摩利支天
概 要 養父市八鹿町の大江地区にある摩利支天へ登ります。 大江公民館を起終点として、南側の谷筋を登っていきます。 途中で東へ曲がって谷筋を離れ、大岩が幾つも見られる斜面を登っていきます。 標高430m辺りまで登ると摩利支天の祠が建っていて、手前の樹木に邪魔されながらも山並みを眺められます。
起 点 養父市八鹿町 大江地区
終 点 養父市八鹿町 大江地区
大江地区…A地点…B地点…C地点…D地点…E地点…F地点…摩利支天…E地点…D地点…C地点…B地点…A地点…大江地区
所要時間 3時間10分
歩いて... 最初は水が流れる沢を歩きます。 沢を迂回して平坦な湿地に出て、涸れ沢か古道のようなものが見られる谷筋を更に登っていきます。 東へ曲がる所までは所々にテープ類が取り付けられています。 東へ曲がると踏み跡が続いています。 祠が近くなると大岩が幾つも剥き出しています。 祠の佛尊は既に里に下ろされていて、扁額は外され中はガランとしています。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
大江地区
養父市八鹿町を通る国道312号の上小田北交差点から県道2号を南下していきます。 上小田橋を渡った所にある坂本交差点を左折し、1kmほど先の大江岩崎口バス停の手前にある大江・岩崎方面へのを右折していきます。 世賀居バス停のある岩崎や出石への道とのを直進していきます。 大江地区の集落へ入っていくと、「摩利支天参道」のの立つ分岐がありますが、右の坂道は見送っていきます。 橋を渡って右へ曲がり、大江公民館前バス停まで来ると大江公民館があります。 建物の前が広くなっていて「区民以外は駐車禁止」のような無粋な看板は出ていないので、ここに車を止めさせて頂きます。
公民館の左側には「」の看板が設置されていますが、 今回登る摩利支天は載っていません。 道路向かいに広がる稜線の切り欠きのような所にがあるようですが、 樹木に隠れているようで、ここから祠は見えません。
災害に強い森づくり (野生動物育成林整備) 〜県民緑税の活用〜
豊かな「緑」を次の世代に引き継いでいくため、県民共通の財産である「緑」の保全・再生を社会全体で支え、 県民総参加で取り組む仕組みとして平成18年度から「県民緑税」を導入し、「災害に強い森づくり」を進めています。
整備内容
野生動物による人間や農作物への被害を防止するため、不要木の伐採を主体とした森林の整備を行い、 農山村の安全で安心な環境をつくります。
見通しの良い地帯の整備(バッファーゾーン整備)
民家裏等の山裾を帯状に切り抜きし、明るく見通しの効く森林として管理することによって、 人と野生動物との棲み分けゾーンを設けます。
奥地広葉樹林の整備
植生保護柵を設置し、不要木の伐採を行って森林内の環境を改善することで、 野生動物の食害を受けずに植生回復できる箇所を設け、多様な植物が生育できる環境をつくります。
平成26年度 兵庫県・養父市・公益財団法人兵庫みどり公社
道路向かいに架かるを渡って、右前方へ続く坂道を登っていきます。 土蔵や民家を過ぎていくと左右に通るに出ます。 左折して坂道を登っていくと、左右に通るに出ます。 左折してすぐにある赤いホース格納箱の所から分れていくに入っていきます。 民家を過ぎて畑地の間を登っていきます。
左右に通る道に出てしていきます。 最奥の民家まで来て舗装路が終ると、に出ます。 石垣が見られる所に続くを進んでいきます。 道はすぐに歩き難くなるので、に降りていきます。 水が流れる狭い沢を進んでいきます。
A地点
開けた所に出ると、に登っていきます。 程なくして樹木などが茂って沢沿いが歩き難くなるので、 沢を渡ってに出ます。 すぐにあるを登っていきます。 泥濘んだ平坦地に出ると、その先にがあります。 段差を登って泥濘んだ平坦地を左へ進んでいくと、先ほどの続きのA地点)に出ます。 駐車地から13分ほどの所になります。
僅かに水が流れるを渡っていきます。 植林地に出て沢沿いに右へ進んでいくと、程なくしてが巻かれた樹木があります。 少し先にもが巻かれた樹木があって、 左の尾根に導いているように思えるので、沢から離れて左へ曲がっていきます。 すぐに尾根に出て右へ曲がり、小岩が見られる尾根の背を登っていきます。
B地点
