概 要 |
粟鹿山は朝来市と丹波市の境にある標高962.3m(点名:粟鹿山)の山です。
一等三角点のある山頂には電波塔が幾つか建っています。
電波塔に遮られながらも山並みを見渡せます。
今回は西にある与布土ダムの奥から林道を詰めて市境尾根に出て山頂へ登り、
市境尾根を引き返して769m峰の先から森林管理道粟鹿山線へ降るルートを歩きます。
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起 点 |
朝来市山東町 与布土地区
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終 点 |
朝来市山東町 与布土地区
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与布土地区…林道終点…林道交叉…市境尾根…NTT管理道…粟鹿山…NTT管理道…市境尾根…769m峰…林道出合…与布土地区
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所要時間 |
4時間50分
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歩いて... |
尾根に標識類はほとんどなく、あまり歩かれていないルートのようです。
林道滝谷線は荒れている所がかなりあります。
市境尾根に出る手前にはアセビ漕ぎをする所があります。
以前には市境尾根に笹が茂っていたようですが、一斉に枯れてしまったのか、今回は見かけませんでした。
最後の林道歩きは長くて単調で、土砂崩れしている所がありました。
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関連メモ |
粟鹿山,
粟鹿山,
粟鹿山
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与布土地区
朝来市山東町にあるを過ぎて県道276号を南下していきます。
憩い広場とループ橋を過ぎていくとがあります。
更に奥へ1.8kmほど進んで左側に小屋が現れると、林道との分岐が少し広くなっているので、端に寄せて車を止めさせて頂きます。
駐車地は少し傾斜があるので、念のためにタイヤに石を挟んで動かないようにしておきました。
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左に架かるを渡って、地道を進んでいきます。
程なくして、別の沢に架かるを渡っていきます。
が茂り始めた地道を軽く登っていきます。
もあってかなり荒れています。
程なくして、右の沢に滝が見えてきます。
結構大きな滝ですが、名前は分かりません。
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の脇を過ぎていきます。
細い木が茂り始めて使われていない様子の林道を進んでいくと、またを過ぎていきます。
したような所を過ぎていきます。
廃道状態の荒れた林道を進んでいくと、「」のがあります。
程なくして小橋を渡っていきます。
駐車地から12分ほどの所になります。
小橋を渡った所には「」の看板があって、
今歩いている道が「林道滝谷線」として載っています。
水源かん養保安林
朝来郡山東町与布土字奥山
保安林内では、許可なく立木竹を損傷し、土石、樹木を採掘し、土地形質を変更する等の行為をしてはなりません。
=山火事注意= 兵庫県
くらしを支える森づくり事業(分収育林契約地)
目 的 |
兵庫県では、”物の豊かさによって荒廃しつつなる私たちの心に緑を”育むことを願って、
平成6年5月に開催された第45回全国植樹祭の成果のうえに、
人と森との共生をめざした森づくりを進めるため、
塀礼6年度から「ひょうご豊かな森づくり構想」を推進しております。
その推進方策の一環として手入不足などのために土砂流出等の恐れのあるスギ・ヒノキの人工林に対して、
「くらしを支える森づくり事業」として、
兵庫県森と緑の公社が、分収育林方式により長伐期(100年生)の森づくりを進めています。
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所在地 |
朝来郡山東町与布土字奥山76番4
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樹 種 |
スギ・ヒノキ
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面 積 |
19.90ha
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土 地 所有者 |
山東町
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地上権 設定期間 |
平成9年3月10日〜平成78年3月9日(69年間)
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樹木の 持分割界 |
兵庫県森と緑の公社 100分の60
土地所有者 100分の40
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お問い合せは社団法人 兵庫県森と緑の公社
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少し進んで、を渡り返していきます。
