清水山
概 要 清水山は丹波市の氷上町と柏原町の境にある標高545.3mの山です。 大きな電波反射板がある山頂からは山並みや街並みを眺められます。 今回は水分れ公園を起終点とし、水分公園登山口から珪石山を経て山頂へ登り、 416m峰や剣爾山を経て鳳翔寺登山口へ降る周回ルートを歩きます。
起 点 丹波市氷上町 石生地区
終 点 丹波市氷上町 石生地区
石生地区…水分れ公園…水分公園登山口…分水界展望所…318m峰…珪石山…清水山…イルカ岩…博打岩…416m峰…亀岩…剣爾山…領家の頭…天狗岩…鳳翔寺登山口…石生地区
所要時間 3時間30分
歩いて... 珪石山までは急坂が続き、何度も立ち止まりながらの遅い登りとなりました。 清水山から降る尾根には岩の剥き出す所がかなりあるので、足元に注意しながら降りました。 途中には展望の広がる所が何箇所かあります。
関連メモ 向山
コース紹介
石生地区
北近畿豊岡自動車道を氷上ICで降りて、県道7号を南下していきます。 稲継交差点を左折し横田交差点を右折していくと、JR福知山線の石生踏切があります。 踏切を渡った所にある水分れ交差点を直進していくと、左側に水分れ公園駐車場があるので、ここに車を止めさせて頂きました。
」、 「」、 「」、 「」などの案内板があって、 今回歩くルートが載っています。
水分れ公園案内図
本州一低い分水界に作られた公園には、人口の滝や分水界を象徴する水分れの池、野外ステージ、子供広場、資料館などがあり、 水と親しみながら自然とふれあうコミュニティの場としています。
中央分水界と石生の水分れ
ここは日本列島の背骨『中央分水嶺』の線上にあるところです。 この看板の右側の道路が中央の「分水界」で、中央より左側(北側)の雨水は由良川を流れて日本海へ、 一方は右側(南側)の雨水は高谷川から加古川へ注いでいます。 後方に見える山のふもと「石生交差点」から前方の山すそ「水分れ公園」の奥までの1250メートルの間は全く平地のなかで分水しえおり、 標高95.45メートルは日本一低い谷中分水界です。
日本一低い中央分水界と水分れ公園
日本列島に降った雨は川となり、日本海側か太平洋側のどちらかへ流れ出ます。 どちらに流れるか?という境を中央分水界といい、列島を縦に走り、たいていは高い山に位置しています。 しかし、兵庫県氷上町のこのあたりは高谷川を境に北は日本海へ、南は太平洋側へ流れるという日本一低い場所にある分水界となっています。
【水分れ公園】  高谷川の上流には日本一低い分水界を記念して、水分れ公園があります。 公園の中は人口の滝や分水界を象徴する水分れの池や野外ステージ、子供広場などがあり、水と親しみながら自然とふれあうことができます。
【水分れ資料館】  公園の入り口には、中央分水界と周辺の自然や産業の特徴などを説明した資料館があります。
【向山】  水分れ公園の奥には向山に登る登山道が続き、森林浴や野鳥観察の楽しめるハイキングコースです。
【丹波年輪の里】  木を使ったっ生活を提案・創造する施設で、木工のできるクラフト館や木の館があります。
近畿自然歩道 環境省・兵庫県
水分れ公園
高谷川沿いの舗装路を奥へ進んでいくと、車を止めておいたのとは別のがあります。 入口には「」と題した解説板があります。 奥には「ようこそ生郷へ」と題した「」があって、今回歩くルートが載っています。 水分れ公園へ入っていくと、公園のトイレを過ぎたすぐの所にがあります。 脇には「」や 「」の案内板があります。 右下を覗いてみると、川が分流している所に「日本海へ(約70km)」「瀬戸内海へ(約70km)」のが立っています。 「」の案内板を過ぎていくと、 左側には子供広場が、右側には人工の滝・ いそべの石湧水・いそ部神社などがありますが、今回は立ち寄るのを省略します。
(「いそ部」の「いそ」は、「山」篇に「石」と書きます)
中央分水界と石生の水分れ
