妙見山
概 要 妙見山は養父市と香美町の境にある標高1135.5mの山です。 東側から登るルートが一般的のようですが、今回は西側の作山地区から妙見峠に登って山頂へ向かうルートを往復します。 山頂の周囲には樹木が茂っていて展望はあまり良くありませんが、妙見峠から山頂までの尾根からは山並みを眺められる所があります。
起 点 香美町村岡区 作山地区
終 点 香美町村岡区 作山地区
作山地区…ガレ場…三十二丁…林道出合…妙見峠…大谷の頭…小峰…小峰…尾根の肩…妙見山…尾根の肩…小峰…小峰…林道…林道出合…三十二丁…ガレ場…作山地区
所要時間 3時間50分
歩いて... 作山地区から妙見峠まではかつての参詣道ですが、 大きな石がゴロゴロする所もあって、今ではあまり歩かれていない様子でした。 途中で道を間違えて、沢筋を登ることにもなりました。 傾斜が急な所もあって汗が噴き出してくるので、呼吸を整えながら登っていきました。 妙見峠から妙見山までは多少の登り降りはありますが、歩き易い道が続いていました。
関連メモ 妙見山
コース紹介
作山地区
香美町村岡区を通る国道9号を南下していきます。 から県道267号に入っていきます。 猿尾滝や猿尾茶屋を過ぎていきます。 に入って、更に奥へ進んでいきます。 を渡って、砂防ダムの手前をヘアピン状に左・右と折れ曲がっていきます。 右への曲がり角にあるを過ぎていきます。 道幅が広がった先に架かるを渡ると、 舗装路が終わった所が車を2・3台止められる広さの駐車スペースになっているので、ここに車を止めました。
駐車スペースの奥に続くを登っていきます。 道には「地籍調査」の赤頭短杭が点々と設置されています。 左の谷を流れる沢の音を聞きながら、の中に続く道を登っていきます。 2分半ほど登っていくと、取水パイプが設置されたを渡っていきます。 谷筋の右側に続くの中の道を更に登っていくと、左の沢に水音を響かせている滝が見えました。 駐車スペースから4分ほどの所になります。 気になるので、ちょいと小滝の前まで降りてみました。
往復1分ほどで引き返してきて植林地に続く道を登っていくと、がゴロゴロするようになります。 岩の脇を過ぎていくと、がありました。 この道は名草神社へ続くかつての参詣道で、以前には多くの丁仏が並んでいたようですが、この時には僅かしか見掛けませんでした。 植林地の縁を登って右へ曲がる所まで来ると、大きな木の袂に「」の黄頭短杭がありました。 駐車スペースから9分ほどの所になります。
道なりに曲がって登っていきます。 かなり傾斜のある植林地の斜面を1分ちょっと登っていくと左へ曲がっていきます。 曲がり角には「地籍調査」のが四つ設置されていました。 になると緩やかな道になります。 少し右へ曲がりながら進んでいくと、 谷側にがある谷筋の涸れ沢を跨いで、左へ回り込んでいきます。 駐車スペースから16分ほどの所になります。
再びになった斜面を少し右へ曲がりながら登っていきます。 道端に佇むを過ぎていきます。 左の樹間から谷向かいのを眺めながら登っていきます。 するようになった道を登っていきます。 植林の中にある大木の下を過ぎていきます。
ガレ場
植林地と雑木林の間に続く赤頭短杭が設置されたを登っていきます。 左側が緩やかになってくると、広めのが左へ分かれていきますが、正面の道を登っていきます。 傾斜が緩やかになってくると、左右に続く石がゴロゴロした大きな涸れ沢のようなガレ場に出ます。 駐車スペースから28分ほどの所になります。 道はガレ場に沿って右へ曲がっていくように見えますが、 右上には石がゴロゴロした抉れたが続くばかりです。 これを登るのは嫌だなと思いながら周囲を見回していると、ガレ場を横切った先にが続いていました。
の斜面を登っていきます。 次第に狭くなってくる谷筋のを、少し曲がりながら登っていきます。 腰が曲がったを過ぎていくと、道はへ向かっていきます。 倒木から1分ほど進んでいくと、僅かな沢が流れる石がゴロゴロした谷筋に出ました。 駐車スペースから34分ほどの所になります。
下山時に歩いてみると、この辺りから沢を渡って左へ戻るように登っていく道がありました。 このまま正面の沢筋を登るのは誤りルートになりますが、この時には気が付きませんでした。
石がゴロゴロするを登っていきます。 所々でも現れるので、誤りルートであることに気が付かずに登っていきました。 道のようで道ではないを更に登っていきます。 かつての参詣道とのことですが、この荒れ様は尋常ではありません。 こんな所がいつまで続くのかと思いながら水が流れるを9分ほど登っていくと、 左側にのようなものが見えました。 これ幸いとそこへ向かっていくと、沢筋よりもずっと歩き易い道に出ました。 この時には何処で間違ったのか分かりませんでしたが、ひと心地ついたのでした。
