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千町地区
養父市から県道6号を南下し、富士野トンネルを抜けて宍粟市に入っていきます。
国道429号に出て南下していきます。
発電所前バス停を過ぎていくと、道が左へ分かれていくがあります。
角には「宍粟50名山 高峰・大段山・千町ヶ峰・笠杉山・杉山・岩塊流・段ヶ峰」などのがあって、左の道を指しています。
左の道に入って「」や「草置城」の石碑があるを越え、草木川沿いに進んでいきます。
下千町地区にある「こぶしの村」に着くと、左側に路肩が広がった駐車スペースがあるので、ここに車を止めました。
右側に建つの壁には「」があって、
今回登る大段山も載っていました。
播州高原案内図
播州高原
中国山地の東部、兵庫県の中央、播磨(瀬戸内海側)と但馬(日本海側)の境に位置し、
西を揖保川、東を市川、北を円山川に囲まれた県を代表する河川の源流域である。
東西15キロ、南北16キロ、千メートルを越える峰と尾根を多く持ち、生野・奥生野高原・砥峰高原・峰山高原の総称として呼ばれる。
ここ千町は、海抜600mの高さがあり、笠杉山、段ヶ峰、千町ヶ峰、大段山へそれぞれ半日で往復できる。
千町ヶ峰の頂きから良く晴れた日には、遠く瀬戸内海が望める。
兵庫県勤労者登山連盟 尼崎山の会
情報によると、以前にこの辺りにあった繁盛村(はんせむら)が、
1956年に一宮町(神戸村・染河内村・下三方村が合併)・三方村と合併して新たな一宮町になり、
さらに2005年に千種町・波賀町・山崎町と合併して宍粟市となったようです。
今では「繁盛」という地方自治体はありませんが、小学校・郵便局・駐在所などの名前として今にその名前が受け継がれているようです。
今回の起点の千町も繁盛村に含まれていたようです。
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登山口
車で来た道を引き返すと、すぐの所に登山口があります。
入口には「宍粟50名山 大段山 登山口」のが立っています。
標柱には「頂上1800m」と書き込まれていますが、山頂までの距離でしょうか。
ここから続く山道に入っていきます。
登山者の皆様へ
「みんなで守ろう!宍粟50名山」事業を展開しています。
登山道の倒木・崩壊、案内看板の破損などお気付きになられた事がありましたら、下記まで情報をお願いします。
公益財団法人 しそう森林王国観光協会
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少し草が茂る所からへ入っていきます。
石垣沿いに進み始めると、すぐの所に「大段山↑」のが取り付けられていて、正面に続く道を指しています。
右側にはが何段も続いていますが、以前は畑だったのでしょうか。
程なくして道が分かり難くなりますが、樹木に取り付けられたを辿りながら進んでいきます。
すぐに明瞭な道が現れて、斜面を横切るように登っていきます。
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峠
少しが増してきた道を登っていきます。
少し右へ曲がって、を登っていきます。
この道は地形図に破線で載っている道のようです。
右へ曲がりながら登っていくと、支尾根の鞍部にある峠に着きます。
登山口から6分ほどで登って来られました。
脇にはがあって、
右の尾根は「大段山1500m」、今来た道は「こぶしの里」となっています。
明瞭な道は峠を越えて正面へ降っていきますが、
ここからを登っていきます。
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明瞭な道が見られない植林地のを登っていきます。
僅かなが現れることもありますが、すぐに不明瞭になります。
所々に取り付けられた桃テープを確認しながら登っていきます。
尾根に下草は生えていなくて登るのに支障はありませんが、かなり傾斜があって膨ら脛が痛くなってきました。
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くちばし岩
植林地と雑木林を分けるようになったを登ってきます。
何度も立ち止まりながら登っていくと、傾斜がに着いてホッとしました。
峠から8分ほどの所になります。
地形図によると、標高700mあたりになるようです。
尾根の中ほどには「No.5」と書かれたがありました。
傾斜が増したり緩やかになったりするを登っていきます。
登り傾斜が増して岩が見られるようになると、「くちばし岩」の標識が設置された大きな岩が現れます。
峠から12分ほどの所になります。
縦に割れたような形をしていて、鳥の嘴に見えなくもありません。
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岩の左側を過ぎて、引き続き植林地と雑木林を分けるを登っていきます。
次第に傾斜が増してきて、また膨ら脛が痛くなってきました。
