一山
概 要 一山は宍粟市の一宮町と波賀町の間にある標高1064.6mの山です。 小広くなった山頂は開けていて、270度ほどの範囲の山並みを見渡すことが出来ます。 北側の阿舎利地区から登るルートもありますが、今回は南側の高野峠からのルートを登ります。 下山時は途中から作業道を降っていきます。
起 点 宍粟市一宮町 河原田地区
終 点 宍粟市一宮町 河原田地区
高野峠…登山口…895.5m峰…尾根の肩…(作業道)…作業道出合…一山…作業道出合…(作業道)…林道終点…(林道)…国道出合…(国道429号)…登山口…高野峠
所要時間 3時間00分
歩いて... 登山道には桃テープやマーキングが点々と続いていてルートを示しています。 木やロープに掴まりながら登るような急斜面はありませんが、 真夏とあって、何度も立ち止まって汗を拭き呼吸を整えながらの遅い登りとなりました。 少し霞んでいましたが、山頂からはぐるりと山並みを眺められました。 下山時の作業道や林道には分岐が何箇所かあります。
関連メモ 一山
コース紹介
高野峠
宍粟市を通る国道429号を南西に進み、県道6号を南に分けてしていきます。 集落を過ぎていくとが狭くなります。 植林地の谷筋に続く狭い道を曲がりながら登っていくと、を左に分けていきます。 次第に傾斜が緩やかになると、一宮町と波賀町の境にある高野峠に着きます。 左側には車を何台も止められる広さのがあります。 駐車場の手前から右へ分かれていくの入口には「災害に強い森づくり」のが設置されています。
災害に強い森づくり 〜県民緑税の活用〜(針葉樹林と広葉樹林の混交林整備)
平成16年の台風災害を踏まえて、豊かな「緑」を次の世代へ引き継いでいくため、 県民共通の財産である「緑」の保全・再生を社会全体で支え、 県民総参加で取り組む仕組みとして平成18年度から「県民緑税」を導入し、 防災面での機能強化を目的とした「災害に強い森づくり」を早期・確実に進めています。
整備内容
スギ・ヒノキ等の高齢人工林の伐採を促進し、広葉樹等を植栽することにより、 樹種・林齢が異なり、水土保全が高く、公益的機能を発揮する森林に整備します。
平成20年度 作業道の開設
平成21年度 広葉樹の植栽・鹿防護柵の設置
宍粟市
登山口
駐車場の道路向かいには「一山」のがあります。 「波賀町」のを過ぎると、 が左へ分かれていきます。 入口にはロープが張られていて、「林道進入禁止」や「高野峠」のが立っています。 右側には「高野峠」と「一山登山口」のが立ち、その背後には地蔵堂があります。 標柱の左奥へ続く作業道が今回の登山口になります。
宍粟50名山 一山登山口
登山者の皆様へ
「みんなで守ろう!宍粟50名山」事業を展開しています。 登山道の倒木・崩壊、案内看板の破損などお気付きになられた事がありましたら、 下記まで情報をお願いします。
公益財団法人 しそう森林王国観光協会
作業道を登り始めると、すぐの所に「一山 70分」のが立っていて右を指しています。 作業道と分かれて、右の植林地に続くへ入っていきます。 踏み跡は薄いものの、が点々と巻かれていてルートを示しています。 植林地を曲がりながら登っていくと、防護網が続く尾根に出ます。 支柱には「高野峠」の標識が取り付けられていて、今来た道を指しています。 登山口から4分ほどの所になります。 左へ曲がって、沿いに尾根を登っていきます。
振り返って、樹間にを眺めながら登っていきます。 は歩き難くはありませんが、思いのほか傾斜があります。 脹ら脛を痛くしながら登っていくと、次第に傾斜がになります。 程なくしてまた傾斜が増してくるので、振り返ってを眺めたりしながらゆっくり登っていきます。 松の幼木が見られる緩やかになった尾根を、引き続き防護網沿いに進んでいきます。
