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濱須井地区
豊岡市の竹野地区から県道11号を西進していきます。
僅かな峠を越えて切浜橋を渡り書碑を過ぎていくと、
路肩が広がった所に、擬木の柵が設置されたがあります。
「天然記念物 はさかり岩」の解説板が設置されていてベンチもあり、
ここからを眺めるのがお勧めのようです。
県道11号を更に進んで須井トンネルの手前まで来ると、の広がった所があります。
ここからの方がを間近に見ることができます。
須井トンネルを抜けて「道路開通記念碑」を過ぎていくと、トイレが設置された駐車場のような所があります。
「駐車禁止」の看板は見かけないので、ここに車を止めさせて頂きます。
低い防波堤の上に出てを眺めていきます。
須井漁港とのことですが漁船等は見かけず、漁港の雰囲気はあまりありません。
仲田光成書碑
大海をへだてゝこゝに語らひし 美しき日よ永遠に生きよ
柳原日蓮
天然記念物 はさかり岩
但馬海岸は日本海沿岸の波蝕海岸風景を代表する景勝地であり、
その地質は新第三紀中新世(約2300万年〜500万年前)の北但層群と鮮新世(約500万年〜200万年前)の照来層群の岩石が中心である。
この「はさかり岩」は北但層群辻礫岩層に相当し、火山砕屑物が土砂と混じりレキを取り込んで堆積した凝灰角礫岩で、
下部では直径が1メートル以上のレキも含まれている。
この堆積層は、その後の地殻変動で断層により破砕され日本海の荒波によって侵食され、
上から落下した岩塊が、ちょうどカニのハサミに挟まれたような奇勝を呈している。
※この地方では「はさまる」ことを「はさかる」といいます。
豊岡市教育委員会
道路開通記念碑
両須井部落は旧竹野村の西端に位置する山間僻地
にして険悪なる坂路に妨げられ交通は全く困難を
極め多年之が平坦道路新設計画が_られ以来数回
に亘る実地測量が行はれ 遂に昭和二十七年時の
村長 木下徳造氏 の盡力と部落民並びに関係者
の協力により幅員三米の道路が開通するに至れり
依ってこの欣びを記念し之を建る
昭和三十年九月 両須井部落
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登山口
県道11号を少し引き返して、右へ分かれていくに入っていきます。
角の電柱には「豊岡市指定津波避難場所 上ヶ原 右へ」の標識が取り付けられています。
少し登っていくと、左へ戻るように分かれていくがあります。
入口には「豊岡市指定津波避難場所 上ヶ原 登り口」の標柱が立っています。
左の坂道を登り始めると、すぐの所に「豊岡市指定津波避難場所 上ヶ原 海抜10m」のがあります。
少し登っていくと、左下に濱須井浜のあるが見えてきます。
右へ曲がりながら坂道を登っていくと、小屋の向かい側に「豊岡市指定津波避難場所 上ヶ原」の標柱が立っています。
ここから左へ戻るようにが分かれています。
ここが今回の登山口になります。
駐車地から7分ほどの所になります。
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笹や夏草などが茂るを軽く登っていきます。
畑跡のような所の脇を過ぎてへ入ると、竹や夏草などが減って歩き易くなります。
道なりに右・左と曲がって登っていくとになります。
倒竹をくぐったり跨いだりしながら進んでいきます。
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峠
煩わしい竹林を抜けるとになります。
尾根のに続く道を少し右へ曲がりながら登っていきます。
尾根の背に出ると峠に着きます。
駐車地から16分ほどの所になります。
ここで道が左右に分かれています。
は少し先の崖の手前で行き止まりになっています。
尾根を跨いだ先へ続くは、地形図に載っている破線の道でしょうか。
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ひと息入れてから、を登っていきます。
に明瞭な道は見かけませんが、下草は生えておらず歩くのに支障はありません。
所々に赤頭の境界杭が見られます。
しばらく登っていくとになります。
僅かな高みを過ぎると軽いになります。
傾斜が緩やかになると、尾根の中ほどに電柱が立っています。
峠から9分ほどの所になります。
右下にはの集落が見えます。
登山口の傍にも電柱が立っていましたが、そこから尾根を越えていく電線が続いているようです。
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138m峰
電柱を過ぎていくと、(*)のようになった所があります。
真っ直ぐには降りて行けないので右へ降っていくと、右斜面に広めのが続いています。
踏み跡を辿りながら右斜面を進んでいくと、しばらく進んだ所でになります。
降るのは方角が違うようなので、明瞭な道のないを登っていきます。
斜面を横切る杣道も幾つか見られますが、正面に見える高みへ向かってを真っ直ぐ登っていきます。
傾斜が緩やかになると、地形図に載っている138m峰と思われる高みに着きます。
峠から19分ほどの所になります。
周囲には樹木が茂っていて、眺めは広がりません。
*堀切から左へが降っています。
一部に狭い所もありますが、JR山陰本線の線路が見える辺りまでは明瞭に続いています。
尾根のの斜面から尾根の背を跨いでの斜面を降っていくと、
途中で尾根の背に登っていく踏み跡が分かれていきますが見送っていきます。
その先は道が不明瞭になってが茂ってきますが、所々に道らしきものが見られます。
線路に登っていくの途中に出て左へ降っていくと、県道11号のに出られます。
(ルート図に緑色で表示)
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になる尾根を進んでいきます。
少し降っていくとになります。
登り坂になると、尾根の中ほどに生えるを過ぎていきます。
の脇を過ぎていきます。
少し右へ曲がりながら登っていくと、標高140mほどの小峰Aに着きます。
峠から26分ほどの所になります。
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軽いになる尾根を進んでいきます。
少し左へ曲がりながら降っていくとになります。
程なくして軽いになると、少し右へ曲がりながら進んでいきます。
