概 要 |
養父市大屋町の夏海地区・宮垣地区・尾崎地区の境にある710.9m峰(点名:夏海)へ登ります。
南側を通る車道から農道に入り、尾根に取り付いて山頂へ向かいます。
山頂付近には電波塔が幾つか建っています。
山頂からは電波塔の保守路に出て車道に降りるルートを周回します。
|
起 点 |
養父市大屋町 夏海地区
|
終 点 |
養父市大屋町 夏海地区
|
|
夏海地区…農道口…尾根取付…710.9m峰…保守路出合…保守路口…夏海地区
|
所要時間 |
0時間50分
|
歩いて... |
尾根取付から山頂までに明瞭な道はありませんが、藪漕ぎするほどではありません。
山頂は樹木に囲まれていますが、農道や保守路には眺めの広がる所があります。
山頂付近に幾つか建つ電波塔の保守路が北東側から来ているので、
山頂に立つだけなら保守路を利用するのが良さそうです。
|
関連メモ |
今のところ、関連メモはありません。
|
|
夏海地区
養父市八鹿町を通る国道9号の剣大橋交差点から県道272号を南下していきます。
琴弾トンネルを抜け、県道6号に出る手前にあるを右折していきます。
途中には分岐が幾つかありますが、地形図に二重線で載っているルートを辿りながら進んでいくと、
「拓農」のを過ぎていきます。
南西に向かうようになる道路を更に進んで夏海地区へ入っていくと、
路肩の広がった所が何ヶ所かあるので、その中のひとつに車を止めさせて頂きます。
道路向かいには「」の看板があります。
県営農地開発事業 拓農 兵庫県知事 貝原俊民書
県営農地開発事業 南但馬東部地区 記念碑建立趣意書
本事業は、昭和51年度に県営農地開発事業南但馬東部地区として、
大屋町宮垣から加保に至る高原の冷涼製を生かした野菜・花卉・花木・飼料の生産団地を造成すべく、計画を樹立した。
本地域は標高350〜680mの産地であり、国内でもまれな蛇紋岩地帯である。
本事業は、これら地形・地質・土壌等の悪条件を克服して、農業経営の基盤整備と拡充を図り、
高原営農の推進による安定した中核農家の育成を目的とし、昭和53年度より工事に着手し、
10年の歳月と23億円余の経費を以て完成をみるに至ったものである。
本事業の完成により、農業基盤が確立し、関係農家の英知と蓄積された技術を発揮して、
高冷地の有利性を生かした高品質の高冷地作物の安定供給基地として、
将来にわたりこの地域の発展することを祈念して、竣工記念碑を建立した。
事業の概要
地区面積 | 142.6ha 造成面積91.6ha |
道路工 | 20,185m 幹線8,990m 支線11,195m |
用水施設 | 水源、ため池改修、ポンプ場 2ヶ所 |
排水路工 | 3,228m BF200〜500型 |
防災施設工 | 堰堤 10ヶ所 暴風垣 一式 |
総事業費 | 23億6百万円 |
工 期 | 着工 昭和53年度 竣工 昭和62年度 |
昭和63年3月吉日
水源かん養保安林
保安林内では、許可なく立木竹を損傷し、土石、樹木を採掘し、土地形質を変更する等の行為をしてはなりません。
=山火事注意= 兵庫県
|
|
農道口
駐車地の先へ続くを進んでいきます。
少し右へ曲がって降り始めると、の広がった車を止められそうな所があります。
正面にビニールハウスのフレームが見えてくると、右へ登っていくコンクリート道が分れていきます。
駐車地から2分ほどの所になります。
ここから右のを登っていきます。
少し登ってになると、
左の樹間に山並みが広がるようになります。
|
|
尾根取付
道なりに右へ曲がって小屋まで来るとになります。
なだらかでに出たところで、広い道は消滅します。
山頂付近に建つ電波塔の保守路かと思って期待していましたが、どうやら農道だったようです。
左側には岩が剥き出したがあります。
小屋の右側に茂る夏草を掻き分けながら進んでいくと、山際にがあります。
壊れていて容易に通り抜けられるので、ここから尾根に取り付くことにします。
駐車地から8分ほどの所になります。
|
|
小尾根に入って左へ曲がると、僅かに窪んだが見られます。
踏み跡を辿って登っていくと、左の樹間に先ほどのが見えてきます。
程なくして踏み跡は不明瞭になるので、右側のを登っていきます。
少し登っていくと、小岩が見られる僅かな高みに着きます。
尾根取付から3分ほどの所になります。
中ほどには「兵公」のと「国土調査」の青頭短杭があります。
|
|
軽く降っていくと、小さな木が生える僅かにに出ます。
