら降っていきます。
*この先で、沢の右側に作業道のような道が現れるので、右斜面を降る方が良いのかも知れません。
少し歩き易い所もあるを降っていきます。 を過ぎていきます。 右下には大きな岩がゴロゴロするがあります。 沢の傍に続くを降っていきます。 程なくして、流れ落ちる水音を響かせる二筋の小滝があります。 野村峠から36分ほどの所になります。
作業道出合
を通ったりしながら降っていきます。 しばらく降っていくと、またがあります。 石がゴロゴロするを進んでいきます。 やがて左斜面の傾きが大きくなって歩き難くなるので、 右を流れるへ向っていきます。 沢を渡ると、作業道のような明瞭な道に出ます。 野村峠から48分ほどの所になります。 上流側へも道が続いていますが、地形図に破線で載っている道に出たようです。
道のない所を歩く煩わしさから解放されて、明瞭なを軽く降っていきます。 左を流れるの水音を聞きながら降っていきます。 の袂を過ぎていきます。 倒木が少し見られる所まで来ると、谷筋の右側に続いてきた作業道はになります。 どうしたものかと思っていると、の向こう岸に道が続いているので渡っていきます。 作業道出合から7分ほどの所になります。
沢を渡っていくと、「砂防指定地」のを過ぎていきます。 少し先には、倒木の脇に「火の用心」のがあります。 傍には「砂防指定地」の白い標識が倒れています。 歩き易い作業道を降っていくと、大きな砂防ダムがあります。 作業道出合から14分ほどの所になります。 砂防ダムの脇にはがあります。 右側には柵が設置され、傍に「大門川砂防堰堤」のが出ています。
大門川
砂防指定地 兵庫県
この地域内において土地の掘さく等の行為をする場合には許可が必要です。 柏原土木事務所にご相談下さい。
告示 8年3月4日
砂防指定地 大門川砂防堰堤
砂防ダムに立ち入ったり、貯水池で遊んではいけません。
あぶない
兵庫県
水道施設
道なりに右へ曲がって、が茂る道を降っていきます。 程なくしての下に出ます。 左へ曲がって、白いに沿って降っていきます。 程なくしてある二つ目のを過ぎていきます。 になった道を快調に降っていきます。 正面が明るくなってくると、水道施設のような所に出ます。 作業道出合から21分ほどの所になります。
水道施設を過ぎるとがあります。 上下に渡された長い閂をずらして小さなレバーを回せば開けられるのですが、 ずらす量が多く、脇の木に引っかかったりするので、開けるのに少々手こずりました。 防護扉を過ぎると、すぐの所に「分水界 雲海の径 野村峠入口」のが立っています。 と思われる広い所の右側を進んでいきます。 程なくして、左右にが建っています。 小屋の間を進んでいくと、左側に石造の祠と石灯籠が並んでいます。 道は正面にも続いていますが、ここから左の道へ入っていきます。
敷地のような所を過ぎていくと、防護柵が続くに出ます。 右へ曲がって、防護柵沿いにを進んでいきます。 民家を過ぎて開けた所に出ると、左の防護柵にがあります。 その先には夏草が茂る道が続いていますが、このまま正面の道を進んでいきます。 が良い香りを漂わせている道を進んでいきます。 右へ分かれていく道を見送っていくと十字路があります。
野村地区
左折して、のような所へ向っていきます。 山際まで来て右へ進んでいくと、右から来る道とします。 左へ曲がって、188m峰の西側にあるを越えていきます。 軽い降り坂になると、左側にがあります。 作業場のような広い所の脇を進んでいくと、舗装路のに出ます。 左折していくと、程なくして車を止めておいた野村運動公園の駐車場があります。 水道施設から20分ほどで到着しました。
萬松寺
家路につく前に、傍にあるを訪ねていきます。 参道の入口には「告諭」が掲示されています。 参道を真っ直ぐ進んでいくと、境内の入口に「積功累徳」のがあって、萬松寺の縁起が刻まれています。 縁起に書かれているもあります。 正面には「萬松寺」の扁額が掲げられた本堂があります。 曲がり屋のようになった右側には「薫雲厨」の扁額が掲げられたのような建物があります。 左側には慈眼視衆生のがあります。 雰囲気の良いもあります。 (所要時間に含めず)
積功累徳
 當山の縁起は天正年間保月城攻略の兵火に羅り詳 細は判明せずと雖も慶長年間本寺円通十三世融山和 尚の充詳を得て復興し全骼宸ニ称す。更に寛文年間 萬松寺と改めし由来をたずぬるに、寺の東南に茶臼 山と呼ぶ古城趾あり。當山再興の祖師水岸和尚此の 山に座禅せしが夜半三昧に入り心路絶する処金色に 輝く五智如来が出現され「吾は末法乱世に後輪し庶 民の宿業を済度せん」と告げ鬱蒼たる古松の辺に消 え賜う。夜明を待ち村人に語り探し求め松の大木に 大亀に座す尊像を発見直ちに堂宇を建立し安直せし と聞く。この因縁により霊亀萬年の を祈りて亀命 山と号し、幽松千年の翠を願ひて萬松寺と称す。江 戸末期迄坐禅堂もあり十余人の修業僧が常在したと 云ふ。更に現存する礎石配置により本堂庫裡客殿の 規模も推測され往時の壮観もさこそと偲ばれる。現 在の諸堂は寛文元年五世密線和尚の代に改築せしも の、爾来三百二十余年の星霜を経て老朽甚だしく、 昭和五十九年二十世和尚普山の際し壇信徒の総力を 結集し茲に大修理を行ふ。願くは法運隆昌、祖風宣 場、家門繁栄、子孫安泰、諸縁吉祥ならん事
維時 昭和五十九年十一月三日 山主謹白