朝倉向山城跡
概 要 朝倉向山城跡は養父市八鹿町にある217m峰を中心にした山の上にあります。 朝倉向山城は旧八鹿町朝倉から起った朝倉氏の居城で、近くには朝倉城跡や朝倉比丘尼城があります。 城跡と思われる切岸や曲輪跡と思われる平坦地が幾つも見られます。 今回は南但馬トンネルの傍から山頂へ登り、西にある静霊苑の傍へ降るルートを周回します。
起 点 養父市八鹿町 朝倉地区
終 点 養父市八鹿町 朝倉地区
朝倉地区…登山口…小峠…小峰A…小峰B…217m峰(朝倉向山城跡)…下山地…朝倉地区
所要時間 2時間10分
歩いて... 谷筋や尾根に明瞭な道はなく、プチ藪漕ぎしたり急坂もありますが、歩くのに支障はありません。 小峠から小峰Bまでの尾根には役目を終えた防護網が続きますが、行く手を阻むほどではありません。 尾根の所々からは山並みを眺められます。 国道沿いに降り立つ手前では、急斜面を降ることになります。
関連メモ 朝倉向山城跡
コース紹介
朝倉地区
北近畿豊岡自動車を八鹿氷ノ山ICで降りて、国道9号を東進していきます。 朝倉交差点を過ぎていくと、交差点の先にがあります。 小動物炉の入口まで来ると左側に空き地があるので、ここに車を止めさせて頂きました。
南へ曲がっていく国道9号沿いのを進んでいきます。 左の斜面にはが幾つか見られます。 更にある砂防堰を眺めながら進んでいくと、が見えてきます。 左にある砂防堰へ続く道を見送ってトンネルの手前まで来ると、道路向かいに林道があります。 行き交う自動車に注意しながら道路を横断して、林道へ向っていきます。
登山口
林道の入口にあるを過ぎていきます。 すぐに地道になる林道を進んでいくと右側にが現れますが、見送っていきます。 浅い谷筋に続く林道を軽く登っていくと、戻るように曲がっていきます。 コンクリート道を登っていくと、すぐにに出ます。 広場の中ほどまで進んでいくと、右の斜面に戻るように登っていく踏み跡があります。 枯れ草などが覆っていて分り難いですが、ここが今回の登山口になります。 駐車地から12分ほどの所になります。
踏み跡に入っていくと、が点々と続いています。 松の幼木が生えるを進んでいくと、右側に山並みが広がってきます。
斜面を横切っていくとに出ます。 左へ曲がりながら続く谷筋を登っていくと、「兵公施界」の赤頭短杭に混じっても見かけます。 次第に浅くなってくる谷筋を登っていきます。
小峠
傾斜が増して赤頭短杭を見かけなくなると、道が不明瞭になりますが、の上を目指して登っていきます。 程なくして、谷筋のに水が流れた跡が現れます。 正面の谷筋は急傾斜になって崩落跡も見られるので、右側の斜面を登っていきます。 少し左へ曲がって、の急な斜面を横切るように登っていきます。 所々に見られる「兵公施界」の赤頭短杭を確認しながら登っていくと、 役目を終えて地面を這っているが続くようになります。 現れる踏み跡に沿って右へ曲がって登っていくと、左右に延びる尾根にある小峠に着きます。 登山口から25分ほどの所になります。 尾根を越えて右前方へ降るがありますが、地形図に破線で載っている道のようです。
小峰A
ひと息入れてから、樹木が茂り気味のを進んでいきます。 防護網に沿って進み始めると、すぐの所に「扉を閉めて下さい」の標識が取り付けられています。 軽いになる尾根を進んでいきます。 少し登っていくとになります。 尾根には防護網が続きますが、跨いだりくぐったりしながら、歩き易い側を選んで登っていきます。 軽いになると、少し左へ曲がりながら進んでいきます。 程なくして標高210mほどの小峰Aに着きますが、ピーク感はあまりありません。 小峠から5分ほどの所になります。
鹿、進入防止のため、開けたら必ず閉めて下さい。
(社)兵庫県森と緑の公社
少し右へ曲がっていくと、などを過ぎていきます。 まだが続く尾根を降っていきます。 左の樹間に僅かにを眺めながら進んでいきます。 標高170m辺りまで来ると尾根がに分かれていますが、 防護網が続く左の尾根を降っていきます。 所々にある「兵公施界」の赤頭短杭を確認しながら降っていくと、標高150mほどの緩やかな尾根になります。
小峰B
緩やかな尾根を進んでいくと、程なくしてになります。 少し登っていくと、次第にが茂るようになります。 も見られる尾根を、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。 シダ類が減って来ると、曲がりながら登っていきます。 再びシダ類が茂るようになる尾根を登っていくと、標高200mほどの小峰Bに着きます。 小峰Aから24分ほどの所になります。
