金梨山
概 要 金梨山は朝来市和田山町にある標高464.4mの山です。 山頂からの眺めは良くありませんが、金梨山岩谷大権現や尾根からは、竹田城跡などの山並みを眺めることが出来ます。 今回は東側から稜線に出て山頂へ向かうルートを往復します。
起 点 朝来市山東町 迫間地区
終 点 朝来市山東町 迫間地区
迫間地区…登山口…支尾根取付点…稜線…展望地…尾根の肩…金梨山…金梨山岩谷大権現…尾根の肩…展望地…409m峰…支尾根取付点…登山口…迫間地区
所要時間 2時間30分
歩いて... 谷筋から稜線に出るまでは桃テープが点々と取り付けられてルートを示していました。 谷筋から支尾根に出て登っていくと、次第に傾斜が増してきて踝が痛くなってきました。 息が切れて汗も噴き出してくるので、何度も立ち止まりながらの登りとなりました。 少し雲が出ていましたが、金梨山岩谷大権現や尾根からは山並みを眺めることができました。
関連メモ 金梨山
コース紹介
迫間地区
朝来市和田山町から国道312号を南下していきます。 竹田交差点から県道277号に入って東進していきます。 迫間地区に入って立雲峡への道を分けていくと、南但馬自然学校への道が分かれる十字路があります。 脇には「兵庫県立南但馬自然学校」のが立っています。 十字路の前後の路肩が広がって駐車スペースになっているので、ここに車を止めました。
十字路から北へ延びるを進んでいきます。 前方に見える高みは金梨山の南南東にある409m峰のようです。 「日ノ本教」の扁額が掛かるを左に分けて、 稲刈りが終わった田んぼが広がる谷筋を進んでいきます。 道なりに右から左へとに曲がっていくと、 谷筋が分かれる所にがあります。 正面の道を登っていくと両開きの防護柵があります。 駐車スペースから9分ほどの所になります。 コの字形のレバーで上下を止められているだけなので、容易に通過できました。
登山口
路面に苔などが茂るようになってあまり歩かれていない様子に変わったを緩やかに登っていきます。 程なくして、再び両開きのがあります。 ここでもコの字形のレバーで上下を止められているだけなので、容易に通過できました。 狭まってきた谷筋を進んでいくと舗装されたは終わりになります。 枝に取り付けられた桃テープを過ぎたすぐの所に片開きの防護柵があります。 標識類は見かけませんが、ここが金梨山への登山口になります。 駐車スペースから14分ほどの所になります。 これまでのと同様に、上下に付けられたコの字形のレバーを回して通過していきます。
植林地になった浅いを登っていきます。 樹木に取り付けられたが点々と続くようになります。 谷筋のに続く道を登っていくと、 を渡った先に田んぼの跡のような開けた所があります。
桃テープは稜線に出るまで点々と取り付けられていて、ルートを示しているようでした。
支尾根取付点
田んぼの跡の手前に取り付けられたに従って少し左へ曲がって、シダ類が生える所を過ぎていきます。 水が少し流れる所を過ぎて谷筋を登っていきます。 僅かなを登ると谷筋が二手に分かれています。 よりもの方が歩き易そうだがと思いながら辺りを見回していると、 右のに桃テープが取り付けられていました。 駐車スペースから17分ほどの所になります。 ここで谷筋と分かれて、右の支尾根を登っていきます。
には樹木が生えていますが、それほど煩わしくはありません。 根本付近がを過ぎて登っていきます。 写真ではよく分かりませんが、かなりがあって踝が痛くなってきました。 次第に尾根が広がってきて、雑木林の広い斜面を登るようになります。 明瞭な道はありませんが樹木は密生しておらず、上を目指して真っ直ぐ登っていけば良いので迷う心配はありません。 点々と取り付けられた桃テープを辿りながら登っていきます。
登るにつれてが更に増してきて、脇の樹木などに掴まらないと登れなくなります。 斜面を斜めに登ったりするので踝が痛くなってきます。 息が切れて汗も噴き出してくるので、何度も立ち止まりながらスローペースで登っていきました。 左右の樹間から見えるが次第に近づいてきて、もうすぐ稜線に出られそうだと思うものの、なかなか着きません。 休み休み登っていくと、次第にが目立つようになります。 やがて一際大きな岩が現れます。 支尾根取付点から19分ほど登った所になります。 桃テープに従って、岩のを登っていきます。
