おおや花霞の森
概 要 おおや花霞の森は養父市大屋町にある里山林です。 植林地や雑木林になった斜面に散策路が設定されて歩き易くなっています。 林内には国指定天然記念物の「樽見の大桜」や「口大屋の大アベマキ」があります。 今回は北側入口にある駐車場を起終点にして林内を巡ります。
起 点 養父市大屋町 樽見地区
終 点 養父市大屋町 樽見地区
樽見地区…樽見の大桜…緑のトンネル…林間広場…南側入口…口大屋の大アベマキ…林間広場…カスミザクラの小径…くわ畑跡の石垣…樽見の大桜…樽見地区
所要時間 2時間10分
歩いて... この時には「樽見の大桜」がほぼ満開の状態で、白っぽい小振りの花を枝一杯に咲かせていました。 要所には道標が設置されて分かり易くなっていましたが、 かなり傾斜のある散策路に設置された横木の階段は朽ち果てそうな状態になっていました。
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コース紹介
樽見地区
国道312号から県道6号に入って西進し、琴弾トンネルからの県道272号を合わせて樽見地区に入ると、 の手前から過疎基幹農道上山線が分かれていきます。 傍には「樽見の大桜」の看板や幟が設置されています。 過疎基幹農道上山線に入って道なりに登っていくと、おおや花霞の森北側入口になっている駐車場に着きます。 脇には「おおや花霞の森案内図」と題した案内板があって、 や「ハイキングルート」と題したが載っています。 花の季節限定なのか、この時には地域のが設営されていて、小物類などが販売されていました。
過疎基幹農道上山線には、駐車場への道程を示す標識が点々と設置されていました。 「一方通行に協力してください」という旨の看板も出ていますが、花の季節だけのことなのでしょうか。
おおや花霞の森案内図
「花霞の森」は兵庫県大屋町樽見にある里山林です。 この森にはカスミザクラが多く、天然記念物の大ザクラとともに、春にはその名の通り「花霞」のお化粧をして訪問客を迎えます。 春だけではありません。 すがすがしくさわやかな新緑、色あでやかな紅葉と、四季折々に表情をかえ、もてなしてくれます。 また、スギやヒノキの林には、くわ畑跡のおもしろい形をした石垣がみられ、 かつて生活に身近であった里山のようすもうかがい知ることができます。
 (兵庫県、大屋町、(社)兵庫県森と緑の公社)
駐車場の左奥に散策路のがあります。 この時には竹の杖が沢山置かれていました。 散策路を歩き始めたすぐの所に「大桜まで400m」のが立っています。 道なりに右へ曲がりながら進んでいくと、擬木の手摺りが設置されたが現れます。 振り返ってを眺めてから階段を登っていきました。 階段はすぐに終わって、石垣跡が続く植林地を登るようになります。
それほどは急ではありませんが、日頃の不摂生が祟って、次第に息が切れてきます。 は幾層にもなって斜面に続いていました。 右から左へ少し曲がりながら登って植林地を抜けると、正面が開けてが見えてきます。 「大桜まで200m」のを過ぎていくと分岐があります。 角にはが立っていて、 左の道は「樽見の大ザクラ近道」、今来た道は「花霞の森北側入口130m」となっています。 正面にも道がありますが、道標には何も示されてはいません。 案内図にある最初の分岐になるようです。 傍には「桑畑あとの石垣」と題した解説板がありました。
桑畑あとの石垣
この付近では、各所で階段状に石垣を積んでいます。 養蚕のための桑畑の跡です。 養蚕が盛んだった昭和初期、人々はこのような山の奥まで切り開きました。 この付近は石が覆いので、石を取り覗いて桑畑を作ることは大変な作業でした。 そして、掘り起こした石を畑の周囲や山道の両側に積み上げました。 養蚕には大量の桑の葉が必要です。 10貫目(約40kg)以上もある桑の葉を、家まで担って帰るという大変な重労働でした。 養蚕が行われなくなった昭和40年代に、桑に代ってスギやヒノキが植えられました。
樽見の大桜