登るにつれて益々が増して、踝まで痛くなってきました。
足を庇いながらゆっくり登っていくと、尾根の肩のような緩やかな所に着きます。
峠から23分ほどの所になります。
中ほどの樹木には「大段山」の標識が取り付けられていました。
傍には「こぶしの里25分」のが立っていて、今登って来た尾根を指しています。
右からは尾根が登って来ていますが、へ続く緩やかになった尾根を進んでいきます。
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急坂を登って来た疲れを癒しながら進んでいきます。
色付いたを眺めながら登っていくと、また傾斜が増してきます。
左の樹間から見えるが次第に近づいてきます。
が少し茂る所を登っていきます。
次第に広がってくる尾根を登っていくと、左の支尾根と合流する所に出ます。
脇には「こぶしの里」の標識が立っていて、登って来た尾根を指しています。
少し左へ曲がっていくと、僅かなになります。
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僅かな降り坂はすぐに終わって、またになります。
傾斜が増してくる尾根を、息を弾ませながら登っていきます。
所々に取り付けられているを確認しながら登っていくと、傾斜が緩んできます。
ホッとしたの束の間で、すぐにが増してきます。
左の斜面に広がる色付いた雑木林を眺めながら登っていきました。
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稜線
左から登ってくるが近づいてくるのを眺めながら、広がった斜面を登っていきます。
やがてアセビが茂るようになりますが、歩く部分には生えていないので助かります。
少し右へ曲がりながらの脇を登っていきます。
の脇を過ぎて登っていくと、左右に通る緩やかな稜線に出ます。
峠から43分ほどで登って来られました。
左側に半壊したがあって、右の尾根は「550m→頂上」、今登って来た尾根は「←40分」となっています。
「←こぶしの里」の標識も落ちていました。
正面の樹木にも「こぶしの里」のが取り付けられていました。
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ひと息入れてから、右へ続く歩き易くなったを進んでいきます。
軽く登っていくと、稜線に登り着いた所から3分ほどで僅かなに着きます。
地形図によると、標高930mほどの細長い高みになるようです。
中ほどには赤杭となどがありました。
正面にも尾根が降っていますが、左へ曲がっていきます。
大段山の稜線を正面に眺めながら緩やかに降っていきます。
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降り基調で続くを、少し右へ曲がりながら進んでいきます。
程なくして尾根の背を外れて、曲がっていきます。
降り口の樹木には「登山ルート左へ←」のが取り付けられています。
標識に従って左のを降っていくと、すぐに歩き易い緩やかな尾根になります。
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僅かにを眺めながら進んでいくと、少しになります。
程なくして僅かなになった尾根を進んでいきます。
一旦になった先で登り傾斜が増してくると、
次第にアセビが目立つようになります。
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が茂る尾根を登っていきます。
アセビが減って歩き易くなったを登っていきます。
再びアセビが茂るようになった尾根を登っていくと、左側に少しが見えてきます。
傾斜が増した尾根を登っての所まで来ると、
右側には千町ヶ峰が見えてきます。
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振り返って、少し見える範囲が変わってきたを眺めてから、
が茂る尾根を更に登っていきます。
傾斜が緩やかになってくると、右側にが広がってきます。
行く手を塞ぐように生い茂るの手前まで来ると、
「こぶしの里」のが向こう側を向いて取り付けられています。
アセビの左側を進んだりしながら、歩き易い尾根を緩やかに登っていきます。
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になった尾根を進んでいきます。
樹木に取り付けられた「こぶしの里」のを過ぎていきます。
少しになってきた尾根を進んでいきます。
次第に尾根が広がってきて、山頂が近くなった雰囲気がしてきます。
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右の樹間からを眺めながら、広い尾根を軽く登っていきます。
なだらかな所まで来ると、樹木の袂にが立っていて、
左前方の尾根は「大段山」、今登って来た尾根は「こぶしの里」となっています。
他の樹木には向こう側を向いたが取り付けられていて、
