筒江308m峰
概 要 朝来市和田山町の筒江地区と比治地区の境にある308m峰に登ります。 かつて比治城があった所で、切岸や曲輪跡のような遺構が見られます。 今回は和田山工業団地の近くにある駐車場を起終点とし、 308m峰の先にある284.8m峰(点名:梶尾)までの尾根を往復するルートを歩きます。
起 点 朝来市和田山町 筒江地区
終 点 朝来市和田山町 筒江地区
筒江地区…43番鉄塔…308m峰…284.8m峰…308m峰…43番鉄塔…筒江地区
所要時間 1時間40分
歩いて... 一般的な登山ルートではないようで、標識類や解説板などは見かけません。 山頂は樹木に囲まれていて眺めは広がらず、尾根からも樹間から僅かに山並みが見える程度です。 308m峰までの尾根は、多少樹木が煩わし所があるものの、歩くのに概ね問題はありません。 しかし、284.8m峰へ向かっていくと、途中から藪漕ぎになります。
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コース紹介
筒江地区
朝来市和田山町を通る国道9号の一本柳交差点から国道312号を南下していきます。 北近畿豊岡自動車道の手前まで来ると、「比治城址←2K」の標識が立つがあります。 左折して、「ナフコ」と「うどん処但州庵」の間に続く道を進んでいきます。 床の前橋を渡っていくと、「和田山工業団地」「山東CC」の標識が立つがあります。 標識に従って右折して比治バス停を過ぎていくと、左側にがあります。 何処の駐車場かは分かりませんが、「関係者以外は駐車禁止」の旨の標識は見かけないので、ここに車を止めさせて頂きます。
43番鉄塔
山際に続く狭いを登っていきます。 墓地の手前まで来ると、右へ登っていくがあります。 入口には半壊した「火の用心」の赤い標識が立っています。 右の小径に入って、墓地の脇を登っていくとに入っていきます。 次第にになってくる小径を登っていきます。 樹木が伐採された明るい所に出ると、送電線の鉄塔「奥多々良木出石線四三」が立っています。 駐車場から3分ほどの所になります。 周囲には樹木が茂っていて眺めは広がりません。
鉄塔の先に明瞭な道はありませんが、生い茂るの中に突入していきます。 笹竹を掻き分けながら進んでいくと、細い樹木が混じるに出ます。 軽い登り坂で続く尾根には「界」のが続きます。 緩やかな所を過ぎると次第にが増してくるので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。 幾つか剥き出すの間を登っていきます。 岩を過ぎていくと、標高170mほどの緩斜地に出ます。 43番鉄塔から9分ほどの所になります。 左へ続く尾根には、記号が刻まれた石杭があります。
左へ曲がって、になった尾根を進んでいきます。 背丈の低い笹が生える所を過ぎて少し右へ曲がりながら進んでいくと、が剥き出しています。 程なくしてが増してきますが、樹木に手を掛けるほどではありません。 次第に傾斜が弛んでになると樹木が少し煩わしくなりますが、行く手を阻むほどではありません。 また植林地になると、標高230mほどの緩斜地に出ます。 43番鉄塔から19分ほどの所になります。
少し左へ曲がって、を進んでいきます。 少し曲がりながら続く尾根を軽く登っていくと、「界」の赤プラ杭があるになります。 などが見られる所もありますが、歩くのに問題はありません。 軽く登っていくと、標高250mほどの緩斜地に出ます。 43番鉄塔から23分ほどの所になります。
左へ曲がっていくと、細い木が混じるになります。 少し曲がりながら登っていくと、次第にが見られるようになりますが、地面を覆うほどではないので助かります。 左へ曲がっていくと、傾斜がいきます。 またになる尾根を進んでいきます。 程なくして、堀切のように尾根が窪んだ所に出ます。 43番鉄塔から30分ほどの所になります。
308m峰