斜面の上にあるを眺めながら登っていきます。 黄色い花を咲かせたが甘い香りを漂わせていました。 右・左と折れ曲がって登っていくと、綺麗に咲いたが迎えてくれました。 右へ曲がって更に登っていくと樽見の大桜に着きます。 駐車場から12分ほどで登って来られました。 白っぽい小振りの花を枝一杯に咲かせていました。
国指定天然記念物 樽見の大ザクラ
指定年月日昭和28年6月9日
所在地兵庫県養父市大屋町樽見字ケジメ85番
所有者養父市
桜の種類エドヒガン
兵庫県下で最大のエドヒガン桜です。 樹高は13.8m、幹周りは目通りで6.3m、根周りは7.0mあります。 地上約2mのところで幹が分かれ、樹冠の広がりは東西約14.4m、南北約21.1mに及びます。 この桜は、樹齢が千年を越えるといわれ、「仙桜」と呼ばれています。 出石藩の儒学者であった桜井舟山が、文政6年(1823)に見学して「仙桜」と命名しました。 地誌『校補但馬考』に「 この樹は、元禄年間(1688〜1704)前後に最も盛んで、その当時は高さが5丈を超え、枝は20間四方にひろがり、 花が咲くと、白雪に覆われたように白くて美しい 」と記しています。 昭和40年頃から幹や枝が腐朽し、樹勢の衰えが深刻な問題になりました。 このため、平成9年から兵庫県教育委員会、兵庫県樹木医会の支援をうけて、樹勢回復のための治療を続けています。 現在では、兵庫県を代表する桜の名所といわれるまでに回復してきました。
 (「平成25年1月 養父市・養父市教育委員会、樽見大桜保存会)
樽見の大ザクラ
エドヒガンという種類で国の天然記念物に指定されています。 樹齢一千年をこえるといわれる老巨木は、まさにこの森の主といえましょう。
 (出典:おおや花霞の森案内図)
一段高い所がになっていて、解説板やベンチなどが設置されています。 振り返ると、山並みを見渡せる眺めが広がっていました。 広場の脇にはが建っていて、大桜の写真や解説記事などが貼り出されていました。
樽見の大ザクラを観賞される皆様へ
樽見の大ザクラは、樹齢千年ともいわれる古木です。 中心にある太い幹の内部は空洞になって割れ目が広がり、大きな枝も枯れて、樹勢が著しく弱っています。 このため平成9年から国と県の補助事業をうけて樹勢回復の作業を開始し、兵庫県樹木医会の支援を受けて治療しています。 桜が自力で幹や枝を支えられないことから、ジャングルジム型の支柱を設置しています。 また、桜の周囲には柵を設置し、人間が土を踏み固めないように配慮し、根の育成対策を進めています。 こうした治療によって、4月前半には多くの花が咲くようになりました。 しかし、なお幹や根が活性化するところまでは回復していません。 現在も治療を継続していますので、ご協力をお願いします。
 (平成25年1月 養父市教育委員会)
休憩舎のから奥へと散策路が続いています。 振り返ってを眺めてから散策路へ入っていくと、すぐに分岐があります。 案内図にある2番目の分岐になるようです。 角にはが立っていて、 正面の道は「くわ畑の石垣をへて緑のトンネル840m」、左の道は「緑のトンネル750m・口大屋の大アベマキ1.2km」、 今来た道は「花霞の森北側入口380m」となっています。 口大屋の大アベマキへはどちらの道でも良いようですが、を登っていきました。
石がゴロゴロするを登っていきます。 程なくして、幅の広いを登るようになります。 地面にはがびっしりと生えていました。 を乗り越えたりしながら登っていきます。 落葉が積もって道が分かり難くなってきますが、上を目指して真っ直ぐに登っていきます。
やがて僅かなになります。 少し右へ曲がりながら進んでいくと、斜面にが現れます。 石垣に沿って進んでいくと分岐があります。 樽見の大桜から10分ほどの所で、案内図にある3番目の分岐になるようです。 角にはが立っていて、 正面の道は「緑のトンネル370m・口大屋の大アベマキ920m」、右の道は「くわ畑の石垣をへて樽見の大ザクラ500m」、今来た道は「樽見の大ザクラ320m」となっています。 ここはを登っていきます。
