竹野354m峰
概 要 豊岡市竹野町の金原地区にある354m峰へ登ります。 恵日地区に車を止めて舗装路の終点まで歩き、 そこから地形図に破線で載っている道を通って峠に出ます。 峠からは北西にある326.6m峰(点名:ヌタ)に立ち寄ってから南東にある354m峰に向います。 354m峰からは東の尾根を降って破線の道の途中に出て、来た道を引き返します。
起 点 豊岡市竹野町 恵日地区
終 点 豊岡市竹野町 恵日地区
恵日地区…金原地区(舗装路終点)…神社跡…峠A…峠B…峠C…小峰a…326.6m峰…小峰a…峠C…小峰b…354m峰…峠B…峠A…神社…神社跡…金原地区(舗装路終点)…恵日地区
所要時間 2時間50分
歩いて... 峠までの道は広めに続いていますが、泥濘んだり不明瞭な所もあります。 尾根に明瞭な道はありませんが、藪漕ぎなどは必要ありません。 尾根からの眺めは良くありませんが、354m峰からは山並みを眺められます。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
恵日地区
竹野駅(JR山陰本線)から県道1号を南下していくと、 大谷川に架かる大谷橋を渡った所にがあります。 脇には「たけのこ村・ホタルの里1km」の標識があって、右へ分かれていく道を指しています。 標識に従って、大谷川の左側に続く道を進んでいきます。 左からの道を合わせ、「たけのこ村 あと800m」の標識の先に架かるを渡って、大谷川の右側に続く道を進んでいきます。 「たけのこ村 あと400m」のを過ぎていきます。 の管理棟を過ぎていきます。 金原地区に入って川沿いの道を更に奥へ進んでいくと、 谷筋が分かれる所に「ごみ・資源ステーション」になっている小屋があります。 その先の道が三角状に広がっているので、ここに車を止めさせて頂きます。
大谷川の右側に続く舗装路を進んでいくと、程なくしてを渡っていきます。 の集落が見えてくると、小橋が架かっています。 左脇にはがあって、前掛けをしたお地蔵さんに綺麗な花束や千羽鶴などが手向けられています。 地蔵堂を過ぎてヘアピン状に左へ曲がるとがあります。 鳥居には「日吉神社」が掲げられています。 由緒などを記したものは見かけませんが、情報によると祭神は猿田彦神とのことです。 右への曲がり角まで来ると路肩の広がった所があって、車を一台は止められそうです。
谷筋の右側に続く道を軽く登っていくと自動車が沢山置かれた所がありますが、 ナンバープレートは外されているのでのようです。 程なくして、地形図に破線で載っているが左前方へ分かれていきます。 入口には「井津造園 資材置場」の標識が出ています。 道なりに右へ曲がって登って左への曲がり角まで来ると、道の右側のがなだらかになっています。 使われていたと思われる瓦が幾つも置かれていて墓石も見えますが家屋跡でしょうか。 左へ曲がって登っていくと、網で囲まれたなどが見えてきます。 脇には、先ほどと同様の「井津造園 資材置場」の標識が出ています。 小屋を過ぎていくとまた路肩の広がった所があって、ここにも車を一台は止められそうです。
金原地区 (舗装路終点)
左・右・左と曲がりながら登っていくと、右への曲がり角にのような物があります。 程なくして、右の高みへ登っていくが現れます。 この辺りが金原地区の集落のようですが、すでに廃村になっているようです。 ちょいと右上に登ってみると、まだ現役の雰囲気が残るがありますが、 耕作だけは続けられているのでしょうか。 倒壊した家屋の前まで来ると、舗装路終点になります。 駐車地から24分ほどの所になります。
舗装路は荒れていないので、ここまで車で来られますが、方向転換が難しそうです。
