概 要 |
観音の森は多可町中区にあって、奥中地区の里山になっています。
今回は、観音寺を起終点として、真谷見晴らし台を経て福王山砦跡展望台へ登り、
眺望の道・古代ロマンの道から観音寺へ降るルートを周回します。
真谷見晴らし台や福王山砦跡展望台からは街並みや山並みを見渡せます。
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起 点 |
多可町中区 奥中地区
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終 点 |
多可町中区 奥中地区
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奥中地区…観音寺…東屋…東屋…真谷見晴らし台…主尾根…福王山砦跡展望台…ボードウォーク…作業道出合…観音寺…奥中地区
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所要時間 |
1時間30分
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歩いて... |
登りルートは分かり易くなっていますが、急坂があって夏場には大汗を掻きそうです。
降りルートにはシダ類などが茂って道が分り難くなっていますが、
樹木に巻かれたテープを探しながら、何とか麓まで降りることが出来ました。
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関連メモ |
今のところ、関連メモはありません。
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奥中地区
多可町を通る国道427号を南下していきます。
奥中交差点から県道295号に入って西進してまで来ると、
「観音の森」「心経の寺・花の寺 福王山 観音寺」の標識が立っていて右の道を指しています。
右折してすぐの所のY字路を左へ進み、石垣の先にある五叉路を左折して坂道を登っていくと、
「高野山 真言宗 福王山 観音寺」の石柱が立っています。
その先の門柱を過ぎた所の道幅が広がっているので、ここに車を止めさせて頂きました。
右側にはがあって、トイレが設置されています。
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観音寺
先へ続くを登っていきます。
右にある石段を見送っていくと、すぐに観音寺に着きます。
福王山 観音寺
高野山真言宗に賊する寺院で、十一面観世音菩薩を本尊とし、
聖武天皇の神亀2年(725)、行基菩薩の開基と伝えられ、境内には日限地蔵尊が祀られています。
観音寺縁起によれば、『
文化年代(1804〜)、霊夢のお告げによって、境内の楓の古木の下を掘ったところ、
一基の石櫃を発見、その中から石の地蔵尊が一体現れた。
地蔵尊は言わく、「今より後、善男・善女来たりて、丹誠を凝らし、われを祀り、日を限って一心に礼拝祈願して立願すれば、
われの大加持力によって、必ず汝の祈願を叶えよう」との霊告があり、
おそれかしこんで、直ちに祠を建て石仏を奉祠した。
これを日限地蔵と称して、爾来遠近より多くの人々が参詣するようになった。
』と記されています。
境内には、旧「多可郡役所」の門柱が保存されています。
観音寺本堂建立の記
糀屋ダム建設に当り、徳畑地区民32戸は艱難辛苦に耐え大乗的見地に立ち墳墓の地を離れ各地に移住した。
国の計画発表以来30余年の歳月を要し漸く補償交渉も完結し生活の再建安定を得ることが出来たことは一に先祖の残された物心両面の思恵の賜物である。
先祖に対する報思感謝とダムの前途に多くの希望と期待を託し乍らその実現を見ずして物故された諸先輩の慰霊と追善供養のため、
私共の総意を以て菩提寺の境内に浄地を求め本堂を再建した。
その基盤に檀中有志多数の写経を納め、又鎮守天神社の樹齢400年余の檜の銘木を得、
本建築の主材とすることが出来たことは千載一遇の勝縁に外ならない。
茲に本堂建物一宇並に佛具荘厳一切を整えて謹んでこれを観音寺に寄進する。
願わくは本尊十一面観世音菩薩よく我等の発願を納受し四海平穏密教興隆加えて当山の隆昌と壇中の安泰繁栄を護念し玉わらんことを。
右 昭和本堂再建の由来の一端を誌して後世に伝える
平成元年 春彼岸
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東屋
観音寺の左側に続くを登っていきます。
真っ直ぐ登っていくと、道の脇に「観音の森入口」のが立っています。
緩やかで広い所に出ると東屋が建っています。
駐車地から3分ほどの所になります。
中のテーブルには「観音の森 案内図」と題した壊れたが置かれています。
今回歩くルートが載っていて参考になります。
右の方へ進んでいくとがあります。
横に渡された閂をずらして小さなレバーを回せば開けられます。
観音の森 案内図
この森は、奥中の集落の人達に薪や茸などを採る場として親しまれてきました。
昔はコナラなどの薪にする木が多かったと思われますが、今ではアカマツの森が多くなっています。
アカマツは生育している場所により、異なった木や草と一緒に森を作っています。
ここのアカマツの森には、コバノミツバツツジが多く、春にはピンク色の可愛い花を咲かせます。
又、この森には遺跡が多く、山頂からは中町の中心が一望出来ます。
コース |
現在地〜真谷見晴らし台 片道0.4km(約15分)
現在地〜福王山砦跡展望台 片道1.0km(約30分)
現在地〜福王山砦跡展望台〜いにしえの丘〜現在地 2.0km(約1時間)
現在地〜小丸山の丘 片道0.7km(約20分)
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里山のきまり |
・動植物を大切にします。
・ゴミをすてません。
・火事に注意します。
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【”ひょうご豊かな森づくり構想”に基づく里山林整備事業】
この地区は地域のみなさん方のご協力のもと、景観や多様な動植物を保全し、保健や森林学習の場に活用するため、
県内の林地開発をした方々の協力金により、森林の整備や歩道の開設などを行なっています。
兵庫県・中町・(社)兵庫県森と緑のこうしゃ
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防護扉を抜けると、道がに分かれています。
標識類は見かけずしばらく愚考しますが、意を決して右の道を進んでいきます。
程なくしてがあります。
脇には「やまびこの道」の標識が倒れていて、右に戻るように登っていく道を指しています。
標識に従って右の道を登り、少し先を道なりに左へ曲がっていくと、板のないが倒れています。
道の左右に生い茂るが増えてくると、右へ曲がっていきます。
道なりに右へ曲がって、横木の階段混じりの道を登っていきます。
山火事注意!
