甲賀山
概 要 甲賀山は丹波市氷上町にある標高167mの山です。 麓から歩道や西国八十八ヶ所の石仏巡りの道が整備されていて、分かり易くなっています。 今回は南側の甲賀山公園から東屋に出て山頂へ向い、 南西側にある宗蓮寺へ降ってから、北西側から再度山頂へ登り、東屋を経て里へ降りるルートを歩きます。
起 点 丹波市氷上町 成松地区
終 点 丹波市氷上町 成松地区
成松地区…甲賀山公園…東屋…甲賀山…宗蓮寺…甲賀山…東屋…成松地区
所要時間 1時間00分
歩いて... 氷上町中央水道配水池がある山頂は、周囲に樹木が茂っていて眺めは良くありません。 標識類は見かけませんが、甲賀山の西側では採番された西国八十八ヶ所の石仏が点々と佇んでいて、ルートを示しています。 山頂から東屋を経て駐車場へ降る道は舗装路ですが、かなりの急坂です。
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コース紹介
成松地区
北近畿豊岡自動車を氷上ICで降りて、県道8号を北上していきます。 氷上交差点を左折して北近畿豊岡自動車の下をくぐり、 京橋西交差点を右折して北上していくと、丹波市役所の玄関を過ぎた所の三叉路の右側に駐車場があるので、 ここに車を止めさせて頂きました。
甲賀山公園
車道に出て右へ進んでいくと、すぐにがあります。 右折して、氷上中学校を左に見ながら軽く降っていくと、またがあります。 右へ進んで「デイサービス 不知庵」の標識が出る道を右に分けていくと、右側の山際にの入口があります。 公園に入って、すぐの所にある白菊稲荷大明神と白瀧稲荷大明神を祀るの前を過ぎていきます。 石段の上にあるの前を過ぎていきます。 トイレの脇を過ぎていくと、「」と題したがあります。 今回歩く道が載っていて参考になります。 案内板を過ぎた先の「甲賀山公園」の石碑がある所が登り口になります。 駐車場から7分ほどの所になります。
甲賀山公園案内
甲賀山は大正3年、八十八ヶ所に大師堂が建立され、毎月21には大師さんの日としてお参りが多かった。 山麓には大護神社、蛭子神社、愛宕神社、八幡神社が祭られ、成松の誇る遊園地であった。 成松ロイヤルクラブは創設間もない時期から甲賀山公園に遊具の設置、アスレチックの設営などの整備拡張に努めてきた。 また当時より甲賀山全山公園化の構想をもち、行政などに働きかけていたが実現にはいたらなかった。 昭和57年、兵庫県が全県全土公園化構想を発表し、公園化実現の道が開かれた。 それを機として成松ロイヤルクラブが連合区、町に公園化を強力に働きかけた結果、 昭和58年、成松連合区(田中栄一連合区長)の全面的支援によって町、県に陳情し採択され、 59年度より工事にかかり、60年度に第一期工事が完成したのである。 工事費は3,000萬円であり、県、成松区連合会、町、中央地区振興会の助成によって賄われた。 将来二期、三期工事が完成すれば、郡内屈指の公園となるであろう。
高岡山歌碑と甲賀山
たかおかに 群れいる人も 諸ともに 千代をちぎりし わかなをぞつむ (歌碑建立 昭和30年7月)
鳥羽天皇、天仁元年(1108)の大當会で、丹波掾、大江匡房が甲賀山を詠んだ歌で、丹波の国・風に書かれている。 高岡山とは今の甲賀山のことで、戦国末期に甲賀の士が砦を構え、 一時居住してから、甲賀山と呼ぶようになった。 また、西部に八十八ヶ所の大師が勧進されてから信仰の山としても皆に親しまれている。
大護神社
祭神天之御中主命
祭日10月10日(祈年祭)
創建元禄12年(1699)
改築 神殿は天保9年(1838)に改築。 その際広島の築城石工を招き風格のある石垣を構築又神殿の彫刻は京都の名工、長谷川佐多朗伊延氏による。
愛宕神社
祭神雷神
祭日8月23日、24日(愛宕祭)