を登っていくと、先の方に石垣が見えてきます。 の前まで来ますが、高くて登れません。 仕方がないので曲がって、石垣に沿って進んでいきます。 石垣を回り込むように左へ曲がりながら進んでいくと、右から登ってくる明瞭な広めの道(B地点)に出ます。 駐車地から20分ほどの所になります。 右から登ってくる道が摩利支天へ続くだったのでしょうか。 下山時に歩いてみることにして、先ずは左前方へ続くを登っていきます。
C地点
左側に幾つかあるのような平坦地を眺めながら登っていきます。 に変わる谷筋を登っていきます。 荒れ気味の道を登っていくと、程なくしてになります。 石がゴロゴロするのような所を登っていきます。 が見えてくると、古布が巻かれて赤ペンキで矢印が描かれた樹木があります。 小岩を過ぎて道を塞ぐ倒木の手前まで来ると、古布桃テープが巻かれた樹木(C地点)があります。 駐車地から31分ほどの所になります。
次第に傾斜が増してくる浅いを登っていきます。 次第に道が不明瞭になってきますが、所々に巻かれたを辿りながら登っていきます。 右側にはが何段も見られますが、耕作地跡のようです。 が剥き出す所を登っていきます。 桃テープを辿って、少し左へ曲がっていきます。
D地点
を乗り越えていきます。 で次第に道が分り難くなります。 次第にが増してくる浅い谷筋を登っていきます。 涸れ沢のようになって歩き難いので、を通ったりしながら登っていきます。 噴き出す汗を拭いながら登っていくと、左右に通る踏み跡D地点)に出ます。 駐車地から50分ほどの所になります。 緩やかな踏み跡に出てホッとしながら、ひと息入れていきます。
気を取り直して、左に続くを軽く登っていきます。 植林地のを斜めに登っていきます。 右へ曲がっていくとに出ます。 右・左と曲がりながら続く踏み跡を辿って、尾根を登っていきます。
E地点
が急になってくる尾根を曲がりながら登っていきます。 曲がりながら続くを辿って更に登っていきます。 が剥き出す所を左へ曲がっていきます。 合わせて10回ほど曲がりながら登っていくと分岐E地点)があります。 D地点から19分ほどの所になります。 樹木があって分り難いですが、を覗いてみると踏み跡が続いています。 しばらく愚考しますが良く分からないので、明瞭な方の(*)を登っていきます。
*左の踏み跡はこの先で不明瞭になります。 正面の踏み跡が本来の道のようで、下山時には正面の踏み跡を降ってきました。
程なくして、樹間から僅かにが見えてきます。 右へ曲がって、を登っていきます。 尾根にが茂ってきて踏み跡も消え、 誤りルートだったように思いながらも、上を目指して登っていきます。 程なくしてが幾つも見られるようになります。 もはや踏み跡はありませんが、上を目指して急な斜面を登っていきます。
F地点
大岩が剥き出すを登っていきます。 歩けそうな所を探しながらを登っていきます。 木の根や岩などに掴まりながら、四輪駆動でを更に登っていきます。 頑張って登っていくと、左右に通る踏み跡F地点)に出ます。 D地点から42分ほどの所になります。 ここに来て、先ほどのE地点から登ってきたルートは誤りだったことがはっきりしました。
摩利支天
左へ続くを登っていきます。 少し先を右へ曲がって、が剥き出す斜面を登っていきます。 大岩の前を左へ曲がって、を横切るように進んでいきます。 正面が明るくなると、樹木の先にが見えてきます。 茂る樹木の間を抜けていくと、開けた所に建つの横に出ます。 D地点から45分ほど、駐車地から1時間38分ほどで登って来られました。
祠の脇には「大恵山 摩利支天跡地」の石標が立っています。 側面には「令和二年四月吉日」と刻まれていて、佛尊は3年前に里に下ろされたようです。 扁額は外されていますが、この祠が摩利支天のようです。 扉は開けられるのでを覗ってみると、既に佛尊はなくガランとしています。 が開けています。 手前の樹木が少し邪魔をしていますが、を眺められます。 情報によると条件が良い時にはも見えるとのことですが、この時は見えませんでした。 丁度昼時になったので、祠の前にあるに腰かけて昼食タイムにしました。
