|
栗山地区
国道312号の祢布交差点から国道482号に入って西進していきます。
伊府交差点から県道259号に入って県道268号を左に分けていくと、
阿瀬川に架かる篠垣橋を渡って降国寺への十字路を過ぎた所に降国寺第2駐車場があります。
ここに車を止めさせて頂きました。
|
|
船戸神社
手前にあった十字路まで引き返して右折し、豊岡南警察署栗山駐在所や三方保育園を過ぎていきます。
高原生活三方店や栗山郵便局を過ぎて阿瀬川に出るとが架かっています。
橋を渡ったすぐ右側にはが祀られた祠がありました。
その角を右折しての脇の路地へ入っていくと神社があります。
屋根には5本の鰹木が乗り外削の千木が聳えていました。
格子戸から中を覗ってみると、祭壇に小社が安置されていました。
扁額は掲げられておらず、由緒などを記したものも見かけませんでした。
右側にあるに小社が2つ安置されていて、「船戸神社」の名前が書かれた板がありました。
|
|
大渓寺
神社から左側へ曲がっていく路地を進んでいきます。
民家の間を抜けて、右へ分かれていく道を進んでいきます。
畑などが続く道を真っ直ぐに進んでいくと、道なりに左へ曲がった所にが建っています。
民家の前には祠があって、安産御守護のが安置されていました。
祠を過ぎていくと、「金毘羅大権現」と「曹洞宗 大渓寺」の石柱が立つがあります。
石段を登っていくと大渓寺の境内に着きます。
左側には庫裡と想われる建物がありました。
|
|
本堂の右側には「金比羅大権現」の扁額が掲げられたが並んでいます。
その間へ入っていくと、正面の石段の上にがあります。
右側からは、先ほどの民家を右から巻いてきたが登ってきています。
その道を合わせて、石段の右側にある墓地の前に入っていきます。
墓地を過ぎて左へ曲がり、「山くずれ あぶない 注意」の看板の先の尾根の背に続くを登っていきます。
|
|
峠
程なくしてあるをくぐって、雑木混じりの植林地の尾根の背を登っていきます。
枯れ枝などが少しあったりもしますが、概して歩きやすくて緩やかな広めの道が続いています。
道がに分かれている所もありますが、すぐ先で合流します。
少しU字形にを軽く登っていきます。
窪みがなくなって傾斜が緩んだ所まで来ると、道は少し左へ曲がって、歩きやすいになります。
植林地を軽く登るようになると、左右に続く尾根にある峠に着きます。
金比羅大権現から10分ほどの所になります。
地形図によると、175m峰の東南東100m辺りにある標高150mほどの鞍部になるようです。
麓にある三住神社の脇から尾根を登ってきてもここに来られるようです。
左右の尾根も歩けそうな様子でしたが、峠を過ぎて右前方へ曲がり、
尾根の背の左下に続く緩やかなを進んでいきます。
|
|
広めの作業道を緩やかに進んでいくと、程なくしてが茂ってきました。
この先はずっとこんな様子なのかと心配ながら進んでいくと、
左側の樹木が途切れてを眺められるようになりました。
笹がなくなって右側の尾根が次第に低くなってくると鞍部に着きました。
右を振り返るとが見えていました。
ここは175m峰の南西50m辺りにある標高150mほどの鞍部のようです。
正面の尾根の背も歩けそうに思えましたが、尾根の左下に続く作業道をこのまま進んでいきました。
|
|
峠
尾根の背の左下に続く緩やかな作業道を進んで次第に尾根が低くなってくると、
僅かな鞍部になったに出ました。
正面の少し先から続くのような所を過ぎていくとになってきます。
過日の雨で泥濘んでいる坂道を注意しながら登っていくと峠に着きました。
先ほどの峠から8分ほど、金比羅大権現から19分ほどの所になります。
右に続く尾根の背(*)も歩けそうな様子だったので登ろうかとも思いましたが、ここでも峠を過ぎて右前方へ曲がり、
尾根の背の左下に続く少し降り坂になったを進んでいきました。
*後日に右に続く尾根の背を歩きました。(「 鶴ヶ嶺」を参照)
|
|
少し降って、植林地の尾根の下に続く広めのを進んでいきます。
軽く登ったり降ったりしながら進んでいくと、僅かなのような所を越えていきます。
緩やかになった道を進んでが終わると分岐があります。
先ほどの峠から5分ほどの所になります。