ここは日本列島の背骨『中央分水嶺』の線上にあるところです。 今、あなたがお立ちの道路の中央が「分水界」で、前方(北側)の雨水は由良川を流れて日本海へ、 一方は後ろ(南側)の雨水は高谷川から加古川へ注いでいます。 左に見える山のふもと「石生交差点」から右の山すそ「水分れ公園」の奥まで1250メートルの間は全く平地のなかで分水しており、 標高95.45メートルは日本一低い谷中分水界です。
日本一低い谷中中央分水界
ここは日本列島の背骨にあたる中央分水界が通っているところです。 ここに落ちた雨つぶは、二方に分かれて、一つは瀬戸内海(太平洋)側へ、一つは日本海側へ流れて行きます。 水分れ公園奥向山の尾根が平地へおりたところから、だいたい高谷川右岸(北側)を通り、 新町(行者山東端)まで、約1250メートルの間、海抜100メートル前後で分水界を形作っており、 日本一低い分水界として有名です。 最も引くところは、新町交差点で標高95.45m、水分れ橋では101.04mです。
日本一低い中央分水界”水分れ”
−降る雨を瀬戸内と日本海に分けて−
”水分れ”の標高は、最も低い所で約95mで、日本列島を縦断する中央分水界の内一番低いところです。 ここに降った雨は、一方は由良川を経て日本海へ、もう一方は加古川を経て瀬戸内海に注ぎます。
水分れ公園
[日本でいちばん低い中央分水界]
本州のふった雨は、太平洋側か日本海側のどちらかに流れることになります。 このようなさかいを中央分水界といいます。 本州には、背骨になる山脈がつらなっているので、分水界はたいてい高い山々の尾根になりますが、 石生の分水界は海抜約100メートルで、平地の中になり、たいへん低く、町の中に分水界があってたいへん珍しい所です。
水分公園登山口
未舗装の道を進んで植林地へ入っていくとがあります。 構えが立派な割りには、小振りの棒を持ち上げれば簡単に開けることが出来ます。 手前には「向山連山 水分公園登山口」の標識があります。 砂防ダムまで来ると、左へが分かれていきます。 右側には「日本中央分水界−谷中分水界起点−」のが立っていて、 左の道は「これより山に登る」、今来た道は「これより谷中へ1250m」となっています。 小径の入口にも標識が立っていて、「分水界 雲海の径 水分れ公園登山口 至 栗栖峠」となっています。 沢の上を過ぎていくと、パイプで引かれたがあります。 以前には「分水の水」の標識が立っていましたが、この時は見掛けませんでした。 傾斜が増してくる道を登っていくと分岐があります。 水分れ公園駐車場から14分ほどの所になります。 角には「向山連山 水分公園登山口」の標識が立っていて、右の道を指しています。 左側にはが建っていて、「分水界展望所登り口」の解説板が設置されています。
この上に遊歩道・芝生広場・展望所などがあります。 ご自由にお入り下さい。 なお、農作物の獣被害防止のため、出入りにときには戸扉の開閉を必ずお願いします。
氷上町
分水界展望所登り口(中世の古城跡あり)
この登山道を登ると、中央分水界の展望所に至ります。 眼下には分水界が眺望でき、石生の町並や郡内のほぼ中央平野が広々と見渡せます。 また、尾根の大地には堀切り、郭などと思われる跡があり、 町内の歴史家の言によれば、戦国時代の古城跡であろうと推定されております。 誰の城であったか明瞭ではありませんが、柏原八幡宮に残されている寄進状によれば、 赤井氏の先祖 芦田直家が武運長久、子孫繁栄を願って「石生塚本の田一段(10アール)を我が本領たりといえども寄進する」と書かれています。 (生郷村誌より)
この時代に直家が石生の地を本領としていたことから、直家の山城跡ではないかと言われています。 是非とも登って素晴らしい景色の中で戦国の昔を偲んでみてはいかがでしょうか。
右の道を進んで谷筋へ入っていくと、シートが敷かれたを渡っていきます。 谷筋を登っていくと、「展望台 登りみち」のが見えてきます。 標識を過ぎていくと分岐があります。 水分公園登山口から6分ほどの所になります。 左の涸れ沢を渡った所には「向山連山登山道」のがあって気になります。 のすぐ先にある岩の袂には「森林浴コース」の標識が見えるので、今回は右の道を進んでいきます。
