|
此代地区
京丹後市網野町から国道178号を北東へ進んでいきます。
筆石地区を過ぎて犬ヶ崎トンネルを抜けた所に犬ヶ岬園地があります。
駐車場があるので、ここに車を止めました。
脇には「丹後半島 犬ヶ岬」と刻まれたや「一里塚」があります。
「丹後天橋立大江山国定公園」や「丹後松島」と題した案内板もあります。
道路沿いに展望デッキがあって、案内板にあるを眺められます。
奥の方には経ヶ岬も見えましたが、春霞のためにボンヤリとしていました。
トイレの隣にがあるので屋上に出てみると、
今回登るが良く見えました。
犬ヶ岬園地から 犬ヶ岬の先端まで遊歩道が続いています。
(「 犬ヶ岬」を参照)
丹後天橋立大江山国定公園 丹後半島 犬ヶ岬
(京都府丹後町)
一里塚
宮津より57km
平成3年8月竣工
丹後天橋立大江山国定公園
丹後半島海岸地区
丹後天橋立大江山国定公園は丹後半島の「海岸と美しい海」、半島中央の「高原と多様な自然」、
大江山を中心とした「連峰と雄大な景観」が見られます。
丹後半島海岸地区は日本海に面し、砂丘や奇岩、砂州、島、岬など、さまざまな海岸景観が見られます。
また、浦島伝説や日本三景の天橋立、伊根の舟屋など歴史・文化景観も多様です。
世屋高原地区
世屋高原地区は丹後半島のほぼ中央に位置し、標高500m〜600mの稜線が連なる高原です。
この地区は、近畿でも有数のブナ・ミズナラ等の落葉広葉樹林や希少な動植物、渓流、湿原、
山頂から真下に海を見下ろす半島ならではの眺望景観があり、
棚田などの文化景観を含み、さまざまな自然風景を見ることが出来ます。
大江山連峰地区
大江山連峰地区は丹後半島の南に位置し、標高600m〜800mの稜線が東西に連なっている連山地形です。
連山の山頂からは360度の視界が広がるパノラマ景観や、稜線からの山間景観、鬼嶽稲荷神社から見る雲海など、
さまざまな自然風景を見ることができます。
(環境省、京都府)
丹後松島
犬ヶ岬の東から経ヶ岬方向に見る、島々と砂浜の作り出す肝がん線の眺めは、
日本三景のひとつ「松島」に似ているため、「丹後松島」と呼ばれています。
この景色をよく見ると、南側の山すそ付近から海に浮かぶ島まで、ひとつの平坦面を構成していることが確認できます。
これはかつて海面下でつくられた平坦面が、断層等により隆起し、現在の高さとなったものです。
その後長い年月をかけて、海水等による侵食を受け、現在のような景観になりました。
(京丹後市観光協会)
|
|
犬ヶ岬園地から国道178号を東進していきます。
レスト斯城を過ぎていくとがあります。
入口には「此代 西入口」の看板が出ていて、右の道を指しています。
その道に入って集落の中を進んでいきます。
左から来る2本の道を合わせて登っていくと、此代地区と乗原地区を結ぶに出ます。
左側には此代バス停があります。
車道を右へ進んでいくと、小川が流れる谷筋に出ます。
傍にある看板によると鷹巣川というようです。
上流には大きながありました。
山際には可愛い前掛けをしたが沢山並んでいて、脇には「南無阿弥陀佛」の石碑もありました。
砂防指定地 鷹巣川
この付近では宅地造成、家屋の建築、土石の採取、立木竹の伐採等をする場合は知事の許可が必要ですから峰山土木事務所にご相談下さい。
(京都府)
|
|
小橋を渡って右へ曲がって、を登っていきます。
左へ戻るようにして分かれていく道を見送っていくと、方面の海岸線が見えてきます。
その先へ進んでいくと、にある251m峰が見えてきます。
見るからに急峻な山容をしていて、中腹にはのようなものが見えています。
道なりに左へ曲がりながら更に登っていくと、未舗装路が右へ分かれていきます。
犬ヶ岬園地から19分ほどの所になります。
角には近畿自然歩道「丹後松島と後ヶ浜を訪ねるみち」の標識が立っています。
ここで車道と別れて、右の未舗装路に入っていきます。
|
|
少し降り坂になった道を進んでいきます。
地形図に実線で載っている道で、轍もあって路面も荒れていないので、軽四駆なら通っていけそうな様子でした。
浅いに着くと道が分岐していますが、右へ曲がっていく道を進んでいきます。
