桑原419m峰
概 要 朝来市和田山町の桑原地区・玉置地区・野村地区の境にある419.0m峰(点名:桑原)に登ります。 尾根にはかつて桑原門倉城があったようで、堀切・切岸・曲輪跡などの遺構が見られます。 今回は国道9号の傍にあるゲートボール場の駐車場を起終点とし、 南側の尾根から山頂に登って、東側の尾根の途中から林道へ降るルートを周回します。
起 点 朝来市和田山町 桑原地区
終 点 朝来市和田山町 桑原地区
桑原地区…登山口…尾根の背…尾根の肩…419.0m峰…下山口…林道出合…桑原地区
所要時間 2時間40分
歩いて... 尾根の背に出てから下山口までの尾根には城跡らしい地形が見られますが、 解説板や標識類は見かけず、桑原門倉城の縄張りはよく分かりませんでした。 山頂の周囲には樹木が茂っていて眺めは広がらず、途中の尾根や林道にも眺めの広がる所はありません。 尾根に藪漕ぎするような所はありませんが、樹木に掴まりながら登り降りする急斜面があります。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
桑原地区
朝来市和田山町を通る国道9号の一本柳交差点から東進してJR山陰本線が近づいてくるとがあります。 踏切を渡って右前方へ進んでいくと、すぐの所に「児童登校集合場所」の標識が出るがあります。 左の道に入り、少し先のイ字路に出て右へ進んでいくと、「桑原門倉城入口」の標識が立つがあります。 左の狭い道に入って、脱輪しないよう気を付けながら登っていくと、分岐の角に駐車場があるので、ここに車を止めさせて頂きます。
右上にゲートボール場があるので、ここはゲートボール場のための駐車場のように思えます。
登山口
駐車場の奥へ続くを進んでいきます。 に沿って進んでいきます。 植林地まで来ると、沢に架かるを渡っていきます。 水が流れて抉れたを登っていきます。 植林地を過ぎて明るい所まで来ると、「桑原門倉城」の標識が立っています。 駐車場から3分ほどの所になります。 林道は正面へ続いていますが、左へ戻るように続くを登っていきます。
尾根の背
入口には笹が茂っていますが、すぐにになります。 短い硬質プラスチック製のも見られる道を登っていきます。 僅かな支尾根を過ぎて、斜面を横切るように続くを進んでいきます。 程なくして尾根の背に出ます。 登山口から3分ほどの所になります。 標識類は見かけませんが、曲輪跡と思われるになっているので、この辺りから桑原門倉城跡でしょうか。
右へ曲がって、を登っていきます。 高みが近づいてくるとが増してくるので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。 しばらく登っていくと、標高140mほどのに出ます。 緩やかな尾根を進んでいくと、のような急坂になります。 歩き易い所を選んで降っていくと緩斜地に出ます。
になる尾根を進んでいきます。 尾根に明瞭な道はありませんが、下草などは茂っておらず、歩くのに問題はありません。 少し傾斜がに着いてホッとしながら登っていきます。 少し右へ曲がりながら登っていくと、「界」の赤プラ杭がある標高180mほどのに出ます。 登山口から16分ほどの所になります。 僅かな起伏で続くを進んでいきます。 地形図にはこの辺りに尾根を横切る破線の道が描かれていますが、この時には気が付きませんでした。 小岩が剥き出す所まで来ると登り坂になります。
植林地の尾根を登っていくと、標高200mほどのに出ます。 程なくしてが増してくるので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。 頑張って登っていくと、標高230mほどのに出てホッとします。 すぐにが増してくるので、また脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。 振り返って僅かに山並みを眺めながら登っていきます。
引き続き、を頑張って登っていきます。 少しのようになる尾根を登っていきます。 を避けたりしながら、急な尾根を登っていきます。 しばらく登っていくと、標高270mほどのに出てホッとします。 また傾斜が増してくるので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。
尾根の肩
振り返ってを眺めたりしながら、休み休み急斜面を登っていきます。 やがてが幾つか見られるようになります。 頑張って登っていくと、次第にが緩んできて、脇の樹木に手を掛けなくても登れるようになります。 やがて散乱する倒木が見られる標高370mほどの尾根の肩に着きます。 登山口から1時間ほどの所になります。 周囲には樹木が茂っていて眺めは広がりませんが、 可憐な花を咲かせたを眺めたりしながらひと息入れていきます。
落ち着いたところで、倒木の先に続くを進んでいきます。 すぐにになります。 倒木を避けたりしながら登っていくと、僅かに窪んだのような所があります。 すぐ先にはのような急斜面があります。 脇の樹木に手を掛けながら登っていくと、標高390mほどの高みに着きます。
少し左へ曲がりながら進んでいくと、僅かにを過ぎていきます。 軽く登っていくとになります。 僅かに撓んだ所を過ぎて登っていくと、幾つかあるの間を抜けていきます。 程なくして、倒木がある標高400mほどの緩やかな尾根に出ます。 尾根の肩から10分ほどの所になります。
僅かな降り坂で続く尾根を進んでいくとになります。 軽く登っていくと、僅かなを過ぎていきます。 軽く降っていくと、左の樹間に僅かにが見えてきます。 倒木を跨いだりしながら軽く降っていくと、のような狭い所があります。 軽く登って、倒木が見られる尾根を進んでいきます。
419.0m峰