三十二丁
また「地籍調査」の赤頭短杭を見掛けるようになった道を登っていきます。 した所もありますが、先ほどの沢筋に比べると楽勝です。 左にある二つ並んだを見送っていきます。 石がゴロゴロする沢の傍を登っていくと、谷筋がに分かれていますが、左側の谷筋を登っていきます。 になった谷筋を登っていきます。 右への曲がり角まで来ると、樹木の袂に「三十二丁」のが佇んでいます。 駐車スペースから50分ほどの所になります。
右へ曲がりながら登っていくとに出ます。 出口には桃テープが取り付けられていました。 は行き止まりになっているので、 続く道を進んでいきます。 すぐに折れ曲がって登っていきます。 浅い谷筋になった植林地を登っていくと、程なくして右へ曲がっていきます。
何度か曲がりながらの斜面を登っていきます。 かなり傾斜があって汗が噴き出してくるので、何度も立ち止まって呼吸を整えながら登っていきました。 のようなものも見掛けます。 丁仏ののような石も見掛けますが、近くに石仏はありませんでした。 所々に設置されている「地籍調査」の赤頭短杭を確認しながら登っていきます。
林道出合
の斜面を曲がりながら更に登っていきます。 雑木が増えてくる斜面を登っていくと、少しが露出した所を左へ曲がっていきます。 正面にが見えてくると、 U字形にを左・右と曲がりながら登っていきます。 少し倒木もある道を登っていくと、左右に通る林道に出ました。 駐車スペースから1時間15分ほどで登って来られました。
妙見峠
林道を横切った先に続くを登っていきます。 2分ほど登っていくと、左右に通る尾根の鞍部に着きます。 駐車スペースから1時間18分ほどで登って来られました。 脇にはが二つ並んでいます。 「妙見山登山コース」のがあって、現在地は「妙見峠」「三重塔まで1.0km」となっています。 別のもあって、「頂上まで1.6km」となっています。 壊れた「作山へ」などのもありました。 ここは尾根道と峠道が十字に交わっている所になります。 正面へ降っていく道は名草神社へ続いています。 左の尾根も歩けそうな様子ですが、ひと息入れてから妙見山へ向かってを進んでいきます。
名草神社へ続く正面の道は「妙見山」を参照)
になった尾根を進んでいきます。 多少の登り降りはありますが、下草の生えていない歩き易いが続きます。 雑木が目立つようになった軽いを進んでいきます。 右側が明るくなると、林道がすぐ傍まで接近してきます。 妙見峠から6分ほどの所になります。 段差がほとんどない林道に出てしまいますが、に復帰して登っていきます。
大谷の頭 (標高1028m)
になった尾根を進んでいきます。 左の樹間からを眺めながら登っていきます。 の株を過ぎていくと、 少し樹木が伐採されて明るくなった高みに着きます。 妙見峠から11分ほどの所になります。 地形図によると、妙見峠の南南西350m辺りにある標高1020mほど高みになるようです。 中ほどにはがあります。 「妙見山登山コース 頂上まで1.2km」のがあって、 現在地に「大谷ノ頭1028m」と書き込まれていました。 以前には「大谷の頭」の標識もあったのですが、この時には見掛けませんでした。 眺めはあまり良くありませんが、振り返るとが少し見えます。
になった尾根を進んでいきます。 左の樹間からを眺めながら降っていきます。 緩やかになってくると、近づいたの少し上を過ぎていきます。 軽く登っていくと、すぐにになります。 傾斜が緩やかになると、林道がすぐ傍まで接近してきます。 妙見峠から17分ほどの所になります。 僅かに下を通る林道には降りずに、このまま尾根を進んでいきます。
になった尾根を進んでいきます。 程なくしてになります。 右の樹間から僅かにを眺めながら登っていきます。 降り坂になってくると、また林道がすぐ傍まで接近してきます。 妙見峠から20分ほどの所になります。 ここでも僅かに下を通る林道には降りずに、尾根を進んでいきます。
すぐにになる尾根を進んでいきます。 樹木の袂にある「登山道」のを過ぎていきます。 右側にを眺めながら尾根を登っていきます。 引き続きが続く尾根を進んでいきます。 左の樹間からを眺めながら登っていきます。 少し傾斜が緩んでくると、樹木の袂に「妙見山登山コース 頂上まで0.8km」のがあります。 妙見峠から25分ほどの所になります。
