山東481m峰
概 要 朝来市山東町と福知山市夜久野町の境にある481.5m峰(点名:日向山)へ登ります。 西側にある鯨峠トンネルの南口の傍から林道に入り、尾根に取り付いて府県境尾根に出て、 475m峰を経て山頂へ至るルートを往復します。 眺めの広がる所はありませんが、山頂や尾根の所々から山並みを眺められます。
起 点 朝来市山東町 一品地区
終 点 朝来市山東町 一品地区
一品地区…登山口…府県境尾根…475m峰…小峰…481.5m峰…475m峰…府県境尾根…登山口…一品地区
所要時間 2時間10分
歩いて... 一般的な登山ルートではないので標識類は見かけませんが、 尾根には境界杭が続いていて、所々に広めの窪んだ道も見られます。 少しアセビの茂る所はありますが、総じて藪漕ぎの必要はなく歩き易くなっています。
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コース紹介
一品地区
北近畿豊岡自動車道を山東ICで降りて北側を通る国道427号に出て、 200mほど東進した所にある青い道路標識が出るを左折していきます。 曲がりながら登って鯨峠トンネルの手前まで来ると、路肩の広がった所があるので、ここに車を止めさせて頂きます。
すぐ先にはの出入口があります。 駐車地の端には「鯨峠トンネルの謂れ」と題した解説板があります。 少し手前の道脇の広い所には「黎明緑風」のがあります。
鯨峠トンネルの謂れ
大むかし、山東盆地は一面の湖であったといわれ、 粟鹿山には大きな船をつないだという「仙石岩」がありますし、 町内のあちこちには海にちなんだ名前の金浦、塩田、洞等の地名も残っています。 今立っている一品から磯辺の塩田に抜ける山の連なりの低いところを、鯨が泳いで渡ったと言う逸話があり、 この峠道を「くじら峠」と言うようになったと言われます。
黎明緑風
農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業 山東北部地区
本農道は国道9号線と国道427号線をむすび、農産物の搬出ルートの短縮化、生産性の高い近代的な農業を促進し、 農村環境の改善に資することを目的として新設された。 ここに、農道の安全と地域の発展を祈念して記念碑を建立する。 平成18年3月吉日
工 期平成3年度〜平成17年度
総事業費3,418,700,000円
総延長4,380m
事業主体兵庫県但馬県民局和田山土地改良寺務所
管理主体朝来市
題字 水谷岩雄
登山口
車で来たを引き返していきます。 少し曲がりながら降った所から左へ分れていくに入っていきます。 夏草が少し茂って轍が見られるを進んでいきます。 少し左へ曲がっていくと、を回り込む所に出ます。 地形図にはこのから府県境尾根を越えていく破線の道が描かれているので歩く予定でしたが、 それらしい明瞭な道は見当たりません。 仕方がないので、谷筋を回り込んだ所から尾根に取り付くことにします。 駐車地から7分ほどの所になります。
尾根の先端付近の急斜面をよじ登っていくと、程なくして傾斜がになります。 尾根の背に出て左へ曲がると、広めのが現れます。 倒木があって歩き難い所はを通ったりしながら登っていきます。 程なくして窪んだ道が消えて普通の尾根になると、 「界」のが見られるようになります。 また現れる広い窪んだ道を辿って、傾斜が増してくる斜面を何度も曲がりながら登っていきます。
苔生したを過ぎていきます。 斜面の右側を回り込むように登っていくと、緩やかなに出ます。 少し左へ曲がりながら続くを登っていきます。 地面を這う防護網が所々に見られるようになる尾根を登っていくと、のような緩やかな所に出ます。 登山口から12分ほどの所になります。 僅かに撓んだ尾根を進んでいきます。
程なくして登り坂になると、赤プラ杭に加えて「兵公施界」のも見られるようになります。 境界杭を辿って、を曲がりながら登っていきます。 広めの道を見かけなくなった斜面を登っていくと、根元付近がを過ぎていきます。 曲がりながら斜面を更に登っていくと、が巻かれた樹木が幾つかあります。 左の先には府県境尾根にあるが見え隠れしてきますが、このまま斜面を登っていきます。
府県境尾根
白テープが巻かれた樹木群を過ぎて、を更に登っていきます。 程なくしてが茂るようになります。 アセビが茂る所をプチ藪漕ぎしながら抜けていくと、左右に延びる府県境尾根に出ます。 登山口から28分ほどの所になります。 思いのほか傾斜が急でかなり汗を掻いて疲れたので、周囲の様子を確認しながら休憩していきます。 尾根には立ち上がったが見られます。 は歩き易そうですが、 地形図に破線で載っている道が府県境尾根を越えていくに続いているようです。
気を取り直して、右へ続くを登っていきます。 すぐに、根元付近から幹が分れたを過ぎていきます。 左の樹間に僅かにを眺めながら登っていきます。 次第に傾斜が増してくる尾根を登っていくと、またのようになります。 程なくして、広めの道は少し右へ曲がって尾根の右斜面に続くようになります。 府県境尾根に登り着いた所から3分ほどの所になります。 正面の尾根の背にも僅かな踏み跡が見られますが、獣道でしょうか。 ここは右斜面に続く広めの道を登っていきます。
