出石135m峰
概 要 豊岡市出石町にある135.6m峰(点名:田多地)に登ります。 神美トンネルの出入口の傍から稜線に出て、尾根を歩いて山頂へ向かいます。 山頂からは田多地地区へ続く尾根を降ります。 山頂は樹木が茂っていて展望は良くありませんが、途中の尾根からは山並みを眺めることが出来ます。
起 点 豊岡市出石町 口小野地区
終 点 豊岡市出石町 口小野地区
口小野地区…登山口…峠…135.6m峰…15番鉄塔…調整池…口小野地区
所要時間 2時間50分
歩いて... 登山口から稜線に出る道には分かり難い急坂がありました。 稜線に出ると、その先は疲労困憊するような急坂が長く続くこともなく、快適な尾根歩きが出来ました。 尾根が分岐している所が何ヵ所もありますが標識類はないので、常に方角を確認しながら歩きました。 15番鉄塔から田多地地区へ降る道にも不明瞭な急坂がありました。
関連メモ 出石276m峰
コース紹介
口小野地区
豊岡市を通る国道426号の五条大橋東詰交差点から東へ延びる道を進んでいきます。 長谷交差点を直進して神美トンネルを抜けて降っていきます。 県道706号の小野橋交差点まで来ると小野旬彩館があるので、ここに車を止めさせて頂きました。
小野朝市
毎週土曜日開店 午前中
小野旬彩館
登山口
車で来たを引き返していきます。 をしている所を左に見ながら坂道を登っていきます。 造成地へ入る道を左に分けていくとが見えてきます。 小祠を過ぎて神美トンネルの出入口が近づいてくると、車道の左右に登っていく白い柵が設置された道があります。 ここが今回の登山口になります。 地形図に実線で載っている左側の道には軽トラックが止まっていたので、右側の道を登っていきました。
左右いずれの道を登っても同じ所に出られますが、トンネルの上部を横切る分だけ右側の道の方が長くなります。
白い柵が続く幅の広いを登っていきます。 程なくしての出入口が近づいてきます。 突き当りを左へ曲がって、左に広がるを眺めながら神美トンネルの上部を横切っていきます。 白い柵が終わると道がになります。 『地形図に載っている実線の道があるはずだが』と思いながら笹が茂る正面へ入っていくと、 すぐに歩き易そうな浅い谷筋が現れてホッとします。
植林地になったを登っていきます。 明瞭な道は残っていませんが、下草は少なく傾斜も緩やかなので助かります。 植林地を抜けると谷筋がに分かれています。 谷筋に入って3分ほどの所になります。 標識類は見かけませんが、左側の谷筋を登っていきます。 地形図にで載っている道を辿っているように思いますが、 歩かれなくなってかなり年月が経つ様子です。 少しが茂る所もありますが、それほど歩き難くはありません。 浅い谷筋を更に登っていくと、また谷筋が二俣に分かれています。 谷筋に入って7分ほどの所になります。 ここでも左側の谷筋を登っていきます。
正面の樹間から僅かに稜線が見えてくるを登っていきます。 谷筋を更に登っていくと、また谷筋がに分かれています。 谷筋に入って9分ほどの所になります。 ここでも左側の谷筋を登っていきます。 次第に近づいてくる稜線に向かって登っていくと、岩盤が剥き出した所があります。 谷筋に入って11分ほどの所になります。 正面の斜面は傾斜が急で登れそうにありません。 右にが見られますが、少し先で左へ曲がって正面に見える岩盤に進路を阻まれます。 どうやら道が崩落しているようです。 往時の道は急な斜面を右から左へS字形に曲がりながら登るルートだったようです。 どうしたものかと思案していると左側にがあって、少し上に道が見えています。