程なくして現れる急なを少し左へ曲がりながら登っていきます。 正面がなって少し傾斜が緩むと階段が途切れますが、すぐ先で再び現れます。 途切れながら続く横木の階段を右へ曲がりながら、斜面を横切るように登っていきます。 正面にが近づいてくると、少し崩落している所がありました。
少し崩落している所を過ぎて、左・右と折れ曲がりながらを登っていくと、 右側の樹間から山並みが見えるようになります。
折れ曲がりながら更に登って斜面を横切るように進むようになると、 道がジグザグに続くが近づいてきます。 に巻きつかれた樹木を過ぎて横木の階段を登っていくと分岐があります。 3番目の分岐から13分ほどの所で、案内図にある4番目の分岐になるようです。 正面の少し先にが倒れていて、 正面の道は「カスミザクラの小径をへて口大屋の大アベマキ540m」、左の道は「口大屋の大アベマキ580m」、今来た道は「樽見の大ザクラ660m」となっています。
左へ折れ曲がっていくを登っていきます。 右への曲がり角まで来るとが設置されていました。 道なりに右へ折れ曲がって登っていきます。 右の樹間からは、引き続きを眺められます。 僅かに降る所もありますが、登り基調の道が続きます。 右側の少し下に並行するように続くが見えますが、先ほどの分岐から分かれてきた道のようでした。
緑のトンネル
やがてになると、解説板が見えてきます。 左へ折れ曲がって登っていくと「シデ林」と題した解説板でした。 案内図や解説板によると、この辺りは「緑のトンネル」というようですが、まだ季節が浅くて青葉は茂っていませんでした。 解説板を過ぎて折れ曲がって更に登っていきます。 少し降るようになると分岐があります。 4番目の分岐から9分ほどの所で、案内図にある5番目の分岐になるようです。 角にはが立っていて、 正面の道は「緑のトンネル230m・口大屋の大アベマキ3200m」、右の道は「カスミザクラの小径をへて樽見の大ザクラ880m」、今来た道は「樽見の大ザクラ880m」となっています。 ここは正面の道を進んで行きます。
シデ林
この林は人々が薪や炭などに山の木を利用しなくなってから切られることなく生長し、 今では20mもの高さになって、上から見下ろすとまるで緑のトンネルのようです。 イヌシデ・クマシデ・アカシデなどのシデの仲間や、オオモミジ・ウリカエデなどのカエデの仲間が多いのが特徴です。 シデやカエデの仲間はこのような谷筋によくみられ、美しく紅葉して秋の里山を彩ります。
緑のトンネル
高さ20mにもなる木の枝が頭上をおおい、下から見上げるとまるで緑のトンネルの中に居るようです。
 (出典:おおや花霞の森案内図)
林間広場
が幾つも剥き出した所を道なりに左へ曲がっていくと、 「アカマツ林」と題した解説板のある浅い谷筋に着きます。 標識類は見かけませんでしたが、ここが案内図にある林間広場になるようです。 5番目の分岐から3分ほど、樽見の大桜から37分ほどで着きました。 左側にはがあります。 その先に広がるから南側を通る農道へ出られますが、 曲がっていく道を進んでいきます。
アカマツ林
兵庫県にはアカマツ林が広く分布しています。 最近マツくい虫の被害をうけマツが枯れている林をよく目にしますが、 この里山にはまだ美しいアカマツ林が残っています。 林内の高木には葉を手のひら状に拡げているコシアブラや、4月に美しい白い花を咲かせるカスミザクラなどが多くみられます。 また、低木にコバノミツバツツジやヤマツツジ、ナツハゼなおのツツジの仲間が多いこともアカマツ林の特徴です。
林間広場
アカマツの林に囲まれ、春にはカスミザクラやコバノミツバツツジなどの花も楽しめる広場です。
 (出典:おおや花霞の森案内図)
等高線に沿うように緩やかに続く道を進んでいきます。 少し左へ曲がっていくと、を降るようになります。 植林地になった谷筋に着くと分岐があります。 林間広場から2分ほどの所で、案内図にある6番目の分岐になるよです。 角にはが立っていて、 右の道は「口大屋の大アベマキ190m」、左の道は「花霞の森南側入口」、今来た道は「樽見の大ザクラ1050m」となっています。 口大屋の大アベマキへは右へ降っていくのですが、その前に、南側入口まで往復することにしました。
