概 要 |
朝来市和田山町の林垣地区と高田地区の境にある312.4m峰(点名:林垣)へ登ります。
南にある林垣区公民館を起終点として、随泉寺の八十八ヶ所の石仏巡りの道の途中から312.4m峰まで往復し、
石仏巡りの道に戻って随泉寺へ降るルートを歩きます。
312.4m峰へ向う途中の尾根には林垣随泉寺城跡があります。
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起 点 |
朝来市和田山町 林垣地区
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終 点 |
朝来市和田山町 林垣地区
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林垣地区…十六柱神社…随泉寺…尾根道入口…林垣随泉寺城跡…312.4m峰…林垣随泉寺城跡…尾根道入口…随泉寺…林垣地区
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所要時間 |
2時間20分
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歩いて... |
八十八ヶ所の石仏巡りの道には採番された双体の石仏が点々と佇んでいて、
「一番」から「八十八番」までの石仏をすべて確認できました。
山頂までの往復ルートには僅かな踏み跡が続いていて、藪漕ぎは必要ありません。
眺めはあまり良くありませんが、山並みが少し見える所があります。
途中にある林垣随泉寺城跡では標識類を見かけませんでした。
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関連メモ |
今のところ、関連メモはありません。
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林垣地区
朝来市和田山町の円山川沿いを通る県道104号の糸井橋交差点から県道10号を東進していきます。
林垣バス停を過ぎていくと、「式内 十六柱神社」の石柱が立つがあります。
左折して小橋を渡っていくと、がある十字路に出ます。
櫓には「但馬西国三十三霊場 第十三番 延命寺(随泉寺)」の標識が取り付けられていて、傍に地蔵堂もあります。
十字路を直進していくと、林垣区公民館の左手前に、「十六柱神社」の扁額が掛かる鳥居があります。
鳥居の先に空き地があるので、ここに車を止めさせて頂きました。
延命寺は天平年間に開かれましたが、江戸初期に随泉寺に合併されたようです。
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十六柱神社
駐車地の背後にあるで囲まれた所へ向っていきます。
短い石段を登るとがあります。
両脇にはが控えています。
右側には赤い鳥居の奥にがありますが、稲荷社でしょうか。
拝殿の奥に「十六社大明神」の扁額が掲げられた十六柱神社の本殿があります。
神社の由緒などを記したものは見かけませんが、情報によると、主祭神は素盞鳴尊とのことです。
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随泉寺
十六柱神社の右側には、甲子神社・行者堂・秋葉殿・夜鳴荒神のが並んでいます。
間を抜けて道路に降り、左へ登っていくと少しズレたがあります。
正面の坂道の先に続くを登っていきます。
山門をくぐって随泉寺の境内に入ると、正面に本堂と庫裡が並んでいます。
お寺の謂れを記したものは見かけませんが、山門に掛かる表札によると高野山真言宗の寺院のようです。
振り返ると、が並んでいます。
真ん中の大きな石仏の右側に「壱番」、左側に「八十八番」の石仏があります。
この先にかけて見かける石仏は、すべて舟形地蔵と大師像が並んだになっています。
今回はこの随泉寺を起終点とする八十八ヶ所の石仏巡りをすると共に、途中で312.4m峰まで往復します。
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本堂とその左にある庚申堂・護摩堂の間のから境内を出ていきます。
すぐに右へ曲がってコンクリート道を進み始めると、「」の石仏が佇んでいます。
左へ地道を分けて、石垣の先から左へ分れていく夏草が茂る地道へ入っていくと、「」の石仏が佇んでいます。
夏草が減って左からの地道を合わせていくと「」の石仏が佇んでいきます。
石仏を過ぎた先を道なりに右へ折れ曲がって防護柵に沿って軽く登っていくと防護扉があります。
随泉寺から4分ほどの所になります。
地道(*)は防護柵の右側の先へ続いていますが、
ここからを抜けて、防護柵の左側に続く石仏巡りの道を進んでいきます。
扉は横棒を持ち上げると容易に開けることが出来ます。
*防護柵の右側の地道は石仏巡りの道の大幅なショートカットになっていて、「八十三番」の石仏へ続いています。
鳥獣被害防止のため、扉を開けたら必ず閉めて下さい!
