無明の滝
概 要 無明の滝は京丹後市久美浜町の市野々地区にある滝です。 情報によると、落差は50mほどあるようです。 谷筋に通る林道から、川向かいにある滝の全景が見えますが、滝の直下まで行くと迫力ある姿になります。
起 点 京丹後市久美浜町 市野々地区
終 点 京丹後市久美浜町 市野々地区
市野々地区…砂防ダム…無明の滝…砂防ダム…市野々地区
所要時間 0時間30分
歩いて... 雪解け水なのか、この時には岩壁を勢いよく水が流れ落ちていました。 滝の直下まで行くには砂防ダムの上流にある川を渡る必要がありますが、水量が結構あって、渡れる所を探すのに苦労しました。 直下まで行くなら、長靴を履いてくるのがお勧めです。
関連メモ 高竜寺ヶ岳
コース紹介
市野々地区
久美浜駅(北近畿タンゴ鉄道)から国道312号を東進し、友重交差点から府道706号に入って南下していきます。 府道706号から府道671号に入って市野々地区を進んでいくと、 正福寺川に架かるを渡った正面に(*1)があります。 府道671号は左へ曲がっていきますが、そのまま正面の狭い道を進んでいきます。 左から来る府道671号から分かれてきた舗装路を合わせ、 その先で左から来る未舗装路を合わせて進んでいくと、を渡った先に、道が三方向へ分かれる四叉路があります。 角には「熊野富士 高龍寺ヶ岳正面登山口」の(*2)が立っていて、 を指しています。
*1:後日に来てみると、脇の石垣に「無明の滝 ここから2.5km」のが取り付けられていました。
*2:後日に来てみると、標識には「滝 あと600メートル」のが取り付けられていました。
北近畿タンゴ鉄道は2015年4月に京都丹後鉄道になりました)
標識に従って左の道に入り、川沿いに登っていくとがあります。 取り付けられている銘板によると堂の奥川荒廃砂防堰堤というようです。 そのすぐ先にがあります。 鍵は回転式レバーになっていて、簡単に開けることができました。 柵を通過して僅かな植林地を抜けていくと、道の脇が広がった小さな駐車スペースがありました。 この先へもまだ車で入れそうでしたが、方向転換が難しくなるといけないので、ここに車を止めました。
堂の奥川荒廃砂防堰堤
高9.0米 長51.0米
昭和54年度着工
昭和55年度竣工
京都府土木建築部
砂防指定地
堂の奥川荒廃砂防堰堤
砂防ダムに立入ったり貯水池で遊んではいけません。
危 あぶない 険
 (京都府)
砂防ダム
谷筋の川沿いに続くを進んでいきます。 程なくして、植林混じりのの脇を過ぎていきます。 正面の尾根が近づいてくると、に出ます。 駐車スペースから7分ほどの所になります。 左側を流れる川には砂防ダムがありますが、名前は分かりませんでした。
砂防ダムを過ぎて林道を少し進んでいくと、道端に「無明の滝」と書かれた手製の(*)がありました。 その川向かいに見える大きな滝が無明の滝になるようです。 標識には、「無明の滝」以外にも文字が書かれていました。 中央下部の数字は北緯と東経を示しているようでした。 右側の数字は滝の落差を示しているようにも思えましたが、良くは判りませんでした。
*後日に来てみると、標識の手前に「無明の滝」のが設置されていました。
このまま林道を奥へ進んでいくと、高竜寺ヶ岳へ登っていけます。(「高竜寺ヶ岳」を参照)
無明の滝
名称 無明の滝(京丹後市指定文化財 名勝)
所在地 京丹後市久美浜町市野々
全長 62.6m 落差 40m 滝の形 分岐瀑
標高 240m
東経134度57分39秒 北緯35度31分54秒
「無明の滝」は高龍ヶ岳から流れる川上谷川の上流にあり、京丹後市内で最長の滝である。 流れ落ちる水は断崖の途中で、突き出た岩々にあたり砕けて左右に分岐し、 所によっては傾斜を持つ岩肌に沿って流れ、特に下側が末広がりに落ちていく滝である。 季節により滝の水量は変化するが、水量豊富な時には周囲の環境に溶け込み美しい。 丹後地域においても有数の滝であり、その価値はきわめて高い。
 (平成27年5月7日指定 京丹後市教育委員会)
滝の直下まで行けないかと前後を確認していると、砂防ダムの所から斜めに降る僅かながありました。 そこから砂防ダムの上流にあるに降りていくと、先ほどよりも近くに滝を眺められました。 滝の直下まで行くには川を渡る必要がありますが、この時には水量が結構あって、なかなか渡れそうな所が見つかりません。 それでも前後を探していると、何とか渡れそうな所がありました。
後日に来てみると、「無明の滝」と書かれた手製の標識の脇から降っていくが出来ていました。 山側には「車回転場所200米」のがあって、この先へ続く道を指していました。
この時には川は谷の中ほどを流れていましたが、 後日に来てみると向こう側のに流れていて、様子がかなり変わっていました。
無明の滝
川を渡って無明の滝の直下まで行くと、 から水が勢いよく流れ落ちていて、迫力ある姿を見られました。 滝に近い分、林道からよりも縦に圧縮されて見えますが、かなり落差のある滝でした。 情報によると50mほどの落差があるようです。 から見上げたりしながら、しばらく滝を愛でていきました。 滝口から滝壺にかけての写真を載せておきます。
砂防ダム
無明の滝を愛でたら、谷筋を流れるを渡って砂防ダムの袂まで引き返してきます。
市野々地区
合わせて16分ほどでに戻って、来た道を引き返していきます。 落石などが少しありますが、総じて歩き易い舗装路が続いていました。 植林混じりのの脇を過ぎていくと、 植林地へ入る手前にある車を止めておいた駐車スペースに戻ってきました。 砂防ダムから7分ほどで着きました。