やしろの森
古い神社やお寺のまわりには、大昔からその土地に生えている種類の木が森となっていることがあります。
この森もそのような森のひとつで、コジイやモミがいまでも生えており、一年中緑の葉を茂らせています。
コジイは9月〜10月頃にかけて、クリのような味の食べられる実(どんぐり)をつけます。
また、コジイの実は、動物たちにとって大切な食べ物でもあるので、
動物たちのためにもこの森を大事にしたいものです。
かんざき薬神の森 案内図
薬王子神社周辺や、シイの森やモミの大木、そして静かでひんやりとした空気。
また、あずまやから一望できる、神崎町の田園風景。
そして、花、新緑、紅葉など、四季それぞれの木々の様子。
「かんざき薬神の森」では、このようなさまざまな魅力があります。
薬王子神社の奥、チョウチョの谷と山頂の林間広場を結ぶ道は、健脚向きの道ですが、
その他はのんびりと歩くことができます。
ぜひ、一度訪れてみてください。
みどころ
あずまやや尾根沿いからのながめのほか、「アカマツの林」「やしろの森」「チョウチョの谷」などのみどろころもあります。
また、桜華縁ともつながっているので、お花見もたのしむことができます。
チョウチョの谷
チョウチョの幼虫が大好きな木や草が多く、3月から10月ごろにかけて見られるアゲハチョウやクロアゲハなどがまう姿は、
さながら妖精のようです。
アカマツの林
尾根から広がっているこの林は、まきを取るために利用されていました。
色とりどりの花や実、秋の紅葉が、里山に季節ごとの表情を映し出してくれます。
やしろの森
大昔から生えるコジイやモミが森となって、一年中緑につつまれています。
9月から10月頃には、クリに似た味のするコジイのどんぐりが見つかることでしょう。
たきび、たばこの吸殻やゴミの投げ捨てはやめましょう。
樹木などを大切にしましょう。
【”ひょうご豊かな森づくり構想”に基づく里山林整備事業】
この地区は、地域の皆さん方のご協力のもと、景観や多様な動植物を保全し、保健や森林学習の場に活用するため、
県内の林地を開発した方々の協力金により、森林の整備や歩道の開設などを行ないました。
兵庫県・神河町・(社)兵庫県森と緑の公社