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竹野地区
豊岡市竹野町にある竹野浜海水浴場の東側から南へ曲がって県道11号を進んでいくと、
竹野老人福祉センターのふれあい会館があります。
その隣りが空き地になっていたので、ここに車を止めさせて頂きました。
空き地の道路沿いには大きながあります。
情報によると、北前船が栄えていた時代に船主たちが航海の安全を願って奉納したのだそうで、
高さは5mあって、兵庫県内に残っているものの中で一番大きい御神燈とのことです。
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南口
県道11号を南へ進んでいきます。
豊岡市竹野消防団第1分団格納庫を過ぎていくとがあります。
そこを左折してを過ぎていくと、左へ分かれていく道があります。
入口には「豊岡市指定津波避難場所 ジャジャ山登り口 この地点は海抜3m」のが立っています。
その脇には「ジャジャ山公園 33番め」の標識もあって、左の道を指しています。
ここがジャジャ山公園の遊歩道の南口になります。
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山へ向かって真っ直ぐ進んでいくと、幅の広いが現れます。
すぐに左へ曲がって、その先へ続くを登っていきます。
「豊岡市指定津波避難場所 海抜10m」の標識を過ぎて右への曲がり角まで来ると、
蛇々山観音菩薩の石仏が佇んでいます。
番号は確認できませんでしたが、以前に見かけた案内図によると「三番」になるようです。
この先に続く遊歩道に沿って採番された同様の石仏が点々と設置されています。
「一番」と「二番」の石仏は近くに見かけませんでした。
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「豊岡市指定津波避難場所 海抜20m」の標識を過ぎていきます。
左・右・左と折れ曲がりながら石段を登っていくと、竹野のが見えてきます。
右への曲がり角まで来ると「四番」のが佇んでいます。
「不詳番」のを過ぎて左へ曲がっていくと尾根の背に出ます。
少し傾斜が緩んだ石段を登っていくと、右側に「六番」と「七番」のが並んでいます。
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途切れながら続く石段を登っていくと、「八番」のが佇んでいます。
「不詳番」の石仏を過ぎると、石段が途切れてになります。
脇に佇む「十番」の石仏を過ぎていくと、「不詳番」の石仏を過ぎた所にがあります。
その先の少し離れた所に「十二番」の石仏が佇んでいます。
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再び現れるを登っていきます。
「十三番」と「不詳番」の石仏を過ぎていくと、彫り掛けの石仏のようながあります。
正面に見えるに続く石段を登っていきます。
次第に低くなってくる尾根に沿って進んで緩やかになると分岐に出ます。
南口から12分ほどの所になります。
右へ戻るようにして(*)が続いていますが、地形図に載っている実線の道のようです。
行く末を確かめたい気持ちを抑えながら、正面に続く遊歩道を進んでいきます。
*後日に右の道を歩いてみました。
県道11号から 竹野子ども体験村の端を進み、谷筋から尾根に出てここまで広めの道が続いています。
地形図に実線で載っているルートになっています。
中ほどから分かれるように描かれている実線の道には気が付きませんでした。
かつて遊歩道として整備されたようで、傾斜の急な所には木の階段が設置されていますが、
整備されてから年月かかなり経つようで、倒木や枯れ木が道を被い笹なども茂っていて、今ではあまり歩かれていない様子でした。
(ルート図に緑色で表示)
*後日に改めて右の道を歩きました。(「 ジャジャ山公園」を参照)
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すぐの所に、「十五番」「不詳番」「十七番」「十八番」のが並んでいます。
間には「南無阿弥陀佛」と刻まれた石碑もあります。
「十九番」の石仏を過ぎてを進んでいきます。
「二十番」「廿一番」の石仏を過ぎていくと、「不詳番」の石仏やベンチがあります。
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「廿三番」「廿四番」の石仏を過ぎていくと、道はになってきます。
程なくして現れる石段を降り始めると、「…観世音菩薩」と刻まれたがあります。
その先に出ると、日本海の海岸線の眺めが広がります。
海に浮かんでいる小島はでしょうか。
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「廿六番」のを過ぎて石段を降っていくと、小広くなった広場に着きます。
右側にはがあります。
左脇には今来た道を指す「南出口」のが立っていて、
その奥には「廿七番」「廿八番」の石仏が佇んでいます。
先ほどよりも樹木が遮り気味ですが、右側には海や山並みなどを見渡せる眺めが広がります。
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展望台
「不詳番」や「廿九番」の石仏を過ぎてを降ると、一段低い所に着きます。