岩の前まで来ると、森林浴コースと思われるに出ます。 右の道は見送って左へ進んでいくと、すぐにを渡っていきます。 荒れ気味の道を進んでいくと、左から登ってくる道がします。 手前で分かれてきた道のようです。 少し登っていくとに出ます。 水分公園登山口から9分ほどの所になります。 樹木には桃テープが取り付けられていて、ルートを示しているようです。 涸れ沢を渡ったすぐの所にはほとんど消えた標識が落ちていますが、「展望台 登りみち」と書かれているように見えます。 その先にある「向山連山登山道」の標識の所を右へ曲がって、 谷筋の左側に続く木の階段も見られる道を登っていきます。
少し登っていくと、折れ曲がっていきます。 を起こした跡のような所を過ぎていきます。 程なくしてになります。 植林地の手前まで来て、曲がっていきます。 左・右と曲がりながら更に登っていくと、尾根の背が見えてきます。
分水界展望所
小さく曲がりながら更に登っていくとに出ます。 水分公園登山口から20分ほどの所になります。 登り着いた所には「向山連山登山道」のが立っています。 左側には「」の案内板があります。 「展望所」ということですが、手前の樹木が育っていて残念ながら眺めは広がりません。 周囲の様子を確認しながらひと息入れていきます。
落ち着いたところで、を登っていきます。 少し登って緩やかな尾根になると、「向山登山道」のを過ぎていきます。 尾根の背を少し外れて、アセビが茂るを抜けていきます。 尾根の背に復帰して、を進んでいきます。 僅かなマウンドの右肩を回り込むように軽く降って、少し窪んだ所を過ぎていきます。
318m峰
左肩に出て少しを過ぎると尾根の背に復帰します。 軽いの尾根を快調に進んでいきます。 少し登っていくと緩やかな尾根になります。 分水界展望所から7分ほどの所になります。 標石などは見かけず何処がピークなのかもはっきりしませんが、 この辺りが地形図に載っている318m峰でしょうか。
僅かなになる尾根を進んでいきます。 軽く降っていくと、すぐに軽いになります。 少し登って緩やかな所を過ぎて登り傾斜が増してくると、「向山連山登山道」のを過ぎていきます。 左側の樹間にを眺めながら登っていきます。 「界」の赤プラ杭が見られる尾根を、息を弾ませながら登っていきます。
「向山登山道」のを過ぎていきます。 益々傾斜が増してくるを、汗を拭き拭き登っていきます。 やがて、尾根の背を少し外れてを進むようになります。 広がってくるを、右へ曲がりながら登っていきます。 尾根の背に出て左へ曲がると、ロープ場が始まります。 分水界展望所から26分ほどの所になります。 次第に疲れて暑くもなってきたので、着ていたウィンドブレーカーを脱ぎ、水分補給をしながら、 これから始まる急登に備えてひと息入れていきます。
落ち着いたところで、が張られた尾根を登っていきます。 1分ほど登っていくとが一旦途切れます。 急な尾根を更に登っていくと、トラロープに加えても張られるようになります。 トラロープが老朽化して芯が剥き出して切れそうになっていて、代わりとして設置されたようです。 ロープや脇の樹木に掴まりながらを登っていきます。 息を弾ませながら登ってロープが途切れると、緩やかな尾根になります。
急坂で乱れた呼吸を整えながら、を軽く登っていきます。 程なくして登り傾斜が増してくると、またが張られています。 ロープや脇の樹木に掴まりながらを登っていきます。 立ち止まっては振り返り、樹間に山並みなどを眺めながら、遅い速度で登っていきます。
近づいてくるへ向かって、気を取り直して登っていきます。 力を振り絞って登ってロープ場が終わると、尾根の肩のような緩やかな所に出ます。 ロープ場が始まる所から20分ほど、分水界展望所から51分ほどの所になります。 登り着いた所にはが立っていて、 「下山コース」「急傾斜です。気をつけて下山して下さい。」「水分公園・下山口」となっています。
珪石山 (標高557m)
左へ続くのような尾根の右肩に続く踏み跡を進んでいきます。 少し進んで登り坂になると、尾根の背を跨いでを登っていきます。 高みを巻くように進んでいくと、「向山連山登山道」のを過ぎていきます。 尾根の背に出ると、緩やかな所に出ます。 尾根の肩から3分ほどの所になります。 脇には「珪石山557m」のが立っていて、 正面の道は「蛭子峰/清水山」、今来た道は「水分れ公園登山口」となっています。