程なくして、僅かなになります。 降り切ってに着くと、 これまで続いてきた防護網は右へ遠退いていきます。 引き続き巻かれているを確認しながら尾根を登り返していきます。 次第に傾斜が緩やかになると、尾根の肩のような所に着きます。 登山口から20分ほどの所になります。 脇にはが立っていて、 左へ曲がっていく道は「一山 約50分」、今来た道は「高野峠登山口 20分」となっています。
895.5m峰
左へ曲がって、が少し生える所を過ぎていきます。 軽く登っていくとになります。 僅かに撓んだ所を過ぎて、を登っていきます。 「一山」の標識を過ぎていくと、樹木が伐採された明るい高みに着きます。 登山口から23分ほどの所になります。 中ほどにはコンクリートブロックで囲まれた「馬見塚」があるので、 地形図に載っている895.5m峰になるようです。 周囲には樹木が茂っていて眺めは広がりませんが、しばらく立ち止まってひと息入れていきます。
落ち着いたところで、先へ続くを進んでいきます。 程なくして少し左へ曲がって、傾斜が増したを降っていきます。 右下に並行するようになるを眺めながら降っていくと、緩やかな尾根になります。 またになる尾根を進んでいきます。 少しアセビが茂るようになると緩やかな尾根になります。
程なくして軽い登り坂になると、アセビが茂るを越えていきます。 高みの先へ軽く降っていくとに着きます。 右下に並行してきたは少し離れていきます。 傾斜が増してくるを登っていきます。 汗を拭き拭き登っていくと緩やかな尾根になります。 右側の下の方には先ほど来のが見えています。
軽いになる尾根を進んでいきます。 少し登っていくとになります。 快調に進んでいくとになります。 息を弾ませながら登っていくとになります。 少し撓んだ所を過ぎて登っていくと、作業道のすぐ傍に出ます。 895.5m峰から17分ほどの所になります。
尾根の肩
容易に作業道へ出られますが、このままを進んでいきます。 近づいてくるへ向かって登っていきます。 次第に傾斜が緩やかになってくると、樹木に「一山」「高野峠」のが取り付けられています。 標識を過ぎると、標高910mほどの尾根の肩に着きます。 895.5m峰から22分ほどの所になります。 中ほどにはが立っていて、 今来た道は「高野峠登山口」となっています。 マジックで「一山 下る」と書き込まれていて左を指しています。
左へ曲がって、を降っていきます。 少し降っていくとになります。 引き続き巻かれているを確認しながら、広がってくる尾根を軽く降っていきます。 緩やかになった尾根を進んでいくと、右側に通る作業道に出ます。 尾根の肩から8分ほどの所になります。 作業道の向かい側には防護網が続いていて、その奥にはが少し見えます。
広い尾根に続くを進んでいきます。 程なくしては右へ曲がって離れていきます。 防護網に沿って作業道も分かれているようですが、正面に続くを進んでいきます。 軽く登って緩やかになった作業道を進んでいくと、切り株がある所から右前方へ広いが分かれていきますが、見送っていきます。
作業道出合
正面のを進んでいきます。 軽い登り坂の作業道を進んでいくと、左右に通る作業道に出ます。 尾根の肩から13分ほど、登山口から59分ほどの所になります。 中ほどにある切り株には「登山ルート」のが取り付けられていて右を指しています。 標識が指す右の方を見ると、作業道から分かれて正面へ登っていくがあります。 入口の樹木には「登山口」のが取り付けられていて、マジックで「一山へ」と書き込まれています。 一山へ登っていく前にひと息入れていきます。