倒壊したを進んでいきます。 石垣の袂を進んでいくと、が架かっています。 すぐ先にある二つ目のは危なそうな様子なので、沢に降りて通過していきます。 少し水が流れる所を登っていくと三つ目のが架かっています。 丸太橋を渡って倒木を過ぎていくと、畑地の脇に出ます。 正面には石仏があります。 ここで道が二手に分れています。 地形図に載っている峠へ続く道は右前方へ続いていますが、 左の先にが見えるので立ち寄っていきます。
神社跡
土に埋もれ気味の石段を登っていくと、右側にがあります。 左側には少しが見えます。 鳥居をくぐって更に石段を登ってなだらかな所に出ると、右側に壊れたがあります。 正面には壊れた建物がありますが、かつては神社だったのでしょうか。 金原地区(舗装路終点)から5分ほどの所になります。
峠A
壊れた建物の右側から斜面を降っていくと、泥濘んだに出ます。 右側にはが広がっています。 へ入っていくと、泥濘みはなくなって歩き易い道になります。 谷筋の左側に続く広めの道にはも見られますが、歩き難くはありません。 正面が明るくなってくると、が増してきます。 道なりに右・左と曲がりながら登っていくとがありますが、危なそうなので左脇を登っていきます。 木梯子を過ぎると、切通のような峠Aに出ます。 神社跡から10分ほどの所になります。
峠を過ぎていくと、が架かっていきます。 右側にはが広がります。 二つ目のを渡っていきます。 棚田跡が続くを進んでいきます。 泥濘んだ道を少し曲がりながら進んでいくと、左前方に窪んだ道が現れますが、右へ曲がっていく道を進んでいきます。
峠B
程なくして、を跨いで左へ登っていきます。 少し右へ曲がっていくと、に入っていきます。 が近づいてくると、その手前を左へ曲がっていきます。 境界杭の場所を示す桃テープを過ぎると、小尾根にある峠Bに着きます。 峠Aから9分ほどの所になります。
峠を過ぎると、左へ曲がった所に「」のがあります。 ここまで続いてきた広めの道は、この辺りで不明瞭になります。 看板の先は歩き難そうなので、手前の樹木の脇からへ降りていきます。 倒木などが目立って明瞭な道のない植林地を進んでいくと、次第にが茂るようになります。 倒木もあって歩き難い所を過ぎていくと、歩き易いが現れます。 右側には段々状の所が見られますが、地形図に水田の記号が描かれているので棚田跡のようです。
水源かん養保安林
城崎郡竹野町金原字家ノ奥 ほか1大字7字
保安林内では、許可なく立木竹を損傷し、土石、樹木を採掘し、土地形質を変更する等の行為をしてはなりません。
=山火事注意= 兵庫県
また道が分からなくなるの植林地を進んでいきます。 のような所を進んでいきます。 やがて、左斜面に登っていくが現れます。 すぐに小さな谷筋になりますが、涸れ沢を跨いで右側のを登っていきます。 軽く登っていくと、程なくしてシダ類が茂る緩やかな所に出ます。
峠C
道はないかと周囲を探していると、右側にが現れるので進んでいきます。 倒木を過ぎて、曲がって軽く降っていきます。 に出て、左へ曲がっていきます。 谷筋の右斜面を登っていくと、稜線にあるが見えてきます。 斜面を横切るように登っていくと、倒木が見られる峠Cに着きます。 峠Bから21分ほど、金原地区(舗装路終点)から47分ほどの所になります。 標高320mほどのこの峠の名前を示す標識は見かけませんが、 「筆界基準」のが並んでいます。
小峰a
目指す354m峰へは左の尾根を登っていくのですが、326.6m峰に立ち寄るべく、を登っていきます。 ですが、脇の樹木に手を掛けなくても登れるので助かります。 明瞭な道はありませんが、下草が生えておらず藪漕ぎの必要もありません。 が少し見られますが、避けながら登っていきます。 傾斜が緩やかになると、標高330mほどの小峰aに着きます。 峠Cから2分ほどの所になります。 中ほどには「図根多角」の黄頭短杭や「筆界基準」の青頭短杭に加えて、があります。