左側にはなどの眺めが広がっていました。
標識類は見かけませんでしたが、左側の道(*)は降り坂になっているので、この東側にある谷筋へ降っていく道でしょうか。
ここは、右側の登り気味の道を進んでいきました。
*後日に左側の道を歩きました。(「 鶴ヶ嶺」を参照)
|
|
少し突き出た尾根を右へ回り込むように進んでいくと、再びになります。
僅かな山襞に差し掛かると、が道を塞いでいました。
跨いだりしながら難なく通過していくと、左側が開けてが少し見えました。
山襞に沿うようにして続く作業道を進んでいくと、再び倒木が道を塞いでいました。
先ほどよりも多くの木が倒れていましたが、
時間をかけてくぐったり跨いだりしながら、どうにか通過することが出来ました。
|
|
作業道終点
所々に少し倒木があるものの、歩きやすいを更に進んでいきます。
植林地を抜けて、になった小尾根の先端を回り込むようにして進んでいきます。
少し降って植林地の谷筋に着くと、突如として作業道は終点になりました。
先ほどの分岐から19分ほどの所になります。
『引き返すのは面白くないし』と思いながら周囲を覗っていると、
右側のの上が明るくなっていて、その上には尾根の背にある鞍部が見えました。
斜面には笹竹が茂っていました。
傾斜はかなりあるものの何とか登っていけそうだったので、作業道を引き返さずに斜面を登っていくことにしました。
|
|
植林地を登っていくと、すぐに笹の茂る斜面に出ました。
最初は斜面の中ほどを登っていきました。
過日の雨で泥濘んでとても滑りやすくなっていましたが、笹に掴まりながら何とか登っていきました。
少しずつ近づいてくるに向かって登っていくと、
次第に笹が密生してきて登り難くなりました。
左の植林地との境の辺りの方が登りやすそうに思えたので、そちらへ向かっていきました。
最初から左端の辺りを登れば良かったのにと反省するのでした。
|
|
鞍部
引き続き笹に掴まりながら登っていくと、やがて笹がなくなってが茂るようになりました。
少し傾斜が緩んで登りやすくなった所から振り返ると、を少し眺められました。
次第に傾斜が緩んできた斜面を登っていくと、鞍部になった尾根の背に出ました。
作業道終点から7分ほどかかりました。
泥濘んで倒木もある作業道の先にこんな急斜面が待っているのなら、
手前の峠から尾根の背(*)を辿ってきた方が良かったのではないと思いながら、ひと息入れていきました。
*後日に尾根の背を歩きました。(「 鶴ヶ嶺」を参照)
|
|
落ち着いたところで、南西に続くを登っていきます。
先ほどの笹の茂る斜面に比べると天国のようだと思いながら登り始めると、次第に傾斜が増してきます。
などに掴まりながら登る場面もありました。
やの冬枯れの樹間からは山並みが少し見えました。
次第に腰が痛くなってくるので、何度も立ち止まって腰を庇いながら登っていきました。
振り返ると、先ほど登り着いた鞍部の北東にある標高290mほどのも見えました。
|
|
更に登っていくと、右側のが少し見えやすくなってきました。
方角からすると、緩やかに横たわる少し雪を頂いた山は大岡山でしょうか。
尾根は傾斜が急なものの泥濘んでいないのが幸いでした。
左側にはのある谷筋を見下ろせました。
そんな景色を眺めながら急な尾根を登っていくと、露出した大きな岩が近づいていきます。
|
|
尾根の肩
大きな岩の上を真っ直ぐに登っていくと、緩やかになった尾根の肩に着きました。
鞍部から18分ほどの所になります。
地形図によると、399.5m峰(鶴ヶ嶺)の東北東200m辺りの標高320mほどの所になるようです。
正面に聳える高みは、これから向かう鶴ヶ嶺のようです。
周囲は雑木林ですが、冬枯れの樹間から山並みが見えました。
北から時計回りに南にかけての眺めを載せておきます。
|
|
尾根の肩の先に続くのような所を進んでいきます。
次第に傾斜が増してきますが、暫くはそれほど登り難いではありません。
道を塞いでいる倒木を回り込んで進んでいきます。
右側の樹間からは雪を頂いた山が見えましたが、方角からすると蘇武岳でしょうか。
|
|
引き続き尾根の背を登っていきます。
少しを過ぎていくと、登り傾斜が増してきます。