引き続き巻かれている桃テープを辿りながら、が生える斜面を登っていきます。 曲がりながら登っていくと、少し明るい所にある枝が複雑に絡んだの脇を過ぎていきます。 樹皮が剥がれたの脇を過ぎていきます。 が茂る所もありますが、歩く妨げにはなりません。 雑木林の広い尾根を登っていくと、樹木に「一山」の標識が取り付けられていて、 マジックで「8〜10分」と書き込まれています。 作業道出合から18分ほどの所になります。
の広い尾根を更に登っていきます。 またが茂るようになると、先の方に明るい所が見えてきます。 蒸し暑い日でかなり疲れてきましたが、近づいてくるへ向かって登っていきます。 息を弾ませながら登っていくと、標高1050mほどの緩やかな尾根に出ます。 作業道出合から31分ほどの所になります。 中ほどにはが立っていて、 左の尾根は「一山」、今来た斜面は「高野峠 50分」となっています。
一山 (標高1064.6m)
ひと息入れてから、緩やかになったを進んでいきます。 アセビが茂るようになると、桃テープが巻かれた枯れ木の所で道がに分かれています。 標識類はなくて愚考しますが、右の道を進んでいきます。 が茂る斜面には歩き易い道が続いています。 次第に傾斜が緩やかになると、左脇にが立っていて、 今来た道は「高野峠」となっています。 標識を過ぎていくと、樹木が切り払われた一山の山頂に着きます。 作業道出合から35分ほど、登山口から1時間36分ほどで登って来られました。
中ほどには「宍粟50名山 一山(1064m)No,20」や「一山 1064.4メートル」の標柱が立っています。 手前には「水谷」があるので、地形図に載っている1064.6m峰になるようです。 標柱の先には「二ッ橋」のが立っていて、阿舎利地区からの道(*)が登ってきています。 東〜南東に見える山の名前を記した写真が落ちていました。 以前に来た時には北西〜北の写真もあったのですが、この時には見かけませんでした。 参考までに以前に見掛けた写真も載せておきます。
: 阿舎利山・赤谷山・氷ノ山・三久安山・藤無山・鍋山
: 笠杉山・杉山・段ヶ峰・大段山・千町ヶ峰・平石山・笠形山・暁晴山
少し霞んでいたのが残念ですが、西〜北〜東にかけて270度ほどの範囲の山並みをぐるりと見渡せる眺めが広がります。
お昼にはまだ早い時刻でしたが、具合の良いに腰掛けて昼食タイムにしました。
*阿舎利地区からの道は「一山」を参照。
お腹が満ちて眺めも堪能したところで、を引き返していきます。 「高野峠」の標識を過ぎて、生い茂るの中に続く道を降っていきます。 アセビの中を抜けていくと、桃テープが巻かれた枯れ木があるに出ます。 緩やかになってくる尾根を降っていくと、「一山」「高野峠50分」の標識が立っています。 山頂から2分ほどの所になります。 右へ曲がって、が巻かれた所から雑木林の斜面を降っていきます。
桃テープを確認しながらアセビが茂るようになる斜面を降っていくと、赤ペンキでが描かれた木を幾つも見掛けます。 登り時には気が付きませんでしたが、降り時には良く見えます。 点々と描かれている○印や巻かれた桃テープを辿りながらを降っていきます。 やがて、標識が取り付けられた樹木があります。 近づいていくと、登り時に見掛けた「一山 8〜10分」のです。 山頂から9分ほどの所になります。
作業道出合
が茂るようになると、樹皮が剥がれた枯れ木を過ぎていきます。 生い茂るの中に続く道を進んでいきます。 アセビを抜けて少し降っていくとが茂るようになります。 近づいてくる作業道へ向かって降っていくと、「一山へ」「登山口」の標識が取り付けられた樹木の脇から作業道に出ます。 山頂から20分ほどで降りて来られました。
