三尾117m峰
概 要 新温泉町の三尾地区の集落の北側にある117m峰へ登ります。 日和山とも呼ばれ、近畿自然歩道「但馬御火浦漁火のみち」の途中から、尾根を通って山頂に至るルートを往復します。 山頂に至る尾根は、東側にある鋸岬を眺められる展望地になっています。
起 点 新温泉町 三尾地区
終 点 新温泉町 三尾地区
三尾地区…尾根口…小峰…117m峰(日和山)…小峰…尾根口…三尾地区
所要時間 1時間40分
歩いて... 尾根には途切れながらトラロープが張られ、朽ち果てそうな横木の階段も見られます。 プチ藪漕ぎする所や小岩や砕石が続く所もありますが、長い急坂はなくて比較的歩き易い尾根が続きます。 山頂の周囲には樹木が茂っていて眺めは良くありませんが、三尾大島や鋸岬などが見えます。 途中の尾根にも、鋸岬を眺められる所があります。
関連メモ 但馬御火浦
コース紹介
三尾地区
山陰近畿自動車道を久斗ICで降りて、久斗橋交差点のすぐ東側にある所からを北上していきます。 すぐにある和田口めがねトンネルを抜けて赤崎地区へ入り、 標識が出るから県道260号を三尾地区へ向って進んでいきます。 三尾地区に入って三尾港へ降っていくと、「近畿自然歩道」の案内板が立つがあります。 今回はこのに載っている日和山へ登ります。 分岐を右上へ進んでいくと、すぐに道幅が広がった所があるので、ここに車を止めさせて頂きました。
近畿自然歩道 但馬御火浦漁火のみち(余部駅〜三尾バス停)11.3km
近畿自然歩道は、私達の生活が近代化する中で、自然の残っている地域や名所・旧跡を帯状に結び、 身近に歴史や自然とふれあえるよう整備したものです。 コースには道しるべがありますので、それにしたがってお歩きください。
御崎の灯台  日本一高い場所にある灯台として知られている御崎の灯台は、 海抜が284m余りで、光のとどく距離は73kmにも及びます。 昭和26年に完成した灯台で、光度920,000カンデラの光は15秒で1回転し、 夜の日本海を行きかう船の安全を見守っています。
御崎集落  御崎集落は、1185年壇の浦の戦いで敗れた平家の武将が落ちのびた末にたどり着いた地として、 平家落人伝説が語り継がれています。 集落内の平内神社で毎年1月28日に行われる「百手の儀式」は、101本の矢を的にめがけて射る伝統行事で、 平家の再興を矢の的に託したものと伝えられています。
鋸岬  鋸岬は、角礫状の流紋岩と角礫岩からできており、 浜坂町と香住町とを仕切るかのように海上に貼り出した長さ500m、幅60m、高さ30mの半島です。 半島の頂部は凸凹になっていて、まるで鋸の刃のようであることからこの名で呼ばれています。
旭洞門  鋸岬のちょうど中間部に位置し、船上からこの洞門越しに見る朝日が絶好であることから「旭洞門」と呼ばれています。
コースの見どころ
余部鉄橋  山陰本線の名所として知られているこの鉄橋は、高さ41m、長さ309mのトレッスル式鉄橋です。 明治45年に完成した当時は東洋一と呼ばれ、今も日本海の強風を真向から受け、 四季折々の姿を見せながらその雄大さを誇っています。 眼下に日本海と余部の集落が広がる車中からの展望は、まるで空中列車に乗っているような感じを味わえます。
三尾大島  三尾大島は、島全体が六角形の柱状節理の形状であり、 世界でも希な美しい景観であることから、天然記念物に指定されています。 形状がアワビを伏せた格好に似ているところから別名「鮑島」とも呼ばれています。 大島を中心とした海域は魚の宝庫となっています。
但馬御火浦  浜坂町岸田川河口から香住町の伊笹岬までの海岸一帯は、名勝「但馬御火浦」として、国の天然記念物に指定されています。 日本海の怒涛で洗われ、形成された奇岩、洞門、洞穴が連続し、 釣鐘洞門や三尾大島などの奇勝は、世界屈指の景勝地です。 浜坂港から出航している遊覧船に乗り、海から探勝することもできます。
環境省・兵庫県
