概 要 |
八幡山は神河町と朝来市生野町の境にある標高775.3m(点名:八幡山)の山です。
東側を通る国道312号の傍のヨーデルの森の近くにある大歳神社を起終点とし、林道の終点から尾根に出て山頂へ向うルートを往復します。
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起 点 |
神河町 猪篠地区
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終 点 |
神河町 猪篠地区
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猪篠地区…大歳神社…林道終点…峠…八幡山…峠…林道終点…猪篠地区
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所要時間 |
3時間20分
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歩いて... |
山頂の周りには樹木が育っていて眺めを邪魔していますが、手前には山並みが見える所があります。
登山道には不明瞭な所や歩き難い所もありますが、要所に標識が立っていて導いてくれます。
気温が低い日で、尾根に出ると風も吹いて涼やかでしたが、登り坂が続いてかなり汗を掻きました。
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関連メモ |
今のところ、関連メモはありません。
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猪篠地区
朝来市から生野峠を越えて国道312号を南下していくと、
神河町に入った所にヨーデルの森への分岐があります。
右折してヨーデルの森の広い駐車場の前を過ぎて突き当たりを左折すると(*)があります。
小橋を渡っていくと、大歳神社の鳥居が立つ所に分岐があります。
鳥居の傍に車を置ける草地があるので、ここに車を止めさせて頂きました。
脇には紀積碑と「1183」があります。
*車を何台も止められる広さがあるので、ここに駐車する方が良いかも知れません。
一等水準点
基本 No.1183
この測量標はすべての測量の基準です。
水準点を大切にしましょう。
建設省国土地理院
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大歳神社
傍にあるに立ち寄って、登山の無事をお祈りしていきます。
入口には「大歳神社」の石柱が立ち、傍には「神河町指定文化財『大歳神社』」の看板があります。
参道を真っ直ぐ進んでいくと、左側に手水鉢があり、
右側に「」の解説板があります。
石段を登って玉垣で囲まれた境内に出ると、正面に大歳神社があります。
右側には「」の石碑があります。
神河町指定文化財『大歳神社』
一、鎮座知 | 猪篠字西山 |
一、祭神 | 大年神・素戔嗚尊
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一、創立年 | 不詳
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一、本殿建築 | 享保5年(1720)
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一、造作 | 嘉永7年(1854)
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一、拝殿並びに覆屋改築 | 昭和63年(1988)
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一、由緒 |
創立年月は不詳なれども、元禄7年(1694)当地の里人らによって社殿建築の議が起こり、
その後27年を経た享保4年(1719)に至り、漸く三木の棟梁坂井市之門とその一統により7ヶ月延べ1500人をかけて創建されたものである。
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猪篠区
神河町指定文化財 建造物 大歳神社 本殿 1棟
所在地 | 神河町猪篠1936-1 |
構造形式 | 一間社流造 檜皮葺 |
建立年代 | 享保5年(1720棟木槌) |
指定年月日 | 平成19年3月13日 |
大歳神社は猪篠追上地区の鎮守社です。
追上は生野街道の宿場町として栄え、多くの宿が建ち並んでいました。
本殿は小規模な一間社流造ではあるが、豊富な彫刻が施され、彫刻部分には彩色があり、装飾性が高く堅実な建造物です。
建立年代は、上棟時に使用された木槌の保存状態もよく、
「享保五年建立」と記載されていることから、享保5年(1720)であることがわかります。
同時期に建立された、八幡神社とも比較できる点も重要で、双方ともに大切に保存する建造物です。
神河町教育委員会 平成24年(2012)9月作成
大歳神社改築之記
当社の創立は元禄7年(1694)当地のの里人らによって社殿建築の議が起こり、
その後27年を経た享保4年(1719)に至り、