広めの道を少し登っていくと、曲がっていきます。 尾根の背を跨いだ先を、曲がっていきます。 少し先を左へ曲がって、の下をくぐっていきます。 右・左と曲がりながら、「兵公施界」の赤頭短杭や赤プラ杭や防護網が見られるを更に登っていきます。 更に続く広めの道を辿りながら尾根を登っていきます。
防護網を跨いで、更に続くを登っていきます。 左へ曲がりながら登っていくと、「団」のがあります。 少し右へ曲がって窪んだ道が終ると、標高460mほどのに着きます。 府県境尾根に登り着いた所から12分ほどの所になります。 高みを過ぎて、軽いになる尾根を進んでいきます。 程なくして、地面を這う防護網が続く緩やかな尾根になります。
475m峰
右へ曲がっていく防護網を見送っていくと、が少し茂る登り坂になります。 アセビが茂る所を抜けるとになります。 には「国土調査」の白頭短杭や「図根多角」の黄頭短杭が見られます。 緩やかな尾根を進んでいくと、軽いになります。 少し右へ曲がりながら登っていくと、475m峰と思われる高みに着きます。 府県境尾根に登り着いた所から22分ほどの所になります。
少し左へ曲がりながら降っていくとになります。 程なくして登り坂になると、所々にが巻かれた木を見かけるようになります。 を過ぎていきます。 次第にが広がってきますが、中ほどを真っ直ぐ登っていきます。 傾斜が緩やかになると、左右に延びる標高480mほどの尾根に出ます。 府県境尾根に登り着いた所から27分ほどの所になります。
小峰
481.5m峰へは右の尾根を進んでいくのですが、左のすぐに先にがあるので、ちょいと立ち寄っていきます。 地面を這うに沿って斜面を登っていきます。 斜面をひと登りすると、標高480mほどの小峰に着きます。 周囲には樹木が茂っていますが、東側の樹間に少しが見えます。
481.5m峰
往復4分ほどで、標高480mほどのに登り着いた所まで引き返してきます。 軽く降っていくとになります。 登り坂になるとが見えてきます。 茂るアセビの左側を登っていくと、シダ類が茂る山頂に出ます。 府県境尾根に登り着いた所から33分ほどで登って来られました。 『三角点があるはずだが』と思って探していると、 中ほどにある切株の先に綺麗な「日向山」があります。 ここが地形図に載っている481.5m峰になるようです。 周囲には樹木が茂っていて眺めは広がりませんが、北側の樹間に少しが見えます。 方角を少し変えてを眺めたりしながら、しばらく休憩していきます。
475m峰
落ち着いたところで、を引き返していきます。 茂るアセビの右側を降っていくとになります。 軽く登っていくと、小峰へ立ち寄った手前の標高480mほどのに戻ってきます。 左へ降って緩やかになると、曲がりながら登るようになります。 傾斜が緩やかになると、475m峰と思われる高みに着きます。 481.5m峰から7分ほどの所になります。
少し右・左と曲がりながら降っていくとになります。 少し右へ曲がりながら軽く登るようになると、 倒木が見られる樹木の袂に「一〇」のタイルが嵌め込まれたと「国土調査」の白頭短杭が並んでいますが、 登り時には気が付きませんでした。 少し左へ曲がりながら降っていくとになります。 程なくしてになります。 少し登って傾斜が緩やかになると、標高460mほどの高みに着きます。 481.5m峰から14分ほどの所になります。
防護網を跨いで「団」の黄プラ杭を過ぎ、少しを降っていきます。 曲がりながら続くを辿って尾根を降っていきます。 しばらく降っていくと、見覚えのあるの下をくぐっていきます。 を辿って、尾根を更に降っていきます。 尾根の背に出ると、獣道のような僅かな踏み跡が右から降ってきます。 481.5m峰から21分ほどの所になります。
府県境尾根
緩やかになったを降っていきます。 茂るの間を過ぎていきます。 見覚えのある根元付近から幹が分れたを過ぎていきます。 程なくして、府県境尾根に登り着いた所に戻ってきます。 481.5m峰から25分ほどの所になります。
左へ曲がって、が茂る急斜面を降っていきます。 アセビが茂る所を過ぎて降っていくと、が巻かれた樹木群があります。 根元付近がを過ぎていきます。 更にあるを過ぎていきます。 やがて踊り場のような緩やかな尾根になります。 481.5m峰から36分ほどの所になります。
程なくしてになります。 少し右へ曲がりながら降っていくとになります。 左斜面に現れるを降っていきます。 見覚えのある苔生したを過ぎていきます。 何度も曲がりながら続く広めの道を降っていきます。
登山口
シダ類が茂る所を過ぎるとになります。 少し曲がりながら続くを降っていきます。 右側に現れる弛んだ広い斜面を回り込むように曲がっていきます。 尾根の先端付近の急斜面を慎重に降っていくと林道に降り立ちます。 481.5m峰から48分ほどで降りて来られました。
一品地区
右にあるを回り込むように林道を進んでいきます。 道なりに右へ曲がって、夏草が少し茂って轍が見られるを進んでいきます。 少し左へ曲がっていくとに出ます。 左の奥にはが見えます。 電波塔の立つ山が見えますが、方角からすると粟鹿山でしょうか。 右へ続く車道を進んで鯨峠トンネルの手前まで来ると、車を止めておいた駐車地に着きます。 登山口から6分ほどで到着しました。