滝363m峰
概 要 豊岡市但東町と与謝野町の境にある363.0m峰(点名:滝峠)へ登ります。 北側の滝峠の傍から尾根に出て、43番鉄塔を経て山頂へ登り、 南へ延びる尾根から東へ曲がって府道701号に出るミニルートを周回します。
起 点 与謝野町 滝地区
終 点 与謝野町 滝地区
滝地区…登山口…43番鉄塔…363.0m峰…小峰…下山地…滝地区
所要時間 1時間20分
歩いて... 山頂までは背丈の低い笹や夏草が茂っていて煩わしく、 その先には倒木などが見られますが、行く手を阻まれるような所はありません。 眺めの広がる所はほとんどなく、樹間から僅かに山並みが見える程度です。
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コース紹介
滝地区
豊岡の市街地から国道426号・国道482号を東進していきます。 県道2号に入ってすぐの所にある後坪交差点を右折して、県道701号を進んでいきます。 赤花バス停があるで県道251号を右に分けていきます。 赤花地区の集落を過ぎていくと、の入口がある所を鋭角に右へ曲っていきます。 滝峠を越えて与謝野町の滝地区に入って降り始めると、 すぐの所の路肩が広がっているので、ここに車を止めさせて頂きます。
巨岩奇岩とつつじの名所 大師山
但東町赤花字管谷に山腹(現地点から約500メートル)に、 新四国六十九番の札所と千手観音を祀る大師山本殿が、巨石の下にできた仏が穴にあります。 又、近くには二十四番札所を祀る祠があり、昔は行者の旅姿が道をつらねたと伝えられています。 この山の魅力は、高15メートル・幅9メートルの布かけ岩を代表とする巨岩石で、 玉岩・見おろし岩・剣岩・夫婦岩・重箱岩・鏡岩など、十数個の巨岩がならび、 コウモリ岩には数百匹のコウモリが棲息し、春ともなれば一面つつじの海となり、 約1時間の奇岩めぐりは絶好のハイキングコースとなっています。
大師山ハイキングコース
主な岩名
札所 新四国24番と69番の札所、並びに眼の神様と云われる千手観音が祀ってあって、昔は行者が列をなしたと云う。
見おろし岩 札所の真上になり、岩の上から境内を見下ろす。
布掛岩 昔、8反の布をこの岩の上に掛けて行者が干したと云う。
重箱岩 重箱を積み重ねた様な形をしている。
夫婦岩 その名の通り、恰好の松が相合傘になっている。
体内くぐり 岩と岩の間をくぐりぬけると、昔から安産が出来たと云われている。
カエル岩 丁度ヒキガエルが座っている姿に似ている。
コウモリ岩 コウモリが生息しており、6月〜10月にかけて見る事が出来るが、冬場は奥にひそんでいて見る事が出来ない。
休息所 ツツジの咲く頃(4月中旬)、ここからの眺めは絶景である。
休憩所 展望台をかねており、遠くは大江山、南に江笠山、西に床尾山が見わたせる。
但東町・大師山保存会
登山口
車で来た道を引き返していくと、すぐにがあります。 峠を過ぎて降り始めると、右へ曲がり始める所にがあります。 ここが今回の登山口になります。 駐車地から2分ほどの所になります。 入口付近にはシダ類などが茂っていますが、背丈は低くて歩くのに問題ありません。 「災害に強い森づくり」の看板が設置されていて、「」が載っています。 今回の登る363.0m峰も描かれていますが、詳細なルートまでは分かりません。
災害に強い森づくり(緊急防災林整備)〜県民緑税の活用〜
豊岡市但東町赤花字菅谷 地内
平成16年の台風災害を踏まえて、豊かな「緑」を次の世代に引き継いでいくため、 県民共通の財産である「緑」の保全・再生を社会全体で支え、 県民総参加で取り組む仕組みとして平成18年度から「県民緑税」を導入し、 防災面での機能強化を目的とした「災害に強い森づくり」を早期・確実に進めています。
整備内容 危険渓流域内のスギ・ヒノキ林を対象に、表面土砂の流出を防ぎ、林内の植生を早期に回復させるため、 現場の間伐木を利用した土留工の設置などの森林整備を進めています。
平成30年度 豊岡市
谷筋に入っていくと、僅かなが見られます。 踏み跡は次第に不明瞭になりますが、正面の先の方にが見えてくるので向かっていきます。 散乱気味の伐採木を跨ぎながら谷筋を登っていくと、左右に通る小径に「火の用心」の赤い標識が立っています。 標識には「43」と「44」の数字が書き込まれているので、左には「43番鉄塔」、右には「44番鉄塔」があるようです。 上空を見上げるとが通っています。 は方角が違うので見送っていきます。 ここは左の尾根にあると思われる「43番鉄塔」へ向かってを進んでいきます。
斜面を横切るように続くを登っていきます。 程なくして尾根の背に出て右へ曲り、尾根のに続く小径を登っていきます。 すぐに尾根の背に出ます。 363.0m峰へは明瞭な道の見られないを登るのですが、夏草などが茂り気味です。 363.0m峰へ向かう前に、送電線の鉄塔に立ち寄るべく、尾根の背を跨いでいくを進んでいきます。
