慰霊碑 聖観世音菩薩
聖観世音菩薩像建立の趣意
昭和61年12月28日正午すぎより山陰特有の低気圧が進入し列車転覆限界風速を超える強風が連続的に吹き荒れる13時25分頃、
回送中の下り和風列車みやび号が餘部鉄橋中央より客車七輌の脱線転落で鉄橋下のカニ加工場を直撃し
従業員主婦5名と列車車掌1名の計6名もの尊い生命が奪われ6名が重傷を負う未曽有の大惨事が発生した。
列車転落事故は明治45年に鉄橋寛政以来初めての惨事で、遺族や関係者にとって深い悲しみは言語に絶した。
二度と事故を繰り返さないように慰霊碑建立を遺族一同の呼びかけで関係者があい集い、
犠牲者の慰霊とご冥福を祈り、人々の永久平和と総ての交通安全の願いをこめて、現地に聖観世音菩薩像を建立する。
昭和63年10月23日 餘部鉄橋自己犠牲者 慰霊碑建立発起人会
聖観世音菩薩尊像について
この聖観世音菩薩は、有名な南無大自力観世音菩薩34化身のお力添をいただいており、
悩みや苦しみの人々を救い、その優しく慈愛に満ちたお姿は、人々に降りかかる厄災を祓い、大いなる平安を授ける尊い守護像です。
真心をこめてお参りされる人々のお願いを偉大なる観音力で必ずやかなえて下さるように、
現世ご利益が授かれるように建立した有難い聖観世音菩薩であります。