近畿自然歩道になっている車道を進み始めると、すぐの所にも道幅が広がったがあります。 脇には「」の看板があります。 畑地や小屋などを過ぎて坂道を登っていくとがあります。 角には近畿自然歩道のが立っていて、 正面の道は「間塩2.5km・御崎の灯台6.5km」、今来た道は「三尾バス停0.5km」となっています。 左の道(*)には何も示されていませんが、三尾の集落へ降りていけます。 正面の道を進んでいくと、程なくして道幅が広がったがあります。 ここに車を止めれば良かったと思いながら通過していきます。 すぐ先には大きながあります。 脇にある看板によると「三尾川砂防堰堤」というようです。 「」の看板もあります。 谷筋を回り込む所まで来ると、三尾川に大三尾橋が架かっています。 駐車地から7分ほどの所になります。
*左の道は「但馬御火浦」を参照。
災害危険区域
この土地の区域内において住宅等を建築する場合は、 県知事の許可が必要ですから、但馬県民局にご相談ください。
兵庫県
砂防指定地
三尾川 砂防堰堤
砂防堰堤に立入ったり、貯水池で遊んではいけません。
あぶない
兵庫県
砂防指定地 三尾川
この土地の区域内において、宅地造成、家屋の新築、土採取等の行為をする場合は、 兵庫県知事の許可が必要ですから兵庫県但馬県民局新温泉土木事務所にご相談ください。
尾根口
左側の畑地の先にあるを眺めながら大三尾橋を渡っていきます。 坂道を登ってカーブミラーのある曲がり角まで来ると、などを見下ろせます。 右へ曲がって、谷向かいのを眺めながら進んでいきます。 右側にあるのが標高150mほどの小峰、その左奥にあるのが標高100mほどの小峰のようです。 目指す117m峰日和山は、それらの背後に隠れて見えないようです。 傾斜が緩やかになった道を進んでいくと、小さなを回り込んでいきます。 登り傾斜が増してくると、ヘアピン状に右へ曲がっていきます。 角には近畿自然歩道のが立っていて、 右へ曲がっていく道(*)は「余部方面」、左の道は「日和山山頂方面」、今来た道は「三尾集落方面」となっています。 今回はここから117m峰日和山へ向っていきます。 駐車地から18分ほどの所になります。
*右へ曲がっていく道は「但馬御火浦」を参照。
標識の左脇から続くトラロープが張られたを軽く登っていきます。 短い階段が終ると道が不明瞭になってに出ますが、トラロープに沿って進んでいきます。 尾根が近づいてくると、また短いが現れます。 階段をひと登りすると、すぐに狭いに出ます。 左へ曲がって、緩やかな尾根を進んでいきます。
すぐにある細い樹木が茂ってプチ藪漕ぎする所を過ぎると、になります。 右側の樹間にはが見えるようになります。 トラロープが続く尾根を進んでいくと、半壊したがあります。 少し先にもがありますが、壊れて歩き難いので脇を登っていきます。 程なくして緩やかな尾根になります。 振り返ると、が良く見えます。
登り坂になる所まで来ると、右肩にのようなものが現れます。 尾根の背を真っ直ぐ登っても良さそうですが、右肩を進んでいきます。 が現れると、広い道は行き止りになります。 すぐ先の小広い所に出てみると、先ほどよりもが見易くなります。 左へ曲がって、トラロープが張られたを登っていきます。 尾根の背に出て右へ曲がると、歩き易くなります。
小峰
近づいて来る高みへ向って、広がってくるを軽く登っていきます。 右にあるを登っていきます。 左へ曲がって少し登ると、小広くなった標高150mほどの小峰に着きます。 尾根口から10分ほどの所になります。 振り返るとなどが見えますが、手前の樹木が少し邪魔をしています。 ここで尾根が二手に分かれています。 は緩やかで歩き易そうです。 標高100mほどの小峰に続いているようですが、目指す117m峰へは行けないので見送っていきます。 ここはを降っていきます。
枯れた笹が見られるを降っていきます。 植林地の縁を降って傾斜が緩やかになると、曲がっていきます。 緩やかで歩き易いを進んでいきます。 僅かなで続く標高140mほどの尾根を進んでいきます。 快調に進んで緩やかになると、標高140mほどの尾根の中ほどに着きます。