43番鉄塔
軽く登った先へ降り始めると、すぐの所に送電線の鉄塔「新綾部出石線四三」が立っています。 登山口から7分ほどの所になります。 引きがなくて全体を写せないので、を載せておきます。 眺めが広がるだろうと思って期待していましたが、手前の樹木や鉄塔が邪魔をしていて、残念ながらはあまり広がりません。
尾根の背まで引き返してきて、夏草などが茂り気味のを登っていきます。 送電線の鉄塔が見える所を過ぎていくと、右側にが少し見えます。 少しのある所を登っていきます。 が茂るようになりますが、背丈が低いので大丈夫です。 手前の樹木が邪魔をしていますが、左に山並みを眺めながら登っていきます。
363.0m峰
次第に笹が減って歩き易くなるとが増してきます。 すぐに見えてくる山頂へ向かってを登っていきます。 彼方此方にイワカガミが見られますが、花の季節ではないので咲いていません。 程なくして、小広くなった山頂に着きます。 43番鉄塔から8分ほどの所になります。 中ほどに茂る樹木の中を探っていると「滝峠」があるので、地形図に載っている363.0m峰になるようです。 周囲には樹木が茂っていて眺めは広がりませんが、様子を確認しながらひと息入れていきます。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
落ち着いたところで、へ延びる尾根を降っていきます。 倒木を過ぎていくと、緩やかでになります。 細い木が少し見られる所はあるものの、363.0m峰までのような笹や夏草などは茂っていません。 少し右へ曲りながら進んでいくと尾根がしていますが、右の尾根を降っていきます。 少し降っていくとになります。 軽く登るようになると僅かな高みに着きます。 363.0m峰から5分ほどの所になります。 ここでも尾根が分岐しています。 左の尾根も歩けそうで気になりますが、ここもを降っていきます。
小峰
少し降っていくとになります。 左へ曲がりながら降っていくとに出ます。 鞍部から登り返していくとになります。 程なくして、へ向かって登るようになります。 次第に傾斜が緩やかになると、標高350mほどの小峰に着きます。 363.0m峰から11分ほどの所になります。 周囲には樹木が茂っていて眺めは広がりません。
少し左へ曲がって、が見られる尾根を進んでいきます。 右の樹間に僅かにを眺めながら進んでいきます。 少し降っていくとになります。 見える範囲が変わってくるを右の樹間に眺めながら進んでいきます。 細い木が目立つようになると、降り傾斜が増してきます。
細い木を避けながら降っていくと、歩き易いになります。 しばらく続くを快調に進んでいきます。 標高320m辺りまで来ると尾根が分岐しています。 363.0m峰から20分ほどの所になります。 も歩けそうな様子で気になります。 しばらく愚考した末、少しでも駐車地に近い所へ降りるべくを降っていきます。
少し降っていくとになります。 の尾根を軽く降っていきます。 しばらく降っていくと、左下の樹間にが見えてきます。 左へ降りられそうな所を探しながら進んでいきますが、見つからないまま、細い木や笹などが目立つ尾根の先端まで来てしまいます。 363.0m峰から30分ほどの所になります。 正面の下に府道701号が見えますが、になっていて降りていけません。
下山地
少し引き返して、明瞭な道はありませんが、を降っていきます。 木などに掴まりながらを横切っていきます。 本コースの中で一番の難所になります。 我慢しながら進んでいくとが見えてきます。 谷筋に降り立ってホッとしますが、幅1mほどのが流れています。 右へ曲りながら渡れそうな所を探し、を横切っていきます。 すぐ先にも流れている幅50cmほどのを跨ぎ、茂る笹を掻き分けていくと府道701号に出ます。 363.0m峰から37分ほどで降りて来られました。
人心地ついたところで、北へ延びるを進んでいきます。 右に続く金網柵の外には埋立地のようながあります。 軽い登り坂で続く道を真っ直ぐ進んでいくと、金網柵の外に建物が幾つかありますが、情報によるとというようです。 金網柵が終わって右へのまで来ると、地形図に実線で載っている道が正面へ分かれていきますが見送っていきます。 道なりに右へ曲って、時々車が通っていく程度の交通量の少ない府道701号を進んでいきます。
滝地区
道なりに左へ曲がって「落石注意」の道路標識まで来ると、右の谷筋へが分かれていきますが見送っていきます。 右側にあるへの道を見送っていきます。 谷筋を左へ回り込みながら登っていくと、左側にが見えてきます。 右へ曲がり始める所まで来ると、左側にがあります。 作業場の前を過ぎていくと、車を止めておいた駐車地があります。 下山地から15分ほどで到着しました。