南側入口
になった浅い谷筋に続く小径を軽く登っていきます。 正面が明るくなってくるとが現れます。 常緑樹が茂る所まで来るとが見えてきます。 「国指定天然記念物 口大屋の大あべまき」のを過ぎると、左右に通る農道に出ました。 6番目の分岐から4分ほどで出られました。 ここがおおや花霞の森南側入口になるようです。 正面の高台には畑地が広がっていました。 脇には「おおや花霞の森案内図」と題した案内板がありますが、 の南北が逆になっているほかは、最初の北側入口にあったのと同様の内容でした。
案内図には、南側入口の傍に「P」の記号が描かれていますが、 僅かにが広がった程度の所で、 北側入口のような立派な駐車場ではありません。
往復12分ほどで6番目まで引き返してきて、 道標「口大屋の大アベマキ190m」に従って正面の道を降っていきます。 右下にあるを眺めながら降っていくと、休憩舎の手前に分岐があります。 6番目の分岐から1分も経たない所です。 傍にはがありました。 栓を回してみると水が出ますが、飲用なのかどうかは分かりませんでした。 角にはが立っていて、 正面の道は「口大屋の大アベマキ130m」、左の道は「口大屋の大アベマキ190m」となっています。 どちらの道でも良さそうですが、左の道を進んでいきました。
落葉が積もって道が分かり難くなったを登っていきます。 1分ほど登っていくとに出ます。 道は何処かと探していると、右前方へ降っていく道がありました。 すぐに左へ曲がって、を斜めに降っていきます。 程なくして現れるを降っていくと、 右の浅い谷筋の樹間からが見えてきます。 根元をシートで覆われた大木も見えますが、口大屋の大アベマキのようでした。
口大屋の大アベマキ
落葉に埋もれたを降っていきます。 右へ曲がって更に降っていくと、ベンチの先に口大屋の大アベマキがあります。 休憩舎の脇の分岐から6分ほどで着きました。 左側にはが広がっていました。 樹木を過ぎた所には「国指定天然記念物 大あべまき」のがありました。
口大屋の大アベマキ
樹齢約400年。 国の天然記念物に指定され、地元では「神の宿木」と呼ばれています。 しみだす受益には多くの昆虫が訪れます。
 (出典:おおや花霞の森案内図)
石碑の先に続くを登っていきます。 振り返ってを眺めたりしながら階段を登っていきました。 階段が終わってが目立つ所を過ぎていくと、 が見えてきます。 軽く降っていくと、休憩舎が建つ分岐に戻ってきました。 口大屋の大アベマキから4分ほどで着きました。 樽見の大桜の所にあった休憩舎とは違って、かなりくたびれた佇まいでした。
右の道を見送って正面に軽く登っていくと、すぐに6番目分岐に着きます。 道標「樽見の大ザクラ1050m」に従って、左に続く元来たを登っていきます。
林間広場
横木の階段が終わって、少し右へ曲がっていくとが見えていきます。 休憩舎から2分ほど進んでいくと、浅い谷筋にある林間広場に着きます。 道標類は見かけませんが、谷筋を横切って曲がっていきます。
が幾つも剥き出した所を道なりに右へ曲がっていきます。 左の樹間からを眺めながら進んでいくと、 林間広場から2分ほどで、5番目分岐に着きます。 元来た正面の道を進んでも良いのですが、少しでも違う道を歩こうと、 道標「カスミザクラの小径をへて樽見の大ザクラ880m」に従って、 左へ戻るようにして続くを降っていきました。
カスミザクラの小径
横木の階段を降っていくと、すぐに折れ曲がっていきます。 引き続き樹間からを眺めながら進んでいくと、 「コナラ林」と題した解説板がありました。 この辺りがカスミザクラの小径になるようです。 春には白い花を咲かせるとのことですが、花の季節は若干遅いようで、この時にはまだ咲いていませんでした。
コナラ林
ここにはコナラやアベマキ、イヌシデなどの冬に落葉する広葉樹が多く生えています。 また、幹が少し黒っぽくて横に皮目の入っている木はカスミザクラで、春には美しい白い花を咲かせます。 この里山には最近シカが増えてきています。 落葉広葉樹のやわらかい葉はシカの鉱物なので、せっかく芽生えた小さな木は食べられてしまいます。 そのため次の時代に高木となる子供の木が育っていないのが、この里山の大きな問題になっています。 子供の木の芽生えを増やすために、高木を切って林内を明るくするなどの試みがなされています。