木などに掴まりながら登っていくと、山頂らしきが近づいてきます。
そこへ向かって一段と傾斜が増した尾根を登っていくと、ロープが垂らされていました。
|
|
鶴ヶ嶺 (標高399.5m)
ロープに掴まりながら登っていくと、に着きました。
人心地つきながら先へ進んでいくと、左後方にはが広がっていました。
右後方の樹間からのを眺めながら、残雪のある緩やかな尾根を進んでいくと、
尾根の中ほどに「鶴ヶ峯」がありました。
ここが地形図に載っている399.5m峰の鶴ヶ嶺の山頂になるようです。
鞍部から40分ほどで登って来られました。
かつて鶴ヶ嶺城があった所のようです。
緩やかになった山頂部は城址らしくもありますが、遺構などは見かけませんでした。
往時は武士達が登り降りした道もあったのでしょうが、何処に設けられていたのかはよく分かりませんでした。
この辺り一帯は以前には三方村という地名で、この山は三方富士とも呼ばれているようです。
伊府交差点から分かれてくる県道259号から眺めると、尖った山容をしています。
今では「三方」という地名はなくなっていますが、施設などの名前として受け継がれています。
|
|
416m峰
からにかけての山並みを右側の樹間から眺めながら、
緩やかなを進んでいきます。
の所まで来ると、少し登り坂になります。
坂を登り切ると、再び緩やかで広い尾根が続くようになります。
この辺りも鶴ヶ嶺城の範囲だったように思えます。
広い尾根を進んでいくと、標識だったと思われるが倒れていました。
緩やかな尾根が続くばかりでピークと言えそうな所はなく、標石類も見かけませんが、
この辺りが地形図に載っている416m峰になるようです。
周囲には樹木が茂っていて眺めはあまり良くありませんが、ひと息入れていきました。
|
|
落ち着いたところで、先に続く広くて緩やかな尾根を進んでいきます。
杉などのが生える所を過ぎていくと、山頂部の西端にある尾根の肩に出ました。
正面には、樹木に邪魔されながらもが広がっていました。
この先は急なになっています。
写真ではよく分かりませんが、かなりの傾斜があって、降っていく勇気が湧いてきません。
鶴ヶ嶺の手前にあった鞍部から標高290mほどの高みを越えて引き返そうかと暫く愚考していましたが、
意を決してこの先へ降っていくことにしました。
|
|
鞍部
雑木林のを降っていきます。
樹木や岩などに掴まりながらも、予想していたよりも楽に降ることができました。
左に続くを眺めながら降っていくと、
前方にが綺麗に見えてきました。
方角からすると、右奥に頭が見えているのが蘇武岳で、左奥に横たわっているのが妙見山でしょうか。
少しが剥き出した所を過ぎて更に降っていくと、次第に傾斜が緩やかになってきます。
樹木や岩などに掴まらなくても大丈夫になった尾根を降っていくと、植林地になった鞍部に着きました。
尾根の肩から14分ほどで降りて来られました。
|
|
人心地ついたところで、正面の植林地のを登り返していきます。
少し傾斜が増してきますが、降ってきた急坂に比べると楽勝であります。
を越えてに降り、その先へ登り返していきます。
何かに使われていたようなの脇を過ぎて登っていくと、緩やかになった尾根に着きました。
今回はこの左側から南南東へ延びる尾根を降っていくのですが、
少し右へ曲がって続くを少し歩いてみました。
|
|
382m峰
僅かな登り坂になった緩やかなを進んでいきます。
1分ほど進んで一番高かろうと思われる所まで来ると、枯れた大木がありました。
標識類は見かけませんがこの先は降り坂になっているので、ここが地形図に載っている382m峰になるようです。
鶴ヶ嶺から37分ほどで着きました。
正面の樹間からはが見えていました。
この先にも尾根が続いていて歩けそうな様子でしたが、尾根に登り着いた所まで引き返して、
南南東へ延びるを降ることにしました。
|
|
植林地になったを降っていきます。
最初は少し傾斜がありますが、しばらくすると弛んできます。
明瞭な道は付けられていませんが、樹木は密生せず草も茂っていなくて、歩くのに苦労することはありませんでした。
尾根が分岐しているような所は見かけませんでしたが、