右へ進み始めると、すぐの所に「登山ルート」の標識が取り付けられたがあります。 登ってきた道を降ってもいいのですが、西へ続く軽い登り坂の作業道を進んでいきます。 緩やかになって防護網が続く伐採地に出るとがあります。 右へ登っていく道は防護網で閉ざされているので、左正面の緩やかな道を進んでいきます。 少し降り坂になった道を進んでいくと、またがあります。 左の道は降り坂で歩きやすそうですが、軽い登り坂の右の道を進んでいきます。 右へ曲がりながら少し登っていくとになります。 等高線に沿うように進んでいくと、目の前が開けてきます。
石がゴロゴロするを左へ曲がっていきます。 目の前に広がるを眺めながら降っていきます。 の脇を降っていきます。 のような所を右へ曲がっていきます。 切通を過ぎると、なだらかで小広い所に出ます。 作業道出合から10分ほどの所になります。
林道終点
轍が見られるを降っていきます。 道端にあるを過ぎていきます。 に左へ曲がって降っていきます。 少し降って道なりに右へ曲がっていくと、地形図に実線で載っている林道の終点に出ます。 作業道出合から15分ほどの所になります。 道の脇にはがあって、車を何台も止められる広さがあります。
ここから国道429号まで続く道の路面は荒れておらず、車で通れそうな様子でした。 ここまで車で来て作業道を進んで一山へ登るルートを選べば、容易に山頂に立てそうです。
すぐ先には「災害に強い森づくり」のが設置されています。 高野峠にあったのとほぼ同様の内容ですが、文面が少し異なります。 も載っていますが、今回の登山にはあまり役立たないないようです。 少し降っていくと、正面から左へ登っていく道とのがあります。 標識類は見掛けませんが、右ののような所を進んでいきます。 少し降っていくとまた分岐があります。 林道終点から5分ほどの所になります。 ここにも標識類は見掛けませんが、左へ曲がりながら続く道を進んでいきます。
災害に強い森づくり 〜県民緑税の活用〜(針葉樹林と広葉樹林の混交林整備)
豊かな「緑」を次の世代へ引き継いでいくため、 県民共通の財産である「緑」の保全・再生を社会全体で支え、 県民総参加で取り組む仕組みとして平成18年度から「県民緑税」を導入し、 防災面での機能強化を目的とした「災害に強い森づくり」を早期・確実に進めています。
整備内容
スギ・ヒノキ等の高齢人工林の伐採を促進し、広葉樹等を植栽することにより、 樹種・林齢が異なり、水土保全が高く、公益的機能を発揮する森林に整備します。
平成25年度 作業道の開設
平成26年度 広葉樹の植栽・防護柵の設置
宍粟市
沢の上を通過しながら続くを緩やかに降っていきます。 を過ぎて、左下を流れる沢の音を聞きながら降っていきます。 正面に見えてくるを眺めながら林道を降っていきます。 大きく曲がりながら降っていきます。 少し降って右への曲がり角まで来ると、金属網で包まれたがあります。 林道終点から18分ほどの所になります。 地形図ではここで実線の道が分かれていますが、夏草が茂っているためか、よく分かりませんでした。
国道出合
金属網で包まれたの脇を左へ曲がっていきます。 少し降った所を右へ曲がっていくと、程なくして国道429号の曲がり角に出ます。 林道終点から21分ほど、一山から57分ほどで降りて来られました。 脇にはが落ちていますが、 降ってきた林道の名前を示すようなものは見掛けませんでした。
左へ続くを進んでいきます。 すぐに心地良い水音を響かせるの上を通過していきます。 登り傾斜が増してくると、を過ぎていきます。 次のまで来ると、傾斜が緩んでいきます。 再び登り傾斜が増してくると、僅かな沢が流れる谷筋を回り込んでいきます。
高野峠
痛くなってくる背筋を庇いながら登っていくと、次第に傾斜がになってきます。 「一宮町」の道路標識が立つ高野峠に着くと、最初に登っていったがあります。 右に作業道を分けていくと、車を止めておいた駐車場に着きます。 国道出合から10分ほどで到着しました。