金香瀬山
概 要 金香瀬山は朝来市生野町の小野地区と竹原野地区の境にある標高709.7m(点名:金香瀬山)の山です。 今回は史跡生野銀山を起終点とし、林道小野線の終点から谷筋に入り、 尾根に出て金香瀬山へ登り、ひとつ東側の尾根を歩き、途中から谷筋に降りて林道終点へ向かうルートを歩きます。
起 点 朝来市生野町 小野地区
終 点 朝来市生野町 小野地区
小野地区…林道終点…尾根取付…稜線…金香瀬山…稜線…図根三角点…鞍部…下山口…谷筋…林道終点…小野地区
所要時間 3時間50分
歩いて... 登りルートの要所には標識があり、桃テープも続いています。 谷筋には小径がありますが荒れ気味です。 降りルートには標識類はなく、谷筋では踏み跡も明瞭ではありません。 尾根には樹木が茂っていて、眺めの広がる所はありません。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
小野地区
朝来市生野町を通る国道312号の生野北峠から国道429号に入って東進していきます。 県道367号を右に分けていくと小野大橋が架かっています。 橋を渡って小野地区へ入っていくと史跡生野銀山の入口の手前に第二駐車場があるので、ここに車を止めさせて頂きます。
史跡生野銀山の営業時間内であれば中の駐車場を利用できますが、 この時は営業前の時刻で入口は閉まっていました。 手前には営業前でも利用できる第三駐車場と第二駐車場があります。
史跡生野銀山の入口にある門柱の手前からに入っていきます。 二本組のが立つ所を左・右とヘアピン状に曲がりながら登っていきます。 地道に変わった道を登っての脇を過ぎていくと緩やかになります。 降り坂になる道を進んで巨岩が聳える谷筋まで来ると、右から登ってくる道が合流してきます。 林道入口から8分ほどの所になります。 角には「銀山の観光の方は下の道をお戻り下さい」の標識が立っていて、右の道を指しています。 すぐ先には「」があります。
登り坂になる林道を進んでいくと、「露天掘り跡」のがあります。 沢の上を過ぎた左の谷筋には「慶寿の堀切り」などのがあります。 沢沿いに登っていくと、岩盤を切り開いた所に「露天掘り跡」や「慶寿の堀切」などのがあります。 沢の上を過ぎ、谷筋が分れる所を過ぎていきます。 すぐに「」の解説板があります。 林道入口から16分ほどの所になります。
林道終点
右側に金網柵が続くようになると、「旧坑露頭群終点」のが出ています。 「これより先進入禁止」となっていますが、通らせて頂きます。 右下を流れる沢にあるなどを眺めながら登っていきます。 傾斜が緩やかになると、林道終点になります。 林道入口から20分ほどの所になります。 の入口には半壊した「金香瀬山登山道」の標識があって、「金香瀬山山頂まで50分」となっています。 ここから左の谷筋へ入っていきます。
沢の右側に続く僅かな小径を辿って、を軽く登っていきます。 程なくして右側が歩けなくなるので、を渡ってを登っていきます。 剥き出す岩を左側から登っていくとになります。 左側には柵で閉ざされたがあります。 低いに沿って、植林地の谷筋を登っていきます。 所々にミツマタが咲く谷筋を登っていくと、壊れた炭焼き窯のようなものがあります。 林道終点から5分ほどの所になります。
すぐにを渡って右側に出ます。 沢の右側を登っていくと、次第にが目立つようになります。 所々にが巻かれていますが、登山道を示しているようです。 歩き難い思いをしながら沢の右側を登っていくと、沢に丸太橋が架かっています。 林道終点から21分ほどの所になります。 沢の右側はこれ以上歩けないので、苔生したを渡って左側に出ます。
尾根取付
すぐに右へ曲がって、沢が消えたのような所を登っていきます。 石や倒木・枯れ枝などが散乱して歩き難いを登っていきます。 V字谷を過ぎると、が咲く所に出ます。 程なくして、が二つある所に出ます。 林道終点から27分ほどの所になります。 「金香瀬山 山頂」の標識が右の斜面を指し、今来た道を指していると思われる「金香瀬山 登山口」の標識が倒れています。 明瞭な道はありませんが、右に見えるへ向かって斜面を登っていきます。
先の方にも見えるへ向かって、植林地の斜面を斜めに登っていきます。 しばらく登っていくと向こう側を向いたがあって、左の尾根は「金香瀬山 山頂」となっています。 左へ曲がって、が続く尾根を登っていきます。 脇の樹木に手を掛けながらを登っていきます。 曲がりながら登ってアセビが茂るようになると、標高600mほどの僅かな高みに着きます。 尾根取付から11分ほどの所になります。 ここまで休まずに登ってきて疲れたので、立ち止まってひと息入れていきます。
