粟ヶ尾渓谷
概 要 香美町村岡区の水上地区にある粟ヶ尾川が流れる渓谷を歩きます。 国道482号の路肩を起終点として、 支沢にある霧布段滝を訪ねてから、砂防ダムの手前の終点まで作業道を進み、 空ノ滝や口の滝などを訪ねながら引き返すルートを歩きます。
(「粟ヶ尾渓谷」は正式名ではなく「粟ヶ尾川が流れる渓谷」という意味を表す本サイトの造語です)
起 点 香美町村岡区 水上地区
終 点 香美町村岡区 水上地区
水上地区…霧布段滝…空ノ滝…口の滝…水上地区
所要時間 1時間30分
歩いて... マイナーなルートのようで、標識や解説板などは見かけませんが、それほど苦労しなくても滝を巡ることが出来ます。 情報によると、砂防ダムの奥の方にもっと滝があるようですが、訪ねるのは省略しました。 沢を渡ったりする所もあるので、長靴か濡れても良い短靴などで出かけるのをお勧めします。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
水上地区
豊岡市日高町を通る国道482号から蘇武トンネルを抜けて香美町村岡区を南下していくと、 「香美町村岡区水上」の標識が立つ手前に路肩の広がった所があるので、ここに車を止めさせて頂きます。
山際には「」の看板があって、付近の地図が載っています。 今回歩く粟ヶ尾渓谷がある所は「村岡字粟ヶ尾」という地名のようです。
水源かん養保安林
所在場所:美方郡村岡町村岡字銚子ヶ谷ほか
この付近一帯の山林は、保安林に指定されています。 次の行為をしようとするときは、豊岡農林事務所へ相談してください。
1.立木竹の伐採及び損傷
2.下草 落葉 落枝の採取
3.樹根 土石の採掘 その他の土地の形質の変更
兵庫県
先へ続くを進んでいきます。 左から右へ曲がりながら軽く降っていくとがあります。 地形図に二重線で描かれている左の道に入って、建設会社のの脇を進んでいきます。 軽く登って緩やかになると、があります。 錆びて文字が読み難くなっている「砂防指定地」の看板によると、右を流れているのは粟ヶ尾川というようです。 小さな谷筋を回り込む所まで来て、小沢の上を横切っていきます。
のような所を過ぎていきます。 蘇武岳方面の山並みを正面に眺めながら進んでいくとがあります。 右の道は河原へ向かっているので、正面の道を進んでいきます。 地形図に二重線で描かれている道から実線の林道に変わる所まで来ると、倉庫が並ぶがあります。 作業場を過ぎていくと、谷筋を回り込む所(A地点)に出ます。 駐車地から16分ほどの所になります。 を覗くと奥に滝が見えるので立ち寄っていきます。
霧布段滝
谷筋に流れるに入っていきます。 少し進んでいくとに出るので、浅い所を選んで右側へ渡っていきます。 また岩がゴロゴロするに出て遡上していきます。 岩の脇を過ぎて倒木が目立つ沢を進んでいくと滝の前に出ます。 標識類は見かけませんが霧布段滝というようです。 には滝が幾つか見えます。 これらのを一つの滝と捉えると、 名前に「段」という文字があるのは納得できます。
登ってきたを引き返していきます。 岩の脇を過ぎて、を渡って右側に出ます。 来る時には沢の傍を歩きましたが、沢から少し離れた植林地のを進んでいきます。 程なくしてが見えてきます。 来る時の歩いた道に出ると、谷筋の入口(A地点)に戻ってきます。 往復12分ほどで戻って来られました。
先へ続くを進んでいきます。 切り立った岩壁まで来るとがあります。 林道はヘアピン状に左へ曲がっていきますが、地形図に破線で描かれている正面の作業道を進んでいきます。 程なくして右の沢にが見えてきますが、 降りていく明瞭な道が見られないので、作業道から眺めるだけにしておきます。 道を塞ぐを跨いだりくぐったりしながら通過していきます。 程なくして、五筋に分かれて流れ落ちる滝(五条の滝)が見えてきます。
作業道を更に進んでいくと、二筋に分かれて流れ落ちる二条の滝)があります。 次第になどが茂るようになる作業道を進んでいきます。 少し幅が狭くなると、沢側がされた道(C地点)になります。 対岸にあるを眺めながら進んでいきます。 小岩や倒木が見られるようになるを進んでいきます。 奥に砂防ダムが見えてくると、作業道は終点D地点)になります。 A地点から15分ほどの所になります。
空ノ滝
右の支沢にが見えているので向かっていきます。 に降りて、水が少ない所を選んで渡っていきます。 へ向かって、石がゴロゴロする所を進んでいきます。 すぐに下段にある滝の前に出ます。 D地点から2分ほどの所になります。 標識類は見かけませんが、奥に見えているのがのようです。 岩壁に阻まれて近づけそうにないので、して眺めるだけにしておきます。
石がゴロゴロするを引き返してきます。 本沢に出ると左側にがあります。 地形図に破線で描かれている道のように思えるので、歩いてみることにします。 作業道から見えていたを過ぎていきます。 に出た所で踏み跡は消滅します。 仕方がないので、を渡って作業道に復帰することにします。 水が浅い所を探して沢を渡ってシダ類が茂る斜面を登っていくと、歩いてきた作業道に出ます。 空ノ滝から6分ほどの所になります。 出た所はコンクリート護岸が始まる所(C地点)でした。 出口には「地籍調査」の赤頭短杭があります。
を引き返していきます。 を過ぎていきます。 少し先にあるを過ぎていきます。 のようになった沢を眺めたりしながら作業道を進んでいきます。 やがて林道のヘアピンカーブが見えてきます。 何とか口の滝へ近づけないかと探っていると、急ながら降りていけそうなB地点)があります。 作業道に復帰した所(C地点)から7分ほどの所になります。
口の滝
草の株などに掴まりながら斜面を斜めに降り、が生える所を左へ曲がっていきます。 程なくして岩盤が剥き出すに出ます。 沢を跨いで、を遡上していきます。 岩の上を歩いたりしながら進んでいくと滝の前に出ます。 標識類は見かけませんが、これがのようです。 滝の左右にはになった岩盤があります。
(この時はコントラストが強くて、写真を上手く写せませんでした)
岩が剥き出すを引き返していきます。 沢を跨いでに出ます。 降ってきたを探して登っていきます。 樹木を過ぎた先を右に曲がって、草の株などに掴まりながらを斜めに登っていきます。 ズリ落ちないよう注意しながら登っていくと、作業道B地点)に戻ってきます。 往復11分ほどで戻って来られました。
の曲がり角に出て、元来た道を引き返していきます。 霧布段滝の入口(A地点)があるを回り込んでいきます。 倉庫が並ぶまで来ると、地形図に二重線で描かれている道になります。 河原から登ってくる道とのを過ぎていきます。 正面の奥に山並みを眺めながら進んでいきます。
仮設トイレのような所を過ぎて、小沢が横切る小さなを回り込んでいきます。 少し右へ曲がった所にあるの脇を過ぎていきます。 見える範囲が変わってくるを眺めながら進んでいきます。 倉庫などが並ぶを過ぎていきます。 二重線の道の分岐に出ますが、元来た正面の道を進んでいきます。
水上地区
程なくしてに出ます。 右へ曲がって車道を引き返していくと、「香美町村岡区水上」のを過ぎていきます。 少し右へ曲がりながら軽く登っていくとがあります。 左の道を見送っていくと、車を止めておいた駐車地がすぐ先にあります。 B地点から16分ほどで到着しました。