奉祀 古くは堂之場の愛宕灯籠前にて祭儀を行った。 元禄、宝永の頃近郷に飢饉、当町に大火災があり、有志が京都の愛宕神社本宮に参拝祈願し災を免れ、 以来その分霊を迎え区内各町に愛宕灯籠を建立、奉祀す。 愛宕祭りは近隣最大の夏祭りである。
えびす神社
祭神蛭子大神
祭日2月9日、10日、10年毎に大祭執行
奉祀 明治23年2月23日西宮神社の分霊を迎え奉祀す。 以来町内はもとより近隣多数の人々に親しまれ信仰を集めている。
八幡神社
祭神誉田別命
祭日2月17日、18日
奉祀 弘化3年(1846)3月、領主稲垣若狭守の祈願所として領内八ヶ村の要請にて、 京都石清水八幡宮の分霊を迎えて奉祀す。
昭和63年11月3日 成松ロイヤルクラブ
短い石段の先に続くを登っていきます。 程なくして折れ曲がっていきます。 更に折れ曲がりながら登っていきます。 次の右への曲がり角まで来ると分岐があります。 正面の道を少し進んでみると、斜面に続くが横切っています。 歩道は急階段を横切った先へ続いていて行く末が気になりますが、手前のまで引き返してきます。
東屋
擬木の階段が続く歩道を登っていくとがあります。 標識類は見かけませんが、正面の歩道を登っていきます。 尾根が近づいてくると、またがあります。 角には石祠がありますが、中に石仏などは安置されていません。 正面の歩道を登っていくと、すぐに舗装路の曲がり角に出ます。 登り口から7分ほどの所になります。 右側には八角形をしたがありますが、樹木が邪魔をして眺めは良くありません。
甲賀山 (標高167m)
左へ曲がって、を登っていきます。 左右に設置されている朽ち果てたベンチを眺めながら登っていくと、があります。 手前には「災害に強い森づくり」のがあり、傍には朽ち果てたベンチもあります。 看板には「」が載っていて、駐車所からここまで続く舗装路が描かれています。 配水池の左右に道がありますが、左側の道を進んでいくと、採番されたが並んでいます。 甲賀山公園にあった案内板によると西国八十八ヶ所の石仏のようです。 配水池の端まで来ると分岐があります。 登り口から12分ほどの所になります。 右の道は配水池の右側に続く道へ出られます。 角には石仏が安置されたがあります。 背後にあるが立つ辺りが、 地形図に載っている167m峰甲賀山の山頂になるようです。 周囲には樹木が茂っていて、残念ながら眺めは良くありません。
災害に強い森づくり(緊急防災林整備)〜県民緑税の活用〜
平成16年の台風災害を踏まえて、豊かな「緑」を次の世代に引き継いでいくため、 県民共通の財産である「緑」の保全・再生を社会全体で支え、県民総参加で取り組む仕組みとして平成18年度から「県民緑税」を導入し、 防災面での機能強化を目的とした「災害に強い森づくり」を早期・確実に進めています。
整備内容と効果調査  急傾斜地などのスギ・ヒノキ林を対象に、表面土砂の流出を防ぎ、林内の植生を早期に回復させるため、 現場の間伐木を利用した土留工の設置などの森林整備を進めています。
丹波市
小祠の先へ降り始めると、左右に通る道と右から降ってくる道とのに出ます。 標識類はありませんが、曲がって降っていきます。 を折れ曲がりながら降っていきます。 歩道には石仏が安置されたが点々と続きます。 落ち葉に隠れ気味ですが、歩道にはコンクリート柱を埋め込んだようなが見られます。 雨後には滑り易い所もあるので、足元に注意しながら降っていきます。 併せて10回ほど曲がりながら降っていくと分岐があります。 甲賀山から7分ほどの所になります。
右の道は地形図に破線で載っている道のようですが、曲がって降っていきます。 右への曲がり角まで来るとがあります。 左へ分かれていく踏み跡の先にはが見えています。 左の踏み跡は見送って右・左と曲がって降っていくと、大護神社へ続くに降り立ちます。 右へ曲がって降っていくと、左への曲がり角の脇に踊り場があります。 甲賀山から9分ほどの所になります。 踊り場にある石祠には「壹番 釈迦如来」と刻まれたが安置されています。