標識の先に剥き出すを降っていきます。 すぐに緩やかになるを進んでいきます。 右にあるを眺めながら、馬の背のような所を進んでいきます。 僅かなマウンドの手前まで来ると、「珪石鉱山跡」「向山登山道」のが立っています。 右のが珪石鉱山跡のようです。
岩が剥き出すの左側を降っていきます。 すぐにに出て降っていきます。 「向山登山道」の標識を過ぎていくとになります。 快調に進んでいくと分岐があります。 珪石山から4分ほどの所になります。 中ほどにはが立っていて、 正面の道は「蛭子峰/譲葉山」、右へ戻るようにして続く道は「清水山/鳳翔寺登山口」、 今来た道は「珪石山/公園登山口」となっています。 正面の道(*)は蛭子峰を経て向山へ続いていますが、 から清水山へ向かっていきます。
*正面の道は「向山」を参照。
斜面を横切るように進んでいくと、掘られて壁のようになったに出ます。 『この上は通れないし』と思っていると、右へが続いています。 道が少し分かり難いですが、桃テープを確認しながら進んでいきます。 また壁のような所に出て左へ登り、珪石鉱山跡と思われる広い窪みのを進んでいきます。 すぐに正面の尾根が盛り上がってきますが、「向山連山登山道」の標識が立つに続く道を進んでいきます。 斜面を横切るように進んでいくと、また「向山連山登山道」の標識が立っています。
更に斜面を横切っていくと、小峠のようになったに出ます。 左へ曲がって、「向山連山登山道」のを過ぎていきます。 軽く降っていくとになります。 程なくして軽いになります。 少し登って緩やかになると、標高530mほどの高みに着きます。 珪石山から11分ほどの所になります。 中ほどには「界」の赤プラ杭があります。
軽いになる尾根を進んでいきます。 緩やかな所を過ぎて更に降っていくと、少し曲がっていきます。 少し降っていくとになります。 程なくしてになります。 緩んだ所を過ぎて更に登っていくとが見えてきます。 傾斜が増してくる尾根を登っていきます。 傾斜は急ですが、珪石山の手前にあったロープ場に比べれば楽勝です。
清水山 (標高545.3m)
息を弾ませながら登っていくと、大きなが見えてきます。 傾斜が緩やかになると清水山の山頂に着きます。 珪石山から19分ほど、水分公園登山口から1時間37分ほどで登って来られました。 山頂には「清水山」があるので、地形図に載っている545.3m峰になるようです。 脇には「清水山山頂545.4m」の標識も立っています。 「清水山(剣爾山)542m」の(*)もあって、 この先の道は「剣爾山」、今来た道は「珪石山/向山三角点」となっています。 木の枝に取り付けられた「清水山(標高542m)」のも見掛けます。 正面にはを眺められます。 丁度昼時になったので、丸太のベンチに腰掛けて昼食タイムにしました。
*「清水山(剣爾山)」という表記からは、ここは「剣爾山」とも称されると解釈できますが、 「剣爾山」の標識が立つ高みはこの先にあるので意味がよく分かりません。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
お腹が満ちたところで、西へ延びる尾根を降っていきます。 には標識が立っていて、 この先の道は「鳳翔寺口」、今来た道は「珪石山・向山三角点」となっています。 かなり傾斜がを脇の樹木に手を掛けながら降っていくと、「清水山」の標識を過ぎていきます。 「清水山」の白い標識を過ぎていくとになります。 になると、また「清水山」の白い標識があります。 標識を過ぎると、僅かな高みを越えていきます。 清水山から5分ほどの所になります。
イルカ岩
尾根のを降っていくと、また「清水山」の白い標識があります。 「界」のも見られる尾根を降っていきます。 尾根に少し岩が剥き出すようになると、斜めに立ったが見えてきます。 岩の左側を回り込むように降っていくと、「イルカ岩」のが立っています。 清水山から13分ほどの所になります。 振り返ると、違う角度からイルカ岩を眺められます。
