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清富地区
豊岡の市街地から国道178号を西進していきます。
香住道路と余部道路を経て余部鉄橋の下を過ぎ、新温泉町に入って湯島街道踏切を渡っていきます。
福富橋の先の十字路を直進して岸田川の左岸の土手に出て、空色の清富橋を渡っていきます。
橋を渡ってすぐに左折して、右岸の土手に続く狭い道を進んでいきます。
赤いを合わせたすぐ先を流れる田井川に、赤いが架かっています。
川沿いにあるを眺めながら橋を渡り、すぐに右折して降っていくと浜坂白馬公園に着きます。
公園内にある駐車場に車を止めて歩く準備をしました。
白馬橋を渡った左側にも車を止められそうな広い空き地がありましたが、今回は公園内の駐車場を利用しました。
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金水
駐車場から手前のまで引き返すと、「浜坂白馬公園」のがあります。
その図に載っている右へ戻るようにして続くを進んでいきます。
所々に佇むを眺めながら山際に続く遊歩道を進んでいくと、
やがて正面にが広がってきます。
道なりに左へ曲がって岩壁沿いに進んでいくと、曲がり角に小さな池がありました。
池の中には「金水」と書かれた立札がありました。
岩壁には石仏などが幾つかあり、手前には火焔を背負ったもありました。
「金水 但馬の名水に選ばれました」と書かれた小板もありましたが、殆んど消えそうになっていました。
柄杓が置かれていたので飲めるようでしたが、今回は飲まずにおきました。
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相應峰寺
山際を過ぎていくと田んぼの脇を進むようになります。
民家の前を道なりに左折していくと白壁の塀の前に出ます。
そこを左折していくと相應峰寺があります。
左側の「観音山 相應峰寺」と刻まれた石柱の脇から石段を登って山門から境内へ入ると、
鐘楼やがありました。
右側にはがあって、「銀水」と書かれた立札や柄杓が置かれていました。
「大辯財天」の扁額が掛かる鳥居も立っていて、
その先には火焔を背負ったやがありました。
傍には「圓通殿観世音菩薩 但馬西國第廿九番札所」と刻まれたもありました。
観音山 相応峰寺(天台宗)
指定文化財 | (国) 十一面観音立像 | 明治34年8月2日 |
| (県) 両界曼荼羅図 | 昭和62年3月6日 |
| (町) 不動明王画像 | 昭和52年4月3日 |
| (町) 十六善神像 | 昭和58年4月1日 |
| (町) シイの原生林 | 昭和60年3月1日 |
所有者・管理者 宗教法人 観音山相応峰寺
相応峰寺は、天平9年(737)行基によって開かれたと伝えられている。
当初は「九品山極楽寺」と呼ばれていたが、貞観元年(859)清和天皇より「相応峰寺」の号を賜り、「観音山相応峰寺」と改められた。
観音山の山頂には観音堂があり、平安時代初期の作と推定される本尊十一面観音菩薩立像が安置されており、毎年春に公開される。
その他相応峰寺には、両界曼荼羅図など多くの文化財が伝えられている。
また、観音山山頂周辺には、シイの原生林をはじめ貴重な樹木が茂っている。
(平成8年3月 浜坂町教育委員会)
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正面のを登って鳥居をくぐっていくと、その先の石垣の上に神社がありました。
扁額などは見かけませんでしたが、「正一位稲荷大明神」や「正一位稲荷天堂」の文字が書かれた木簡が掲げられていました。
「稲荷天堂」という名前なのでしょうか。
社殿の右側には「」、左側には「」の小祠もありました。
稲荷神社の奥には小社が三つ納められらた祠もありましたが、名前は分かりませんでした。
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登山口
神社の手前の石垣沿いに右へ進んでいくと、の脇から幅の広い横木の階段が始まります。
標識類は見かけませんでしたが、ここが山頂にある圓通殿へ続く参詣道の入口になります。
手前にあった「但馬西國第廿九番札所」の石柱の所から右へ続く道からも来られます。
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竹林の縁に続くを登っていきます。
参詣道では赤い前掛けをしたが出迎えてくれます。
採番された石仏が圓通殿まで点々と設置されていますが、
幾つかシリーズがあるようで、一連の番号順には並んでいないようでした。