標識を過ぎて、を更に登っていきます。 の株を過ぎていきます。 傾斜が少し緩んでくると、樹木の袂に「妙見山登山コース 頂上まで0.5km」のがあります。 妙見峠から27分ほどの所になります。 先ほどの標識から300mも登った気がしませんが、設置されている位置がズレているように思えます。 この先の小峰の辺りにあると良さそうに思えますが、そのままにしておきました。
小峰
緩やかになったり傾斜が増したりしながら続くを登っていきます。 の脇を過ぎていきます。 左の樹間から僅かにを眺めながら登っていきます。 一旦緩やかになって再び傾斜が増してくる尾根を登っていくと、緩やかになった小峰に着きます。 妙見峠から34分ほどの所になります。 地形図によると、妙見山の北450m辺りにある標高1090mほどの高みになるようです。 中ほどにはが立っていて、 この先の尾根は「妙見山頂」、今来た尾根は「大谷の頭」となっています。 周囲には樹木が茂っていて展望は得られません。
小峰
軽いになった尾根を進んでいきます。 程なくしてになります。 それほど急ではない尾根を登っていくと、緩やかになった小峰に着きます。 妙見峠から37分ほどの所になります。 地形図によると、妙見山の北400m辺りにある標高1090mほどの高みになるようです。
緩やかになった尾根を進んでいくと、程なくして軽いになります。 浅いに着いて、その先へ登り返していきます。 次第に広がってくるを登っていきます。 明るくなった左側には山並みが僅かに見えますが、樹木が邪魔をしています。
尾根の肩
緩やかになったを進んでいきます。 少し窪んだ所もある尾根を進んでいくとが立っていて、 この先の尾根は「妙見山頂」、今来た尾根は「大谷の頭」となっています。 標識を過ぎていくと、緩やかになった尾根の肩に着きます。 妙見峠から44分ほどの所になります。 地形図によると、妙見山の北250m辺りにある標高1110mほどの尾根になるようです。 樹木の袂には「妙見山登山コース 頂上まで0.3km」のがあります。
軽いになった尾根を進んでいきます。 程なくして緩やかでになります。 少し進んでいくと軽いになります。 傾斜が緩やかになると、一段高い所に出ます。
妙見山 (標高1135.5m)
またになる尾根を進んでいきます。 傾斜が増してきた尾根を登っていくと、が見えてきます。 樹木の袂にある「登山道」のを過ぎていきます。 傾斜が緩やかになると、明るくなった妙見山の山頂に着きます。 妙見峠から50分ほどで登って来られました。 山頂には「妙見山1142m」と書かれた標柱が立っていますが、文字はほとんど消えていました。 中ほどには八方位を示すが設置されています。 10mほど先には「妙見山」があるので、地形図に載っている1135.5m峰になるようです。
四等三角点
基本 No.110577
この測量標はすべての測量の基準です。 三角点を大切にしましょう。
国土地理院
妙見山の山頂の周りには樹木が茂っていて展望は良くなく、 北東の樹間から僅かにが見える程度です。 北西にも僅かにが見えますが、樹木がかなり邪魔をしています。 丁度昼時になったので、南側にあるの群落を眺めたりしながら昼食タイムにしました。
尾根の肩
お腹も満ちたところで、妙見山から下山していきます。 にも歩き易そうな尾根が続いていますが、 を引き返していきます。 「登山道」のを過ぎて、かなり傾斜のある尾根を降っていきます。 程なくして傾斜が緩やかになってくるとになります。 少し降って、一段低い所にあるを進んでいきます。 登り坂になった尾根を進んでいくと、「頂上まで0.3km」の標識がある標高1110mほどの尾根の肩に着きます。 妙見山から5分ほどの所になります。
小峰
を降っていきます。 が明るくなった広い所を過ぎていきます。 広い尾根を降っていくと、浅いに着きます。 軽いになった尾根を進んでいきます。 傾斜が緩やかになると、妙見山の北400m辺りにある標高1090mほどの小峰に着きます。 妙見山から9分ほどの所になります。
小峰
軽いになった尾根を進んでいきます。 程なくしてになります。 軽いになった尾根を進んでいきます。 傾斜が緩やかになると、妙見山の北450m辺りにある標高1090mほどの小峰に着きます。 妙見山から11分ほどの所になります。