漸く三木の棟梁坂井市之門とその一統により7ヶ月延約1500人をかけて創建されたものである。
以来約270年里人の崇敬を篤め今日に至るも、その老朽毀損甚だしく部分改修にあったものの、
その全面的な改築が待たれていた。
たまたま、播但連絡自動車道が神域の一部をかすめて通ることとなり、その買収費2000萬円を得た。
氏子相談の上うち1630萬円を投じて拝殿の改築と関連工事に当て、
鳥居、社標、玉垣、銘幔幕等を氏子の奉納によって、昭和63年12月吉日、ここにその全容の完成をみた。
創建当時は人里離れたこの西山の静寂の地も、東を旧国道312号線に、
西を播但連絡自動車道に狭まれ、喧騒の地と化した。
時代の変遷である。
昭和63年12月吉日 大歳神社氏子中
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大歳神社から引き返して、分岐のを進んでいきます。
すぐの所に八幡山に関するがあり、
「」
「」
「」の案内図が並んでいます。
軽い登り坂の舗装路を進んでいくと、播但連絡道路をくぐるトンネルがあります。
入口にはがあって施錠されています。
どうしたものかと思案していると、「八幡山登山道入口」の紙が貼り付けられていて、左を指しています。
貼り紙が指す左側にはがあって、小さなコの字レバーを回せば開けられるようになっているので、ここから通過していきます。
八幡山登山道
登山道は、僅かに踏み跡が分かる程度の状況です。
矢印を確認しながら、動物にも十分気をつけて、無理をせずに頂上を目指して下さい。
ハートがふれあう地域づくり事業・神河町猪篠区 2010、11
八幡山登山道入口
常時開放厳禁
開けたら閉めること
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猪・鹿 進入防止柵
常時開放厳禁
緊急に入りたい場合は左まで連絡すること
猪篠区・追上最寄
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を抜けると、道が左右に分れています。
正面には「八幡山」の標識があって左を指しています。
同様の標識は、この先にかけて幾つか見かけるようになります。
左へ曲がって軽く登って播但連絡道路の傍に出ると、は終わりになります。
地道が正面へ続いていますが、「八幡山」の標識に従って、右側のが茂る中を進んでいきます。
地道のに入って、少し右へ曲がりながら進んでいきます。
沢の上を過ぎて左へ曲がり始めると分岐があります。
正面に立つ「八幡山」の標識に従って、左の道を進んでいきます。
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林道終点
沢の上を過ぎて進んでいくと、岩が剥き出すを右へ回り込んでいきます。
谷筋に差し掛かるとまたがあります。
ここには標識がありませんが、左の道を進んでいきます。
沢の上を過ぎて次のに差し掛かると、
コンクリート補強された沢の上を左へ回り込んでいきます。
少し進んでいくと、林道は終点になります。
大歳神社への立ち寄りは除いて、駐車地から17分ほどの所になります。
右側のシダ類が茂る所には「八幡山」のが立っていて、右の植林地を指しています。
シダ類の下には細い水路があるので、足を取られないよう注意しながら植林地へ入っていきます。
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落ち葉で分り難い道を探しながら、を軽く登っていきます。
程なくしてに出ると、手前と向こう側に「八幡山」の標識があります。
水が少ない所を選んで沢を渡り、「八幡山」の標識の先へ続くを登っていきます。
少し窪んだ道になって沢から離れていくと、「八幡山」のを過ぎていきます。
程なくしてシダ類が茂るようになりますが、その中に続く踏み跡を辿りながら登っていきます。
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しばらく登っていくと、次第にが減ってきます。
程なくして、石がゴロゴロして少しになります。
傾斜が増してくる道を登っていくと、「八幡山」の標識が立つ支尾根に出ます。
林道終点から9分ほどの所になります。
左角の樹木には矢印のが取り付けられ、
袂には半壊した「八幡山」の標識が落ちています。
左へ曲がって、を登っていきます。
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支尾根のに続く道を登っていきます。
程なくしてシダ類が茂るようになると道がしていますが、
真ん中にある「八幡山」の標識が指す左の道を登っていきます。
シダ類がなくなると、少しになります。
傾斜が増してくる斜面を登っていくと、先の方にが見えてきます。
「八幡山」の標識まで来ると、窪んだ道は右へ曲がっていきます。
林道終点から20分ほどの所になります。
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次第に窪みが深くなって落ち葉も積もって歩き難くなるので、の盛り上がった所を登っていきます。