左側には六角形の東屋が建っています。
ここが展望台になるようです。
南口から21分ほどで着きました。
眼の前には、竹野の街並みや竹野浜・猫崎半島などを見渡せる眺めが広がります。
もよく見えます。
右側にはが設置されていて、方面の眺めが広がります。
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眺めを堪能してから正面の石段を降り始めると、道が左右に分かれています。
脇には「B&G」のが立っていて右の道を指しています。
左の階段を降ったすぐの所には「北出口」のが立っています。
車を止めてきたふれあい会館方面へは左へ降っていくのですが、
B&Gへの道の様子を確かめようと、右の道を進んでいきます。
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桜の並木の下を過ぎて石段混じりのを降っていくと開けた所に出ます。
眼の前には、猫崎半島から篭島にかけての眺めが広がります。
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右へ曲がってを更に降っていきます。
道なりに左へ曲がりながら降っていくと、下の方にB&Gのが見えてきます。
左・右と大きく曲がりながら降っていくと、B&Gのが見えてきます。
更に左へ曲がっていくとプール施設の脇に降り立ちます。
降ってきたを振り返ってみても、標識類は見かけませんでした。
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竹野B&G海洋センター
左前方へ進んでいくと、舗装されたのような広い所に出ます。
先の方へ出てみると、眼下にはが見えます。
プール施設を回り込むように右へ曲がると、竹野B&G海洋センターの建物の前に出ます。
左からは県道11号からの道が登ってきています。
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まで引き返して石段を登っていきます。
開けた所を過ぎて更に登っていくと、展望台の直下にある分岐に着きます。
往復14分ほどで戻って来られました。
ここからは、すぐ下に見えている「北出口」の標識に従って、
の先に続く道を進んでいきます。
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左へ降る所まで来ると正面が開けてきて、
竹野のからにかけての眺めが広がってきます。
を曲がりながら降っていくと、次第に傾斜が増してきます。
写真ではよく分かりませんがかなり傾斜があって、登ってくると息が切れてしまいそうです。
「三十番」のと
「卅一番」のを過ぎていくと、左への曲がり角にある踊り場に着きます。
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左へ曲がって石段を更に降っていくと、山側が切り立ったになってきます。
縦に亀裂が入る岩壁は、かつて海岸で波に洗われていたような風貌をしています。
岩壁に寄り添うように「卅二番」のがあります。
傍には「豊岡市指定津波避難場所 海抜23m」の標識があります。
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岩壁を過ぎていくと「山火事防止」のに
「ジャジャ山登り口」の板が取り付けられています。
標識の所を右へ曲がるとが見えてきます。
そこへ向かって石段を降っていくと畑地に降り立ちます。
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北口
「豊岡市指定津波避難場所 海抜10m」のを過ぎていくと、
県道11号が近づいていきます。
道路際まで進んで道なりに左へ曲がっていくと県道11号に降り立ちます。
展望台の直下の分岐から7分ほどで降りて来られました。
ここが遊歩道の北口になります。
「ジャジャ山公園散策道」のが立っていて、今降ってきた道を指しています。
案内板(*)も設置されていますが、中の板はなくなって外枠だけになっていました。
以前に来た時には「」があったので、参考までにその内容を載せておきます。
案内図には1番から32番の石仏の設置場所が描き込まれていますが、興長寺にある33番は載っていません。
支柱には「豊岡市指定津波避難場所 ジャジャ山登り口 海抜7m」の標識が取り付けられています。
*後日に来てみると、以前と同様の案内図がはめ込まれていました。
ジャジャ山公園案内図
この公園は蛇々山観音菩薩32体の参拝道を中心に都市公園整備事業として、
昭和51年に着工し展望台、児童公園、公園便所等を整備し昭和53年に完成しました。
この遊歩道に建ち並ぶ観音菩薩は江戸時代後期に村人の手により30余年の歳月をかけ、
嘉永3年(1850)に建立され、そのユニークな作風は当時の人々の技術水準の高さをものがたり、
建立されてから今日まで村びとの心のよりどころとして、ひろく親しまれています。
園内はツバキ・サクラ・シイの実・アケビ等四季の楽しさをあじわうことができ、
展望台からは正面に紺碧の日本海、左に猫崎半島、山陰一の海水浴場右にマリンライン、丹後半島と変化に富んだ景色が望めます。
日本の渚百選・快水浴場百選 豊岡市
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洞門