カスミザクラの小径
歩道の両側にカスミザクラが広がり、春には白い花をながめながら散策することができます。
 (出典:おおや花霞の森案内図)
斜面を横切るようにして続くを進んでいきます。 程なくしてが現れますが、谷側の半分ほどは土が流れ出していました。 左の樹間からを眺めながら進んでいくと、 道標が倒れている4番目分岐に着きます。 林間広場から8分ほどの所になります。 先ほど登っていった右の階段は見送って、元来た正面の階段を降っていきます。
に巻きつかれた樹木を過ぎていきます。 に折れ曲がって続く横木の階段を降っていきます。 少ししている所を過ぎていきます。 植林地へ入っていくと、3番目分岐に着きます。 林間広場から18分ほどの所になります。 ここでも先ほど歩いてきた正面の道は見送って、道標「くわ畑の石垣をへて樽見の大ザクラ500m」に従って、 左へ戻るようにして続くを降っていきました。
くわ畑跡の石垣
道なりに右へ曲がっていくと、すぐの所にベンチと「くわ畑跡の石垣」と題したがありました。 植林地になった広い斜面には多くの石垣が残っていました。
くわ畑跡の石垣
ここの棚状の石垣は、昔、くわ畑でした。 大屋町で養蚕が盛んだった頃、人々はこのような山の奥まで切り開き、石を取り除き、くわ畑を作っていったのです。 掘り起こした石を積んだのが、この石垣の由来です。 よく見ると石を積んで棚田状にしたところや、山道の両側に積んでいる所、 棚でも道沿いでもなく、おもしろい形に積まれている所もあります。 養蚕が行われなくなった現在では、おもにスギやヒノキが植えられています。
くわ畑跡の石垣
大屋町で養蚕が盛んだった頃のくわ畑の跡が、今でも石垣やおもしろい石組みのかたちで残っています。
 (出典:おおや花霞の森案内図)
植林地の斜面に続く広いを降っていきます。 少し右へ曲がりながらを降っていきます。 明るくなった所に出て更に降っていくとになります。 右へ曲がる所まで来るとベンチが設置されていました。
ベンチを過ぎていくと、道がになっているような所があります。 標識類は見かけませんが、少しでもしっかりしている右側の道を進んでいきました。 石垣沿いに進んでいくとへ入っていきます。 緩やかになった道を進んでいくと、が群生して甘い香りを漂わせていました。 ミツマタを掻き分けながら進んで樽見の大桜が見えてくると、2番目分岐に着きます。 林間広場から32分ほどで降りて来られました。
樽見の大桜
最初に登っていった道を右に分けて正面へ進んでいくと、すぐに樽見の大桜の傍にあるに出ます。 左に広がるを眺めながら、 石碑の手前から左へ分かれていくを降っていきます。
振り返って、少し下からを眺めてから降っていきます。 何度も振り返ってを眺めながら降っていくと、 道標の立つ最初分岐に着きます。
樽見地区
道標「花霞の森北側入口130m」に従って、正面のを降っていきます。 石垣や石積みが続くを道なりに降っていきます。 横木の階段が現れて右へ曲がる所まで来るとが見えてきますが、 出発時に比べてかなり車が増えていて、車道にまで溢れていました。 擬木の手摺りが設置された横木の階段を降っていくと、車を止めておいた駐車場に戻ってきました。 樽見の大桜から11分ほどで降りて来られました。
かなり多くの車が来ていたので、何人もの係員が出て車を誘導していました。 ということで、 駐車場から出て右へ続く過疎基幹農道上山線を進んでいきました。 途中の分岐には標識が立っていて左の道を指していました。 上山地区の集落を過ぎて降っていくと、次の分岐にも左折を促す標識が立っていました。 標識に従って左折して降っていくと県道6号に出ました。 傍には樽見橋バス停がありました。 地形図では道が途切れたように描かれている過疎基幹農道上山線ですが、 実際には車で容易に通行できる舗装された道が続いていました。