【備忘録】  摩利支天は、仏教の守護神である天部の一尊。 梵天の子、または日天の妃ともいわれる。 摩里支菩薩、威光菩薩とも呼ばれる。 摩利支天は陽炎、太陽の光、月の光を意味する「マリーチ」を神格化したもので、 由来は古代インドの『リグ・ヴェーダ』に登場するウシャスという暁の女神であると考えられている。 陽炎は実体がないので捉えられず、焼けず、濡らせず、傷付かない。 隠形の身で、常に日天の前に疾行し、自在の通力を有すとされる。 (出典:Wikipedia)
お腹が満ちたところで、を引き返していきます。 茂る樹木の間を抜け、右・左と曲がりながらが剥き出す斜面を降っていきます。 大岩の脇を降っていくと、が巻かれた樹木を過ぎていきます。 急斜面から登り着いたF地点には気付かずに通過し、が剥き出す所を、右へ曲がりながら降っていきます。 踏み跡を辿って右へ曲がっていくと、小岩の袂を過ぎていきます。
E地点
少し左へ曲がって、が増してくる斜面を降っていきます。 剥き出すの袂を過ぎていきます。 傾斜が急になるので滑り落ちないよう注意しながら、の袂を降っていきます。 大岩を過ぎるとが巻かれた樹木があるので、そこから降っていきます。 少し左へ曲がりながら降っていくと、誤りルートとの分岐になっているE地点に戻ってきます。 摩利支天から19分ほどの所になります。 降ってきたルートには急な所もあるものの踏み跡が続き、登っていった誤りルートよりも歩き易くなっていました。
D地点
に続く踏み跡を辿って、右・左と曲がりながら降っていきます。 何度も曲がりながら、の尾根を降っていきます。 合わせて10回ほど曲がりながら降っていくと、左へ曲がってを横切るように降っていきます。 次第に傾斜が緩やかになると、浅い谷筋にあるD地点に出ます。 摩利支天から31分ほどの所になります。 右には登ってきたのような所が続いています。 元来た右の谷筋を降っても良いのですが、気になっていた正面に続くを降っていきます。
少し降って踏み跡が不明瞭になると、石がゴロゴロするのような所に出ます。 に降りて、右へ曲がって降っていきます。 少し左へ曲がって、が見られる植林地の斜面を降っていきます。 明瞭な道は見かけませんが、の斜面は歩き難くありません。 先に見えてくる桃テープへ向かって降っていきます。
C地点
を過ぎていきます。 になって歩き易くなります。 見覚えのある道を塞ぐを跨いでいきます。 程なくして、古布桃テープが巻かれた樹木(C地点)に着きます。 摩利支天から43分ほどの所になります。
B地点
剥き出すの脇を降っていきます。 古布が巻かれて赤ペンキで矢印が描かれたを過ぎていきます。 植林地を抜けると、明るいに出ます。 右側に幾つかあるのような平坦地を眺めながら降っていきます。 右側に高い石垣が現れると、分岐になっているB地点に出ます。 摩利支天から52分ほどの所になります。 来た道は右側の石垣沿いになりますが、正面に続く広めの道を降っていきます。
A地点
を軽く降っていきます。 少し降っていくと、植林地のに入っていきます。 すぐに水が流れる沢沿いに出て、を渡っていきます。 に明瞭な道は見かけず、50cmほどの段差も幾つかありますが、それほど歩き難くはありません。 正面が明るくなって植林地から出ると、登り時にを渡っていったA地点に戻ってきます。 摩利支天から59分ほどの所になります。
泥濘んだを左へ進んでいきます。 右へ曲がって段差を降ると、一段低い所にある泥濘んだに出ます。 平坦地の先にある石垣を降っていくと、水が流れるに出ます。 沢を渡って、沢の右側に続くを降っていきます。 程なくして小径が終って、に入っていきます。
水が流れるを進んでいきます。 沢から右へ上がると、壊れたの脇を過ぎていきます。 再びへ降りていきます。 沢から右へ上がって、草が茂るを進んでいきます。 次第に歩き易くなるを降っていきます。 花が咲く生け垣沿いに降っていくと、舗装路の終点に出ます。 A地点から8分ほどの所になります。
大江地区
少し降ってが建つ所まで来て、左へ曲がっていきます。 畑地を過ぎて民家の間の狭い道を降っていくと、左右に通るに出ます。 右脇には赤いホース格納箱があります。 左折したすぐの所から右へ分れていくに入っていきます。 沢沿いに降って、右に架かるを渡っていきます。 民家や土蔵を過ぎていくと、小橋を渡った道路向かいに、車を止めておいた大江公民館があります。 A地点から13分ほどで降りて来られました。