朝来山
概 要 朝来山は朝来市にある標高756.4mの山です。 山麓には桜の名所の立雲峡があります。 山頂からの眺めは良くありませんが、朝来山展望台へ続く尾根からは山並みなどを見渡せる眺めが広がります。 朝来山には立雲峡から登るのが一般的ですが、今回は伊由峠付近からのルートを歩きます。
起 点 朝来市 山内地区
終 点 朝来市 山内地区
山内地区…登山口…大岩…684.2m峰…下山口…浅い鞍部…くまコース出合…朝来山展望台…朝来山…朝来山展望台…くまコース出合…浅い鞍部…下山口…二股…車道出合…山内地区
所要時間 4時間30分
歩いて... 684.2m峰に出るまでに山道はありません。 樹木は密生していなくて歩くのに支障はありませんが、急斜面が続いて何度も立ち止まりながらの遅い登りになりました。 684.2m峰から朝来山までは歩き易くなります。 下山は684.2m峰の近くから南南西へ降りましたが、ここにも山道はなく急斜面が続きます。 車道に降り立つ手前は少し藪漕ぎ状態になります。
関連メモ 朝来山
コース紹介
山内地区
朝来市を通る国道312号の伊由市場交差点から県道526号を東進していきます。 青倉神社への道を右に分けて登っていくとがあります。 トンネルを抜けて降り始めると路肩が広がった所が続いているので、邪魔にならないよう一番端まで行って車を止めました。
登山口
車道を引き返していくと、すぐにが近づいてきます。 トンネルの上にがあるようです。 盛り土された左の斜面に道はありませんが、急傾斜ながら登っていけそうな様子です。 右には戻るようにして続く坂があります。 左の斜面よりも歩き易そうなので、ここから登っていきます。
ススキなどが茂る坂を登っていくとに出ます。 左へ折れ曲がって戻るように登っていくとの前に出ます。 右へ曲がって、に登っていきます。 植林地になった浅い谷筋へ入って、を跨いでいきます。 二股に分かれる谷筋の左の方を進んでいくと正面に急な尾根が現れるので、に向かっていきます。 歩き難い斜面を横切るように登っていくと、傾斜が急な尾根の背に出ます。 登山口から14分ほどの所になります。
右へ曲がって、雑木林のを登っていきます。 尾根に明瞭な道はありませんが、樹木はそれほど密生していなくて夏草も生えておらず、歩くのに問題はありません。 しかしかなりの尾根が続き、次第に息が切れてきます。 少し傾斜がもあって、何度も立ち止まって呼吸を整えながら、ゆっくりと登っていきます。 が少し生える所もありますが、歩くのに支障はありません。 右の樹間には電波塔が幾つか立つ山が見えますが、方角からすると粟鹿山でしょうか。
大岩
になった尾根を登っていきます。 尾根には「兵公施界」や「国土調査」の短杭が続くようになります。 一段とになってくるので、脇の樹木に掴まりながら登っていきます。 やがてが彼方此方に剥き出すようになります。 登るにつれてが次第に大きくなってきます。 右側から回り込むようにして登っていくと大岩の脇に出ます。 登山口から44分ほどの所になります。 振り返ると、樹木に邪魔されながらも山並みが広がります。
ひと息入れてから、少し樹木が増えてくるを登っていきます。 振り返ってを眺めたりしながら登っていきます。 次第に傾斜が緩やかになると、のような所に出ます。 大岩から9分ほどの所になります。 広くて緩やかな尾根を左から右へ曲がりながら進んでいきます。
尾根が広がって何処を歩けば良いのか分かり難くなりますが、方角を確認しながら地形図に載っている684.2m峰へ向かっての尾根を軽く登っていきます。 引き続き「国土調査」の短杭が続く尾根を登っていくと、僅かに撓んだになります。 再び登り坂になるを上へ向かって真っ直ぐ登っていきます。 先ほどよりも広がってくるを振り返って眺めたりしながら登っていきます。 次第に傾斜が緩やかになると、尾根の肩のような広い所に出ます。 大岩から19分ほどの所になります。 振り返ると、樹木に邪魔されながらも山並みが見えます。
684.2m峰
また傾斜が増してくるを登っていきます。 脇の木に掴まったりしながら、に向かって登っていきます。 少し左へ曲がっていくと、次第にになります。 役目を終えたが地面を這っているので、足を引っかけたりしないよう注意しながら登っていきます。 少し右へ曲がりながら登っていくと、植林地になった高みに着きます。 中ほどには「与布土山」があるので、地形図に載っている684.2m峰になるようです。 大岩から34分ほど、登山口から1時間20分ほどで登って来られました。 周囲には樹木が茂っていて展望は良くありません。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
四等三角点
基本 No.112555
この測量標はすべての測量の基準です。三角点を大切にしましょう。
国土地理院
下山口