山歩き 荷物にならぬ 火の用心
兵庫県
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東屋
程なくして、に出ます。
脇にはが立っていて、
左の道は「やまびこの道から真谷見晴らし台へ」、右の道は「み光の道から観音寺へ」、今来た道は「つつじの道からぎふちょうの広場へ」となっています。
正面にはが広がります。
右下すぐの所に東屋があるので、ちょいと立ち寄っていきます。
防護扉から4分ほどの所になります。
東屋にはがあって、中に観音像が安置されています。
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往復2分ほどで標識まで戻って、その先へ続くを登っていきます。
程なくして現れるを登っていくと、「火気に注意」の標識が見えてきます。
道なり右へ曲がって、途切れながら続くを登っていきます。
右に広がるを眺めながら登っていきます。
階段は製材されたものではなく、自然のままの木が使われています。
火気に注意
社団法人 兵庫県治山林道協会
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真谷見晴らし台
曲がりながら続くを更に登っていきます。
息を弾ませながら登って階段が途切れると、傾斜が少しになります。
再び傾斜が増してくる尾根を登っていくとが見えてきます。
標識類は見かけませんが、これが真谷見晴らし台になるようです。
東屋から7分ほどの所になります。
脇には「森は生きている」と題した解説板があります。
へ登ってみると眺めが広がります。
森は生きている
「観音の森」を歩いてみると、 アカマツと コナラがお互いに住まいを分けているような光景に出会います。
アカマツの森が尾根筋に、 コナラの森が谷に沿って広がっています。
コナラはやや湿った土の場所を好むので、谷の上から崩れた土砂が退席している谷筋に コナラの森は広がっているのです。
ただ、この アカマツの森や コナラの森は何時までものこのままではありません。
アカマツや コナラなどは陽樹といわれて、日のあたる所が好きな木ですが、
段々大きくなるとその木の影で、木の下は暗くなりこられの木が育ちにくくなります。
そうすると、 コジイや カナメモチといった日陰でも育つ木が多くなってくるのです。
このような植物の群落(森や林)は姿を変えていくのです。
「観音の森」では、そのことが観察できます。
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見晴らし台からの眺めを確認したら、先へ続く緩やかになったを登っていきます。
しばらく進んでいくと、少し曲がっていきます。
「たき火たばこに注意」の標識がある所を道なりに曲がっていきます。
が露出する所もある尾根を登っていきます。
傾斜が増してくると、ロープが張られるようになります。
真谷見晴らし台から5分ほどの所になります。
たき火たばこに注意
兵庫県
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傾斜がになると、一端ロープが途切れます。
傾斜が増してくると、またが張られるようになります。
両側からシダ類が迫ってきますが、歩く部分には生えていないので助かります。
が剥き出す所を息を弾ませながら登っていきます。
傾斜が緩やかになると、ロープは途切れます。
振り返るとが広がります。
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主尾根
更に続くを登っていきます。
振り返ってを眺めたりしながら登っていきます。
またが現れますが、
段差が高いので腿を引き上げるように一歩一歩登っていきます。
途切れながら続く横木の階段を曲がりながら登っていくと、左右に延びる主尾根に着きます。
真谷見晴らし台から15分ほどの所になります。
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左へ曲がって、緩やかになったを進んでいきます。
少し進んでいくと、次第にが増してきます。
小さく曲がりながら尾根を登って左へ曲がる所まで来ると、が張られています。
息を弾ませながら登っていくと、が見えてきます。
ロープが終ると、小広くなった標高380mほどの山頂に着きます。
主尾根に出た所から8分ほど、麓の防護扉から36分ほどで登って来られました。
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福王山砦跡展望台
中ほどにはテーブル・ベンチが設置されています。
ここが麓の案内板の載っている福王山砦跡展望台になるようですが、その旨の標識は見かけません。
手前の樹木が邪魔をしているのが残念ですが、周囲には山並みを見渡せる眺めが広がります。
脇にはがあって、
中に入っているノートには感想が書き込まれています。
南側には翠明湖に架かるが良く見えます。
北側には僅かに冠雪したが見えますが、
方角からすると千ヶ峰でしょうか。