登り坂になると、「国土調査」のが点々と続くようになります。
少し登っていくと、傾斜がに出ます。
また傾斜が増してくる尾根を登っていくと、低い円柱状の小岩が剥き出しています。
尾根取付から6分ほどの所になります。
小岩のすぐ先には、タイルが嵌め込まれたと「国土調査」の青頭短杭があります。
タイルには文字が書かれていますが、退色していて判読できません。
|
|
少し登っていくと、正面の樹間にが見えてきます。
真っ直ぐ登っていくと、金網柵で囲まれた電波塔に出ます。
尾根取付から8分ほどの所になります。
見上げると大きなですが、名前は分かりませんでした。
に沿って、右側(*)から回り込んでいきます。
電波塔の向こう側へ出ると、に入っていきます。
*左側を回り込んでいくと、電波塔の保守路に出られます。
|
|
710.9m峰
夏草が茂る所を登っていくとになります。
夏草を掻き分けながら進んでいくと、二等三角点「夏海」があるので、
ここが地形図に載っている710.9m峰になるようです。
尾根取付から13分ほどで登って来られました。
周囲には樹木が茂っていて、残念ながら眺めは広がりません。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
|
|
左へ曲がって、を降っていきます。
程なくして、左右に通るに降り立ちます。
左へ少し進んでいくと、先ほどのに出ます。
取り付けられている銘板によると「NTT夏海無線中継所」というようです。
広い道に降り立った所まで戻ってくるとになっています。
右の道をちょいと登っていくと、小振りの電波塔があります。
取り付けられている銘板によると「養父市防災行政無線加保坂中継局」というようです。
左側には、樹木越しにが見えます。
|
|
に戻って、少し夏草が生える地道を軽く降っていきます。
すぐにがあります。
右の道に入っていくと電波塔が建っています。
金網柵に沿って一周してみますが、銘板は見かけませんでした。
見上げると、最初のとは少し形が異なるです。
|
|
に戻って降っていきます。
曲がりながら降っていきます。
正面が開けてくると、車止め鎖があります。
三つの電波塔への立ち寄りも含めて、710.9m峰から10分ほどの所になります。
右側には先ほどのが見えます。
脇には「NTT夏海無線中継所」と題したがあります。
「関係者以外立入禁止」となっていますが、ここまで来て引き返す訳にもいきません。
|
|
舗装路になったを降っていくと、左側に山並みが広がってきます。
右上にある「兵庫県加保坂中継局」を過ぎていきます。
夏草が茂る地道を右に分けて左へ曲がると、畑地へのを左に分けていきます。
右に広がるを眺めながら降っていきます。
正面にも山並みを眺めながら保守路を降っていきます。
|
|
小屋へのを左に分けていきます。
道なりに右へ曲がって降っていくと、への地道を右に分けていきます。
左に広がるを遠望しながら降っていきます。
少し左へ曲がりながら降っていくと分岐に出ます。
登り坂のは畑地へ続いているようなので、見送っていきます。
ここは降り坂になっているを進んでいきます。
|
|
保守路口
地道を左に分けて曲がっていきます。
への道を右に分けていきます。
真っ直ぐ進んでいくと、車で来た車道に出ます。
車止め鎖から9分ほどの所になります。
正面にある電柱には「シンテンマ56」「加保199」の札が取り付けられています。
振り返って、降ってきたを眺めていきます。
山頂付近にあったも良く見えます。
|
|
夏海地区
右へ続くを登っていきます。
少し登って緩やかになると、ビニールハウスが幾つも並ぶがあります。
少し右へ曲がりながら進んでいくと、が右へ分れていきます。
地道を見送っていくと、が広がって車を置けそうな所があります。
緩やかな道をしばらく進んで軽い降り坂になると、またの広がった所があります。
またある路肩の広がった所を過ぎて左へ曲がり始めると、車を止めておいた駐車地に着きます。
保守路口から9分ほどで到着しました。
UR関連対策事業 野菜・花卉雨除施設
事業実施年度 | 平成9年度 |
事業名 | 経営基盤確立農業構造改善事業 |
事業種目 | 特認事業(複合経営促進施設) |
事業量 | 43棟8372.4u |
施設名 | ビニールハウス(雨除ハウス) |
事業主体 | 養父郡農業協同組合 |
設 計 | 安田設計事務所 |
施 工 | 株式会社ユー・エスメイト |
|
|