右へ曲がりながら踏み跡を登っていくと、往時の道のに出ます。 右へ降る道の先には先ほどのが見えています。 に続く道を進んでいきます。 道なりに左へ曲がって、を登っていきます。 歩き易い道を軽く登っていくと、稜線にあるに着きます。 谷筋に入ってから15分ほど、神美トンネルの東側の登山口から19分ほどで登って来られました。 へ降っていく道を眺めたり、 135.6m峰までのルートを地形図で確認したりしながら、ひと息入れていきました。
このには神美トンネルの西側からも登って来られます。 道が不明瞭な所もありますが、今回のルートよりも若干短い時間で登って来られます。 神美トンネルが出来るまでは、長谷地区と口小野地区を結ぶ峠越えの道だったのでしょうか。 地形図には実線で載っているものの廃道になって久しいようで、往時の面影は僅かしか残っていません。 (ルート図に緑色で表示)
後日に、このから218m峰を経て276.3m峰へ至る尾根を歩きました。 (「出石276m峰」を参照)
落ち着いたところで、左へ続く尾根を進んでいきます。 倒木の脇から回り込むように登っていくと、すぐにに出ます。 尾根に明瞭な道は見かけませんが、下草は生えておらず藪漕ぎの必要もない尾根が続きます。 左右の樹間から僅かにを眺めながら尾根を登っていきます。 次第に傾斜が緩やかになってくると、標高150mほどの小峰1に着きます。 から4分ほどの所になります。
緩やかになった尾根を進んでいくと、次第にになります。 傾斜が増してくる尾根を降って緩やかになると、少し幅が狭まったに着きます。 鞍部から登り返していくとが茂るようになりますが、 背丈はそれほど高くないので助かります。 熊笹が茂る尾根を登っていくと、右へ延びるが見えてきます。 次第に傾斜が緩やかになると、標高170mほどの小峰2に着きます。 から13分ほどの所になります。
正面にも尾根が続いていますが、青テープが取り付けられているを降っていきます。 右の樹間からを眺めながらい、熊笹が茂る尾根を降っていきます。 次第に熊笹が減って来ると、僅かにになります。 次第に尾根が広がって緩やかになると、尾根が分岐しています。 から21分ほどの所になります。 の方が歩き易そうに見えますが、 ここはを降っていきます。
傾斜が増してくるを降っていきます。 やがて中ほどがを降るようになります。 緩やかになってくると、に着きます。 鞍部の先へ登り返していくと、再びが茂るようになります。 次第に緩やかになってくる尾根を進んでいくと、標高130mほどの小峰3に着きます。 から27分ほどの所になります。 ここでも尾根が分岐しています。 も歩き易そうですが、 緩やかになったを進んでいきます。
軽く降っていくとになります。 で続く緩やかな尾根を進んでいきます。 が見られる所もあります。 次第に登り傾斜が増してくる尾根を、右の樹間にを眺めながら登っていきます。 一旦緩やかになって再び傾斜が増してくると、正面に高みが見えてきます。
緩やかになったに着くと、尾根が分岐しています。 も歩けそうですが見送っていきます。 軽い登り坂になったを進んでいきます。 熊笹が茂るようになった尾根を登っていくと、標高130mほどの小峰4に着きます。 から36分ほどの所になります。 中ほどには赤頭短杭や石標などのがありました。 ここでも尾根が分岐しています。 も歩き易そうですが見送っていきます。 を降っていきます。
が続くようになる尾根を軽く降っていきます。 程なくしてになります。 次第にになる尾根を進んでいきます。 傾斜が緩やかになると、熊笹が茂る標高120mほどの小峰5に着きます。 から41分ほどの所になります。 右の樹間から僅かにが見えます。
降り始めた所で尾根がしています。 も歩き易そうですが見送っていきます。 短杭が設置されたを降っていきます。 点々と設置されている短杭を辿りながら降っていくと、幅が狭まった鞍部になります。
右側の樹間にを少し眺めながら鞍部を進んでいきます。 程なくしてになります。 尾根を登っていくと、熊笹が茂る標高120mほどの小峰6に着きます。 から44分ほどの所になります。 中ほどにはがあります。