稜線
近づいてくる稜線に向かってを登っていきます。 の下をくぐったりしながら登っていくと、倒木が横たわる稜線に着きました。 支尾根取付点から23分ほど、駐車スペースから40分ほどで登って来られました。 登り着いた所は金梨山から南へ延びる尾根になります。 409m峰へ続いていますが、 金梨山へ向かってを進んでいきます。
展望地
倒木を跨いで、その先に続くを進んでいきます。 僅かにもあって、 これまでの急斜面に比べてとても歩き易く、良く踏まれた尾根になります。 を過ぎていくと、左側が開けた所に出ます。 稜線に登り着いた所から2分半ほどの所になります。 を見渡せる展望地になっていました。 も良く見えました。
尾根の肩
少し登り傾斜が増してきたを登っていきます。 倒木などもありますが、それほど歩き難くはありません。 の横を過ぎていきます。 樹木越しに僅かにが見える所を過ぎていきます。 松の木が目立つようになった尾根を登っていきます。 次第にが増してきますが、稜線に出るまでの急斜面に比べると楽勝であります。 樹間から見えてくるへ向かって登っていくと、尾根の肩のような所に着きます。 稜線に出た所から12分ほどの所になります。 登り着いた所には桃テープが取り付けられていました。 ここで尾根は少し左へ曲がっていきます。
傾斜が緩んで歩き易くなったを進んでいきます。 程なくしてが幾つも剥き出すようになります。 の左側を進んでいくと分岐があります。 稜線に出た所から15分ほどの所になります。 標識などは見かけませんが、左へ曲がりながら続く緩やかな道は金梨山岩谷大権現への道で、 金梨山へは右前方へ登っていく道になります。 金梨山岩谷大権現は下山時に立ち寄るとして、先ずは金梨山へ向かっていきます。
少し登っていくとが目立つようになります。 の間や上を登っていくと、僅かな高みに着きます。 手前の分岐から1分半ほどの所になります。 左には緩やかな所が広がっていますが、へ続く僅かに降り坂になった尾根を進んでいきます。
金梨山 (標高464.4m)
すぐに馬の背のようなに着いて、尾根を左側から巻くようにして登っていきます。 の脇を登って右へ曲がっていくと、 岩が頭を出すに出ます。 そこから左へ続くを登っていくと、 樹木が少し切り払われて明るくなった金梨山の山頂に着きます。 手前の分岐から4分ほどで登って来られました。 「金梨山」もあるので、地形図に載っている464.4m峰になるようです。
四等三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
基本 四等三角点
No.110106
この測量標はすべての測量の基準です。 三角点を大切にしましょう。
国土地理院
「金梨山463」の白い標識がある山頂は樹木に囲まれていて展望は良くありません。 冬枯れの季節には樹間から粟鹿山などが僅かに見えますが、この時には青葉が茂っていて見えませんでした。 白い標識の袂から続く尾根を4分ほど降っていくと粟鹿山などを見渡せる展望岩がありますが、 今回は立ち寄るのを省略しました。
展望岩への道は「金梨山」を参照)
を引き返していきます。 岩が頭を出す所を右へ曲がり、岩壁沿いに降っていきます。 馬の背のようなを過ぎていくと僅かなに着きます。 正面の尾根は見送ってへ降っていくと、大きな岩のある分岐に戻ってきます。 登って来たルートは正面の尾根を引き返していくのですが、 その前に金梨山岩谷大権現に立ち寄るべく、戻るようにして分かれていく道を進んでいきます。
斜面を横切るようにしてに進んでいきます。 僅かに降るようになると、の脇を進むようになります。 岩の間を抜けると、正面に山並みが広がってきます。 も良く見えました。
金梨山岩谷大権現
岩壁の脇を降って少し登り返すと、岩壁の割れ目に洞穴があります。 入口には「金梨山岩谷大権現」と書かれたが立っています。 ここが金梨山岩谷大権現のようです。 金梨山から6分ほどで着きました。 洞穴へ入ってみると、奥にはが安置されていました。 由緒などを記したものは見かけませんでしたが、情報によると祭神は木花之佐久夜毘売とのことです。
