段の白滝
概 要 段の白滝は豊岡市竹野町の段地区にあって、竹野町指定文化財になっています。 道路から谷筋へ5分ほど入った所にあります。 四段からなる落差45mの滝で、下流には岩盤になった河床が50mほど続いています。
起 点 豊岡市竹野町 段地区
終 点 豊岡市竹野町 段地区
段地区…河床…段の白滝…河床…段地区
所要時間 0時間30分
歩いて... 以前には河床や滝壺の前に橋が架けられていたようですが、この時にはなくなっていました。 道には倒木などもあって、少し荒れ気味になっていました。 以前には解説板も設置されていたようですが、今回は見かけませんでした。
関連メモ 段の白滝
コース紹介
段地区
豊岡市竹野町の森本地区から県道1号を南下していきます。 二連原地区を過ぎて銅山地区に入ると、銅山バス停の手前にがあります。 入口には「白滝入口(ここは銅山です)」のが立っていて、左へ分かれていく道を指しています。 標識に従ってへ入っていきます。 川沿いに続く1車線の道路を進んでいくと、やがてが現れます。 建物のすぐの先に架かるを渡った所の道幅が広がっていて、 車数台を止めておける駐車スペースになっていたので、ここに車を止めました。
傍には「白滝(ここは段です)」のが立っていて左の谷筋を指しています。 すぐ先から谷筋へ向かう小径があります。 ここが段の白滝への入口になります。 「段の白滝と河床 この先200m」のや、 「町指定文化財 段の白滝と河床」のが立っています。
段の白滝と河床
(昭和52年度竹野町指定文化財)
この先200m
町指定文化財 段の白滝と河床
指定年月日 昭和52年11月15日
所有者(管理者) 段区
 (平成6年3月 竹野町教育委員会)
コンクリート打ちされた坂を登ると、すぐにになります。 この時には小径に少し残雪があって、先行きを案じながら進んでいきました。 靴跡が幾つか残っていたので、滝を訪れた先客がいたようでした。 山際からへ向かっていくと次第に残雪が減ってきて、ひと安心しました。 谷筋の小径には少し倒木もありましたが、それほど歩き難くはありませんでした。
河床
倒木を過ぎていくと、大きな石の先でに出ます。 河床の傍まで行くと、 手前の溜まり場の上流の岩盤にある一条のを、水が勢いよく流れていました。 上流側は幅が広くなったになっていました。 まるで天然のウォータースライダーのようでした。 特に危険な様子はないので、その昔には子供達の格好の遊び場になっていたように思えました。 は沢の向こう側に続いています。 情報によると、以前には丸太を横に組んだ木橋が架かっていたようですが、この時にはありませんでした。 運良く水路の幅は狭かったので、跨いでいきました。
沢を渡って少し登った先を軽く降ると、岩盤を流れるに出ます。 対岸には竹林があって、倒れた竹がこちら側まで来ていました。 登り坂になったを進んでいきます。 道を塞ぐを乗り越えていくと、眼の前にが現れます。 入口から5分ほどの所になります。 小径は滝の前で終わっています。 対岸には横木の階段が続いています。 情報によると、以前には手摺りの設置されたが架かっていたようですが、この時にはありませんでした。 枯れ枝などが溜まっている滝壺の傍は大きな石があって滑り易くなっていたので、 数m下流の小さ目の石がある辺りを渡っていきました。
段の白滝
対岸に登り着くと、正面にあるのが段の白滝になります。 情報によると、以前には「段の白滝と河床」と題した解説板があったようですが、この時には見かけませんでした。 参考までに、その内容を載せておきます。 落差45mの滝で、その下流の河床は50mほどあるようです。 「四段からなる」とのことですが、ここからは三段しか見えません。 一番下の滝が四段目だとすると、一番上に見える滝は二段目になるようです。 岩盤になっているからか、滝壺はごく浅いものでした。
段の白滝と河床
(昭和52年度竹野町指定文化財)
段の白滝は滝の延長45m、河床の延長50mで、全長95mである。 滝は幅1mから3m、河床は幅2mから4mあり、水成岩質の一枚岩である。 年中、水が涸れることなく、幅の狭い糸滝で四段からなっている。 一段目は4m、二段目は20m、三段目は15m、四段目は6m余りある。 滝壺から河床岩の切れ目までが他に類のない景観をなしており、美しい滝と河床である。
山裾に続くを登っていきます。 土石が積もって荒れ気味になっていたので、足元を確認しながら慎重に登っていきました。 の滝の横を過ぎて登っていくと、の滝が近づいてきます。 横木の階段を登り切って少し降って、の滝へ向かっていきます。 階段の終わりの所まで行くと、三段目の滝の前に出ました。 ここの滝壺もごく浅いものでした。
小径は三段目の滝の所で行き止まりになっていました。 上の方には二段目の滝が見えていました。 一段目の滝は更に上にあるのでしょうが、目を凝らしてみてもそれらしい滝は見えませんでした。
三段目の滝の前から横木の階段を引き返してきます。 の滝を眺めながら降っていくと、滝壺の脇に降り立ちます。 滝壺の数m下流の辺りをまた渡っていきました。
河床
道を塞ぐ倒木を乗り越えていくと、対岸にが現れます。 になった沢を眺めながら降っていくと、岩盤にある一条の狭い水路に着きます。
水路を跨いでをくぐり、山際に続く小径を進んでいきます。 谷を出るとが広がってきました。 靴跡を辿って小径を進んでいくと、段の白滝入口に戻ってきました。
段地区
道路に降り立つと、車を止めておいた駐車スペースが右側にあります。
入山禁止
当地区民並びに山林所有者以外の者の、山菜採り・山芋掘りの入山を厳しく禁じます。
 (段地区)