剥き出す岩が目立つようになる尾根を降っていくと、「清水山登山道」のがあります。 小さく曲がりながら降っていくとになります。 緩やかな尾根を進んでいくと、「向山連山登山道」や「南多田」のが立っています。 ここで尾根の背を外れて、左肩を降るようになります。 先ほどと同様の「清水山登山道」の小札を過ぎて降っていくと、また「清水山」の白いがあります。 尾根の背に復帰すると、「清水山登山道 山頂へあと300m」と「向山連山登山道」の標識が立っています。
博打岩
緩やかになった尾根を進んでいくとがあります。 角にはが立っていて、 正面の道は「鳳翔寺登山口」「剣爾山」「向山連山登山道」、 左の道は「柏原町南多田・明願寺」「南多田(明願寺)」、 今来た道は「清水山・珪石山」「清水山」となっています。 左の道を指す「南多田」や今来た道を指す「清水山」の白い標識もあります。 左の道は地形図に破線で載っている道のようなので、を登っていきます。 少し登っていくとが見えてきます。 左側を登っていくと「博打岩」の標識が立っています。 清水山から22分ほどの所になります。 振り返ると先ほどのがありますが、こちら側からはそれほど大きくは見えません。
416m峰
緩やかになったを進んでいきます。 登り坂になると、剥き出したが目立つようになります。 傾斜が増してくるを登っていきます。 程なくして、ピーク感のない高みに着きます。 文字が刻まれた標石がありますが、この辺りが地形図に載っている416m峰になるようです。 清水山から24分ほどの所になります。
亀岩
軽く降っていくとになります。 少し進んでいくとが尾根に頭を出しています。 岩の左側には「亀岩」の標識が立っています。 右側にある幾つかの岩が亀岩のようです。 清水山から26分ほどの所になります。
剣爾山 (標高416m)
岩が剥き出す尾根を降っていくとに着きます。 すぐに見えてくるへ向かって尾根を登り返していきます。 登り切ると緩やかになった高みに着きます。 清水山から29分ほどの所になります。 中ほどには「剣爾山416m」のが立っていて、 この先の道は「鳳翔寺登山口」、今来た道は「清水山」となっています。 脇には丸太のがあって、木の枝には「剣爾山(標高416m)」の小札が取り付けられています。 右側に広がる山並みを眺めながらひと休みしていきます。
地形図では等高線の400mと410mの間に位置しているので標高は416mより低いように思えますが、 地形図に現れないほどの小さな高みなのかも知れません。
領家の頭
尾根の背を外れて右肩を降り始めると、「向山連山登山道」のが立っています。 尾根の背に復帰して降っていくと、剥き出したの脇を過ぎていきます。 傾斜が増してくる尾根を降っていくと、また「向山連山登山道」のが立っています。 緩やかになった尾根を進んで降り坂が始まる所まで来ると「領家の頭」のが立っています。 剣爾山から7分ほどの所になります。 岩が剥き出す尾根を降り始めると、正面に眺めが広がってきます。
尾根を降っていくと、役目を終えて地面に這ったがしばらく続くようになります。 傾斜が緩んで来る尾根を降っていくと、が剥き出す所に出ます。 左側に広がるを眺めながら降っていきます。 岩が剥き出す尾根を降っていくと、また「向山連山登山道」のが立っています。 降り傾斜が更に増し始める所まで来ると、「珪石山清水山登山道」のが倒れています。 脇の樹木に手を掛けながら急な尾根を降っていきます。
岩が剥き出す尾根を降っていくと、また「向山連山登山道」のが立っています。 傾斜が更に増してくる尾根を降っていくと、また「向山連山登山道」のがあります。 岩が剥き出す尾根を更に降っていくと、「珪石山清水山登山道」のがあります。 尾根に頭を出すの脇を過ぎていきます。 左にある大岩を巻くように、尾根の右肩を降っていきます。
天狗岩
