大山
概 要 大山は豊岡市の三原地区と京丹後市久美浜町の河内地区の境にある標高334.4mの山です。 山頂には樹木が茂っていて眺めは良くありませんが、途中の尾根からは小天橋や依遅ヶ尾山などを眺めることが出来ます。 今回は西側の三原地区にある農道の終点から、谷筋に続く峠越えの古道を登るルートを往復します。
起 点 豊岡市 三原地区
終 点 豊岡市 三原地区
三原地区…農道終点…峠…大山…峠…農道終点…三原地区
所要時間 2時間10分
歩いて... 地形図に破線で載っている峠越えの古道の三原側はほとんど消滅していて、所々に僅かな痕跡が見られる程度です。 何度か沢を渡ることになるので、雨後には濡れてもいい靴で出かけるのをお勧めします。
関連メモ 大山
コース紹介
三原地区
円山川の河口付近に架かる港大橋を渡って県道11号を南下していきます。 畑上地区の手前の十字路を左折して三原地区の集落に入っていくと、 左に谷筋が現れる所の路肩が広がっているので、ここに車を止めさせて頂きました。
路肩は車1台分の幅で続いているので、農作業用の車を止めるための場所なのかも知れません。
農道終点
すぐ先にあるX字路を左折して、 目指す大山を正面に眺めながら、簡易舗装されたを進んでいきます。 程なくして、の横を過ぎていきます。 次第に谷筋が狭くなってくると、左にを分けていきます。 右側の小さな谷筋を幾つか過ぎていくと、車を止められる広さがある農道終点に着きます。 駐車地から15分ほどの所になります。 農道は荒れていないので、農閑期ならここまで車で入って来られそうです。 すぐ先にはがありますが、上下に設けられた小さなレバーを回せば容易に開けられます。
当所は、公衆衛生上、最も清潔を必要とする施設であり、一般の方は許可なく入ることはできません。
豊岡市企業部水道課
防護扉を開けると、右側の木にが巻かれています。 法面のような段差に沿ってのような踏み跡が見られます。 防護柵はなかったと思われる往時には山際に道が続いていたのでしょうか。 石垣のようなものが続く踏み跡を進んでいくとに出ます。 沢のに踏み跡のようなものが見られますが、傾いていて歩き難そうです。 良い香りを漂わせるミツマタが茂る沢の右側を進んでいきます。
次第に右側が歩き難くなるので、沢を渡ってを進んでいきます。 また沢に出てしまうので、へ渡っていきます。 岩壁を流れ落ちるを左側に眺めながら進んでいきます。 谷筋にはのようなものが何ヶ所も見られますが、かつてはこの辺りまで耕作されていたのでしょうか。 やがて谷筋の右側にある枯れ木の先に踏み跡が現れます。 防護扉から10分ほどの所になります。 左前方の沢にはがあります。 「滝」と呼ぶには小さいかも知れませんが、心地良い水音を響かせています。
が茂る踏み跡を進んでいきます。 沢の右側が歩き難くなるので、へ渡っていきます。 程なくして、またが現れます。 石垣を越えて、また現れるを辿って進んでいきます。 アオキのような常緑樹が茂る所を過ぎていくと、小尾根の先端に出ます。 防護扉から20分ほどの所になります。 谷筋は小尾根の左右へ分かれていきますが、踏み跡が見られるを進んでいきます。
谷底から離れて、のような所を辿って登っていきます。 のような所を少し右へ曲がって登っていきます。 踏み跡は確認出来なくなりますが、傾斜が増してが幾つも見られる斜面を登っていきます。 息を弾ませながら登っていくと、次第に傾斜が楽になります。 やがて浅い摺鉢状の平坦地に出ます。 防護扉から27分ほどの所になります。
平坦地の左側に盛り上がっているに登っていきます。 少し右へ曲がって登っていくと、小尾根にあるに出ます。 平坦地を過ぎて登り始めると、のような所に出ます。 石垣を登って、広がってくるを軽く登っていきます。 程なくして、先の方にらしい所が見えてきます。
近づいてくるに向かって、少しを登っていきます。 やがて、古道の跡と思われるが右側に現れます。 切通のようにを登っていきます。 覆い被さる樹木の下を進んでいくと、馬の背のような尾根に出ます。 防護扉から38分ほどで登って来られました。 左前方にもが続いていて、古道が尾根を越えていくになるようです。