僅かなを越えて降っていきます。
軽く降っていくと緩やかな尾根になります。
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になる尾根を進んでいきます。
少し左へ曲がりながら登っていくと、のような所に出ます。
右側にはが少し見えます。
左へ曲がって軽く降っていくとになります。
少し登っていくと、倒木が散乱する標高140mほどの小峰Bに着きます。
峠から34分ほどの所になります。
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が見られる尾根を少し右へ曲がりながら降っていきます。
程なくしてになります。
見えてくるへ向かって登っていきます。
傾斜が緩やかになると、倒木が散乱する標高140mほどの小峰Cに着きます。
峠から39分ほどの所になります。
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159m峰
軽く降っていくと、程なくして尾根がに分かれています。
分り難い所ですが、ここはを降っていきます。
軽く降っていくとになります。
すぐに軽いになると、少し右へ曲がりながら登っていきます。
右の樹間に僅かにを眺めながら登っていきます。
傾斜が緩やかになると、倒木が散乱する高みに着きます。
標識類は見かけませんが、ここが地形図に載っている159m峰になるようです。
峠から48分ほどの所になります。
周囲には樹木が茂っていて、残念ながら眺めは広がりません。
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右へ曲がって、浅い窪地のある広いを進んでいきます。
程なくして、植林地のになります。
少し降っていくとになります。
再び降り坂になる尾根を進んでいくと、またになります。
軽く登るようになると、標高140mほどの僅かな高みを過ぎていきます。
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が散乱する尾根を軽く降っていきます。
樹木が増えてする所もありますが、行く手を阻むほどではないので助かります。
大きなの脇を過ぎたりしながら軽く降っていきます。
標高130m辺りまで来ると、根元に洞のある樹木があります。
159m峰から13分ほどの所になります。
明瞭な道はありませんが、ここで曲がって斜面を降っていきます。
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すぐに見えてくる明るいへ向かって降っていきます。
草地の手前まで来ると窪んだが現れます。
草地を過ぎて少し右へ曲がり、を降っていきます。
程なくして窪んだ踏み跡は不明瞭になりますが、地形図に破線の道が描かれている辺り(A地点)まで来ると、
荷物用モノレールが尾根を横切っています。
159m峰から18分ほどの所になります。
明瞭な道は見かけませんが、麓まで導いてくれると信じて、左へ続くに沿って降っていきます。
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林道出合
モノレールの軌道のを降っていきます。
降り傾斜が増し始めると、4本並べて置いてあるを過ぎていきます。
次第に左側が歩き難くなってくるので、軌道を跨いでに出ます。
が増す所もあるので、しっかりとしてグラつかない軌道に手を添えたりしながら降っていきます。
やがて前方にが見えてきます。
モノレールの軌道が終わると、林道が谷筋を回り込む所(B地点)に降り立ちます。
159m峰から32分ほどで降りて来られました。
脇にはモノレールのが止められています。
「乗車禁止」となっているので、荷物だけを運ぶモノレールのようです。
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林道は左後方へも続いていますが、左前方へ続くを進んでいきます。
次の谷筋を回り込む所まで来ると、「災害に強い森づくり」のが立っています。
砂防ダムが近づいてくると、「豊岡市指定津波避難場所 大谷」のがあります。
砂防ダムの横まで来ると、「豊岡市指定津波避難場所 海抜19m」の標柱が立っています。
災害に強い森づくり(緊急防災林整備)〜県民緑税の活用〜
平成16年の台風災害を踏まえて、豊かな「緑」を次の世代に引き継いでいくため、
県民共通の財産である「緑」の保全・再生を社会全体で支え、県民総参加で取り組む仕組みとして平成18年度から「県民緑税」を導入し、
防災面での機能強化を目的とした「災害に強い森づくり」を早期・確実に進めています。
整備内容と効果調査
急傾斜地などのスギ・ヒノキ林を対象に、表面土砂の流出を防ぎ、林内の植生を早期に回復させるため、
現場の間伐木を利用した土留工の設置などの森林整備を進めています。
また、植生の回復状況や林内に土砂受け箱を設置して表面土砂の移動量を定期的に調査しています。
平成23年度 豊岡市
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砂防ダムを過ぎると、曲がりながら降っていきます。
小屋の前に立つ「豊岡市指定津波避難場所 海抜10m」のを過ぎていきます。
小川に沿って進んでいくとがあって、六地蔵が安置されています。
地蔵堂の先には、地域の共用と思われるがあります。
新しいバケツも置かれているので、現用の井戸のようです。
井戸を過ぎていくと、「豊岡市指定津波避難場所 大谷 登り口」のが取り付けられた電柱が立っています。
道なりに左へ曲がっていくと、集落を通る車道に出ます。
林道出合から9分ほどの所になります。
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濱須井地区
右へ曲がっていくと、JR山陰本線をくぐる赤レンガ製のがあります。
トンネルを抜けて真っ直ぐ登っていくとがあります。
待合所の中には「」があって、
今回見かけた「上ヶ原」と「大谷」の避難場所が載っています。
バス停を過ぎて登っていくと、左右に通るに出ます。
右へ曲がって少し進んでいくと、車を止めておいた駐車地が道路向かいにあります。
林道出合から12分ほどで到着しました。
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