窪んだ道から離れないようにしながら、次第に傾斜が増してくるを登っていきます。
先の方にのような所が見えてきますが、なかなか着きません。
気温が低い日でしたが、登り坂が続いて次第に汗が噴き出してくるので、何度も立ち止まって汗を拭きながらゆっくり登っていきます。
この辺りから涼やかな風が吹くようになって、癒やされながら登っていきます。
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峠
窪んだ道から分れるが現れると、「八幡山」の標識が見えてきます。
気を取り直して登っていくと、「八幡山」の標識が立つ尾根に出ます。
林道終点から37分ほどの所になります。
かなり汗を掻いて疲れたので、水分補給をしながらひと休みしていきます。
左側の樹木の袂には矢印と「八幡山」のが落ちています。
には明瞭な道が降っていて、ここは峠になっているようです。
過日の台風で溜まったのか、傍にはがあります。
右側には「三菱マーク」と「地籍調査」のがあります。
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落ち着いたところで、左に続くを進んでいきます。
すぐに登り坂になりますが、窪んだ道は歩き難そうなので、右側のを登っていきます。
程なくして、窪んだ道から離れてを登るようになります。
道なりに何度か曲がりながら、植林地のを登っていきます。
尾根の背に出ると、に曲がった樹木があります。
峠から7分ほどの所になります。
窪んだ道が遠退いて傾斜が少し弛んでくるので、立ち止まって水分補給をしながらひと息入れていきます。
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気を取り直して更に尾根を登っていくと、の脇を過ぎていきます。
すぐにが茂るようになる尾根を登っていくと、「八幡山」の標識が立っていて右を指しています。
標識に従って、道が不明瞭になるを登っていきます。
崩れやすい斜面を横切るように登っていくと、程なくして「八幡山」のが立っていて左を指しています。
すぐ先の樹木にも「八幡山」の標識が取り付けられています。
標識に従って、左へ曲がって登っていきます。
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が目立つ尾根を登っていきます。
少し右へ曲がりながら登っていくと、「八幡山」のが立っていて右を指しています。
標識に従って右へ曲がり、を横切るように登っていきます。
左へ曲がり始めると、「八幡山」のが見えてきます。
標識を過ぎていくと、尾根の背に復帰します。
峠から21分ほどの所になります。
「八幡山」のが立っていて、
袂には「三菱マーク」と「地籍調査」の短杭があります。
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少し傾斜がを登っていきます。
程なくして登り傾斜が増してくると、またが茂るようになります。
しばらく登ってシダ類が減ってくると、が沢山落ちています。
次第にが見られるようになる尾根を登っていきます。
標高710m辺りまで来て振り返ると、山並みが広がる展望地になっています。
峠から30分ほどの所になります。
麓にあるも良く見えます。
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が剥き出す所を左側から登っていきます。
尾根の背に出ると、樹木に矢印のが取り付けられています。
両側にが茂るようになると、傾斜が弛んできます。
程なくして登り傾斜が増してくると、またが茂るようになります。
も茂る尾根を登っていきます。
アセビが生える所を過ぎていくと、矢印と「八幡山」の標識があります。
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八幡山 (標高775.3m)
アセビやシダ類が減ったを登っていきます。
山頂が近づいてくると、またが茂るようになります。
生い茂るの中へ入っていきます。
丸まった小岩が見られる所に出ると、アセビが茂るに着きます。
中ほどには「八幡山」の標識が立っています。
傍には三等三角点「八幡山」があるので、地形図に載っている775.3m峰になるようです。
峠から43分ほどで登って来られました。
北側には眺めが広がりますが、手前の樹木が邪魔をしているのが残念です。
丁度昼時になったので、丸まったに腰かけて昼食タイムにしました。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
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お腹が満ちたところで、を引き返していきます。
登り時には気が付きませんでしたが、アセビが茂る所を過ぎていくと、左の樹間にが見えます。
アセビが茂る尾根を降っていくと、程なくしてが茂るようになります。
アセビが茂る所を過ぎていくと、が剥き出す所を右側から降っていきます。
標高710mほどの尾根の背に復帰すると、右側に山並みが広がる展望地に着きます。