(*)を登っていくと山内ヶ嶽へ続いていますが、 大山へ向かってを進んでいきます。 軽く登っていくとになります。 すぐに登り坂になる尾根を、左の樹間に僅かになどを眺めながら登っていきます。 近づいてくる高みへ向かって登っていくと、尾根の肩のような緩やかな所に出ます。
*左の尾根は「大山」を参照。
大山 (標高334.4m)
僅かに撓んだ尾根を進んでいくとになります。 次第に傾斜が緩やかになるを登っていきます。 緩やかになった尾根を進んでいくと山頂に着きます。 から10分ほどで到着しました。 中ほどには「湊」があるので、地形図に載っている334.4m峰になるようです。 山の名前を示す標識類は見掛けませんが、情報によると大山というようです。 落ちている「注意」のによると、 以前に展望台のような「やぐら」があったようですが、この時には見掛けませんでした。 周囲には樹木が茂っていては良くありませんが、北から時計回りの眺めを載せておきます。
注意
このやぐらは基本測量に使用する測標です。 展望台ではありません。 あぶないからのぼらないでください。
国土地理院
山頂の様子を確認したら、を引き返していきます。 降り傾斜が増し始めると左側に尖った山が見えますが、方角からするとでしょうか。 程なくして、小天橋函石浜の先へ続くが右側に見えてきます。 には依遅ヶ尾山犬ヶ岬なども見えます。 樹間から景色を眺めながら降っていくと、少し撓んだ尾根の肩のような所に出ます。
正面にを眺めながら尾根を降っていきます。 少しが茂る所を降っていきます。 植林地になるとになります。 軽く降っていくと、馬の背のようなに戻ってきます。 大山から10分ほどの所になります。 左へ戻るように曲がって、を降っていきます。
樹木が覆い被さる切通のような所を抜けて、斜面の左側に続く古道の跡と思われるを降っていきます。 次第に道が不明瞭になってくるを右・左と曲がりながら降っていきます。 のようになった所を降っていきます。 少し右へ曲がっていくと、見覚えのあるに出ます。 小尾根から少し左へ降っていくと、浅い摺鉢状の平坦地に出ます。
が幾つも見られる斜面を降っていきます。 登ってきた時と眺めが違うように思えるので、少し南側の植林地の近くを降っているようです。 近づいてくるへ向かって降っていきます。 少し左へ曲がりながらを降っていきます。 程なくして、見覚えのあるのようなものが現れます。 谷筋の左斜面を降っていくと、谷筋が合流している小尾根の先端に出ます。 から16分ほどの所になります。
アオキのような常緑樹が茂る谷筋の左側に続くを降っていきます。 谷底へ降りていくとの上に出ます。 少し右側からの下へ降りて、浅い沢を渡っていきます。 少し進んだ所から沢のへ渡っていきます。 ミツマタが茂って倒木が目立つ所を降っていきます。
左側に現れるを進んでいきます。 石がゴロゴロする踏み跡を降っていくと、見覚えのあるがあります。 から26分ほどの所になります。 右を振り返るとがあります。 その少し下流にもがあります。 植林地の谷底を更に降っていくと、沢を渡って右側に出ます。
農道終点
少し降った所から沢を渡ってに出ます。 が茂る所を過ぎていきます。 右から小さな谷筋がする所を過ぎていきます。 谷筋の左側に現れる古道の跡と思われるを降っていきます。 桃テープが巻かれた木まで来て右へ曲がるとがあります。 から35分ほどで降りて来られました。 防護扉を過ぎると、農道終点に出ます。
三原地区
谷筋に続く簡易舗装されたを進んでいきます。 次第に広くなってくる谷筋を進んでいくと、右から来るを合わせていきます。 止めてきた車が見えてくると、の横を過ぎていきます。 程なくして、県道11号のに出ます。 右折して、を右奥に眺めながら進んでいきます。 車を止めておいた駐車地がすぐの所にあります。 農道終点から15分ほどで到着しました。