金山廃村 散策:2017年10月05日
阿瀬渓谷周辺でみられるドングリやおもしろい木の実
いろいろな形のドングリ
ブナ ブナ科ブナ属。 冷涼な気候を好む落葉樹林を代表する樹木です。 ブナは別名ソバグリ、ソバグルミと呼ばれ、昔から人間も食べてきました。 果実の形はソバの実に似ています。
イヌブナ ブナ科ブナ属。 ブナよりも少し標高の低い場所に生育する落葉樹です。 葉はブナの葉によく似ていますが、ブナより毛が多いのが特徴です。 あまり雪深い場所では生育できません。
ミズナラ ブナ科コナラ属。 ブナとともに冷涼な気候を好む落葉樹林を代表する樹木です。 ブナよりも標高の低い場所にも生育します。
コナラ ブナ科コナラ属。 日本の里山の主役の落葉樹ですが、暖かい場所から標高の高い場所まで広く生育します。 シイタケの原木によく使われます。
アベマキ ブナ科コナラ属。 西日本の里山に多く見られる落葉樹です。 丸く大きな実をつけます。 樹皮はコルクのように厚く、昔はこのコルク部分をビンの栓として利用していました。 花が咲いた次の年にやっと実が大きくなります。
ウラジロガシ ブナ科コナラ属。 常緑の樹木で葉の裏が白いので、こう呼ばれています。 花が咲いた次の年にやっと実が大きくなります。
アラカシ ブナ科コナラ属。 西日本でよく見られ、照葉樹林の代表的な常緑の樹木です。 あまり雪深い所では生育できません。
シラカシ ブナ科コナラ属。 常緑の樹木でウラジロガシの葉に似ていますが、葉の裏はウラジロガシほど白くありません。 材木にした時にほかのカシの仲間に比べ白いので、この名前になりました。
おもしろい木の実
オニグルミ クルミ科クルミ属。 山の渓流沿いに生育する落葉樹です。 果実は3cm程の大きさで緑色をしていて丸く、中の堅い核(みんながよく知っているクルミの形)があって、種子の部分を食べます。 昔から人間の大切な食料でした。
ノグルミ クルミ科ノグルミ属。 西日本の日当たりのよい山に生育する落葉樹です。 クルミという名前がついていますが、オニグルミとは全く異なる実の形をしています。
トチノキ トキノキ科トキノキ属。 涼しい気候の渓谷などに生育する落葉樹で、葉も大きく、果実も4cm程の大きさがあります。 昔から人間は果実の中の種子をすりつぶして水にさらして渋を抜き、トチ餅などにして食べてきました。
ホオノキ モクレン科モクレン属。 トチノキと同じように涼しい気候の場所に生育する落葉樹で、大きな葉の裏は白くて目立ちます。 昔から人間はこの葉で食べ物を包んだりして利用してきました。 果実も大きく、熟すと中から赤い種子が出てきます。
みくらべてみよう!? 探してみよう!?
ドングリの帽子は「殻斗(かくと)」というむずかしい名前で呼ばれています。 中の実を守るためのもので、毛が生えているものなどもあり、いろいろな形、模様があります。 ブナは帽子ではなく、果実全体が包まれています。
阿瀬渓谷周辺でみられる鳥類
山や庭、公園でもみられる鳥
ホオジロ ホオジロ科。 スズメより大きく、尾が長い鳥です。 目から頬に黒い線と眉や頭と背中が茶色く、胸からお腹は赤褐色で、眉は白くてしましまに黒線があります。 ピッピッ ピーッ ピチリリ
キジバト ハト科。 神社やお寺で見かけるドバトよりも少し小さなハトです。 全体に灰色がかかった肌色で、首の横に白と青の斑点があります。 デ、デ、 ポーポー
ヒヨドリ ヒヨドリ科。 スズメよりずっと大きくて尾の長い鳥です。 体は褐色がかった灰色で、頭の羽が立っているのでボサボサ頭に見えるのが特徴です。 ピーヨ ピーヨ
アオジ ホオジロ科。 スズメより少し大きく、頭は緑がかった灰色で、胸が黄色い鳥です。 チョッピー チョッ、 ツーチョリ
カワラヒワ アトリ科。 スズメと同じくらの大きさで、全体的に茶色いが、羽の一部が黄色く、飛ぶと黄色の帯が目立つ鳥です。 キリリ、 コロコロ
メジロ メジロ科。 スズメより小さくてスズメの半分くらの大きさに見えます。 全体的には緑色に見えますが、お腹は白く、のどは赤色で、 名前の通り目のまわりが白く縁どりされているのが特徴です。 チー、 チー
シジュウカラ シジュウカラ科。 スズメより少し小さくて、頭と背中は黒く、白い頭から胸、お腹にかけてネクタイをしめたような黒い模様があるのが特徴です。 ツーピー ツーピー
ウグイス ヒタキ科。 スズメと同じくらいの大きさで、くちばしと頭が細くてスマートな鳥です。 全体に茶っぽい色なので目立ちません。 ホー ホケキョ
山や林でみられる鳥
エナガ エナガ科。 スズメよりずっと小さくて尾が長く、細長い体の鳥です。 頭とお腹は白くて背中は黒と赤紫をしている鳥です。 ジュリリ ジュリリ
ウソ アトリ科。 スズメより大きく、太くて短いくちばしをしています。 体に丸みがあり、飛ぶと腰が白く、木のてっぺんによく止まるので見つけやすい鳥です。 ヒーヒーホー、 ヒヨヒヨ、 ヒッホホ
ルリビタキ ヒタキ科。 スズメくらいの大きさでオスは頭と背が青く、わき腹がオレンジ、 メスは体が茶色く、尾が青でわき腹がオレンジの鳥です。 ヒッチョロチョロ チョロリ
アカゲラ キツツキ科。 キジバトよりも少し小さいキツツキの仲間で、くちばしで木の幹をつつきます。 頭から背中は黒いのですが、オスは後頭部だけ赤いのが特徴です。 キョッ キョッ
ヤマガラ シジュウカラ科。 スズメくらいの大きさで、頭は黒く、胸からお腹にかけて赤褐色の鳥です。 ツーツーピー、 ホーヒー
イカル アトリ科。 スズメより大きくて、ヒヨドリより小さい鳥です。 「ギュ、ギュ」と鳴きながら飛んでいることも多く、大きくて太いくちばしをしています。 キーコーキー、 キーキーキョオココキィー
公園や農耕地などでみられる鳥
スズメ ハタオリドリ科。 昔話にもでてくるなど、親しみのある鳥で、人の棲むところにはどこでも見られ、電線によく止まっています。 チュン、チップ ジュジュジュ
ハシブトガラス カラス科。 黒くて大きな体なのですぐにわかります。 くちばしが太くてひたいが出ているのが特徴です。 「ガァガァ」と鳴き、くちばしが細くて、ひたいが出ていないのはハシボソガラスです。 カァ カァ
水辺でみられる鳥
ミソサザイ ミソサザイ科。 こげ茶色でスズメより小さな鳥です。 短い尾を立てるポーズが特徴です。 チュピ チュピ、 リリリ
キセキレイ セキレイ科。 胸からお腹が黄色で足も黄色い鳥です。 スズメより大きくて、長い尾を上下に振って歩く姿が特徴です。 チチン、 チイン