幾つもあるを跨いだりくぐったりしながら進んでいきます。
少し右へ曲がってを渡っていきます。
次第に道がきます。
歩き易くなった道を進んでいくと沢に出ます。
駐車地から23分ほどの所になります。
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林道終点
少し手前から沢を渡って、荒れたを進んでいきます。
が幾つもあって抉れた所を通過していきます。
太い土管が見えてくると、手前からを渡っていきます。
を登っていきます。
谷筋が二手に分れる所まで来ると、林道は終点になります。
駐車地から32分ほどの所になります。
周囲の様子を確認しながらひと休みしていきます。
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明瞭な道はありませんが、両側の谷筋の間にあるを登っていきます。
写真ではよく分かりませんが、思いのほかです。
木の根などに掴まったりしながら、植林地の尾根を登っていきます。
頑張って登っていくと、次第に傾斜がになってきます。
少し右へ曲がりながら進んでになると、右側から歩き易そうな斜面が合流してきます。
尾根の背ではなくて、その右側を登ってきた方が楽だったかも知れません。
僅かなのようなものが現れる植林地の尾根を登っていきます。
しばらく登っていくと、アセビが茂り気味の高みに着きます。
林道終点から23分ほどの所になります。
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高みの先へ降っていくとに出ます。
登り返していくと、右の谷筋へ降っていくがあります。
しばしの愚考の末、右のを進むことにします。
少し降っていくとに出ます。
沢を渡って左の谷筋に沿って登っていくと、右へ戻るように続く僅かな踏み跡が現れます。
脇には「粟鹿山登山道」の標識が落ちています。
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右へ曲がって植林地を斜めに登っていきますが、は次第に不明瞭になります。
を過ぎた辺りから左へ曲がって、植林地の斜面を真っ直ぐ登っていきます。
少し登っていくと、曲がっていきます。
まで来ると、正面の樹間が明るくなってきます。
右へ曲がって、高みへ向かって登っていきます。
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林道交叉
歩き易そうな所を選びながら登っていくと、左右に延びるに出ます。
右からは歩き易そうなが登ってきます。
左へ曲がって登って、を登っていきます。
程なくして、植林地からに出ます。
伐採木を過ぎて法面を登っていくと、左右に通る林道に出ます。
林道終点から54分ほどかかりました。
辺りには標識類を見かけませんが、下山時に見掛ける標柱によると森林管理道粟鹿山線というようです。
ここから正面の尾根を登っていくのですが、かなり疲れたのでを確認しながら休憩していきます。
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気を取り直して、を登っていきます。
すぐに左へ曲がって、植林地のを登っていきます。
植林地を過ぎて雑木林になるとが増してきます。
写真ではよく分かりませんがかなりのなので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。
大きな倒木を過ぎていくと、次第にアセビが茂るようになります。
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引き続きなので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。
次第にアセビの密度が増してきて、遂にになります。
左右を通ったりしながら登っていくと、アセビが減ってなります。
程なくして樹木にが取り付けられていますが、退色していて文字は判読できません。
少し右へ曲がって、また傾斜が増してくる尾根を登っていきます。
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市境尾根
広がってくるを脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。
曲がりながら広い尾根を登っていきます。
近づいてくる稜線に向かっての斜面を登っていきます。
程なくして、左右に延びる市境尾根に出ます。
林道交叉から37分ほどで登って来られました。
中ほどの松の木の傍には「国土調査」の赤頭短杭と「一一0」のタイルが嵌め込まれたがあります。
水分補給をしたり周囲の様子を確認しながらひと息入れていきます。
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落ち着いたところで、左へ延びるを登っていきます。
以前には笹が生い茂っていたようですが、一斉に枯れてしまったのか、この時にはまったく見かけませんでした。
しかし芽吹いて5cmほどに育った小さな笹は見られるので、数年するとまた笹薮になるのかも知れません。
境界杭が続く尾根を登って緩やかになると、脇の樹木にが取り付けられていますが、
ここでも退色していて文字は判読できません。
標識を過ぎるとになります。