傾斜のある所には横木の階段が設置されていますが、段差が低く間隔も広いので、登るのは苦になりません。
の脇を過ぎてが切られた切通を過ぎていくと、
正面にベンチが設置されていました。
登山口から5分半ほどの所になります。
道はベンチのへと続いています。
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6丁目
「3丁目」の木札が置かれたを過ぎていくと、
右側が開けてを見渡せる所がありました。
右・左と曲がりながら、横木の階段混じりの参詣道を登っていきます。
を過ぎて小さな切通を抜けていくと、石仏やベンチが幾つかある所に着きました。
ここが「6丁目」になるようですが、この時にはその旨の木札は見かけませんでした。
登山口から17分ほど登った所になります。
樹木に邪魔されながらも、正面には山や海を見渡せるが広がっていました。
暑い夏場にはひと休みするのに良さそうな所ですが、それほど疲れていなかったので、眺めを確認しただけで過ぎていきました。
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広めの参詣道を更に登っていきます。
岩盤が剥き出した道を登ってを過ぎていくと、
「7丁目」の木札が置かれたがありました。
左から右へ曲がりながら、の並んだ所を登っていきます。
左へ曲がっていく角まで来ると、石仏の間に「8丁目」のが立っていました。
周囲の樹木は色付いているのもありましたが、綺麗な紅葉という雰囲気ではありませんでした。
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仁王門
横木の階段混じりの参詣道を更に登っていくとが見えてきました。
気を取り直して横木の階段混じりの道を登っていくと仁王門に着きました。
登山口から28分ほどで登って来られました。
手前にある石の上には「9丁目」のが置かれていました。
山門の両側には赤い仁王像が立っていました。
右側は「」、左側は「」の姿をしていましたが、
何処となくアニメチックな容姿に思えました。
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作善上人の墓
仁王門を過ぎると、傾斜が緩やかになります。
すぐの所に「作善上人の墓」のが立っていて、右上に続く横木の階段を指しています。
参詣道は正面の緩やかな道になりますが、ちょいと立ち寄っていくことにしました。
階段をひと登りすると、すぐにの立つなだらかな所に出ました。
辺りには赤い前掛けをしたなどが並んでいました。
正面の広い横木の階段をひと登りして、玉垣に沿って奥へ進んでいくと、
石灯籠の先の玉垣で囲まれた所に大き目のがありました。
その横には「當山開山作善上人御廟所」と刻まれた石柱が立っていました。
相應峰寺の開山になる僧侶のようでしたが、謂れなどを記した解説板は見かけませんでした。
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極楽の鐘
往復4分ほどで参詣道に戻って、緩やかになった道を進んでいきます。
1分ほど進んでいくと、右側から降ってくるがあります。
方角的には先ほどの墓地から降ってくる階段のように思えましたが、確かめた訳ではありません。
その階段を見送っていくと、道の真ん中に鐘楼があります。
左手前の柱の袂には「10丁目」のが置かれていました。
右奥の柱の袂には「極楽の鐘」と書かれたが置かれていて、
右手前の柱には「御祈りの心で三回」と書かれた板が取り付けられていたので、ちょいと撞いてみました。
「南無阿彌陀佛」と書かれたの前に立って撞き棒をそっと当ててみましたが、
思いのほか大きな音がしたので、2回目と3回目はもっと力を抜いて撞きました。
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展望地
鐘楼の左側を過ぎていくと、右へ曲がっていく角にベンチが二つ設置されたがありました。
正面が開けていて、眼下には岸田川が流れ、奥には幾重にも続く山並みが広がっていました。
来る時に渡ってきたも良く見えました。
「節句には日本一のこいのぼりが揚がります」と書かれたが脇に立っていましたが、
この場所に柱を立てて揚げるということでしょうか。
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阿弥陀堂
少し降り坂になった参詣道を進んでいくと、
道の両側に「勅額 圓通殿平成大修理落慶」と書かれたが並んでいました。
その間を進んでいくと、途中に阿弥陀堂がありました。
