高龍寺山
概 要 高龍寺山は福知山市の報恩寺地区と川北地区の境にある標高194.8m(点名:高林寺)の山です。 解説板などは見かけませんが、かつて高龍寺城があった所で、平坦地や切岸のような段差が幾つか見られます。 今回は東側の私市地区を起終点とし、北東側の尾根から山頂へ登って、東南東の尾根を降るルートを周回します。
起 点 福知山市 私市地区
終 点 福知山市 私市地区
私市地区…登山口…小屋…高龍寺山…小峰…私市配水池…下山地…私市地区
所要時間 2時間00分
歩いて... 所々に踏み跡程度の道が見られますが、総じてプチ藪漕ぎの尾根が続きます。 気温も高くて、大汗を掻きながらの遅い登りとなりました。 山頂の周囲には樹木が茂っていて眺めは良くありませんが、尾根から少し山並みが見えます。 下山ルートでは、道や尾根が分岐している所があるので注意が必要です。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
私市地区
JR山陰本線の石原駅の西側を通る府道524号の戸田橋を渡り、府道74号に出て東進していきます。 私市地区に入った先で府道74号と分れ、川沿いを北上していきます。 府道492号に出ると佐賀会館があって、少し先に「」の標識が出ています。 標識が指す左の坂道に入って登っていくと、すぐ右側に里山ファクトリー(*)のお客様駐車場があるので、ここに車を止めさせて頂きました。
駐車場の脇には「」の案内板がありますが、今回登る高龍寺山との関係はなさそうです。
*案内板に書かれているWebサイトによると、 里山ファクトリーは2020年3月に廃校になった佐賀小学校をリノベーションして生まれ変わった足立音衛門の工房・ショップ・カフェ・オフィスとのことです。
登山口
国道492号に戻って北上していくと、があります。 に入って、高龍寺山を正面に眺めながら真っ直ぐ進んでいきます。 を直進した先で夏草が茂ってきます。 地形図に破線で載っている道は正面へ続いているようですが、右側の墓地から登ることにします。 右・左・右と折れ曲がって登っていくとに出ます。 墓地の最奥まで進んだ所が、今回の登山口になります。 駐車場から8分ほどの所になります。
明瞭な道はありませんが、が少し生える所へ分け入っていきます。 切岸のような段差を登っていくと、植林地になったに出ます。 またある切岸のような段差を登っていくと、次のに出ます。 太い竹が混じるようになると、また切岸のようながあります。 段差の低い左側から登っていくと、地形図に載っている破線の道(*)と思われる僅かな踏み跡が現れます。 登山口から2分ほどの所になります。
*墓地の手前を直進してきた道のようですが、確かめた訳ではありません。
が茂る尾根を軽く登っていきます。 アセビが茂る所を過ぎて、僅かに窪んだを登っていきます。 次第に傾斜が増してくるを登っていきます。 しばらく登っていくと、傾斜が少しになってきます。 少し左へ曲がって、更に続く窪んだ道を登っていきます。
小屋
する所もある尾根を軽く登っていきます。 次第にになります。 少し右へ曲がっていくと、左の樹間にが見えてきます。 傾斜が増してくるを登っていきます。 アセビが茂る尾根を登って標高110mほどの高みに着くと、トタン張りの小屋が建っています。 登山口から13分ほどの所になります。 は施錠されていて、中の様子は分かりませんでした。
が茂る尾根を軽く降っていきます。 アセビが茂る所を抜けるとになります。 程なくして登り坂になると、次第にになります。 枯れ枝や落ち葉などがあって歩き難そうなので、右側を登っていきます。 益々傾斜が増してくるを、息を弾ませながら登っていきます。 正面が明るくなってくると、窪んだ道を見かけなくなります。
木の幹や根などに掴まりながら、歩けそうな所を選んでを登っていきます。 明るくなってくる正面へ向って、を登っていきます。 頑張って登っていくと次第に傾斜が来て、木の幹や根に掴まらなくても登れるようになります。 程なくして、標高150mほどの緩斜地に出ます。 小屋から9分ほどの所になります。 かなり汗を掻いて疲れたので、水分補給をしながらひと息入れていきます。 手前の樹木が少し邪魔をしていますが、左の樹間にはが見えます。
気を取り直して更に続く尾根を登っていくと、「界」のを見かけるようになります。 細木やアセビの密度が増してきてしながら登っていきます。 所々にが巻かれた樹木を見かけるようになります。 右側の樹間にはが見えます。 山頂には電波塔が幾つか立っているようですが、方角からすると烏ヶ岳でしょうか。 少し右側に角度を変えると、手前の山の奥に山並みが連なっていますが、大江山連峰でしょうか。
所々に「界」のがある尾根を登っていきます。 次第に傾斜が増してくる広い尾根を登っていくと、狭いがあります。 少し登って広い平坦地に出ると、その先はのような急斜面になっています。 登れそうな所をよじ登っていくと、また広いに出ます。 すぐ先がまた切岸のような急斜面になっているので、木の根などに掴まりながらよじ登っていきます。