尾根にはが続くようになりますが、ほとんど地面を這っていて、役目を終えたようです。
「国土調査」の黄頭短杭や赤頭短杭などの境界杭が続く尾根を軽く登っていくと緩やかになります。
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少し左へ曲がりながら進んでいくとになります。
次第にが広がってきて斜面を登るようになります。
何処を歩けば良いのか分からなくなりますが、中ほどを真っ直ぐ登っていきます。
次第に近づいてくるへ向かって登っていきます。
傾斜が緩やかになると、左右に延びる尾根に出ます。
市境尾根に出た所から14分ほどの所になります。
樹木の袂には「立入禁止」のが倒れています。
落ち葉が積もって分かり難いですが、載っている地図によると、
車で来た県道276号の与布土ダムの辺りを指しているようです。
期間は既に過ぎていて、撤去漏れの看板だと思われます。
立入禁止
与布土ダム建設工事により、下記の区間を通行止しています。
与布土奥山林道を利用して与布土までの登下山は出来ません。
他の登山道をご利用ください。
期 間 平成21年4月〜平成26年3月25日
場 所 朝来市山東町与布土字奥山
連絡先 兵庫県但馬県民局 養父土木寺務所ダム課
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NTT管理道
左前方へ続くを進んでいきます。
程なくしてになります。
右側の樹間にを眺めながら登っていきます。
やがて正面にが見えてきます。
建物の右側を登っていくと、NTT管理道の曲がり角に出ます。
市境尾根に出た所から20分ほどの所になります。
から登ってくる道(*)は稲土地区から続いています。
自動車で通れる舗装路ですが、「関係者以外は通行禁止」となっています。
曲がり角に建っているのはというようです。
トイレの脇からを眺めたりしながら、ひと息入れていきます。
平成8年度兵庫県自治振興助成施設 山東町公衆便所
この施設は、兵庫県の競馬収益金を財源とする自治振興資金の助成を受けて建設したものです。
山東町
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粟鹿山(標高962.3m)
左前方へ続くNTT管理道を登り始めると、
すぐの所にNTT管理道の起点と終点からの距離を示す「200m/4200m」が立っています。
電波塔へ続く右へ戻るようにを二つやり過ごしていきます。
傾斜が緩やかになって右の電波塔へ続く道を分けていくと、
にある路肩が大きく広がって開けた所に着きます。
左側には山並みを見渡せる眺めが広がります。
右にあるを登っていきます。
土に埋もれた鉄製の梯子を過ぎていくと、すぐにの山頂に着きます。
NTT管理道に出た所から7分ほどで到着しました。
中ほどには一等三角点「粟鹿山」があるので、地形図に載っている962.3m峰になるようです。
以前には見かけなかった「粟鹿山山頂」の標識も立っています。
お昼には少し早い時刻でしたが、広がるを眺めながら昼食タイムにしました。
後日に西側から登ってくる道を歩きました。(「 粟鹿山」を参照)
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
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NTT管理道
お腹が満ちたところで、から下山していきます。
鉄製の梯子がある小径を曲がりながら降っていくと、NTT管理道の終点にあるに出ます。
を引き返していきます。
左上にある電波塔へ続く道を見送っていくと、左への曲がり角にある山東町粟鹿山公衆便所に戻ってきます。
粟鹿山から6分ほどの所になります。
少し左へ回り込んだ所からを眺めていきます。
眺めを確認したら、トイレの左側に続くを引き返していきます。
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市境尾根
すぐにに出て降っていきます。
左側の樹間に山並みを眺めたりしながら降っていくと、「立入禁止」のが倒れている所に出ます。
尾根の背は正面へ続いていますが、市境尾根を降るべく、明瞭な道のない広いを降っていきます。
次第に緩やかになると、がはっきりしてきます。
少し右へ曲がりながら続くを降っていきます。
しばらく降っていくと、市境尾根に登り着いた所に戻ってきます。
粟鹿山から19分ほどの所になります。
中ほどの松の木の傍には、見覚えのある「国土調査」の赤頭短杭と「一一0」のタイルが嵌め込まれたがあります。
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登ってきたのは右の広い尾根になりますが、正面に続くを降っていきます。
引き続き笹が茂っていないのは良いのですが、思いのほかです。
「国土調査」の黄頭短杭や赤頭短杭のが見られる急な尾根を、脇の樹木に手を掛けたりしながら降っていきます。
少しが見られる所もありますが、脇を通過していきます。
程なくして緩やかな尾根になります。
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769m峰
僅かなで続く尾根を進んでいきます。
「団」のを過ぎていきます。
程なくして、尾根が分岐している僅かな高みに着きます。
中ほどに「一二0」のタイル(*)が嵌め込ま「国土調査」の鋲が付けられた石杭があるばかりですが、