気を取り直して、軽いになる尾根を進んでいきます。 すぐに浅い鞍部を過ぎるとになります。 太いを過ぎていきます。 が生い茂ってきますが、歩く所は確保されています。 僅かに撓んだ所まで来ると、目の前に急なが現れます。 尾根取付から17分ほどの所になります。 手前には壊れた「金香瀬山 登山口」のがあります。
上にある桃テープが巻かれた木に向かって、を登っていきます。 脇の樹木に手を掛けたりしながら、アセビなどが茂るを登っていきます。 アセビを抜けると、登り坂ながらになります。 小岩が散乱する所もあるを登っていきます。 次第に傾斜が増してくる尾根を登っていくと、中ほどに茂るが尾根を塞いでいるので、右側から迂回していきます。 脇の樹木に手を掛けながら更に登っていくと、標高680mほどの緩斜地に出ます。 尾根取付から30分ほどの所になります。
稜線
次第にが増してきます。 見えてくるへ向かって、頑張って登っていきます。 のようなものが見られる尾根を登っていきます。 程なくして左右に延びる稜線にある高みに着きます。 尾根取付から35分ほどの所になります。 中ほどにはや「国土調査」の青頭短杭などがあります。
金香瀬山 (標高709.7m)
続く尾根を軽く降っていきます。 少し撓んだ所を過ぎて、僅かなを越えていきます。 僅かに撓んだ所を過ぎると、軽いになります。 傾斜が緩やかになった尾根を進んでいくと、「金香瀬山 山頂 標高709m(三等三角標高709.84m)」の標識が立て掛けられた山頂に着きます。 尾根取付から38分ほどで登って来られました。 中ほどには三等三角点「金香瀬山」があるので、地形図に載っている709.7m峰になるようです。 周囲には樹木が茂っていて残念ながら眺めは広がりませんが、水分補給などをしながら休憩していきます。
稜線
山頂の様子を確認したら、を引き返していきます。 軽く降っていくとになります。 軽く登って、僅かなを越えていきます。 少し撓んだ所を過ぎて軽く登っていくと、稜線に登り着いた所に戻ってきます。 金香瀬山から2分ほどの所になります。
登ってきた右の尾根を引き返しても良いのですが、ひとつ東側の尾根を歩くべく、を降っていきます。 少し降っていくとになります。 で続く緩やかな尾根を進んでいきます。 程なくして、少し明るい所に出ます。 金香瀬山から5分ほどの所になります。 中ほどには、に加えて「界」の赤プラ杭と「国土調査」の赤頭短杭があります。 尾根は正面へ降っていきますが、ここで右へ曲がって、を降っていきます。
図根三角点
脇の樹木に手を掛けながらを降っていきます。 しばらく降っていくとになります。 「国土調査」の青頭短杭が続く尾根を進んでいくと、次第にになります。 傾斜が弛んだ所を過ぎて尾根を更に登っていくと、アセビが茂る標高680mほどの高みに着きます。 金香瀬山から12分ほどの所になります。 中ほどには、石杭に加えて「国土調査」の赤頭短杭と「」の黄頭短杭があります。
アセビが茂るを降っていきます。 しばらく降っていくとになります。 少し左へ曲がりながら進んでいくと、尾根がしています。 中ほどには石杭と「国土調査」の青頭短杭があります。 左の尾根を軽く降っていくと、僅かにになります。 登り坂になる尾根を進んでいくと、標高660mほどの高みに着きます。 金香瀬山から20分ほどの所になります。 中ほどには「国土調査」の青頭短杭があります。
右へ曲がって、を軽く降っていきます。 少し傾斜が増してくると尾根がしていますが、正面の尾根を降っていきます。 しばらく降っていくと、標高640mほどのになります。 傾斜が増してくる尾根を降って石杭と「国土調査」の青頭短杭がある所まで来ると、尾根が分岐しています。 金香瀬山から27分ほどの所になります。 ここはアセビが茂るを降っていきます。
鞍部
少し降っていくとになります。 少し左へ曲がりながら、が茂る尾根を降っていきます。 アセビが茂る所を過ぎるとが近づいてきます。 次第に傾斜が緩やかになると、標高590mほどの鞍部に着きます。 金香瀬山から33分ほどの所になります。 中ほどにはと「国土調査」の青頭短杭などがあります。