道なりに左へ曲がって、軽いになった尾根を進んでいきます。 中ほどの樹木が伐採されて特徴的な姿のが右前方に見えてきますが、 135.6m峰の西にある送電線の鉄塔が立つ尾根のようです。 左側には樹木に邪魔されながらもが見えます。 右側にも小島のようなが二つ見えます。 左右に山並みを眺めながら、緩やかな尾根を進んでいきます。
次第にが増してきます。 傾斜が少し緩やかになると、が幾つか剥き出した所を過ぎていきます。 左の樹間にを眺めながら進んでいきます。 また登り傾斜が増してくると、が近づいてきます。 尾根を登っていくと、標高120mほどの小峰7に着きます。 から50分ほどの所になります。 中ほどにはがあります。 ここで尾根が分岐しています。 も歩き易そうですが見送っていきます。 を緩やかに降っていきます。
を軽く降っていきます。 程なくしてになります。 三開山やその背後に聳えるが樹木に邪魔されずに見えてきます。 登り坂になった尾根を進んでいきます。
135.6m峰
正面に見えるへ向かって登っていくと、 大きなが生えた樹木を過ぎていきます。 正面に続く尾根を登っていくと、左右に通る尾根に着きます。 中ほどには「田多地」があるので、地形図に載っている135.6m峰になるようです。 から56分ほどで到着しました。 周囲には樹木が茂っていて眺めは良くありません。 当初はここから来た道を引き返す予定でしたが、 快適そうな尾根が左右に続いているので、このまま進むことにしました。 も歩き易そうで気になります。 水分補給などをしながら暫く愚考した後、を進むことにしました。
僅かな起伏があるを進んでいきます。 尾根には点々とが見られるようになります。 快適な尾根を進んでいくと、左側にが見えてきます。 軽く登っていくと、倒竹がある標高100mほどの尾根の肩に着きます。 135.6m峰から7分ほどの所になります。 ここで尾根が分岐しています。 には少し樹木が茂っています。 歩き易そうなを降っていきます。
降り始めるとすぐに少し樹木が茂るようになりますが、その手前を曲がっていきます。 少しを横切っていきます。 すぐに歩き易いに出て降っていきます。 傾斜が緩やかになってくると、「火の用心」の赤い標識が立っています。 135.6m峰から11分ほどの所になります。 標識の脇から右へ戻るようにして分かれていくは、送電線の巡視路のようです。
巡視路は見送って、正面に見えるへ登っていきます。 程なくして、標高80mほどの小峰8に着きます。 135.6m峰から12分ほどの所になります。 中ほどには、これまでから続いているがあります。 正面に続くを軽く降っていきます。
軽い降り坂の広い尾根を進んでいくと、上空に送電線が通る伐採地に出ます。 右側にはが広がります。 少し先へ進んで振り返ると、送電線の先にが二つ見えます。 左側にもが広がります。 左前方の山の上に見えるへ向かっていきます。
の先へ進んでいきます。 道なりに左へ曲がって降り始めると、送電線の巡視路でよく見かける硬質プラスチック製のが現れます。 階段を降っていくとになります。 程なくして現れるへ向かって尾根を登っていきます。 高みが近づいてくると、再び硬質プラスチック製のが現れます。 階段を登り切ると、緩やかになった尾根の肩に着きます。 135.6m峰から20分ほどの所になります。 ここで尾根が分岐しています。
には少し樹木が茂っています。 歩き易そうなを進んでいきます。 高みが近づいてくると、また硬質プラスチック製のが現れます。 階段を登り切ると、分岐になった尾根の背に出ます。 135.6m峰から22分ほどの所になります。 脇には「火の用心」の赤い標識が立っています。 軽い降り坂になったも歩き易そうですが見送っていきます。 僅かに登り坂になったを進んでいきます。
