光明山
概 要 光明山は養父市の大薮地区・口米地区・中米地地区の境にある標高551.0mの山です。 山頂や尾根からは山並みを見渡せる眺めが広がります。 今回は大藪地区から林道を進み、途中から山道に入って稜線に出て光明山へ向かいます。 光明山からは南西に少し降った所から、北西に延びる支尾根を降っていきます。
起 点 養父市 大藪地区
終 点 養父市 大藪地区
大藪地区…防護扉…登山口…展望地…稜線…小ピーク…鞍部…小ピーク…光明山…展望地…下山口…尾根の肩…扉…鞍部…215m峰…鞍部…谷筋…石垣跡…小橋…防護扉…大藪地区
所要時間 5時間00分
歩いて... 林道から分かれて登り着いた支尾根から鞍部までと、 光明山の南西の展望地から防護網の曲がり角の下山口までは常緑樹などが密生していて藪漕ぎ状態でした。 防護網の扉へ降る支尾根には棘のある細い木や蔓性植物が生い茂っていたので、 それらを鉈で払ったりしながらの超スローペースの降りとなりました。
関連メモ 光明山
コース紹介
大藪地区
豊岡の市街地から国道312号を南下し、上小田北交差点から県道2号に入って、円山川の右岸を更に南下していきます。 千石橋交差点を左折して、左右に広がる田んぼの中に続く道を真っ直ぐ進んでいきます。 大藪川沿いのに突き当たると、 脇に「大藪古墳群案内図」と題したがあります。 そこから案内図に載っている右上の「トイレ」へ向かっていきます。 民家の前に架かる小橋を渡って、道なりに曲がりながら登っていきます。 八柱神社こうもり塚古墳の横を過ぎていくと、カーブミラーの立つがあります。 電柱の袂には小さな道標「案内板・トイレ0.2km」が立っていて、左へ登っていくを指しています。 道標に従って狭い道を真っ直ぐ登っていくと、右側に広い駐車スペースがあるので、ここに車を止めさせて頂きました。
防護扉
駐車スペースのすぐ先にはがあります。 先ほどの案内板によると、1月から3月の期間は閉鎖のようですが、この時には開いていました。 トイレのすぐ先に「おおやぶ歴史の森案内」と題した案内板があって、 「」が載っています。 案内板を過ぎていくと、泉光寺への道が分かれるがあります。 角には満開の桜が咲いていました。 正面へ進んでいくと、すぐの所に防護扉があります。 回転レバーと横に渡された閂の構造になっていて、簡単に開けることができました。
防護扉を通過して、その先に続くを進んでいきます。 道なりに右から左へ曲がりながら登っていきます。 に出ると「通行禁止」の看板がありますが、 自動車に対する内容なので、歩くのは問題ないようでした。 少し右へ曲がっていくと、尾根のを進むようになります。 僅かなに差し掛かると、背の高い桜の木が花を咲かせていました。 左から右へ鋭角に曲がって登り、林道を更に進んでいきます。
通行禁止
この道路は、造林用作業道です。 交通安全及び山火事防止対策上、一般車輌の通行を禁止します。
 (管理者 養父町)
僅かな谷筋を右へ曲がっていきます。 小尾根の先端を左へ回り込んでいくと、右側の樹間からが見えてきました。 等高線に沿うようにして、登り基調の林道が続きます。 正面にが見えてきた林道を進んでいくと、 右側の樹間から目指すと思われる山が少し見えました。 に差し掛かって右へ曲がっていくと、 先ほどと同様の「通行禁止」の看板が立っています。 少し進んで小尾根を左へ回り込んでいくと、次第に眺めが広がってきて、目指す光明山が良く見えるようになります。
登山口
やがて、正面にが見えるようになります。 次第に見え方が変わってくるを眺めながら林道を進んでいきます。 右下に続いてきた谷筋が狭く浅くなってくると、林道が左へ曲がっていく所に着きます。 ここが今回の登山口になります。 防護扉を通過してから34分ほどで着きました。 正面の谷筋にはが続いていますが、 山道に入る前にひと息入れていきました。
(林道はこの先300mほどの所で行き止まりになっているようです)