左右の尾根は見送って、北北西へ続くを降っていきます。 しばらく降っていくとになります。 軽い登り坂になる尾根を進んで緩やかになると、「地籍筆界」のがあります。 少し左へ曲がって、になった尾根を進んでいきます。 軽く登っていくと、尾根が分岐している緩やかな所に着きます。 峠Cから6分ほどの所になります。 中ほどには「筆界基準」の青頭短杭・白プラ杭・赤プラ杭が並んでいます。
326.6m峰 (点名:ヌタ)
軽い登り坂のを進んでいきます。 僅かな高みを越えていくと、に着きます。 軽い登り坂になる尾根を進んで緩やかになると、 石杭・赤プラ杭・白プラ杭に加えて、「市町村境」のがあります。 僅かな登り坂で続く尾根を進んで「市町村境」の白頭短杭を過ぎると高みに着きます。 中ほどには「ヌタ」(*)があるので、地形図に載っている326.6m峰になるようです。 峠Cから10分ほどで到着しました。 周囲には樹木が茂っていて、残念ながら眺めは広がりません。
峠Bを過ぎた所にあった「水源かん養保安林」の看板によると、「ヌタ」とはこの地区の字名のようです。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
四等三角点
基本 No.112925
この測量標はすべての測量の基準です。 三角点を大切にしましょう。
国土地理院
小峰a
山頂の様子を確認したら、を引き返していきます。 僅かな起伏で続く尾根を進んでいくと、「筆界基準」の青頭短杭・白プラ杭・赤プラ杭が並ぶに着きます。 左前方へ続く尾根は見送って、登ってきた右前方の尾根を降っていきます。 少し降っていくとになります。 程なくしてになります。 高みへ向って登っていくと、「図根多角」の黄頭短杭や「筆界基準」の青頭短杭に加えて、石杭や白プラ杭がある標高330mほどの小峰aに着きます。
峠C
左右の尾根は見送って、広くて道がはっきりしないの中ほどを降っていきます。 少し見られる倒木を避けながら降っていくとが見えてきます。 頭上に覆い被さる樹木の下を過ぎると、 「筆界基準」の赤頭短杭が並ぶ峠Cに着きます。 326.6m峰から10分ほどで戻って来られました。 には登ってきた道があります。 にも道がありそうですが、明瞭ではありません。
小峰b
354m峰へ向って、を登っていきます。 次第にが増してきますが、樹木などに手を掛けるほどではないので助かります。 しばらく登っていくと、尾根が分岐している標高340mほどの小峰bに着きます。 峠Cから3分ほどの所になります。 中ほどには「図根多角」のと「筆界基準」の青頭短杭があります。 も歩き易そうですが、方角が違うので見送っていきます。 ここはを進んでいきます。
354m峰
軽く降っていくとになります。 少し右へ曲がって、へ向って登っていきます。 傾斜が緩やかになると、伐採木が散乱する高みに着きます。 場所を示す標識類は見かけませんが、ここが地形図に載っている354m峰になるようです。 峠Cから10分ほどの所になります。 松の幼木が茂る正面へ出てみるとが広がります。 少しを眺めたりしながら休憩していきます。
落ち着いたところで、東へ延びるを進んでいきます。 伐採木などが見られて煩わしいですが、歩くのに支障はありません。 し始めた木も見られます。 僅かな降り坂になったがしばらく続きます。 この尾根にも「図根多角」の黄頭短杭や「筆界基準」の青頭短杭が見られます。 少し樹木の密度が増してくると、「地積筆界」のを過ぎていきます。 程なくして、左側に現れる小尾根に桃テープが巻かれた樹木が見えてきます。 尾根は正面へ続いていますが、ここで左へ曲がって、黄頭短杭や青頭短杭の場所を示している桃テープに向っていきます。
峠B