コンパスで何度も方角を確認しながら、南南東を指して降っていきました。
程なくしてになってきます。
少しが混じる所を過ぎていくと、尾根に岩が露出していました。
382m峰から11分ほど降った所になります。
1mほどのもあったので、岩に手を置いたりしながら降っていきました。
|
|
左側の雑木林にはの混じる所がしばらく続きました。
展望の得られない尾根を更に降っていくと、再びが露出する所がありましたが、
段差はなくて歩きやすくなっていました。
再び植林地になった尾根を降っていきます。
が少しありますが、それほど苦労することもなく歩けました。
そんな尾根を降っていくと、シュロの木が1本だけ生えていました。
382m峰から29分ほど降った所になります。
|
|
シュロの木を過ぎて5分ほど降っていくと、これまでよりも大きな岩が尾根にありました。
岩の上に出てみると、その先には数mの段差があって、とても降りていけません。
どうしたものかと思いましたが、岩の左右から何とか降りていけそうでした。
左右どちらでも良さそうでしたが、から岩を回り込むようにして降っていきました。
かなり傾斜があったので、まで降りるのに1分半ほどかかりました。
|
|
植林地の尾根を更に降っていきます。
の手前から左へ曲がって、左側のへ降りていきます。
の前を過ぎて、小さな沢沿いに進んでいきます。
|
|
養鶏場
森から出ると、右側にはがありました。
その脇を過ぎての傍まで来ると石垣の上に出ます。
段差があって降りられそうにないので、少しから道路に降りました。
382m峰から42分ほどで降りて来られました。
これで山道は終わりになります。
|
|
に沿って続く道路を左へ進んでいきます。
養鶏場から4分ほど進んでいくとがあります。
角には「」が掲げられていました。
ヤマメ・アマゴ・アユ・フナ・オイカワなどが釣れるようでした。
右に架かる橋は見送って正面の道を進んでいきます。
小さなを過ぎて民家が見えてくると防護柵があります。
養鶏場から7分ほどの所になります。
回転式レバーを回して通過していきました。
|
|
観音寺地区
民家が点在するようになった道を進んでいきます。
この辺りはになるようです。
「但馬西国第五番 志貴山 観音寺 宝楼閣 200m→ここ入る」の看板の立つ分岐を過ぎていくと、
民家の脇の増設小屋に「玄武岩の玄さん」などのが幾つかありました。
「県指定重要文化財 観音寺仁王門」の看板の立つ分岐を過ぎていくと広い場所に出ました。
中ほどには「部落帰還軍人一同」と題して多くの氏名が刻まれたがありました。
右側にはがあり、左側にはや消防車庫がありました。
ここで道が二手に分かれています。
どちらの道を進んでもいいのですが、集落が続く正面の道は見送って、左へ曲がっていく広い道(バイパス道路?)を進んでいきました。
砂防指定地 観音寺川
この地域内において、土地の掘さく等の行為をする場合は許可が必要です。
豊岡土木寺務所にご相談下さい。
(兵庫県)
|
|
道なりに右へ曲がって、が広がる中に続く道を真っ直ぐに進んでいきます。
少し右へ曲がるようになると、観音寺川にが架かっています。
橋を渡った所に建つ民家の傍には新橋バス停がありました。
民家の前を左折して、に続く道を進んでいきます。
一旦川から遠退いて再び川に近づいていく道を進んでいきます。
小屋や蔵などを過ぎて民家が見えてくると、左右に通る道路に出ます。
駐車場へ向かって、左側に架かるを渡っていきます。
|
|
栗山地区
橋を渡った所に建つに挨拶をして、その先に続く道を進んでいきます。
栗山バス停を過ぎていくと、最初に渡ってきたがあります。
そこから元来た道を引き返していきます。
橋を渡って少し進んでいくとがあります。
角には「湯の原温泉オートキャンプ場」「阿瀬渓谷」「殿さんそば」などのが立っていて左の道を指しています。
十字路を直進すると降国寺がありますが、左折していくと、車を止めておいた降国寺第2駐車場に着きます。
養鶏場から41分ほどで到着しました。
お昼を少し過ぎた時刻になったので、車で数分の所にあるで軽く食事をしていきました。
阿瀬渓谷を訪ねた時にも立ち寄りましたが、今回は1盛追加したを頂きました。
|