尾根の肩
往復7分ほどで手前のまで引き返して、 右へ続く元来た尾根を進んでいきます。 を過ぎて軽く降っていくと、金梨山岩谷大権現から4分ほどで尾根の肩に着きます。 樹木に取り付けられたに従って、右前方へ降っていきます。
金梨山岩谷大権現の手前から西へ降っていくと竹田地区へ降りられます。 (「金梨山」を参照)
展望地
少し傾斜が増してきたを降っていきます。 樹木越しに僅かにが見える所を過ぎていきます。 が剥き出すようになった尾根を降っていきます。 の横を過ぎて傾斜が緩やかになってくると、 右側が開けてを見渡せる展望地に出ます。 金梨山岩谷大権現から10分ほどで着きました。 陽が差してきて、竹田城跡が綺麗に見えました。
の脇を過ぎて、緩やかな尾根を進んでいきます。 僅かにになった尾根を進んでいきます。 になった尾根を進んでいくと、倒木が道を塞いだ所に着きます。 左の樹木には桃テープが取り付けられていて、急斜面から稜線に登り着いた所になります。 金梨山岩谷大権現から13分ほどで着きました。 車を止めてきた駐車スペースへは左の斜面を降るのですが、その前にこの先にある409m峰まで往復してきます。
緩やかな尾根を進み始めると、左側にが見えてきます。 山頂付近には電波塔が幾つか見えるし、方角からしても粟鹿山のようでした。 右側の樹間から僅かにを眺めながら進んでいきます。 僅かな起伏があるを進んでいくと、少し尾根の左肩を通る所もあります。
409m峰
僅かに降って、を進んでいきます。 次第に登り傾斜が増してくるとが迫ってきます。 かなり傾斜が急なので、脇の木などに掴まりながら登っていきました。 急坂を登って緩やかになった尾根を進んでいくと、岩が頭を出す高みに着きます。 標識類は見かけませんが、ここが地形図に載っている409m峰になるようです。 稜線に登り着いた所から12分ほどの所になります。 この先は降り傾斜が急になって、右前方と左前方に僅かな尾根が降っています。
409m峰から尾根を引き返していきます。 傾斜がを脇の木などに掴まりながら降っていきます。 を過ぎて、少し起伏のある尾根を進んでいきます。 僅かなを過ぎて軽く降っていきます。 来る時には気が付きませんでしたが、西側にが見える所がありました。 そこを過ぎていくと倒木が道を塞いでいる降り口に着きます。 往復25分ほどで戻って来られました。
が取り付けられた所から、右の斜面を降っていきます。 程なくしての左側を過ぎていきます。 休み休み登って来たですが、降る時は快調であります。 しかし滑り易くなっているので、脇の樹木などに掴まりながら慎重に降っていきます。 上を目指していけば良いだけの登り時に比べ、降り時は少しルートを外れただけでもあらぬ所へ向かってしまい勝ちですが、 点々と取り付けられた桃テープを辿りながら降っていけば良いので安心です。 稜線から10分ほど降っていくと傾斜が少し緩んできて、樹木に掴まらなくても歩けるようになります。
支尾根取付点
次第にがはっきりしてくると、左右に谷筋が現れます。 少し樹木が茂るようになったを降っていくと、谷が次第に浅くなってきます。 右側の谷が尾根とほぼ同じ高さになると支尾根取付点に降り立ちます。 稜線から14分ほどで降りて来られました。
登山口
僅かなを過ぎて、水が少し流れる所を降っていきます。 左の田んぼの跡を見送って、を渡っていきます。 植林地になった谷筋のに続く道を降っていきます。 正面が明るくなって植林地が終わる所まで来ると、片開きの防護柵がある登山口に出ます。 支尾根取付点から4分ほどで着きました。
谷筋に続く舗装されたを降っていきます。 程なくしてある両開きのを過ぎていきます。 次のを過ぎると、田んぼが続く開けた谷筋になります。 山頂付近に幾つも電波塔が立つを正面に眺めがながら農道を降っていきます。
迫間地区
左へ道を分けるを直進していきます。 道なりに右から左へとに曲がり、 正面にを眺めながら農道を降っていきます。 右へ道を分ける分岐を直進して県道277号に出ると、車を止めておいた駐車スペースに着きます。 登山口から15分ほど、稜線から34分ほどで降りて来られました。