展望地
落ち着いたところで、僅かな谷筋になった植林地に続く山道へ入っていきます。 大きめの石がゴロゴロするを登っていきます。 僅かな水の流れに架かるを過ぎていきます。 山道を4分ほど登って2つ目のを過ぎると、 道は右へ曲がって、を斜めに登るようになります。 かなり傾斜がある道を登って支尾根の背に出ると、防護網が設置されていました。 登山口から9分ほどで着きました。 今回登るなどを眺められる展望地になっていました。
景色を愛でてから、左へ続くを登っていきます。 ここまで続いていた明瞭な山道は見かけなくなりますが、防護網から離れないようにしながら支尾根の背を登っていきました。 5分ほど登っていくと、右前方にが見えてきます。 もうすぐ着くだろうと思いながら登っていきますが、なかなか着きません。 何度も振り返って光明山を眺めながら登っていきました。
稜線
防護網の傍には次第に常緑樹などが茂るようになります。 少しでも歩き易いようにと、左側のを登っていきました。 次第に傾斜が増してくるので、樹木などに掴まりながら登っていきました。 斜めに傾いたは登り難いので、 意を決して、常緑樹が茂る支尾根の背に続く防護網沿いを登ることにしました。 地面も見えないほど茂ったを掻き分けながら登っていきます。 やがて傾斜が緩やかになってくると、防護網が右へ曲がっていく稜線に登り着きました。 展望地から21分ほどで登って来られました。 背後に広がる山並みを眺めながら、ひと息入れていきました。
東へ延びるを進んでいきます。 引き続き常緑樹が生い茂っていますが、これまでよりも傾斜が緩やかなのは救いです。 振り返ると、先ほどと少し範囲が異なる山並みを見渡せました。
西に見えるふた瘤状の山は、おしがタワの西200m辺りにある標高510mほどの高みと、その西南西にある522m峰のようです。 北寄りにはの山並みが僅かに見えました。 倒木もあったりして非常に歩き難い尾根を時間をかけて進んでいくと、 やがてが近づいてきます。 登り傾斜が少し増してくると、生い茂っていた常緑樹からやっと抜け出せて、ホッとしました。 中ほどには「618 C3 国土調査」のがありました。
小ピーク
傾斜が増してきたの縁を登っていきます。 常緑樹が少し生えてきますが、これまでに比べると楽勝です。 「図根多角」「国調」「305」のを過ぎていくと、 常緑樹が生い茂る小ピークに登り着きます。 地形図によると、496m峰の南100m辺りにある標高490mほどの細長い尾根の西端になるようです。 稜線に出た所から18分ほどで着きました。 には496m峰へ続く緩やかで歩き易そうな尾根が降っていますが、 へ延びる尾根を進んでいきます。
右前方に目指すを、 右側にを眺めながら、緩やかな尾根を進んでいきます。 になってくると、生い茂る常緑樹が少し減って歩き易くなってきます。 軽い登り坂になってきた尾根を進んでいきます。
鞍部
僅かなを過ぎて、軽く降っていきます。 正面にが近づいてくると、小広くなった鞍部に着きました。 小ピークから11分ほどの所になります。 「地籍図根三角点 養父市」と刻まれたがありました。 脇には切断されたが幾つか転がっていて、腰掛けるのに具合が良さそうでした。
鞍部から先は、これまでの常緑樹から解放されて歩き易くなります。 鞍部からの道が分かり難くなっていますが、正面の尾根へ向かってに進んでいきます。 を横切るように少し右へ曲がりながら軽く登っていくと、すぐに尾根の背に出ます。 今回は光明山から南西に降る予定ですが、登って来たルートを引き返すことになった場合に、 うっかりして北へ延びる尾根に進まないように、 鞍部から尾根の背に出るまでの何箇所かに赤銀テープを取り付けながら歩いてきました。
少し樹木が茂っているものの、歩き易い登り基調の緩やかなを進んでいきます。 鞍部から10分ほど進んでいくと、右側にが現れますが、そのまま尾根の背を進んでいきます。 道なりに少し右へ曲がって、を更に登っていきます。 少し登り傾斜が増してきて、を登るようになると、左側に少し山並みが見えました。