崖の傍を少し左へ曲がりながら進んでいくと、次のに出ます。
道なりに右へ曲がって少し開けた所に出ると、正面には目指すの頂部が見えてきました。
その少し先で道が分岐しています。
車道から9分ほどの所になります。
地形図では、実線の道が分岐している所になります。
左前方へ登っていく道は見送って、正面の緩やかな道を進んでいきます。
|
|
切通
分岐を過ぎていくと右側が開けた所があって、を眺めることが出来ました。
そこを過ぎて少し左へ曲がっていくと切通に着きます。
車道から12分ほどの所になります。
広い道はここで終っています。
切通の奥からに登っていけるようになっていたので、そこから尾根の背に出ました。
|
|
尾根の背は広くて緩やかに続いていて、歩き易くなっていました。
僅かに登り坂になった尾根を進んでいくと、緩やかなが暫く続きます。
地形図によると、標高150mほどの細長いになるようです。
軽く降るようになった道を進んでいきます。
僅かなに着いて登り坂になってくると、道は尾根の背を外れて右斜面に続くようになります。
切通から2分半ほどの所になります。
角には「注意」の看板がありました。
右の道の方が歩き易いようでしたが、尾根の背の方が眺めが広がるかも知れないと思って、
左側のを登っていくことにしました。
(下山時には右側の道を歩いてきました)
注意
この附近にテレビ用ケーブルを埋設しています。
掘削等には十分注意してください。
(テレビ共同受信施設組合、NHK)
|
|
最初は歩き易い尾根でしたが、すぐに傾斜が増してきてが張られるようになります。
次第に傾斜の急なになってくるので、ロープや岩などに掴まりながら慎重に登っていきました。
程なくして、左側に海岸線が見えるようになります。
振り返るとも見えました。
すぐの所に見える高みは、この南側にある232m峰でしょうか。
|
|
分岐から6分ほど登って傾斜が少し緩んでくると、ロープは終わりになります。
少し弛んだから振り返ると山並みが広がっていました。
逆光と春霞でボンヤリとした眺めなのが少し残念でしたが、右斜面に続く道からは見えない景色なので、
急な岩尾根登りになりましたが、景色を愛でるには正解だったように思えます。
|
|
樹木の先に僅かに山頂が見えてくるを更に登っていきます。
傾斜が緩んだ所に出ると、尾根に大岩が聳えていました。
その先には電波設備が僅かに見えていました。
岩の間から登っていこうかとも思いましたが、
左側にがあったので、そこから登っていくことにしました。
|
|
岩峰
大岩のから回り込むようにして登っていきます。
ロープは張られていないので、樹木や岩に掴まりながら慎重に登っていきました。
左下はになっていて、一歩踏み外すと真っ逆さまに落ちてしまいそうでした。
海辺には砂浜もあって海水浴には良さそうに思えますが、陸側からは行けそうにはありませんでした。
やっとの思いで尾根の肩にある岩峰の頂きに立つと、背後には先ほど来の山並みが広がっていました。
232m峰の背後に横たわる台形状の山は依遅ヶ尾山のようです。
|
|
電波設備
緩やかになった尾根を進んでいくと、すぐの所に電波設備があります。
手前に四角いがあり、
その少し先に鉄板が巻かれたが立っていました。
登ってくる時に中腹に見えていた電波設備で、先ほどの看板にあった「テレビ共同受信施設」になるようですが、
銘板などは見かけませんでした。
切通から12分ほどで登って来られました。
建物の右前方からは山道が登ってきていました。
手前の分岐から右斜面を進んできた道だと思われるので、下山時に歩くことにして、
山頂を目指して、建物の裏側にあるの先に続く尾根を登っていきました。
|
|
雑木林のに明瞭な道はありませんが、下草などは茂っておらず藪漕ぎの必要もないのは幸いでした。
次第に傾斜が増してくるので、周囲の木などに掴まりながら登っていきました。
所々に黄色や桃色のが取り付けられていましたが、以前にハイキング会でもあったのでしょうか。
特に迷いそうな尾根ではありませんが、それらを確認しながら登っていきました。