道路向かいのこんもりとした所に宇日神社がありますが、県道11号を右へ進んでいきます。
右へ曲がる手前まで来ると、の脇の空き地の奥の岩壁に洞門があります。
近づいて下の方を覗いてみると、底の辺りにが開いています。
標識類は見かけませんが、情報によると「いわがな」と呼ばれていて、
昔大蛇が棲んでいたとか玄武洞まで続いているという話が伝わっているようです。
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宇日神社
洞門から引き返してくると、道路向かいのこんもりとした所にが見えてきます。
そこへ向かって斜面を登っていくと、社殿の傍に、赤い鳥居の立つがあります。
右側には「旧稲荷社跡地」と刻まれた石碑もあります。
右側の建物へ入っていくと、建物の中一杯に納められたがあります。
上には「宇日大明神」の扁額が掲げられていて、下を睨み付けるようなもあります。
由緒などを記したものは見かけませんでしたが、祭神は彦火火出見尊(または宇日比売)とのことです。
社殿を出て右へ曲がりながらを降っていくと、
「宇日神社」の扁額の掛かる鳥居や石柱があります。
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龍海寺
宇日神社の鳥居を出ると、左側に龍海寺があります。
やを過ぎていくと、左側に本堂や庫裡などがあります。
謂われなどを記したものは見かけませんでした。
鐘楼の傍には「賀嶋嵜勘三郎」と刻んだや地蔵堂などが並んでいます。
賀嶋嵜勘三郎は、「賀嶋山」の四股名でとった力士だったようです。
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興長寺
龍海寺を後にして、住宅が建ち並ぶ中に続く路地を南へ進んでいくとに出ます。
正面にも小径があるので進んでいくと、興長寺の境内に出ます。
左側には本堂や庫裡があります。
謂われなどを記したものは見かけませんでしたが、一遍上人ゆかりの寺とのことです。
右脇にある地蔵堂の傍に「西國卅三番谷汲寺」と刻まれたがあります。
これが西国三十三ヶ所観音霊場巡りの「卅三番」の石仏になるようです。
「文政四年辛巳年四月四日」と刻まれていたので、江戸時代末期に建立されたようです。
その左にはや鐘楼などがあります。
町指定文化財 熊野堂(金比羅大権現) 海上信仰資料
指定年月日 昭和62年12月21日
所有者(管理者) 興長寺
(平成6年3月 竹野町教育委員会)
西国三十三ヶ所観音霊場
札 番 | 山 号 | 寺 号 | 所 在 |
第 1番 | 那智山 | 青岸渡寺 | 和歌山県智勝浦町 |
第 2番 | 紀三井山 | 金剛宝寺護国院 | 和歌山県和歌山市 |
第 3番 | 風猛山 | 粉河寺 | 和歌山県紀の川市 |
第 4番 | 槙尾山 | 施福寺 | 大阪府和泉市 |
第 5番 | 紫雲山 | 葛井寺 | 大阪府藤井寺市 |
第 6番 | 壺阪山 | 南法華寺 | 奈良県高取町 |
第 7番 | 東光山 | 龍蓋寺 | 奈良県明日香村 |
第 8番 | 豊山 | 長谷寺 | 奈良県桜井市 |
第 9番 | 興福寺 | 南円堂 | 奈良県奈良市 |
第10番 | 明星山 | 三室戸寺 | 京都府宇治市 |
第11番 | 深雪山 | 上醍醐寺 | 京都府京都市 |
第12番 | 岩間山 | 正法寺 | 滋賀県大津市 |
第13番 | 石光山 | 石山寺 | 滋賀県大津市 |
第14番 | 長等山 | 園城寺(三井寺) | 滋賀県大津市 |
第15番 | 新那智山 | 観音寺 | 京都府京都市 |
第16番 | 音羽山 | 清水寺 | 京都府京都市 |
第17番 | 補陀洛山 | 六波羅蜜寺 | 京都府京都市 |
第18番 | 紫雲山 | 頂法寺(六角堂) | 京都府京都市 |
第19番 | 霊鹿山 | 行願寺(革堂) | 京都府京都市 |
第20番 | 西山 | 善峰寺 | 京都府京都市 |
第21番 | 菩提山 | 穴太寺 | 京都府亀岡市 |
第22番 | 補陀洛山 | 総持寺 | 大阪府茨木市 |
第23番 | 応頂山 | 勝尾寺 | 大阪府箕面市 |
第24番 | 紫雲山 | 中山寺 | 兵庫県宝塚市 |
第25番 | 御嶽山 | 清水寺 | 兵庫県社町 |
第26番 | 法華山 | 一乗寺 | 兵庫県加西市 |
第27番 | 書写山 | 円教寺 | 兵庫県姫路市 |
第28番 | 成相山 | 成相寺 | 京都府宮津市 |
第29番 | 青葉山 | 松尾寺 | 京都府舞鶴市 |
第30番 | 巌金山 | 宝厳寺(竹生島) | 滋賀県長浜市 |
第31番 | 姨綺耶山 | 長命寺 | 滋賀県近江八幡市 |
第32番 | 繖山 | 観音正寺 | 滋賀県安土町 |
第33番 | 谷汲山 | 華厳寺 | 岐阜県揖斐川町 |
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竹野地区
正面にあるの中に続く道を進んでいきます。
道なりに左折してを進んでいきます。
突き当たりを右折すると、すぐに南口へ向かっていったに出ます。
県道11号を左へ進んでいくと、ふれあい会館の隣にある空き地に戻ってきます。
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