になる尾根を進んでいきます。 かなり傾斜が急なので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。 傾斜が少し弛んでくると、と「国土調査」の青頭短杭があります。 標高620mほどのまで来ると、 橙プラ杭の傍に「図根多角」の黄頭短杭、石杭の傍に「国土調査」の青頭短杭があります。 が増してくる尾根を登っていきます。 傾斜が緩やかになると、尾根が分岐している標高650mほどの高みに着きます。 金香瀬山から44分ほどの所になります。 中ほどには「国土調査」の青頭短杭があります。
を降っていきます。 傾斜が緩やかになると、僅かにになります。 傾斜が増したになると、石杭と「青頭短杭」の短杭を過ぎていきます。 脇の樹木に手を掛けながらを登っていきます。 傾斜が緩やかになると、アセビが茂る標高680mほどの小峰Aに着きます。 金香瀬山から52分ほどの所になります。
軽く降ってアセビが茂る所を過ぎるとになります。 すぐ先にある石杭と「国土調査」の青頭短杭を過ぎるとになります。 傾斜が緩やかになると、アセビが茂る標高690mほどの小峰Bに着きます。 ここで尾根が分岐していますが、アセビが茂るを降っていきます。
下山口
アセビが茂る所を抜けて降っていくとになります。 軽く降っていくと、僅かにを過ぎていきます。 軽い登り坂になる尾根を進んでいくと、標高670mほどの高みに着きます。 金香瀬山から1時間4分ほどの所になります。 中ほどにはと「国土調査」の青頭短杭があります。 ここで正面へ続く尾根と分れて、を降っていきます。
脇の樹木に手を掛けながら、明瞭な道のない急なを降っていきます。 しばらく降っていくと、標高640mほどのに出ます。 降り傾斜が増してくると少し左へ曲がって、が見られる植林地を降っていきます。 標高600m辺りまで来ると、少し窪んだ所に石組みがあります。 下山口から8分ほどの所になります。 のようにも思えますが、何なのかは分かりません。
谷筋
傾斜が増してくるを降っていきます。 写真では良く分かりませんが、かなりの急傾斜なので、脇の樹木を抱えるようにしながら降っていきます。 ズリ落ちないよう慎重に降っていくと、が見えてきます。 少し右へ曲がりながら降っていくと、水が僅かに流れる沢のある谷筋に降り立ちます。 下山口から16分ほどで降りて来られました。 地形図に載っている破線の道の終点辺りになりますが、にそれらしい道は見かけません。
の斜面を降っていきます。 明瞭な道はなく傾いていますが、何とか歩いていけます。 傾きが無くなってもあります。 が咲く谷筋を降っていきます。 を見かける谷筋を降っていきます。 沢を流れる水が次第に多くなってくると小滝があります。 谷筋に降り立った所から14分ほどの所になります。
少し降った所から振り返って、何段にもなって流れ落ちるを眺めていきます。 が見られる谷筋を更に降っていきます。 やがて沢の右側が歩き難くなるので、僅かに水が流れるを渡っていきます。 沢の左側に出て、の脇を進んでいきます。 次第に小径のようになってきて歩き易くなります。
しばらく進んでいくと沢の左側が歩き難くなるので、を渡っていきます。 沢の右側に出て、が見られる所を降っていきます。 程なくして、またに出ます。 沢を渡って左側に出て進んでいくと、支沢に架かる丸太橋を渡っていきます。
林道終点
明瞭になってきた小径を進んでいくと、の脇を過ぎていきます。 右を流れるは石垣やコンクリートで護岸されています。 正面が明るくなってくると、が見えてきます。 沢に架かる鉄管製の小橋を渡ると林道終点に出ます。 谷筋に降り立った所から33分ほどの所になります。
金香瀬山登山道」の標識が立つを見送っていきます。 谷筋に続く林道を降っていくとが現れます。 すぐにある「鉱脈と断層」の解説板を過ぎていくと、左から谷筋がしてきます。 幾つかある旧坑跡を眺めながらを降っていきます。 巨岩が聳える谷筋を過ぎると、「金香瀬旧抗露頭群案内図」の先に分岐があります。 林道終点から11分ほどの所になります。 角には「銀山の観光の方は下の道をお戻り下さい」の標識が立っていますが、元来た正面の林道を進んでいきます。
小野地区
になる林道を進んでいきます。 少し右へ曲がりながら登っていくとになります。 舗装路に変わった道を降っていくと、左・右とに曲がっていきます。 程なくしての建物が見えてきます。 少し左へ曲がりながら降っていくとに出ます。 道路を渡った所に、車を止めておいた第二駐車場があります。 林道終点から19分ほどで到着しました。