周囲に枝や根を広げる大木の所まで来ると、右から左へ登っていくが現れました。
右側はすぐに不明瞭になっていましたが、かつては山頂まで明瞭な登山道が続いていたのでしょうか。
|
|
251m峰
左に続く踏み跡を辿っていくと、すぐに不明瞭になりました。
引き続き樹木に取り付けられたテープを確認しながら、を登っていきます。
やがて傾斜がきて、樹木に掴まらなくても歩けるようになります。
少し左へ曲がって、雑木林のを進んでいきます。
所々に咲いている椿の花を愛でながら登っていくと高みに着きました。
標識類は見かけませんでしたが、この先は急な降り坂になっているので、ここが地形図に載っている251m峰になるようです。
電波設備から13分ほどで登って来られました。
周囲には樹木が茂っていて展望は良くありません。
|
|
山頂からは、元来たを引き返していきます。
所々に取り付けられているテープを確認しながら、降り傾斜が増してきたを降っていくと、
登り時に見かけた周囲に枝や根を広げる大木に着きます。
|
|
電波設備
正面になどの山並みを眺めながら降っていきます。
木などに掴まりながら急なを降っていくと、段差の下にある電波設備に降り立ちます。
山頂から12分ほどで降りて来られました。
ここからは、登り時に見つけておいた左へ続くを降っていきます。
|
|
右・左と何度か折れ曲がりながらを降っていきます。
登ってきた尾根の背に比べて明瞭な道が続いていて快適に降っていけますが、山並みなどの展望は開けません。
が三つ積み重なった所を右へ曲がっていきます。
更に降って左へ曲がり、次の曲がり角まで来ると岩壁が現れます。
|
|
幅が広がって緩やかになってきた道を進んでいきます。
などが散乱したりがあったりもしますが、歩く分には支障はありませんでした。
右側の尾根が次第に低くなってくるを進んでいきます。
の所まで来ると、岩峰へ登っていった尾根の背との分岐に着きます。
電波設備から6分ほどで降りて来られました。
|
|
切通
軽く降って僅かなから登り返していくと、
標高150mほどの細長いに着きます。
緩やかな高みを進んで降っていくとが見えてきます。
その手前から右へひと降りすると切通に降り立ちました。
電波設備から9分ほどで降りて来られました。
ここからは、軽四駆なら通っていけそうな地形図に実線で載っている道を引き返していきます。
|
|
2分ちょっと進んでいくと左側が開けて、を眺められる所があります。
も見えましたが、霞んでいるのが残念でした。
右から降ってくる道とのを過ぎていくと少し開けた所に出ます。
|
|
道なりに右へ曲がっていくとに着きます。
左へ曲がって更に進んでいくと、次のに着きます。
右へ分かれていく道を見送って左へ曲がって軽く登っていくと、此代地区と乗原地区を結ぶ車道に出ます。
切通から12分ほどで戻って来られました。
|
|
車道を進んでいくと、正面にの海岸線が見えてきます。
振り返ると、今回登ったが聳えていました。
の集落が少し見えるようになってきた道を降っていくと、
がある谷筋に着きます。
|
|
安楽寺
小橋を渡って左へ曲がっていくと、右へ登っていくが分かれています。
このまま元来た道を真っ直ぐに進んでもいいのですが、ちょいと立ち寄っていくことにしました。
集落を眺めながら坂道を登って少し右へ曲がっていくと、建物の裏に出ます。
その左側を過ぎていくと、とがあり、
も並んでいました。
建物の玄関扉には「安楽寺」と書かれていて、柱には「海平山安楽寺」の札が掲げられていました。
謂われなどを記したものは見かけませんでしたが、曹洞宗のお寺のようです。
|
|
赤い前掛けをしたに見送られて、
正面に続くを降っていきます。
車道に降り立った先の曲がり角から左へ分かれて、集落の中を降っていきます。
右へ分かれていく道を2本見送って道なりに降っていくと国道178号に出ます。
|
|
此代地区
国道を左へ進んでいくと、今回登ったがよく見えるようになります。
を過ぎていくと、車を止めておいた犬ヶ岬園地の駐車場に戻ってきました。
此代地区と乗原地区を結ぶ車道に出た所から24分ほどで到着しました。
|