僅かなになる尾根を進んでいきます。 程なくしてになる尾根を進んでいきます。 尾根には大きな木が多く見られます。 僅かなになる所もある尾根を快調に進んでいきます。 少し左へ曲がって軽く降っていくと、L字形のを見かけるようになります。 僅かな倒木も見られますが、総じて歩き易い尾根が続きます。
緩やかな所を過ぎていくと、軽いになります。 傾斜が緩やかになると、が剥き出す尾根になります。 樹木が減って明るい所に出ると、が続くようになります。 尾根の幅も狭くなるので、採石に躓いて左右の崖に落ちたりしないよう細心の注意を払いながら進んでいくと、目指すが正面に見えてきます。 右側を振り返ると、鋸岬が良く見えます。 岬の中ほどにはがあります。 ズームアップすると岬の反対側まで貫通していますが、案内板に載っているのようです。
117m峰(日和山)
採石が続く尾根を過ぎるとになります。 も広がってくるので、安心して登っていきます。 息を弾ませながら登っていくと高みに着きます。 標識類は見かけませんが、ここが地形図に載っている117m峰日和山になるようです。 小峰から20分ほどで到着しました。 手前の樹木が邪魔をしていますが、左前方にはを見下ろせます。 島の先の方にはも見えます。 右側にはが見えます。
山頂の様子を確認したところで、登ってきたを引き返していきます。 急な尾根を降っていくと、次第にになってきます。 軽い登り坂になって樹木が減った所に出ると、が続く尾根になります。 左に広がる鋸岬などを眺めながら進んでいきます。
に躓いて転んだりしないよう、足元に注意しながら進んでいきます。 少し登り坂になる尾根を進んでいきます。
樹木が増えてくると、が剥き出す緩やかな尾根になります。 少し右へ曲がって、軽いになる尾根を進んでいきます。 少し降って緩やかな尾根を進んでいくと、軽いになります。 が張られた所もありますが、掴まるほどではありません。 少し右へ曲がりながら登っていくとになります。 僅かに降って、標高140mほどの緩やかな尾根を進んでいきます。
小峰
軽いになる尾根を進んでいきます。 傾斜が緩やかになると曲がっていきます。 傾斜が増してくるを登っていきます。 枯れた笹が見られるようになると、が張られています。 笹が減ると、小広くなった標高150mほどの小峰に着きます。 117m峰から18分ほどの所になります。
左へ曲がってを降り始めると、鋸岬や山並みの眺めが広がってきます。
右にあるを降っていきます。 尾根の背に復帰して降っていくと、がゴロゴロする所があります。 小岩の手前からが張られている左斜面を降っていきます。 の終点に降り立って、右へ進んでいきます。 すぐに、緩やかで広い尾根の背に出ます。
左になどを眺めながら軽く降っていきます。 が続くようになる尾根を降っていきます。 右前方には、近畿自然歩道になっているが見えてきます。 半壊したの脇を降っていきます。 左の樹間から、鋸岬の最後の姿を眺めていきます。
尾根口
細い樹木が少し茂ってする所を進んでいきます。 樹木が茂る所を過ぎて、トラロープが張られているを降っていきます。 程なくして道が不明瞭になりますが、張られているに沿って斜面を横切るように進んでいきます。 やがて現れる短いを降っていきます。 少し左へ曲がると、近畿自然歩道の標識が立つ車道のヘアピン状の曲がり角に出ます。 小峰から9分ほどの所になります。
右前方へ続く車道を降っていくと、小さなを回り込んでいきます。 緩やかになった道を進んでいくと、左へのがあります。 前方にはなどを見下ろせます。 カーブミラーを過ぎて降っていくと、が見えてきます。 谷筋を回り込む所まで来ると、三尾川に架かる大三尾橋を渡っていきます。 尾根口から12分ほどの所になります。
三尾地区
右へ曲がりながら降っていくと、の脇を過ぎていきます。 道幅が広がったを過ぎていきます。 へ降りていく道を右下に眺めながら進んでいきます。 近畿自然歩道の標識が立つを直進していきます。 道幅が広がったを過ぎていきます。 三尾港へ降りていく道との分岐の手前まで来ると、車を止めておいた駐車地があります。 尾根口から20分ほどで到着しました。