左前方の尾根は「三角点」、今来た道は「こぶしの里」となっています。
上千町地区へは右前方の尾根を降っていくのですが、に三角点があるようなので立ち寄っていきます。
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大段山 (標高966.0m)
なだらかな尾根を進んでいくと、1分もしない所に「宍粟50名山 大段山(966m)No.26」のが立っています。
傍には「尼崎山の会」が設置した「大段山頂上966.0m」の標柱も立っています。
「繁盛」もあるので、
ここが地形図に載っている966.0m峰の大段山の山頂になるようです。
稜線に出た所から24分ほど、登山口から1時間15分ほどで登って来られました。
周囲には樹木が茂っていて展望は良くありませんが、北北西の方角に僅かにが見えました。
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展望地
手前のがある所まで引き返してきます。
登って来た道を引き返しても面白くないので、続く尾根を進んでいきます。
少し降り坂になってくると、右側が開けた展望地に出ました。
大段山から3分ほどの所になります。
お昼にはまだ早い時刻でしたが、あとは降るだけなので、
右に広がるを眺めながら昼食タイムにしました。
千町ヶ峰の右の奥にはが見えます。
良くは知らないのですが、方角からすると暁晴山でしょうか。
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お腹も満ちたところで、展望地の先のを快適に降っていきます。
2分ほど降っていくとに出ます。
右側にはが広がりますが、手前の松が邪魔をしているのが残念でした。
少し傾斜が増してきた尾根を降っていきます。
緩やかになったりする所もある尾根を降っていくと、
降り傾斜が増し始める所に「大段山」のが取り付けられた樹木があります。
展望地から6分ほどの所になります。
ここで尾根が二手に分かれています。
登ってくると標識が正面に見えるも歩き易そうな様子ですが、
北東へ続くを降っていきます。
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桃テープを確認しながら、北東へ続くを降っていきます。
程なくして、傾斜が少しになります。
尾根の背を少し外れて、曲がりながら降っていきます。
枯れた大木がある明るい所まで来ると、尾根が二手に分かれています。
展望地から12分ほどの所になります。
両方の尾根の降り口に桃テープが取り付けられていて紛らわしい所ですが、
ここはを降っていきます。
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右の植林地と左の雑木林を分けるを降っていきます。
傾斜が緩やかな所に着くと、に並べたような石がありました。
傾斜が増したり緩やかになったりする尾根を降っていきます。
中ほどにを過ぎて降っていきます。
傾斜が緩やかになった尾根を進んでいくと、尾根が二手に分かれています。
展望地から19分ほどの所になります。
ここは、桃テープが取り付けられた樹木の脇から続くを降っていきます。
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頭を出したを過ぎて降っていきます。
一旦緩やかになって、再びが増してくる尾根を降っていきます。
緩やかになってくると、左側が開けた明るい所に出ます。
展望地から24分ほどの所になります。
樹木に邪魔されながらもが少し見えました。
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植林地のを更に降っていきます。
一旦緩やかになって、再び傾斜が増してくる尾根を、引き続き取り付けられているを確認しながら降っていきます。
左の樹間の下に見えてくるのような道を眺めながら降っていきます。
程なくして、尾根のすぐ左下に並行して続くようになった広めの道に降り立ちます。
展望地から30分ほどの所になります。
出口には桃テープが取り付けられていました。
振り返っての様子を確認してから、正面に続く広めの道を進んでいきます。
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峠
尾根の背を外れて、左へ曲がりながらを進んでいきます。
降り坂になると、左前方にが少し見えます。
を更に降っていくと、鞍部にある峠に着きます。
展望地から33分ほどで降りて来られました。
地形図によると、実線から破線に変わる道が尾根を越えていく所になるようです。
脇には「大段山」のが立っていて、今降って来た道を指しています。
広めの道は正面へと登っていきますが、標識の所から右へ分かれていく道を進んでいきます。
地形図によると、破線の道が左へ降っていくようですが、伐採木などが散乱するばかりで、それらしい道は見かけませんでした。