宗蓮寺
すぐ下に見える宗蓮寺へ向ってを降っていきます。 曲がりながら降っていくと、に降り立ちます。 これまでの参道が終わって道が分り難くなりますが、建物の間にあるへ向っていきます。 渡り廊下の下をくぐると宗蓮寺に出ます。 甲賀山から11分ほどで降りて来られました。 謂れなどを記したものは見かけませんが、禅宗・曹洞宗のお寺のようです。
をくぐって、境内から出ていきます。 右へ曲がって、を進んでいきます。 左へ道を分けていくと、左右に狭い路地が分かれるがあります。 右側の路地の傍にはがあります。 右側の路地に入って山際まで進んでいくと、コンクリート製のがあります。 宗蓮寺から6分ほどの所になります。 設備の左側に踏み跡があるので、ここから甲賀山へ再度登っていきます。
少し右へ曲がって不明瞭になるを登っていくと、 笹が茂る踊り場のような所に出ます。 右側には「急傾斜地崩壊危険区域」の看板があります。 左へ曲がると、が点々と続く明瞭な踏み跡が現れます。 少し進んだ先を、曲がりながら登っていきます。 この辺りには石仏を見かけないので、西国八十八ヶ所の石仏巡りの道からは外れているようです。 右へ曲がって、「氷上町商工会青年部・成松ロイヤルクラブ 創立十五周年記念」のを過ぎていきます。 石仏が安置された石祠が見えてくると、地形図に破線で載っている歩道に出ます。 登り口から5分ほどの所になります。 右へ進んでいくと、宗蓮寺へ降りていった時にあった分岐に出られそうですが、確かめた訳ではありません。
急傾斜地崩壊危険区域
この土地の区域内において宅地造成家屋の新築土採取等の行為をする場合は県知事の許可が必要ですから柏原土木事務所にご相談下さい。
左へ曲がって、落ち葉に埋もれ気味の石段が続くを登っていきます。 少し先を右へ曲がって、石仏が安置されたが点々と続く歩道を登っていきます。 左へ曲がって緩やかに道になると、「十九番 並江寺」のが立つ石祠があります。 小さな鰐口も吊されていて、他の石祠とは少し異なっています。 少し先を右へ曲がって、更に続く石段混じりの道を登っていきます。
甲賀山 (標高167m)
曲がりながら更に登っていきます。 石仏が安置された石祠の手前を曲がって登っていきます。 傾斜が緩やかになると、左側から二つの道が降りてくるに戻ってきます。 手前から続く道を登っていきます。 すぐに傾斜が緩やかになると甲賀山に着きます。 登り口から13分ほどで登って来られました。 右側にはが立っています。
東屋
氷上町中央水道配水池の左側に続くを軽く降っていきます。 建物を過ぎると、「災害に強い森づくり」のや朽ち果てたベンチがある所に出ます。 正面に霧山などのを眺めながら、元来た舗装路を降っていきます。 左右にある朽ち果てたベンチを眺めながら降っていくと、八角形をした東屋があります。 登ってきたのは右の歩道になりますが、 左へ曲がっていくを降っていきます。
成松地区
程なくして右へ曲がっていくと、が広がってきます。 の舗装路を、左・右と曲がりながら降っていきます。 道なりに左へ曲がりながら降っていくと、車を止めてきたがすぐ下に見えてきます。 左側に竹林が現れるとがあります。 脇には、今降ってきた舗装路の注意書きの看板が立っています。 左の竹林にはが続いていて気になります。 正面に続く舗装路から外れて右へ入ると、車を止めておいた駐車場に着きます。 甲賀山から10分ほどで降りて来られました。
この道路は、水道配水池及び甲賀山公園の管理道路です。 一般車輌の乗り入れは、危険ですので固くお断りいたします。
水道課、成松連合区、常楽区