お堂の中には赤い帽子と前掛けをしたが並んでいて、その奥に阿弥陀像があるようでした。
両側には千羽鶴が吊り下げられていました。
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圓通殿
幟が建ち並ぶ参詣道をその先へ進んでいくと圓通殿に着きました。
墓地への往復も含めて、仁王門から16分ほど。登山口から45分ほどで到着しました。
幟に書かれているように平成になって修理されたようで、まだ新しさの残るお堂でした。
右側にはひと際大きながあり、台座には「万人講」と刻まれていました。
お堂の裏側にはがありました。
鉄の扉の上には「十一面観音」の扁額が掲げられていたので、これが観音堂になるようです。
安置されている十一面観音菩薩立像は毎年春に公開されるようで、この時には扉は閉ざされていました。
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観音山 (標高245.0m)
お堂の左側にはと思われる建物があります。
標識類は見かけませんでしたが、手前のコンクリート製の建物との間を進んでいきます。
すぐにに出ると、半分に切られたような形の祠がありました。
そこから右へ戻るようにして折れ曲がっていくを登っていきます。
横木の階段混じりの道を2分半ほど登っていくと、小広くなった観音山の山頂に着きます。
もあるので、地形図に載っている245.0m峰になるようです。
等級の部分は欠けていて確認できませんでしたが、情報によると「三等三角点」のようです。
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山頂にはテーブル・ベンチが設置されていました。
中ほどの松の木の袂には「山頂展望台」と書かれたが落ちていました。
その他にも文字が書かれているようでしたが、ほとんど消えていて判読できませんでした。
右の方にはが4体並び、左の方にもがありました。
観音山
来たときよりも美しく
11.7.22 氷上SC山の会
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山頂からは、手前の樹木に邪魔されながらも日本海の海岸線を眺めることが出来ました。
には浜坂漁港が広がり、海に突き出した矢城ヶ鼻には白い灯台も見えました。
に見えるのは鬼門崎でしょうか。
眺めを楽しみながらひと休みしていきました。
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下山口
観音山からの眺めを楽しんだらまで引き返してきます。
建物の前には荷物運搬用と思われるモノレールが設置されています。
その右側の樹木の袂から右へ曲がっていく明瞭なが続いています。
山道に入ったすぐの所には赤テープが巻かれていて、「保健保安林」の標識も立っていました。
今回はこの山道を降っていくことにしました。
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普通の山道よりは少し広めの歩き易い道が続いていました。
下山口から3分半ほど降っていくと、道端に「第六十一番」のが佇んでいました。
この先にかけても石仏を幾つか見かけたので、往時には裏参道として歩かれていた道のように思えました。
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石仏を過ぎて2分ほど進んでいくと、左側が開けての見える所がありました。
「第六十三番」の石仏を過ぎていくと右側が開けてきて、を眺めることが出来ました。
少し傾斜の増してきた道を降っていくと、が三体並んでいました。
右側のは「第廿三番」、左側のは「第六十四番」と刻まれていて、
こちらの道でも一連の番号順には並んでおらず、幾つかのシリーズがあるようでした。
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岩盤が露出した所を過ぎていくと正面が開けてきて、山頂からも見えていたを望むことが出来ました。
採番されていないを過ぎていくと、道は尾根を左から右へと曲がりながら降っていきます。
曲がり角から左上を振り返ると、先ほど登ったが聳えていました。
左側になどを眺めながら降っていくと、右前方に矢城ヶ鼻の先端が見えてきました。
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台座から降ろされた「第十五番」の石仏を過ぎていくと、再びが見えてきます。
石仏を二つ過ぎ、更に「七十二番」のを過ぎていくと、小広い所に出ました。