小ピーク
少し登っていくと、松の木が何本も生える僅かなに着きます。 左右の樹間から僅かに山並みを眺めながら、緩やかになったを進んでいきます。 僅かに登るようになると小ピークに着きます。 地形図によると、光明山の北北東400m辺りにある標高500mほどの高みになるようです。 鞍部から29分ほどの所になります。 脇には「二〇」と書かれたがありました。 左側が開けていて、山並みを見渡せる展望地になっていました。
景色を眺めながら、ひと息入れていきました。
落ち着いたところで、小ピークの先に続くを進んでいきます。 軽い登り坂になった尾根を進んでいくと僅かなに着きます。 高みを越えていくと、軽いになります。 再び軽い登り坂になってくると、尾根の背は歩き難そうな様子だったので、 少しを登っていきました。 斜面を登り切って、少し狭くなった尾根の背を進んでいきます。
光明山 (標高551.0m)
次第に広くなってくるを登っていきます。 樹間から僅かにを眺めながら登っていきます。 やがて明るくなった山頂に登り着きます。 は樹木が刈り払われて、広い所になっていました。 山の名前を記した標識類は見かけませんでしたが、「光明山」があるので、 地形図に載っている551.0m峰光明山になるようです。 小ピークから19分ほど、稜線に出た所から1時間20分ほどで登って来られました。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
基本
四等三角点
No.111971
国土地理院
山頂の周囲には樹木が茂っていて眺めは今ひとつですが、樹間から山並みを見渡せました。
東側から南側にかけての眺めです。
北側の眺めです。
お昼には少し早かったのですが、三角点の傍にある伐採された手頃な木に腰を降ろして昼食タイムにしました。
お腹も満ちたところで、光明山から下山していきます。 南や東(*)にも尾根が降っているようですが、コンパスで方角を確認して、 続く幅の広い尾根を降っていきます。 少し降っていくと、徐々に曲がっていきます。 次第に幅が狭まって明確になってくるを緩やかに降っていきます。 山頂から6分ほど降っていくと、右側に山並みが見える所がありました。 電波塔の立つ山が中ほどに見えますが、方角からするとのようです。
*後日に東へ続く尾根を歩きました。 (「光明山」を参照)
を避けたりしながら、緩やかな尾根を進んでいきます。 少し降り傾斜が増してきた尾根をを指して降っていくと、右側には伐採地が見えてきます。 左の植林地との境界のは、稜線へ向かって登って来た所のようです。 こうしてみると、稜線は快適そうに思えますが、常緑樹が生い茂る煩わしい尾根なのでした。 その奥の一番低い所が、大藪地区大江地区を結ぶ峠のおしがタワになるようです。
展望地
正面の樹間から僅かに山並みを眺めながらを降っていきます。 右から来て正面へ続く防護網まで来ると、眺めが広がる展望地になっています。 山頂から14分ほどの所になります。
下山口
これまでの快適な尾根から一転して、再びが茂るようになります。 常緑樹が減ったを抜けていくと、先ほど来の山並みが広がってきます。
また茂ってくる常緑樹を掻き分けながらに沿って進んでいくと、 防護網が右へ直角に曲がっていく所に着きます。 先ほどの展望地から8分ほどの所になります。 今回はここから右へ続く支尾根を降っていきます。 地形図によると、標高440mほどの緩やかな所から北西へ延びる尾根になります。 右へ曲がったの網が緩んでいて、 少し押し下げるだけで簡単に跨いでいけたので、防護網の右側に出て降っていきました。