林垣農地・水・環境保全会
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防護扉を出で進み始めると「」の石仏が佇んでいます。
石仏はこの先にかけて10mほどの短い間隔で点々と続いています。
防護柵に沿って進んでいくと、程なくしてがあります。
金属板の橋を渡った所にがありますが、石仏が見える左の道を登っていきます。
「八番」の石仏を過ぎると、左へ曲がる所にあるを渡り返していきます。
右へ曲がって涸れ沢が続く谷筋を登っていくと、「十番」の石仏があります。
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が幾つか見られる谷筋を登っていきます。
朽ち果てそうな横木の階段を登っていくと、が茂るなだらかな所に出ます。
「土砂流出防備保安林」の標識の先に続くを登っていきます。
谷筋を更に登って「廿三番」の石仏まで来ると、谷筋から離れての斜面を右・左と何度も曲がりながら登るようになります。
しばらく登っていくと分岐があります。
随泉寺から25分ほどの所になります。
正面の道の先には「五十三番」の石仏があります。
ここは曲がって、「四十四番」の石仏を過ぎていきます。
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尾根道入口
「四十七番」の石仏まで来て、曲がっていきます。
「四十九番」の石仏まで来るとがあります。
正面の道の先には「五十一番」の石仏があります。
左にある広いを登っていきます。
数段の石段を登ってなだらかな所に出ると、これまでよりも大きな「五十番」の石仏があります。
随泉寺から28分ほどの所になります。
ここが石仏巡りの道の一番高い所になります。
振り返ると、樹木に邪魔されながらもが広がります。
ここから石仏の背後に続く尾根を登っていくのですが、暑い日で大汗を掻いたので、
リュックを降ろして水分補給をしながらひと休みしていきます。
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林垣随泉寺城跡
落ち着いたところで、石仏の背後に続くを登っていきます。
僅かな踏み跡が見られる尾根に樹木は密生しておらず、藪漕ぎする所はありません。
「図根多角」や「国土調査」のが続く尾根を登っていくと、傾斜が弛む所もあります。
傾斜が増してくると、左右が窪んだのような所を過ぎていきます。
尾根を登っていくと、が幾つか剥き出す高みが近づいてきます。
傾斜が急な切岸のような所を、脇の樹木や岩に手を掛けながら登っていくと、標高230mほどの小広くなった高みに着きます。
尾根道入口から9分ほどの所になります。
標識類は見かけませんが、情報によると、かつて林垣随泉寺城があった場所のようです。
堀切や切岸のような所も見かけるので、城跡のような雰囲気は感じられます。
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のような急な所を降っていきます。
松の幼木やアセビが見られる所を過ぎていくとになります。
軽く降っていくと、折れた樹木があるに着きます。
登り坂になる尾根を進んでいくと、尾根の中ほどがきます。
盛り上がった左右の方が歩き易そうに思えるので、今回は右側を登っていきます。
しばらく登っていくと、標高250mほどの傾斜が弛んだ所に出ます。
尾根道入口から21分ほどの所になります。
脇には「国土調査」の青頭短杭があります。
暑くて大汗を掻いて疲れたので、リュックを降ろして水分補給をしながらひと休みしていきます。
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落ち着いたところで、「図根多角」や「国土調査」の短杭が続くを登っていきます。
次第にになってくるので、脇の樹木などに手を掛けながら登っていきます。
正面に見えてくるに向って登っていきます。
頑張って登っていくと、標高290mほどの左右に延びるに出ます。
左へ曲がっていくと、すぐに緩やかな尾根になります。
尾根道入口から32分ほどの所になります。
ここでも歩みを止めて、ひと息入れていきます。
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312.4m峰
気を取り直して進んでいくと、程なくしてになります。
左側の樹間にを眺めながら登っていきます。
倒木を避けながら登っていくと、松の幼木が茂る高みに着きます。
中ほどには「林垣」があるので、地形図に載っている312.4m峰になるようです。
尾根道入口から39分ほどで登って来られました。
山頂の周囲には樹木が茂っていて眺めはあまり良くありませんが、
南東側が少し開けていてを眺められます。