テーブル・ベンチの下には小型のが置かれていますが、何に使うのでしょうか。
景色を眺めながら、しばらく休憩していきます。
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テーブル・ベンチには半壊したが寄り掛かっています。
90度の角度に開いた板が取り付けられていて、「やまびこの道から真谷見晴らし台へ」、「眺望の道からいにしえの丘へ」となっています。
立っていた時にはどの方角を指していたのか類推してみるに、
真谷見晴らし台から登ってきたので、「眺望の道からいにしえの丘へ」の板は左を指していたことになります。
左の方角にはが茂るばかりで明瞭な道は見当たりませんが、
テープが巻かれた樹木があるので、シダ類を掻き分けながら降っていきます。
少し降っていくと、樹木が伐採された所に、またが巻かれています。
僅かな踏み跡が左右に続いているように思えますが、
左の先に巻かれているテープに向って曲がっていきます。
シダ類や伐採木などが煩わしい所を抜けると、程なくして歩き易い道が現れます。
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右へ曲がって、を降っていきます。
左・右と曲がりながら、を降っていきます。
程なくして、を降るようになります。
尾根の背に復帰すると緩斜地に出ます。
山頂から5分ほどの所になります。
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両側からが迫ってくると、降り傾斜が増してきます。
生い茂るシダ類の下に続くを辿りながら降っていきます。
正面にを眺めながら降っていきます。
傾斜が増してくると、小さく曲がりながら降っていきます。
少し降っていくと、尾根の背を外れて曲がっていきます。
左の先には、テープが巻かれた木が見えます。
山頂から10分ほどの所になります。
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シダ類や松の幼木が茂るを横切るように降っていきます。
右側にはが広がってきます。
生い茂るシダ類を抜けて右へ曲がると、が巻かれた木があります。
またシダ類が茂るようになるを、左・右と曲がりながら降っていきます。
程なくして、小岩が剥き出しています。
山頂から16分ほどの所になります。
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ボードウォーク
小岩を過ぎて降っていくとになります。
正面の樹間に僅かにを眺めながら降っていきます。
植林地の尾根をしばらく降っていくと、傾斜がになってきます。
植林地の終わりまで来ると、シダ類が茂る所にボードウォークが設置されています。
山頂から25分ほどの所になります。
かなりしているので、折れないか心配しながら慎重に降っていきます。
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足元に注意しながらを降っていくと、程なくして終わりになります。
が茂る植林地に出て、左・右と曲がりながら降っていきます。
シダ類が茂って道が分り難い尾根を曲がりながら降っていくと、
「たき火たばこに注意」のが取り付けられた樹木があります。
シダ類の下に続く踏み跡を辿りながら降っていくと、尾根の背を外れて大きく右へ曲がっていきます。
山頂から31分ほどの所になります。
たき火たばこに注意
兵庫県
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作業道出合
次第にシダ類が減って歩き易くなるの斜面を降っていきます。
程なくして曲がっていきます。
テープが幾つか巻かれた樹木まで来ると、曲がっていきます。
次第に緩やかになる道を降っていくと、左右に通る作業道に出ます。
山頂から34分ほどの所になります。
左右の樹木には目印のテープが巻かれています。
振り返って、を確認していきます。
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左へ続く作業道を進み始めると、すぐの所にがあります。
標識類は見かけませんが、右の道は方角が違うようなので、を進んでいきます。
浅くU字形に窪んだ広いを降っていきます。
しばらく降ってになると、窪みのない道になります。
傾斜が増してくる所を左へ曲がっていくと、車止め鎖の先の小橋を渡った所に防護扉があります。
山頂から40分ほどで降りて来られました。
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奥中地区
上下に設置された小さなレバーを回して防護扉を抜けると、正面にがあります。
振り返ってを確認していきます。
右へ曲がって、元来たを降っていきます。
奥中児童公園まで来ると、車を止めておいた駐車地に着きます。
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