下山口から24分ほど降った所になります。
正面が開けていて、や真下のなどを眺めることが出来ました。
道は何処かと探していると、左側の先へと続いていました。
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傾斜が増してきた道を降っていきます。
「七十三番」のを過ぎていくと分岐があります。
正面に続く道と、右へ戻るようにして続く道になります。
標識類はないし、どちらへ進んだものかと思案しても良い案は出ないので、意を決して正面の道を降っていきました。
(結果的にはいずれの道を進んでも1分ほどで合流します)
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「七十四番」のを過ぎていくと、手前で分かれてきた道が右から合流してきます。
その道を合わせて、雑木林の斜面を降っていきます。
「第十二番」や「七十一番」のを過ぎていくと、樹間から岸田川の河口付近が間近に見えるようになります。
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トラロープが垂らされた小さなを過ぎて、
次第に樹木が少なくなって見通しが良くなってきた斜面を降っていきます。
右側には岸田川のが良く見えるようになります。
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磯浜
「萬霊」と刻まれたを過ぎていくと、眼下にが見えてきます。
左側の切り立った岩壁の袂にある「第廿八番」のを眺めながら降っていくと磯浜に降り立ちました。
下山口から33分ほどで降りて来られました。
振り返ってを確認してから、左へ続くを進んでいきました。
こちら側から登る場合にはが分かり難そうに思えましたが、
奥に見えている切り立った岩壁の袂にある「第廿八番」の石仏が目印になりそうです。
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小社
赤く塗られた白馬橋や白馬歩道橋を眺めながら、の右岸を進んでいきます。
程なくして見えてくるをくぐって短い石段を登っていくと、
玉垣で囲まれたがありましたが、名前は分かりませんでした。
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コンクリート舗装された道を進んでいきます。
水路を渡って岸田川から離れ、左側の30段ほどのを登っていくと、
白馬橋を渡ってきた時に見かけていた広い空き地に出ました。
「海釣りのマナーを守りましょう」の看板を過ぎていくと、
「保健保安林」と題した看板があってイラスト風のが載っていましたが、
この付近を表した地図なのかどうかは分かりませんでした。
海釣りのマナーを守りましょう
・バックフイッシュ!小さな魚を放してやりましょう。
・漁業権区域内でアワビ・サザエ・ウニなどをとらないようにしましょう。
・天候、気象には十分に注意をして海難事故をなくしましょう。
・船釣りは経験豊かな遊漁船業者の船を利用しましょう。
・みんなの釣り場です!お互いにきれいにしましょう。
・養殖や漁業の施設をこわしたりタキ火するのはやめましょう。
(兵庫県・兵庫県漁場利用調整協議会)
保健保安林
この保安林は、浜坂地域の保健休養の場として役立っています。
森林は、きれいな水や空気の大切な供給源となり、私達に安らぎと潤いを与えてくれます。
この保安林は、景観を保持し、自然とふれあう憩いの場として、保健やレクリェーションに活用するため、特に指定されました。
保安林内においては、次の行為は知事の許可を受けなければなりません。
一、立木竹の伐採及び立木の損傷
二、土石の採取及び樹根の採掘
三、その他土地の形質を変更する行為
森林は国の宝です。
保護育成に努め、後世に引き継いで行きましょう。
たきび・たばこの吸い殻や、ごみの投げ捨てに注意し、樹木を大切に育てましょう。
(平成10年度設置 兵庫県)
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清富地区
空き地を横切っていくとの際に出ます。
道路向かいに佇む「七十八番」のに挨拶をして、正面の坂道を降っていきます。
LPガス供給設備を過ぎていくとがあります。
最初に歩いて行ったを左に分けて降っていくと、
車を止めておいた浜坂白馬公園の駐車場に戻ってきました。
前方には、今回登ったが聳えていました。
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