の尾根を降っていきます。 この尾根にもし始めた木が見られます。 少し曲がって降っていきます。 次第にになってくる尾根を降っていきます。 再び雑木林を降るようになるとが見えてきます。 程なくして、小尾根にある峠Bに降り立ちます。 354m峰から12分ほどの所になります。 峠には「筆界基準」のが並んでいます。
峠A
元来たを右へ曲がりながら降っていきます。 が見えて来ると左へ曲がっていきます。 右へ曲がって、を跨いでいきます。 棚田跡が見られる谷筋の右側に続く泥濘んだ道を進んでいくと、が敷かれた所を過ぎていきます。 少し曲がりながら進んでいくと、を渡っていきます。 二つ目の丸太橋を渡っていくと、切通のような峠Aに着きます。 峠Bから7分ほどの所になります。 峠には「図根多角」の黄頭短杭や「地積境界」の赤頭短杭があります。
峠を過ぎるとがありますが、来た時と同様に右脇を降っていきます。 右・左と曲がって、を降っていきます。 棚田跡が続く谷筋の右側に続くを軽く降っていきます。 正面に明るい所が見えてくると、「筆界基準」の赤頭短杭がある所から右へ登っていく踏み跡があります。 このまま正面へ進んでも良いのですが、右の尾根に建物が見えるので、右の踏み跡を登っていきます。
神社
踏み跡はすぐに消えて、木の根などに掴まりながらを横切るように登っていきます。 程なくして植林地のに出ると、建物が近づいてきます。 尾根を軽く降っていくと、すぐにの裏側に出ます。 正面へ回り込んでいくと、狛犬が控えているので神社のようです。 峠Aから8分ほどの所になります。 扉は施錠されていないのでを覗ってみると、 床に四角い穴が二つ開いているばかりで、神様は既に引っ越しされた様子です。
神社跡
狛犬の先に続くを降っていきます。 落ち葉や土砂が覆って分り難いを右へ曲がって降っていきます。 程なくして左へ曲がって降っていくと、平坦地に壊れた建物があります。 最初に訪ねた神社跡になります。 神社から2分ほどの所になります。 元来た道を引き返すべく、壊れた石灯籠や石仏の先に立つへ向っていきます。 鳥居の先に少しを眺めながら石段を降っていきます。
金原地区 (舗装路終点)
左へ曲がっていく石段を降っていくと、広めの道とのに出ます。 角には石仏が佇んでいます。 倒木を過ぎてを渡っていきます。 少し水が流れる所を降っていくと二つ目のが架かっていますが、 危なそうな様子なので、来た時と同様に沢に降りて通過していきます。 すぐ先にある三つ目の丸太橋を渡って、の袂を進んでいきます。 倒壊した家屋が見えてくると金原地区に着きます。 神社跡から5分ほど、354m峰から36分ほどで降りて来られました。
倒壊した家屋を過ぎて、軽い降り坂で続くを進んでいきます。 のようなものがある所を左へ曲がっていきます。 右・左・右と曲がりながら降っていくと、が広がって車を一台止められそうな所を過ぎていきます。 程なくして「井津造園 資材置場」の標識が出る網で囲まれたなどがあります。 植林地を過ぎていくと、一段低い所に家屋跡があるヘアピンカーブを右へ曲がっていきます。
少し降った所を道なりに曲がっていきます。 地形図に破線で載っているを合わせていきます。 地道の入口には「井津造園 資材置場」の標識があります。 程なくして明るい所に出ると、が沢山置かれた所を過ぎていきます。 左への曲がり角まで来ると、が広がって車を一台止められそうな所を過ぎていきます。 左へ曲がって降っていくと日吉神社があります。
恵日地区
ヘアピン状に右へ曲がっていくと、の集落が見えてきます。 が架かる所を過ぎていきます。 少し曲がりながら降っていくとを渡っていきます。 大谷川の左側に続く舗装路を降っていくと、「ごみ・資源ステーション」になっている小屋の前にある駐車地に着きます。 金原地区(舗装路終点)から24分ほどで到着しました。