緩やかな尾根を進んでいくと、僅かにがあります。 近づいてくる高みへ向かって、になる尾根を進んでいきます。 少し登っていくとになります。 僅かに撓んだ所を過ぎて、が茂り気味の所を登っていきます。 すぐにアセビが茂るに着きます。 中ほどには四等三角点「桑原」があるので、地形図に載っている419.0m峰になるようです。 尾根の肩から18分ほど、登山口から1時間20分ほどで登って来られました。 傍には、タイルが嵌め込まれたと「国土調査」の赤頭短杭があります。 周囲には樹木が茂っていて残念ながら眺めは広がりませんが、水分補給をしながら休憩していきます。
四等三角点
基準 No.112546
この測量標はすべての測量の基準です。 三角点を大切にしましょう。
国土地理院
山頂の様子を確認したら、「国土調査」の赤頭短杭がある所から東へ延びるを降っていきます。 思いのほかが急なので、脇の樹木に手を掛けながら降っていきます。 次第に傾斜が緩やかになると、右の樹間に僅かにが見えます。 「図根多角」の黄頭短杭も見られる尾根を降って次第に傾斜が緩やかになると、白い花を咲かせたを過ぎていきます。 程なくして、浅い鞍部に出ます。
下山口
倒木が見られる尾根を軽く登っていくと、標高380mほどの僅かなに着きます。 になる尾根を進んでいきます。 浅く窪んだ広い道のようになった尾根を進んで傾斜が緩やかになると、が道を塞いでいます。 獣道か人跡なのか分かりませんが、倒木を避けるようにして左側に続く踏み跡があるので通っていきます。 倒木を迂回して尾根の背に復帰すると、のようなものが尾根の右肩に続いているので降っていきます。 少し降って尾根の背に復帰すると、「国土調査」のと石杭などが並んでいます。 倒木を跨いだりしながら進んでいくと浅い鞍部に着きます。 419.0m峰から11分ほどの所になります。 このまま尾根を進んでいくと、地形図に実線で載っている林道に出られそうに思いますが、 に林道が見えるので、ここから林道へ降りることにします。
林道出合
に明瞭な道はありませが、樹木が多少煩わしものの藪漕ぎするほどではないので助かります。 役目を終えたが途中にありますが、難なく通過出来ます。 植林地になった斜面を降っていくとが近づいてきます。 林道の手前まで来ますが、が高くて降りていけません。 左右を覗っても、高い法面が続くばかりです。 こんな事もあろうかとリュックに入れているロープを取り出して樹木に回し掛け、掴まりながら降っていくと林道に降り立ちます。 下山口から7分ほどかかりました。 降り立ったは地形図に実線で載っている道のようですが、地形図に描かれているよりも奥まで続いています。
東へ続くを進んでいきます。 林道は緩やかな降り基調で続いていて、快調に歩いていけます。 所々の樹間からなどを眺めながら進んでいきます。 僅かなになる林道を進んでいきます。 程なくして降り坂になると、左から林道が合流してきます。 林道出合から9分ほどの所になります。 は地形図に実線で載っている道で、 今回の下山口からそのまま尾根を歩いてくると出られそうですが、確かめた訳ではありません。
左から降ってくる林道を合わせて、正面に続くを更に進んでいきます。 右へ曲がりながら進んでいくと、「ブロ観音寺跡地」のが立っています。 左の斜面にがありますが、そこにブロ観音寺があったのでしょうか。 標識を過ぎて、先へ続くを進んでいきます。 曲がりながら進んで谷筋を回り込む所まで来ると、前方へ分れていく道があります。 林道出合から19分ほどの所になります。
前方の道は見送って、ヘアピン状に曲がっていきます。 しばらく降っていくと、左へ戻るように降っていく道とのがあります。 左の道を見送って右へ曲がり始める角には「県民緑税の活用」のが倒れています。 少し曲がりながら降っていくと、ヘアピン状に左へ曲がっていきます。 林道出合から27分ほどの所になります。 右と前方に道が分れる四叉路になっています。 ここは左へ曲がっていく林道を降っていきます。
この辺りからになりますが、 土砂や落ち葉が積もっていたり舗装が剥がれて地道と化している所もあります。 少し降って谷筋まで来ると、大きく曲がっていきます。 所々にある水切に躓かないよう注意しながら降っていくと、道幅が広がった車ののような所があります。 程なくしての傍を進むようになります。 竹林が終って右へ曲がりながら降っていくと、今回登った419.0m峰と思われる山が正面に見えてきます。
谷筋へ降りていくと、ヘアピン状に曲がっていきます。 谷筋には心地良い水音を響かせるが流れています。 傾斜が緩やかになると、またの傍を進んでいきます。 僅かな沢が流れるを回り込んでいきます。 竹林が終った林道を進んでいくと分岐があります。 林道出合から42分ほどの所になります。 角には「造林作業路桑原線」の標柱が立っていて、右側には「車両通行禁止」の標識が出ています。 右側には車を何台か止めて置けそうながあります。
関係者以外車両の通行を禁止します。
(社)兵庫県森と緑の公社
正面の林道を進んでいくとがありますが、右の地道は見送って、少し左へ曲がっていく林道を進んでいきます。 谷筋から出て開けてくるとがあります。 墓地の左側を進んでいくと、右へ分れていくがあります。 地形図に実線で載っている道のようですが、何とも頼りなさそうな様子です。 このまま林道を進んでも車道へ出られそうですが、車を止めてきた駐車場から遠くなるので、右の小径に入っていきます。 すぐに道が左右に分岐していますが、を進んでいきます。 右へ分れていく小径を見送って、左へ回り込むように墓地の脇を進んでいきます。
桑原地区
森の手前まで来て左へ曲がり、墓地を仕切るの間を進んでいきます。 すぐにに出ます。 軽く降っていくと、の脇に出ます。 ゲートボール場を回り込むように曲がりながら降っていきます。 舗装路になると、車で来たが見えてきます。 分岐まで来ると、車を止めておいた駐車場が右側にあります。 林道出合から51分ほどで到着しました。