堀切を過ぎると、のような急斜面になります。 写真では良く分かりませんがかなり急なので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。 頑張って登っていくと、のような平坦地に出ます。 すぐにのような急坂になります。 急坂を過ぎるとになります。 登り坂になる尾根を進んでいくと、緩やかな高みに着きます。 標識類は見かけませんが、この辺りが地形図に載っている308m峰だと思われます。 43番鉄塔から36分ほど、駐車場から40分ほどで登って来られました。 情報によると、この辺りにかつて比治城があったようですが、その旨の標識や解説板は見かけません。 周囲には樹木が茂っていて、残念ながら眺めは広がりません。
へ続く緩やかな尾根を進んでいきます。 程なくして、の遺構と思われる急坂になります。 少し降っていくと、のような緩斜地に出ます。 またになる尾根を進んでいきます。 傾斜が緩やかになってアセビなどが茂るようになると、左から防護網が近づいてきます。
284.8m峰
になる尾根を、防護網に沿って進んでいきます。 すぐに左の樹間にが見えてきます。 少し角度を変えてを眺めていきます。 軽い登り坂になる尾根を、しながら進んでいきます。 『この辺りに三角点があるはずだが』と思いながら進んでいくと、 茂るアセビの中にポッカリと空いた所に四等三角点「梶尾」があります。 308m峰から8分ほどの所になります。 ここが地形図に載っている284.8m峰になるようですが、周囲には樹木が茂っていて眺めは広がりません。
四等三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
四等三角点
基本 No.110104
この測量標はすべての測量の基準です。三角点を大切にしましょう。
国土地理院
308m峰
防護網に沿って藪漕ぎしながらを引き返していくと、歩き易い尾根になります。 右へ遠退いていく防護網を見送っていくと、のような緩斜地になります。 程なくしてが増してくる尾根を登っていきます。 傾斜が弛む所を過ぎていくと、のような急坂になります。 急坂を登っていくと、308m峰と思われる緩やかな高みに着きます。 284.8m峰から6分ほど、往復15分ほどで戻って来られました。
来る時に登り着いた所(*)から切岸のような急坂を降っていくと、程なくしてのような平坦地に出ます。 すぐにのような急斜面になるので、脇の樹木に手を掛けながら降っていきます。 ズリ落ちないよう慎重に降っていくと、のように尾根が窪んだ所に出ます。 堀切を過ぎて、軽いで続く尾根を進んでいきます。 少し曲がりながら降って植林地になると、標高250mほどの緩斜地に出ます。 308m峰から10分ほどの所になります。
*場所が分り難いので、登り時にテープなどの目印を付けておくと良さそうです。
右へ曲がって少し降っていくと、アセビなどが少し見られるになります。 少し左へ曲がりながら、「界」の赤プラ杭が続くの尾根を進んでいきます。 少し右へ曲がり始めると、標高230mほどのに出ます。 すぐにになる尾根を進んでいきます。 傾斜が増してくる尾根をしばらく降っていくとになります。 少し左へ曲がり始める所まで来ると、幾つか剥き出す小岩の脇を過ぎていきます。 308m峰から21分ほどの所になります。
記号が刻まれたが見られる尾根を降っていきます。 左の樹間に僅かにを眺めながら進んでいきます。 背丈の低いが生える所を過ぎていきます。 登り時には気が付きませんでしたが、降り傾斜が増し始める標高170mほどの緩斜地まで来ると尾根がしています。 右へ曲がって尾根を降り始めると、小岩が幾つか剥き出しています。 308m峰から24分ほどの所になります。
43番鉄塔
脇の樹木に手を掛けながら、急なを降っていきます。 しばらく降っていくとになります。 緩やかになった尾根を進んでいくと、登り時には気が付かなかった尾根のがありますが、左の尾根を降っていきます。 しばらく降っていくと背丈の高いが生い茂ってきます。 笹竹を掻き分けながら進んでいくと、送電線の鉄塔「奥多々良木出石線四三」の袂に出ます。 308m峰から34分ほどの所になります。
筒江地区
正面の尾根の左肩に続くを降っていきます。 正面の樹間にを眺めながら降っていきます。 雑木林を過ぎての上に出ると眺めが広がってきます。 眼下には車を止めてきた駐車場が見えます。 墓地の左側に続くを降っていきます。 に出て、左へ曲がっていきます。 軽く降り始めると、車を止めておいた駐車所が右側にあります。 308m峰から39分ほどで降りて来られました。