15番鉄塔
を緩やかに登っていきます。 程なくして樹木が伐採された標高70mほどの高みに着くと、送電線の鉄塔「豊岡線十五」が立っています。 135.6m峰から23分ほどの所になります。 右側に山並みが広がる展望地になっています。
には樹木が茂っていて、眺めは良くありません。 景色を眺めながら、ひと息入れていきました。
鉄塔の先へ続くを降っていきます。 程なくしてになります。 軽く登るようになるとに着きます。 降り坂になると、剥き出した小岩の脇を過ぎていきます。
正面の樹間からを眺めながら降っていきます。 少し右へ曲がっていくを降っていきます。 歩き易い尾根を降っていくと、次第にが茂るようになります。 が増してきて歩き難くなりますが、 左のすぐ下に浅い谷筋が見えているので、そちらへ降っていきました。
調整池
(*)に出て、右へ曲がりながら降っていきます。 程なくして、谷筋のに降り立ちます。 には背丈の高い笹竹が茂っています。 その先には川が流れていて行き止まりになっているので、 左にあるを引き返していきます。 少し右へ曲がりながら登って視界が開けると広場に出ます。 15番鉄塔から10分ほどで降りて来られました。 正面にある金網柵で囲まれた調整池の先には「Panasonic」の文字が見られるがあります。
浅い谷筋を右へ降らずに横切るように進んでいくと、広場に出られたように思います。
に沿って、調整池の右側を回り込んでいきます。 程なくしてに行く手を阻まれます。 幅が広くて飛び越えられそうもないのでどうしたものかと思案していると、右下に架かるが見えました。 右へ降って鉄板橋を渡り、左へ曲がって放水路に沿って登っていくと、途中から右へ続くがあります。 右の小径を進んでいくと、工場へ続く道路に出ます。
右へ曲がっていくと、小川にが架かっています。 橋を渡って県道536号に出て左折し、に続く道路を進んでいきます。 コンクリート製の小屋まで来ると、その先を流れる六方川が架かっています。 橋を渡ると、左側にがあります。 その一角に「ひぼこの大地」と題した記念碑があります。 調整池の脇の広場から8分ほどの所になります。 裏側には「ほ場整備事業」の経過が刻まれています。
ひぼこの大地
経過及び事業概要
昔新羅の王子あめのひぼこが渡来し、泥の海であったこの地を開拓したと言われている。 この大地に近代農業の確立を夢見た地元関係者の熱意により、 県営ほ場整備事業(出石北地区)は農林水産省兵庫県出石町の補助を受け昭和62年に着工し、8年間の歳月を経て平成7年に完成した。 ここに事業の完工にあたり、今後の農業の発展を祈念し碑を建立、これを後世に伝えんとしるものである。
組合員数244名
地区面積138.9ヘクタール
総事業費13億7000万円
起 工昭和62年10月
完 工平成7年3月
表字揮毫 兵庫県知事 貝原俊民
平成7年3月 兵庫県、出石北土地改良区
六方川沿いに続くを進んでいきます。 次第に見える範囲が変わる東床尾山から西床尾山にかけてのを眺めながら進んでいきます。 やがて、六方川に架かるの際を過ぎていきます。 左右の景色を眺めながら進んでいくと、六方川に堰が見えてきます。 右に建つ小屋に取り付けられた銘板によるとというようです。 河床幅7.0m×堰高2.3m×門数1とのことです。 調整池の脇の広場から22分ほどの所になります。
口小野地区
をしている所を川向うに眺めながら進んでいきます。 「豊岡市出石町口小野」の道路標識が立つ所に架かるを渡っていきます。 橋を渡ってすぐに右折し、川の左側に続く地道を進んでいくと、すぐの所にがあります。 左に地道を分けて進んでいくと、を過ぎていきます。 すぐ先の左側にはがあって、沢山のカモが泳いでいました。 池を過ぎると、車を止めておいた小野旬彩館があります。 調整池の脇の広場から35分ほどで到着しました。