高龍寺山 (標高194.8m)
傾斜が緩やかになってアセビが茂る所を過ぎると、また広いに出ます。 平坦地を進んでいくと、またのような急斜面があります。 急斜面をよじ登ってアセビが茂る所を過ぎるとになります。 歩き易くなった尾根を進んでいくと山頂に着きます。 小屋から24分ほど、登山口から38分ほどで登って来られました。 中ほどに「高林寺」があるので、 地形図に載っている194.8m峰高龍寺山になるようです。 周囲には樹木が茂っていて、残念ながら眺めは広がりませんが、 リュックを降ろして水分補給しながら休憩していきます。
落ち着いたところで、へ延びる尾根を降っていきます。 尾根の背ははっきりしませんが東南東を指して進んでいくと、程なくしてのような急斜面に出ます。 急斜面を降っていくと広いに出ます。 すぐ先にまたのような急斜面があります。 脇の樹木に手を掛けながら降っていくと、また平坦地に出ます。
平坦地を過ぎると次第にが増してくるので、脇の樹木に手を掛けながら降っていきます。 細木が茂って明瞭な道のない斜面を、するように降っていきます。 少し左へ曲がっていくとが現れますが、歩き難そうなので右側を降っていきます。 道なりに右へ曲がっていきますが、はまだ並行しています。 次第に尾根の背がはっきりして窪んだ道を見かけなくなると、緩やかな尾根になります。
緩やかな尾根を進んでいくと、程なくしてになります。 僅かな高みを巻くように、を進んでいきます。 軽く登っていくと、緩やかなに復帰します。 少し左へ曲がっていくとになります。 次第に傾斜が増してくるので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。
小峰
しばらく登っていくと傾斜がきて、脇の樹木に手を掛けなくても登れるようになります。 近づいてくるへ向って登っていきます。 少し右へ曲がりながら登っていくと、左右に延びる尾根にある標高140mほどの小峰に着きます。 高龍寺山から24分ほどの所になります。 も歩けそうですが、方角が違うので見送っていきます。 ここは松の幼木が生えるを進んでいきます。
程なくしてになります。 尾根は南へ延びていますが、南東へ延びる尾根に向うべく、を降っていきます。 少し降ってが明確になると、傾斜が弛んできます。 軽く降っていくと、踏み跡が左から合流してきます。 も気になりますが、正面に続く尾根を降っていきます。
すぐにに道のようなものが現れるので歩いていきます。 次第に道が怪しくなってきますがそのまま降っていくと、斜めに通る作業道に出ます。 小峰から5分ほどの所になります。 は、すぐ先で尾根の背に出て南へ延びています。 は斜面を横切るように続いています。 左右の道の行く末も気になりますが見送って、 少し樹木が茂る所から続くを降っていきます。
私市配水池
尾根の左斜面を横切るように軽く降っていくと、緩やかなに出ます。 少し進んでいくと、が幾つか見られる窪んだ所を降っていきます。 歩き易くなった植林地を降っていくと、正面の樹間にらしきものが見えてきます。 建物へは真っ直ぐに向わず、を降っていきます。 左へ曲がりながら降っていくとに出ます。 建物を囲う金網柵に沿って右へ降っていくと、福知山市佐賀簡易水道の私市配水池に降り立ちます。 小峰から16分ほど、高龍寺山から40分ほどで降りて来られました。
右へ続くを降っていきます。 地形図に実線で載っている道になります。 程なくして曲がっていきます。 少し降っていくと、曲がりながら降るようになります。 左へ曲がり始めると、明るいが見えてきます。 「保安林」の標識を過ぎると、夏草などが茂る谷筋に出ます。
土砂流出防備 保安林
京都府
下山地
谷筋を横切っていくと、「治山施設」のが立っています。 道なりに左へ曲がるとになります。 しばらく降って竹林になるとがあります。 上下にある小さなレバーを回せば扉を開けられますが、 ビニール紐で何ヶ所も括られているので、それらを解いて括り直すのに手こずり、通過するのに4分以上も掛かりました。 防護柵を過ぎて、倒竹も見られるを降っていきます。 土嚢が積まれた所を二ヵ所過ぎていくと、民家の横に通る道路に出ます。 私市配水池から11分ほどで降りて来られました。
平成27年度 治山施設
受注者 株式会社 山成建設
福知山市
左へ曲がって、に続く道を進んでいきます。 民家の脇に出て、道なりに曲がっていきます。 左へ分れていく道を見送っていくと、左右に通る車道に出ます。 振り返って、を確認していきます。
私市地区
左へ曲がって、を進んでいきます。 少し進んでいくと、左側にが現れるので歩いていきます。 歩道が終る所まで来ると、の曲がり角に出ます。 真っ直ぐ進んでいくと、左側にがあります。 佐賀会館を過ぎた所から、左へ分れていくを登っていきます。 突き当たりまで登ると、車を止めておいた駐車場が右側にあります。 下山地から14分ほどで到着しました。