この辺りが地形図に載っている769m峰になるようです。
粟鹿山から33分ほどの所になります。
も歩き易そうですが、方角が違うので見送っていきます。
市境尾根を進むべく、ここは植林地になったを降っていきます。
*「一二0」の最後の文字は判読出来ていません。
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少し降っていくとになります。
少し左へ曲がりながら続くの尾根を降っていきます。
軽く降っていくと、またになります。
右下の樹間にが見えてきます。
緩やかになった尾根を進んでいくと、小尾根が右へ分れていきます。
粟鹿山から40分ほどの所になります。
尾根の中ほどには「国土調査」の赤頭短杭があります。
歩き易い市境尾根(*)はこの先へ続いていますが、下に見えている林道へ向かって右のを降っていきます。
*この先へ続く市境尾根は歩き易そうです。
右の小尾根は林道へ降りる手前で2mほどの法面を降ることになるので、このまま市境尾根を進んだ方が良かったのかも知れません。
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林道出合
明瞭な道のないを降っていきます。
真っ直ぐ降っていくとに出ますが、法面が高くて降りていけません。
が低くなっていて林道に出られそうなので向かっていきます。
林道と並行するように降っていくと、まで来ます。
それでも法面の高さが2mほどあるので、持参しているロープを取り出して切り株に回し込み、
それに掴まりながら降っていくと林道に降り立ちます。
粟鹿山から48分ほどで降りて来られました。
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左へ続く軽い降り基調のを進んでいきます。
曲がりながら続く林道を軽く降っていくと、が開けてきます。
右側に広がるを眺めながら進んでいきます。
少し進んだ所から振り返ると、粟鹿山にあったが見えます。
次第に左の尾根が低くなって接近し、林道との高低差がほとんどなくなってきます。
林道出合から13分ほどの所になります。
『ここまで市境尾根を歩いてくれば良かった』と思いながら通過していきます。
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程なくして、道端にが立っています。
標柱によると、この林道は森林管理道粟鹿山線というようです。
左へ曲がりながら進んでいくと、またを過ぎていきます。
標柱によると、林道の幅員は4mとのことです。
路面は荒れておらず、四輪車でも十分通れる状態で続いています。
左へ曲がる所まで来るとが左上へ分れていきますが、見送っていきます。
僅かなを過ぎて、ヘアピン状に右へ曲がっていきます。
またある「森林管理道粟鹿山線」の白い標柱を過ぎていきます。
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曲がりながら続くを降っていきます。
程なくして、また僅かなを過ぎていきます。
地道を二つ分けてヘアピン状に左へ曲がっていくと、水が流れた跡のが現れます。
写真では良く分かりませんが、は次第に深く広くなってきて、四輪車では走行が難しそうになってきます。
しばらく続いた水が流れた跡は、右側のガードレールの外へと出ていきます。
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谷筋を回り込むように曲がりながら進んでいくと、またを過ぎていきます。
次第に正面に開けてくるを眺めながら降っていきます。
谷筋を回り込む所まで来ると分岐があります。
林道出合から40分ほどの所になります。
分岐にはこれまでと同様の「森林管理道粟鹿山線」のが二つ立っています。
登り坂に転じる(*)は、情報によると黒川ダム湖の周回道まで続いているようです。
ここで森林管理道粟鹿山線と分れて、右へ続くを降っていきます。
*この時には何台かのオートバイを見かけたので、二輪車が通れる路面状況のようです。
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少し落石が見られる舗装路を降っていくと、した所があります。
歩くのは問題ないものの、せっかくの舗装路ですが車での走行は不可能な状況です。
石を積んだの脇を過ぎていきます。
程なくして、を降るようになります。
土が積もって地道のようになっていますが、舗装は続いているようです。
少し水が流れて苔も生えているので、
滑って転ばないよう足元に注意しながら進んでいきます。
程なくしてコンクリートの上を沢が流れる所を渡っていきます。
森林管理道粟鹿山線と分れた所から11分ほどの所になります。
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与布土地区
幾つかあるをくぐったり跨いだりしながら通過していきます。
歩き易くなった道を進んでいくとがありますが、左へ登っていく道は見送って正面の道を降っていきます。
の上を過ぎて、少し右へ曲がっていきます。
積もる土がなくなって歩き易くなったを降っていきます。
壊れた車止めを過ぎると、車を止めておいた駐車地に着きます。
森林管理道粟鹿山線と分れた所から17分ほどで到着しました。
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