かなり傾斜の急なを、防護網沿いに降っていきます。 これまでの尾根よりも樹木が少なめになりますが、棘のある細い木などが生い茂っていて、とても歩き難くなっていました。 こんなこともあろうかと思って持参してきた小型の鉈で払いながら、超スローペースで降っていきました。 目の前に山並みが広がっているのだけは救いであります。
明瞭な道のない急な支尾根を防護網に掴まりながら降っていくと、枯れた松の木が2本生える所に着きました。 下山口から23分ほど降った所になります。
尾根の肩
広がるを眺めながら、急傾斜の支尾根を更に降っていきます。 棘のある細い木などを鉈で祓いながら降っていくと、 下の方にが見えてきます。 森の傍まで降りると傾斜がになります。 ホッとしながら進んでいくと尾根の肩のような所に着きます。 下山口から52分ほど降った所になります。 何はともあれ歩みを止めて、景色を眺めながら疲れを癒していきました。
振り返ると、光明山から歩いてきたがよく見えました。
落ち着いたところで、尾根の肩の先に続くを更に降っていきます。 次第に樹木が減って傾斜も緩んできて、に掴まらなくても歩けるようになります。 防護網が直角に右へ曲がる手前まで来ると、僅かなが現れます。 道なりに右へ曲がって降っていくと、すぐの所に防護網があります。 尾根の肩から12分ほど、下山口から1時間8分ほどで降りて来られました。 距離はそれほどないものの、棘のある細い木などを鉈で祓いながらの降りだったので、かなり時間がかりました。
鞍部
は針金で軽く止められているだけなので、簡単に開けることができます。 を過ぎると、常緑樹や棘のある細い木などに煩わされることのない明瞭なが続きます。 道なりに小刻みに曲がりながら降っていくとへ入っていきます。 左へ曲がって尾根のを緩やかに降っていくと、小広くなった鞍部に着きます。 を通過してから5分ほどの所になります。 ここからは左前方のを降っていくのですが、 その前に、正面すぐの所にある215m峰まで往復することにしました。
215m峰
丸いを軽く登っていきます。 のような尾根の窪みを二つ過ぎていきます。 次第に緩やかになって尾根が広がってくると、僅かに高くなった一角があります。 標識類は見かけませんがこの先は降り坂になっているので、ここが地形図に載っている215m峰になるようです。 周囲には樹木が茂っていて、展望は良くありません。
鞍部
往復9分ほどで鞍部まで引き返してきて、右へ続くを降っていきます。
谷筋
落ち葉が積もってフワフワするを左へ曲がりながら降っていきます。 を横切るようにして降っていくと谷筋に着きます。 僅かに水が流れる小沢を跨いで右へ曲がり、を降っていきます。
石垣跡
谷筋に広がるを降っていきます。 周囲にはが沢山見られますが、かつて棚田か畑だったのでしょうか。 の脇を曲がっていきます。 石がゴロゴロする所に出ると、僅かに水が流れる小沢を渡っていきます。
植林地に続く少し窪んだを更に降っていきます。 程なくして少し左へ曲がり、沿いに降っていきます。 が混じるようになった植林地を降っていきます。 石垣跡の傍を降っていくと小沢に出ます。 橋は架かっていませんが水量は僅かなので、容易に渡っていけます。
小橋
すぐ先で再び小沢に出るとが架かっています。 かなり年期が入っていて心許ない橋を渡って、沿いに進んでいきます。 正面が明るくなってくると、大藪川に架かるコンクリート製の小橋に出ます。 鞍部から19分ほどで降りて来られました。
防護扉
大藪川沿いの未舗装の林道に出て左へ進んでいくと、すぐの所に防護扉があります。 いつもは閉まっていますが、この時には大藪川の砂防工事が行われていて、扉は開け放たれていました。
大藪地区
すぐにになると、民家が見えてきます。 二股に分かれてすぐ先で合流する道を降っていくと、 道端にある空き地がのようになっていました。 大藪川に架かる橋まで来ると、道がに分かれています。 右の道を進んでいくと、すぐにカーブミラーの立つがあります。 右へ曲がって、最初に車で来た道を登っていくと、車を止めておいた駐車スペースに着きます。