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幾つもが見られる尾根を降っていきます。
が茂るようになる急な尾根を降っていきます。
正面にはが広がってきます。
次第に傾斜が緩やかになってくるを降っていきます。
シダ類がなくなると、「八幡山」の標識が立っていて、傍に「三菱マーク」と「地籍調査」の短杭があります。
山頂から15分ほどの所になります。
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尾根の背を離れて、を降っていきます。
少し降っていくと、「八幡山」のが立っています。
標識を過ぎて右へ曲がり、を横切るように降っていきます。
植林地の尾根の背まで来ると、「八幡山」のが立っています。
左へ曲がって降っていきます。
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伐採木などが目立つを降っていきます。
少し左へ曲がって斜面を降っていくと、「八幡山」の標識が取り付けられた樹木の先に「八幡山」のが立っています。
標識の立つ所を右へ曲がって、崩れやすいを横切るように降っていきます。
シダ類が茂る尾根の背まで来ると、向こう側を向いた「八幡山」のが立っています。
シダ類が茂る尾根を降っていくと、見覚えのあるアーチ形に曲がった樹木があります。
山頂から26分ほどの所になります。
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峠
程なくして、右側にが並行するようになります。
窪んだ道から少し離れて、に続く踏み跡を辿りながら降っていきます。
道なりに何度か曲がりながら降っていくと、に復帰します。
傾斜が緩やかになると、「八幡山」の標識が立つ峠に着きます。
山頂から30分ほどの所になります。
手前の樹木の袂には、矢印と「八幡山」のが落ちています。
水分補給をしながらひと息入れていきます。
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落ち着いたところで、右へ曲がっていく窪んだ道の傍に続くを降っていきます。
すぐにの脇に出て、その左側を降っていきます。
明瞭な道はありませんが、窪んだ道から離れないようにの斜面を降っていきます。
しばらく降っていくと、窪んだ道の左側がきます。
盛り上がった所を右へ曲がりながら降っていくと、「八幡山」の標識が立っています。
峠から11分ほどの所になります。
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左へ曲がって、少し石がゴロゴロするを降っていきます。
支尾根の横切るように降っていきます。
シダ類が茂るようになると、左から道がする所に「八幡山」の標識が立っています。
支尾根のを降っていきます。
程なくして支尾根の背に出ると、「八幡山」の標識が立っています。
峠から18分ほどの所になります。
右側の樹木には矢印のが取り付けられ、
袂には半壊した「八幡山」の標識が落ちています。
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右へ曲がって、石がゴロゴロして少しを降っていきます。
次第にが茂るようになります。
シダ類が減って沢が近づいてくると、「八幡山」のが立っています。
心地良い水音を響かせる沢を眺めながら降っていきます。
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林道終点
沢沿いに降っていくと、倒木の傍に「八幡山」のが立っています。
水が少ない所を選んでを渡り、
すぐ先に立つ「八幡山」の標識へ向っていきます。
標識の先へ続く踏み跡を辿りながら、を降っていきます。
正面が明るくなってくるとが見えてきます。
「八幡山」の標識の脇から、細い水路に足を取られないよう注意しながらシダ類が茂る所を抜けると、林道の終点に出ます。
峠から27分ほどで降りて来られました。
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林道を進んでまで来ると、コンクリート補強された沢の上を右へ回り込んでいきます。
沢の上を過ぎて次の谷筋まで来ると、左から地道がしてきます。
岩が剥き出すを左へ回り込んでいきます。
沢の上を過ぎて谷筋に差し掛かると、「八幡山」の標識が立っています。
左からの道を合わせて、曲がっていきます。
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猪篠地区
正面が明るくなって夏草が茂る所を抜けると、播但連絡道路の傍を通るに出ます。
左へ曲がって舗装路を軽く降っていくと、「八幡山」の標識が立つに出ます。
右にあるをくぐっていきます。
トンネルを出た所にあるの右側の小扉を、
小さなコの字レバーを回して開けて通過していきます。
左へ曲がって、を降っていきます。
大歳神社が近づいてくると、車を止めておいた駐車地に着きます。
林道終点から16分ほどで到着しました。
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