程なくしてに復帰して、「向山連山登山道」の標識を過ぎていきます。 剥き出す岩の間を降っていくと、また「向山連山登山道」のがあります。 次第にになる尾根を進んでいきます。 正面にある大岩の手前まで来ると、「天狗岩」の標識が立っています。 剣爾山から22分ほどの所になります。 左側からに登ってみると、眺めが広がる展望地になっています。 景色を愛でながらひと息入れていきます。
岩から降りて、「珪石山清水山登山道」のが立つ所から降っていきます。 少し降った所から振り返ってを眺めていきます。 が剥き出す尾根を降っていきます。 並んだ「向山連山登山道」と「珪石山清水山登山道」のを過ぎていきます。 岩が剥き出すを更に降っていきます。 やがて、尾根の背を離れて右へ曲がっていきます。
左・右と曲がりながら、まだ岩が剥き出しているを降っていきます。 尾根が少し広がってくると、「向山連山登山道」のを過ぎていきます。 左へ曲がって、の斜面を降っていきます。 谷筋へ向かって、を横切るように降っていきます。 やがて、涸れ沢が流れる浅い谷筋に出ます。 天狗岩から9分ほどの所になります。 正面にはが立っていて、 左右の道は「登山路谷川沿い」、今来た道は「剣爾山」となっています。 傍には「鳳翔寺登山口(谷川に添い)」の標識もあります。
右へ曲がって、沿いに降っていきます。 道が分かり難い所もありますが、から離れないように降っていきます。 やがてに出ます。 天狗岩から15分ほどの所になります。 左側の涸れ沢にはが橋として掛けられています。 「鍵の開け方」が書かれていますが、壊れてしまったのか、それらしいものは見掛けません。 その代わりと思われる防護網を持ち上げると容易にくぐることができます。 防護網をくぐったすぐ先にも防護柵があります。 こちらは上下に設けられた小さなレバーを回せば扉を開けられます。 合わせて2分ほどかけて、二重になった防護柵を通過していきます。
向山連山登山口
この「鍵」の開け方!
鍵の横から手を入れて鉄棒を抜くと開きます。
通られたら元どおり施錠してください。
鳳翔寺
鳳翔寺登山口
明瞭になったを進んでいきます。 程なくして舗装されたが見えてきます。 広場の右側を進んでいくと鳳翔寺登山口に出ます。 防護扉を過ぎてから1分ほど、清水山から1時間15分ほどで降りて来られました。 出た所には「向山連山鳳翔寺登山口」のが立っています。
石生地区
広場の右側を真っ直ぐ進んでいくと、左右に通るに出ます。 右折して軽く降っていくと、左右に通るに出ます。 右折して、左へ曲がりながら続くを進んでいくと、 向山から清水山へ続く山並みが右側に広がってきます。
高谷川に架かるの手前まで来ると、 「」の案内板と「藤の木橋物語」の解説板があります。 藤ノ木橋を渡ると、車を止めておいた水分れ公園駐車場が左前方にあります。 鳳翔寺登山口から7分ほどで到着しました。
春の息吹と秋の紅葉が織りなす杜の小道
春のトレイルのみどころ】  春の息吹が山々に広がり、華麗に咲き誇る桜並木が美しいトレイルは、日本一低い中央分水界を目指します。 美術館、さくら公園、本郷のイチゴ狩り、そして水分れ公園への高谷川桜トンネルなどめぐりながらの散策はゆったりと自然を満喫できます。
秋のトレイルのみどころ】  澄んだ青空、黄金色に波打つ稲穂。 色づく山々の紅葉などが美しいトレイルで、加古川沿いから独鈷の滝を目指します。 市役所から中央図書館を経て、のどかな田園風景を道連れに歩くと、歴史の重みを今に伝える岩瀧寺にたどり着きます。
藤の木橋物語
昔、地頭に、石負の玉の大夫という大金持ちが住んでいました。 一人娘の玉姫は、玉のように美しく近在の若者達のあこがれの的でした。 そのうち、どこからともなく真っ青な直垂(ひたたれ)をつけた、りりしい水もしたたる美しい若者が通ってくるようになりました。 その若者がどこから来るのか突き止めようと、腰に赤い糸をつけて、後を追っていくと藤の木橋をわたり、 遠い山里の大きな池の深みに入って行きました。 古池の大蛇の化身だったのです。 驚いた玉の大夫は、いそ部の神様のお告げを受け、藤の木橋の藤の木にお願いしたところ、 その夜のうちに藤のつるが伸びて橋をふさぎ、蛇のうろこがいっぱい落ちていました。 それから、二度とその男は来なくなったということです。