も歩けそうなですが、 緩やかに続くを進んでいきます。 これまでの急斜面の登りから解放されて、僅かな起伏で続く快適な尾根を曲がりなら軽く降っていきます。 緩やかになった所を過ぎて、曲がりながら軽く登っていきます。 程なくして、松の木が生える僅かな高みに着きます。 684.2m峰から3分ほどの所になります。 中ほどに生える木に「国土調査」の桃テープが巻かれていて、そこから左へ支尾根が降っています。 下山時にはここから降ることにして、先へ進んでいきます。
少し右へ曲がって軽く降っていくと、になります。 引き続き「国土調査」の短杭が見られる尾根を進んでいくと、軽いになります。 に着くと、樹木に邪魔されながらも山並みが見えます。 少し左へ曲がって、剥き出すを降っていきます。 山並みを眺めながら降っていくと、次第に緩やかな尾根になります。
浅い鞍部
少し左へ曲がりながら続くを進んでいきます。 軽いになった尾根を快調に進んでいきます。 軽く登ったりしながら、で続く尾根を進んでいきます。 に山が見えるようになりますが、朝来山展望台がある所でしょうか。 軽く降っていくと、標高640mほどの少し狭まった浅い鞍部を進むようになります。 684.2m峰から13分ほどの所になります。
緩やかな尾根を進んでいくと、程なくして軽いになります。 尾根を少し登っていくと、樹木が減った僅かなのような所に出ます。 左側には少しが見えます。 広がってくる尾根を登っていくと、尾根の肩のような緩やかな所に着きます。 右側の樹間にはなどが見えます。 電波塔が幾つか立つ粟鹿山と思われる山も見えます。
軽く降っていくとになります。 すぐにになる尾根を進んでいきます。 緩やかになった所を過ぎていくと、のように狭くなった尾根を登るようになります。 少し登って僅かな高みに着くと、朝来山展望台がある高みが正面に見えてきます。
くまコース出合
高みの左肩を過ぎて軽く降っていくとになります。 程なくしてになる尾根を進んでいきます。 が幾つか生える所を過ぎていきます。 広がってくる尾根を軽く登っていくと、左側に「くまコース20」の標識が立っています。 684.2m峰から30分ほどの所になります。 右側から登ってくる木の階段がのようです。
朝来山展望台
広い間隔で続く混じりの尾根を軽く登っていきます。 一旦緩やかになって再びになる尾根を進んでいきます。 明るくなってくる正面へ向かって階段を登っていくと、二段になったに出ます。 684.2m峰から34分ほどの所になります。 左側のマウンドにはがあります。 右側の低い所には「朝来山展望台」「標高719.8m」のが立っています。 傍にはここから見える山並みを図示した円形のやドーナッツ形のがあります。 ベンチも幾つか設置されていて眺めも良く、休憩するには最適な場所です。
北側の眺め, 南側の眺め
眺めを確認したら、朝来山へ向かってを進んでいきます。 僅かな起伏で続くを進んでいきます。 左の樹間に山並みを眺めながら進んでいくとになります。 岩が剥き出す尾根を登っていくと、緩やかになった小峰に着きます。 朝来山展望台から3分ほどの所になります。 左側が開けていてを眺められます。
軽く降っていくとになります。 で続く尾根を快適に進んでいきます。 登り坂になってくると、の脇を過ぎていきます。 植林地になった尾根を登っていくと、僅かなになります。 緩やかになると尾根が広がってきて、何処を歩けば良いのか分かり難くなります。 右側を進んでいくと、登り坂になる所に「山頂へ」のが立っています。
朝来山 (標高756.4m)
植林地を軽く登っていくとに着きます。 朝来山展望台から13分ほどの所になります。 右側には「朝来山 山頂」「標高756.5m」の標識が立っています。 その前には二等三角点「朝来山」があるので、地形図に載っている756.4m峰になるようです。 傍の樹木にはがありました。 周囲には樹木が茂っていて展望は良くありません。 尾根は正面へ続いていますが、「この先 行き止まり」のが立っています。 標識には朝来山山頂朝来山展望台が載っています。
(正面の尾根は「朝来山」を参照)
この先は道がありません。 行き止まりです。 来た道を通って朝来山展望台まで引き返してください。
山頂の様子を確認したら、を引き返していきます。 僅かな起伏で続くを進んでいきます。 次第に狭まってくるを軽く登っていきます。 朝来山から8分ほどでに着きます。 その先へ降り始めると、山並みを眺められる岩が剥き出した所があります。
朝来山展望台
右に広がる山並みを眺めながら、が剥き出す尾根を降っていきます。 少し降っていくと、緩やかでになります。 軽く登っていくと、広くなった朝来山展望台に戻ってきます。 朝来山から12分ほどで着きました。 お昼を過ぎた時刻になったので、に腰掛けて昼食タイムにしました。
くまコース出合
朝来山展望台からは(*)が降っていますが、 元来たを引き返していきます。 広い間隔で続く混じりの尾根を軽く降っていきます。 僅かな起伏で続く尾根を進んでいくと、くまコースは左に続く木の階段を降っていきます。 朝来山展望台から3分ほどの所になります。 脇には「くまコース20」のが立っています。