中ほどに立つ標識「大谷の頭」が指す正面のを降っていきます。 一旦緩やかになって再び傾斜が増してくるを降っていきます。 右の樹間から僅かにを眺めながら降っていきます。 枯れた大株を過ぎて、緩やかになったり傾斜が増したりしながら続くを降っていきます。 左の樹間から僅かにを眺めながら降っていきます。 岩が剥き出した辺りまで来ると、樹木の袂に「山頂まで0.5km」の標識があります。 妙見山から16分ほどの所になります。
林道
の株を過ぎていきます。 「山頂まで0.8km」の標識を過ぎていくと、右の樹間からが見えました。 左下に林道が見えてくると、左側にが広がってきます。 奥の方にはが幾重にも連なっていました。 傾斜が緩やかになると、林道がすぐ傍まで接近する所に着きます。 妙見山から21分ほどで降りて来られました。 このまま尾根を通って妙見峠まで行っても良いのですが、 林道の様子を確かめるべく、左の林道を歩いて行くことにしました。
林道出合
振り返ると、林道はで続いています。 何処まで続いているのか興味のあるところですが、正面に続くを進んでいきます。 2分ほど進んでいくと、尾根道のを掠めていきます。 ごく僅かな起伏はあるものの、は等高線に沿うようにして緩やかに続いています。 5分ほど進んでいくと、再び尾根道のを掠めていきます。 眺めが広がることもない林道を淡々と進んでいくと、参詣道が横切る所に着きます。 林道を歩き始めて9分ほどの所になります。 正面に続く林道の行く末も気になりますが、元来たを降っていきます。
三十二丁
U字形にを左・右と曲がりながら降っていきます。 雑木が増えた所を降っていくと、少しが露出した所を右へ曲がっていきます。 の斜面を曲がりながら降っていきます。 息を弾ませながら登ってきた道も、降りでは快調です。 浅い谷筋を左・右と曲がりながら降っていくと、広めの道は行き止まりになりますが、 が取り付けられた所から左前方へ続く道を降っていきます。 左への曲がり角まで来ると、「三十二丁」の石仏が佇んでいます。 林道出合から15分ほどの所になります。
石仏の前を左へ曲がって降っていくと、した道になります。 正面の樹間からを僅かに眺めながら降っていきます。 石がゴロゴロして僅かに水が流れた跡もあるが続きます。 登って来た時はもっと歩き難くて水も流れる沢だったように思いながら降っていきます。 沢筋から少し離れて歩き易くなった道を降っていくと、曲がっていきます。 登って来た時にはこんな所はなかったと思いながらも左へ曲がって降っていくと、僅かな沢が流れる石がゴロゴロした谷筋に出ます。 林道出合から25分ほどの所になります。 道は沢を渡って、谷筋のへ続いています。 何やら見覚えがある所だと思っていると、どうやら登り時にはここから沢を進んだようで、 今降って来た道が正規ルートのようでした。
ガレ場
石がゴロゴロする軽い登り坂になった道を進んでいくと、見覚えのある腰が曲がったを過ぎていきます。 ゴロゴロする石が減って歩き易くなったを進んでいきます。 植林地を横切るように進んでいくと、左右に続く石がゴロゴロした大きな涸れ沢のようなガレ場に出ます。 林道出合から29分ほどの所になります。 右下へ続くを眺めながら横切っていきます。
が少し増してきた道を進んでいきます。 幾つかあるを乗り越えていきます。 道端に佇むを過ぎていきます。 道なりに左へ曲がっていくと、谷側に大岩がある谷筋の涸れ沢を跨いで、右へ回り込んでいきます。 林道出合から37分ほどの所になります。
になった斜面を横切るように進んでいきます。 右下には、水音を響かせているが見えました。 植林地になってが増してくる道を進んでいきます。 「地籍調査」のが四つ設置された所を右へ曲がっていきます。 植林地の斜面を降って沢のすぐ上まで来ると、道は左へ曲がっていきます。 曲がり角の大きな木の袂には「図根多角」の黄頭短杭があります。 林道出合から45分ほどの所になります。
右の沢にあるを眺めながら、植林地に続く道を降っていきます。 大きな石がゴロゴロするようになると、を過ぎていきます。 登り時に立ち寄ったを眺めながら降っていくと、 取水パイプが設置された水が流れる支沢を渡っていきます。 林道出合から50分ほどの所になります。
作山地区
に続く道を降っていきます。 やがて、沢に架かるが樹間から見えてきます。 小橋へ向かって真っ直ぐ降っていくと、車を止めておいた駐車スペースに着きます。 林道出合から53分ほどで降りて来られました。
車を止めておいた場所が丁度木陰になっていて、車の中が暑くなっていなかったのは幸いでした。 『途中で道を間違えなければもう少し楽に林道へ出られただろう』と反省しながら家路につきました。