少し左へ曲がり、「兵公」のなどを過ぎて降っていきます。 右の樹間になどを眺めながら降っていきます。 傾斜が少し緩やかになると、アセビの袂にあるを過ぎていきます。 細い灌木が少し煩わしいの尾根を進んでいきます。 少し樹木が減って歩き易くなると、左側に山並みが広がる展望地に出ます。
緩やかになった尾根を進んでいくと、「DT38」のがあります。 軽く登って僅かなに着くと、「DT37」の白頭短杭があります。 になる尾根を進んでいきます。 右側にを眺めながら降っていきます。 左側にもが見えてきます。 程なくして標高170mほどの緩やかな尾根になると、「DT35」の白頭短杭があります。 小峰Bから10分ほどの所になります。
左側にと思われる山を眺めながら進んでいきます。 登り坂になると、「DT34」のがあります。 左に広がる山並みを眺めながら登っていきます。
が見られる尾根を登っていきます。 「22-180」と書かれたを過ぎていきます。 傾斜が緩やかになると、「DT33」の白頭短杭や「2-6」の赤頭小板がある高みに着きます。 小峰Bから14分ほどの所になります。
高みを過ぎていくとになります。 少し降っていくと、「DT32」の白頭短杭があるになります。 が見られる尾根を登っていきます。 小岩が剥き出して明るくなったを登っていきます。 「DT30」の白頭短杭を過ぎて緩やかになると、踊り場のような所に出ます。 小峰Bから19分ほどの所になります。
すぐにになります。 円山川の右岸を通るなどを右の樹間に眺めながら登っていきます。 白い花を咲かせているを愛でながら登っていきます。 少し登っていくと緩やかな尾根になります。 手前の樹木が少し邪魔をしていますが、左にはが見えます。
217m峰 (朝倉向山城跡)
少し進んでいくとになります。 次第に傾斜が増してきて、のようになった尾根を登っていきます。 少し登っていくと、次第に傾斜がになります。 右へ降っていく(*)を分けていきます。 少し左へ曲がりながら進んでいくと、一番高い所に着きます。 標識類は見かけませんが、この辺りが地形図に載っている217m峰になるようです。 小峰Bから26分ほど、登山口から1時間22分ほどで登って来られました。 山頂は小広くなっていますが、灌木が茂り気味で残念ながら眺めは良くありません。 朝倉向山城があった所のようですが、その旨の解説板などは見かけません。
*右へ降っていく尾根は「朝倉向山城跡」を参照。
灌木が茂るを西へ進んでいきます。 少し降っていくとになります。 先にあるのような急な所を降っていきます。 緩やかになった尾根を進んでいくと、「16-260」と書かれたがあります。 石杭がある所まで来ると、その先は急な切岸のようになっています。
を降っていきます。 少し傾斜が緩んでくると、「DT20」のを過ぎていきます。 右側の樹間にを眺めながら降っていきます。 には樹木が茂り気味ですが、歩き難くはありません。 樹木が減って明るい所に出ると眺めが広がります。 217m峰から12分ほどの所になります。
「DT17」のを過ぎていきます。 緩やかな所を過ぎて降り傾斜が増し始めると、を過ぎていきます。 「DT15」のを過ぎていくと、次第に傾斜が緩やかになります。 緩やかになったを進んでいきます。 降り傾斜が増してくると、右側に山並みが少し見えます。
左側の樹木の袂にある「4-60」のを過ぎていきます。 正面の樹間に街並みを眺めながら、傾斜が増してくるを降っていきます。 次第に街並みが近づいてきますが、も増してきます。 剥き出すを過ぎていきます。 左下に通る国道9号が近づいてくると、左斜面の樹木に桃テープが巻かれています。 217m峰から24分ほどの所になります。 左の先の方の樹木にもが幾つか巻かれていて導いているように思えるので、 ここで尾根の背を外れて左斜面を降ることにします。
下山地
桃テープや僅かな踏み跡を辿りながら、を斜めに降っていきます。 が近づいてくると、桃テープを見かけなくなります。 傾斜が急で真っ直ぐ降りて行けそうになくて左右を覗っていると、 右下に見えるの囲いの辺りへ降りられそうなので向っていきます。 すぐに左へ曲がって、を降っていきます。 脇の笹や木の根などに掴まりながら滑り落ちるように降っていくと、国道9号の脇にある空き地に降り立ちます。 217m峰から34分ほどで降りて来られました。
朝倉地区
振り返って、降ってきたを眺めていきます。 左へ続く国道9号沿いのを進んでいきます。 道路向かいにはがあります。 の袂を進んでいきます。 コンクリート擁壁を過ぎると、車を止めておいた駐車地に着きます。