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植林地のを横切るように進んでいきます。
を越えていきます。
右へ曲がりながら少しを降っていくと、
左の樹間から千町ヶ峰が見える所がありました。
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下の方に見えてくるを眺めながら降っていくと、
道は曲がっていきます。
僅かな竹林の所まで来ると分岐があります。
峠から4分半ほど降った所になります。
手前の樹木には桃テープが巻かれていました。
このまま正面へ進んで左から来る谷筋(*)に出ても良いのですが、
ここから戻るようにして分かれていく道に入っていきます。
*正面に進んでに出る方が近道になりますが、倒木があったり少し泥濘んでいたりして荒れ気味になっています。
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浅いを横切っていきます。
少し左へ曲がりながら進んでいくと、左から登ってくるに出ます。
右へ20mほど登った所には、先ほどから見えているが建っています。
ちょいと立ち寄ってみると、ウッドデッキもあって何やら雰囲気の良い建物でした。
小屋から引き返してきて広めの道を降っていくと、左の谷筋から降ってきた道と合流します。
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登山口
道なりに右へ曲がって、沿いに続く道を緩やかに降っていきます。
正面になどを眺めながら降っていくと、上千町地区を通る市道千町線に出ます。
峠から8分ほで降りて来られました。
脇には「宍粟50名山 大段山 登山口」のが立っていて、
「大段山登山口」の標識も取り付けられていました。
振り返ってを確認してから、
車を止めてきた駐車スペースに向かって、右へ続く市道千町線を歩いていきます。
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人懐こそうなを眺めなたりしながら100mほど進んでいくと分岐があります。
角には「千町登山案内図」と題したがあります。
「段ヶ峰(千町峠)・千町ヶ峰」や「千町峠 悠友山荘」のも立っていて、
を指しています。
左の道は基幹林道千町線で、森林基幹道「千町・段ヶ峰線」へ続いていますが、このまま市道千町線を進んでいきます。
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千町ヶ峰を眺めながら進んでいくと、
畑地に「あこがれ千町の会」「げんき畑ダヨ」のが立っています。
側溝を覗き込むのような動物を眺めたりしながら進んでいくと、
「いろりの里」の標識が掲げられた建物の前にがあります。
を眺めながら更に進んでいくと、
道端にある「第一減圧槽」の標識が取り付けられた小綺麗な建物を過ぎていきます。
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左から登ってくる道を合わせた所にあるを安置した祠を過ぎていきます。
設置された管から勢い良く水が流れ出ているを過ぎていきます。
下千町地区へ入っていくと、下千町集会所前バス停があります。
傍には下千町集会所と、「三方谷八十八ヶ所 第八十一番霊場」の標札が掲げられた建物があります。
中を覗ってみると、綺麗に飾られたが並んでいました。
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千町地区
を更に進んでいきます。
金網柵で囲まれたまで来ると、
傍に「千町地区案内」と題した大きなが立っています。
今回登った大段山が図の下の方に描かれていて「山頂は笹場」となっていますが、刈り払われたのか笹は茂っていませんでした。
案内板を過ぎていくと、車を止めておいた駐車スペースに着きます。
上千町地区の登山口から25分ほどで到着しました。
道路の左側には未舗装の駐車場があって、「宍粟50名山 千町ヶ峰 登山口」や「千町ヶ峰登山口」のが立っています。
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草置城
来る時に見かけた「草置城」というのが気になったので、帰路の途中で立ち寄っていきました。
峠にある「草置城」のの脇から広めの道を登っていくと、
1分もしない所に「草置城」の標札が出るがあります。
左側から裏に回ると「展望台へ」の標識があって、そこからが始まります。
山道に入ると、すぐにが現れます。
一旦途切れて再び続く階段を息を弾ませながら4分ほど登っていくと、四等三角点「草木」がある601.7m峰に着きます。
中ほどには双眼鏡が設置されていて、展望台になるようです。
目の前には山並みを見渡せる眺めが広がっていました。
(所要時間には含めず)
後日にも 601.7m峰へ登りました。
(「 草置城跡」を参照)
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