お昼にはまだまだ早い時刻なので、脇の木陰にあるに腰を下ろして、水分補給をしながら休憩していきます。
四等三角点
基本 No.111071
この測量標はすべての測量の基準です。三角点を大切にしましょう。
国土地理院
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山頂からはの方角に尾根が降っています。
の方角にも尾根が降っています。
いずれも歩けそうで気になりますが、を引き返していきます。
右にを眺めながら降っていきます。
程なくしてになります。
「国土調査」の青頭短杭の場所を示す桃テープの所を右へ曲がって、急斜面を降っていきます。
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林垣随泉寺城跡
脇の樹木などに手を掛けながらを降っていきます。
滑り落ちないよう足元に注意しながら降っていくとになります。
少し右へ曲がって降っていくと、尾根の中ほどがきます。
中ほどよりは歩き易そうに思える盛り上がった左側を降っていきます。
窪みが無くなって緩やかになると、折れた樹木があるに着きます。
程なくして、のような急な所を登っていきます。
傾斜が緩やかになると、標高230mほどの小広くなった林垣随泉寺城跡に着きます。
312.4m峰から15分ほどの所になります。
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尾根道入口
登ってきた時と同じ所かは分かりませんが、が幾つか剥き出す所を降っていきます。
左右が窪んだ堀切のような所を過ぎていくと、次第にになります。
歩き易くなる尾根を軽く降っていくと、「五十番」の石仏が佇む尾根道入口に戻ってきます。
312.4m峰から23分ほどで降りて来られました。
右に見えるを眺めながら、ひと息入れています。
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広い数段のを降って、「四十九番」の石仏が佇む道を右へ分けていきます。
右にを眺めながら、正面の道を降っていきます。
「五十一番」の石仏を過ぎて曲がりながら降っていくと、「五十二番」の石仏を過ぎた所に分岐があります。
右脇には「」の石仏が佇んでいるので、右の道は登ってきた時にあった分岐へ続いているようです。
ここは左へ曲がって降っていきます。
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採番されたを確認しながら、曲がりながら続く道を降っていきます。
所々で見えるを眺めながら降っていきます。
右・左と曲がりながら淡々と降っていくと分岐があります。
尾根道入口から14分ほどの所になります。
角には「」の石仏が佇んでいます。
もしっかりしていて迷う所ですが、
ここはを降っていきます。
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右へ曲がりながら降っていくと「」の石仏があります。
石仏を過ぎて左へ曲がっていくとがあります。
標識類は見かけませんが、登り坂の左の道は見送って、正面の道を降っていきます。
「七十八番」の石仏の所にまたがありますが、ここは右の道を降っていきます。
次第に傾斜が緩やかになると、「八十二番」の石仏を過ぎた所に防護扉があります。
尾根道入口から22分ほどの所になります。
最初にあった防護扉と同様に、横棒を持ち上げると容易に開けることが出来ます。
防護扉を抜けた右側にあるは、最初にあった防護扉へ続くショートカットになっています。
正面の緩やかな道を進み始めると、すぐの所に「」の石仏が佇んでいます。
鳥獣被害防止のため、扉を開けたら必ず閉めて下さい!
林垣農地・水・環境保全会
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随泉寺
「八十五番」の石仏まで来ると、が広がってきます。
が増してくる道を曲がりながら降っていきます。
「八十七番」の石仏まで来ると、の脇に降り立ちます。
尾根道入口から26分ほどで降りて来られました。
墓地の中に続くを進んでいきます。
左・右とクランク状に曲がりながら進んでいくと、の庫裡の脇に出ます。
境内へ入っていくと、山門の先に「八十八番」の石仏があります。
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林垣地区
山門から境内を出て、を降っていきます。
少しズレたに出て、正面へ進んでいきます。
T字路に突き当たって右へ曲がり、の前を横切っていきます。
玄関の脇にあるを過ぎていきます。
十六柱神社の手前まで来ると、車を止めておいた駐車地に着きます。
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