むささびコースは「朝来山」を参照。
くまコースを見送って、元来たを降っていきます。 が幾つか生える所を過ぎていきます。 緩やかな所を過ぎて軽く登っていくと、に着きます。 軽く降っていくと、馬の背のように狭い尾根になります。
浅い鞍部
広がって来る尾根を軽く登っていくと、のような緩やかな所に着きます。 軽く降るようになると、樹木が減ったのような所を過ぎていきます。 軽いになる尾根を進んでいきます。 傾斜が緩やかになると、標高640mほどの少し狭まった浅い鞍部を進むようになります。 朝来山展望台から14分ほどの所になります。
で続く尾根を快適に進んでいきます。 少し登っていくとになります。 緩やかに進んで、剥き出すを登っていきます。 岩を過ぎていくと小峰に着きます。
下山口
小峰を過ぎて軽く降っていくと、になります。 すぐに軽いになります。 右前方に見えてくるを眺めながら登っていきます。 松の木が生える僅かな高みに着くと、来る時に確認しておいた「国土調査」の桃テープが巻かれた樹木があります。 朝来山展望台から24分ほどの所になります。 ここから右へ続くを降っていきます。
次第に傾斜が増してくるを降っていきます。 樹木が密生していなくて下草は生えておらず藪漕ぎの必要がないのは助かりますが、かなりになっています。 脇の樹木に掴まったりしながら降っていきます。 地形図に載っている南北に続く標高490mほどの緩やかな尾根を目指して降っていくと、傾斜が少しになります。 すぐに傾斜が増してくる尾根を、点々と続く「国土調査」のを確認しながら降っていきます。 雑木林になったり植林地になったりす尾根を降っていきます。
やがて右の樹間からが見えてきます。 「国土調査」の短杭を辿りながら降っていくと、傾斜が次第に緩やかになってきます。 地形図に載っている標高490mほどのの北端に着いたようです。 下山口から17分ほどの所になります。 地形図ではなだらかに見えますが、実際にはがある尾根になっています。 軽く登ったり降ったりしながら進んでいくと小峰を越えていきます。
二股
植林地のを降っていきます。 傾斜が緩やかになると、がある所を過ぎていきます。 すぐに歩き易くなる尾根を降っていくと、尾根が二股に分かれています。 下山口から28分ほどの所になります。 の降り口は急傾斜ですが歩けそうな様子です。 地形図によると512m峰を経て納座地区へ降りていけそうで気になりますが、 車を止めてきた所から遠くなるので見送っていきます。 車道がヘアピン状に曲がっている辺りに降りるべく、を降っていきます。
点々と続く「国土調査」の短杭を辿りながら、の尾根を降っていきます。 次第に傾斜が緩やかになると、右側の樹木が減ってに出ます。 軽い降り坂になった尾根を進んでいくと、 樹木に邪魔されながらも、正面から右側にかけて山並みが広がってきます。
傾斜が少し増してくるを降っていきます。 左の樹間には、と思われる山が見えてきます。 をズームアップすると、立ち並ぶ電波塔が幾つも見えます。 小岩が剥き出す所を降っていきます。
程なくしてになります。 倒木が少し見られるようになると軽いになります。 傾斜が緩やかになるとに着きます。 右へ曲がっていくと、軽いになります。 緩やかになった尾根を進んで軽く登っていくと、標高490mほどの小峰に着きます。 下山口から46分ほどの所になります。
広がってくるを降っていきます。 次第にが混じる尾根になってきます。 明るくなってくる尾根を降っていくと、右側の斜面に松の幼木が茂る所に出ます。 下山口から53分ほどの所になります。 右前方にはを眺められます。 この辺りで道が分かり難くなりますが、 松の幼木が生える斜面を右に見ながら、正面に続くを真っ直ぐ降っていきます。
車道出合
次第に樹木が茂ってになります。 我慢しながら尾根の背を真っ直ぐ降っていくと、 左の樹間からが見える所があります。 草が茂るですが、 斜めの方向になら降りていけそうな様子なので、ここから車道に出ることにします。 草の株に掴まりながら降っていくと、金網で覆われたの上に出ます。 金網に掴まりながら3段ほどの石積みを降っていくと車道に降り立ちました。 下山口から1時間8分ほどで降りて来られました。 振り返って、降りてきたを眺めていきます。
山内地区
軽い登り坂で続くを進んでいきます。 右から左へと曲がりながら進んでいくと、が広がって車を止められそうな場所があります。 更に車道を進んでいくとが見えてきます。 両側に狭い歩道が設けられたの中を進んでいきます。 交通量の少ない道なので、トンネル内の空気はそれほど悪くありません。 結構明るいトンネル内を進んでいくと、3分ほどでに出られます。 最初に登っていった登山口を過ぎていくと、車を止めておいた駐車スペースがあります。 車道に降り立った所から15分ほどで到着しました。